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07:00
『がっぷりキスをして』

結びの一番が終わるときに そばにいてね
弓取り済ませたら がっぷりキスをして

そっと烏帽子立てて 草履はいて 土俵上がるね
裁きを終えたなら がっぷりキスをして

取組の前には 時間を言うから 声を掛けるから
手をついて腰下ろして まだまだまだ まだまだまだ
ハッキヨイのこった

第四十代 式守伊之助
こなたは
タテ行司と呼ばれる人

この相撲一番で千秋楽に ござりまするから
物言いなんていらない
烏帽子外し 草履脱いで がっぷりキスをして

この出会いが 差し違えでも ハッキヨイのこった




◆これは貴乃花親方の行動が生んだ変化かもしれない!

混迷つづく角界にまたひとつ衝撃が走りました。5日深夜、全国を雷鳴のごとく駆け抜けた「立行司・式守伊之助が若手行司にセクハラ」の報。「行司にも女性っているんですか?」「いないです」という質疑応答を同時多発させながら、またしても角界の闇が明るみとなったのです。

<半裸の男たちの股間を真剣に覗き込む式守伊之助の図>




世の中には性的な意志とは無関係に、宴席で盛り上がってキスをするオッサンもいるでしょう。それを笑って受け流す若手もいるでしょう。面倒だから訴えないという選択もそれはそれで本人の意志です。当人どうしの関係性によっては「水に流す」ことも大いにあり得ます。すべてを通報し、すべてを取り締まれなどというものではありません。

ただ、流すことを最初から念頭に置くのは話が違うでしょう。

日本相撲協会からの発表では、「5日夕方に相撲協会に報告があった」とされています。そして伊之助は「泥酔していたので覚えていない」と述べたと。この短時間で当事者の一方がその状態では、とてもまっとうな調査などできていないように思わざるを得ません。しかし、「伊之助が男性側に謝罪をした」ということと「男性側が被害届を出す意向はない」ことを協会は速やかに発表しました。

本件を知ったのが本当に5日夕方で伊之助の証言があの内容なら、「こういうことがあったようで、危機管理委員会で調査中です」までしか言えないのが自然です。そして、被害を受けた男性側に「処罰を求める意向」や「被害届を出す意向」がないことは、日本相撲協会が発表する話ではないでしょう。それは男性側が人生の選択として決めるべきことであり、協会が言えるのはせいぜいが「すでに被害届が出ている」「現時点では被害届は出ていない」という事実関係だけのはず。

さすが、被害者側の聞き取りもできないうちから「ほぼ全容を解明できた」などと言ってしまう危機管理委員会と唸るほかありません。この迅速さには、危機管理がよくできているというポジティブな感情とはまったく正反対の、臭いモノにフタをするときの猛烈な速さだけが薄ら寒く感じられます。「あぁ、きっとこうやって今までも脈々と粛々と内々に処理してきたのだろうな…」と。できれば内々に処理したい感を未練がましく見せるあたり、引きつづき闇は深いなと思います。

それでも、まるで変化がなかったわけではありません。

これまでなら内々に処理されてきただろう「何気ないちょっとした性犯罪(※八角理事長風の表現)」が、内々に処理されるのではなく表沙汰になるようになった。内々で済ませたい協会ですら、公表せざるを得なくなった。それはひとつに、そうして内々に処理することや、のちにそれが露見することのほうが、より問題とリスクのある行為だという意識が角界にじんわりと広がっていることの表れなのだろうと思います。

そうした内々体質を正し、一般社会と同じ感覚を持たなければ、闇の中でより深刻な問題が生まれかねません。以前、実際に生まれたのと同じような取り返しのつかないことが。その意味では、今回の件は良い話ではもちろんないのですが、底辺から少しずつ変わり始めている動きだと、前向きにとらえておきたいと思います。こうした動きが生まれるのであれば、「隠ぺいも面倒臭いものだな」と気づかせた貴乃花親方の戦いにも意味があるというものですからね。

↓取り返しのつかない問題が生まれる前に、風通しをよくしなければならない!
【こんな角界はイヤだけど、今はこうなんじゃないかなの想像】

理事会:「これはどういうことだ!」

理事会:「警察に届け出ないのはよいことだが」

理事会:「報告が遅いじゃないか!」

理事会:「警察に届け出てないから許すけど」

理事会:「報告は迅速にしないといけない!」

理事会:「本来ならお前も」

理事会:「お前の部屋の師匠も」

理事会:「報告しなかった罪で降格だぞ!」

理事会:「警察に届け出てないから許すけど」

理事会:「だって一番先に知っておかないと」

理事会:「揉み消せないだろうが!」

理事会:「マスコミに急に取材されたりしたら」

理事会:「ビックリするだろうが!」

理事会:「それにしてもまた巡業中か」

理事会:「誰だ巡業の責任者は」

理事会:「たーかーのーはーなーか!」

理事会:「貴乃花は何をやっておったんだ!」

理事会:「あぁ、報告しなかった罪と」

理事会:「白鵬に嫌われた罪で」

理事会:「巡業部長の仕事を停止したんだった」

理事会:「チッ、そもそもアイツが」

理事会:「警察に届け出なければ」

理事会:「こんなことにはならなかったんだ!」

理事会:「貴乃花許すまじ!」


【そのうちこうなるかもしれない】

横綱:「説教は愛のある言葉でやろう」

立行司:「この想いは胸に秘めておこう」

理事会:「何かあったらすぐに公表しよう」

貴乃花:「あ、着信だ。もしもし花田です」

一歩ずつ変わろうとするなかでは、いろいろなことも表に出てしまうもの!

それを前向きに受け止めたい!



なんかもう逆に初場所がどうなってしまうのか楽しみです!