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08:00
裏切り者…じゃなくて改革の志士を探せ!

衆議院の総選挙並みの注目を集めた日本相撲協会理事選が終わりました。10の席に11人が立候補した選挙戦は、貴乃花親方が2票で最下位となり、落選しました。自分の弟子が殴られたのでブチギレたら、理事も解任され、理事選でも落選するというのは、まさに村八分のよう。非常に残念です。

↓写真を選ぶときの楽しそうなスタッフの顔が浮かぶセレクト!

変顔コレクション秘蔵の一枚www

「貴乃花がどうなろうがどうでもいい」という読売グループの気持ちを感じるwww

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しかし、暗い話ばかりではありません。

貴乃花一門は貴乃花親方本人を含めて基礎票を11票持っていました。事前情報では阿武松親方に候補を一本化し、貴乃花親方は「選挙をやることに意味がある」「自分の1票だけでいい」「みなさんは阿武松親方に入れてください」と語り、落選覚悟の決意の出馬であったことが明らかとなっています。つまり本来予想される結果は「阿武松親方に10票、貴乃花親方に1票」であった。

ところが開票結果は「阿武松親方8票、貴乃花親方2票」でした。総数10は基礎票からマイナス1のようでありますが、これは「一門の票から外に2票流れ、逆に外から1票入ってきた」と見るべきでしょう。流れた2票は貴乃花のアタマデッカチに嫌気をさした離反票のようにも思われますが、どうもそうではなさそうです。

そのことが感じられるのは、同じく選挙となっていた副理事選。コチラには貴乃花一門から錣山親方(※寺尾)が立候補していました。結果は落選でしたが獲得票数は14ありました。隠れ寺尾シンパがいた可能性はもちろんありますが、普通に考えれば一門の11票は結束したうえで、さらに「外からプラス3あった」ということでしょう。

では消えた2票はどこへ行ったかというと、山響親方に流れたと考えられます。そもそも山響親方は貴乃花親方に近い存在です。山響親方自身は出羽海一門の所属ですが、故・北の湖親方の直系であり、山響部屋自体が北の湖親方の急逝にともない部屋を継承したもの。北の湖親方の意向を継ぐ形で、後継の貴乃花親方とつながっていると目されているわけです。

山響親方も票数的に苦しいとされており、仮に貴乃花親方に大量のシンパが集っても、山響親方が落選すれば実質的にはプラスはありません。それもあってか、今理事選を前に貴乃花親方は自身の影響下にある名跡・音羽山を、山響部屋の北太樹(※引退)に譲っています。これも事実上の選挙協力と言えるもの。貴乃花一門としては、阿武松親方と山響親方を当選ラインに乗せたうえで、もしも他一門から大量の造反者が出たときは、貴乃花親方がそれを受けて「3席」を取る…といった目論見だったでしょうか。

貴乃花親方は落選となりましたが、これは戦前の想定通りであり、「勝ちでもないけれど負けでもない」という結果。むしろ、これだけの各一門内での締め付けがあるなかで、1票増えたというのは悪くない結果です。そして、世間的には「改革の意志を持つ貴乃花親方が守旧派によって締め出された」というイメージになることも好材料。

ここで一旦、現体制と距離を置いて政局をうかがう。そして、本来の責務である貴乃花部屋師匠として、貴ノ岩・貴景勝ら期待の力士を大成させる。地に足をつけた活動を重ねるなかで、もう一度機会を待ちましょう。平成の大横綱・貴乃花には必ず出番があります。相撲の危機には、きっとお声が掛かる。大丈夫なときは面倒臭いが、大丈夫じゃないときには必要になる…そんな人材のはずです。

改革の火を絶やさぬように燃やし、人間として指導者として叩いても埃の出ない日々を過ごし、「でー、かいかくってー、ぐたいてきにはー、どうすればいいんだろう?」を考案・実行してくれる仲間を増やし、立派な神輿となる。それが当面、貴乃花親方にできること。故・北の湖親方もそうでした。トップとはそれでいいのです。方針を決めて、断行し、責任を取る。それがトップの仕事であり、トップに必要なチカラは十二分にあることを、貴乃花親方は行動で示してきました。

あとは黙っていても仕事が進む仕組みさえあれば、必ず立派な理事・理事長となれるはず。

僕は隠れ貴乃花一門として、これからも貴乃花親方を応援しつづけます!


◆隠れ貴乃花一門が誰なのか、勝手に認定するぞ!

さて、貴乃花親方に入った1票。これははたして誰なのでしょう。味方なら早く言ってほしいし、言えないまでも誰だか知りたい。無記名のラブレターの差出人を探すような気持ちで、今回の選挙結果を見ていきたいと思います。

まず、基本情報の説明から。理事選の選挙権があるのは年寄…いわゆる親方です。親方たちはそれぞれバラバラに行動しているのではなく、一門という派閥を形成しています。貴乃花一門には8人の年寄がおり、さらに錣山親方ら3人の無所属年寄が合流したため、基礎票が「11」とされているわけです。

そして、親方にも格付けがあり、部屋を構えて一国一城の主となっている「師匠」と、その部屋の指導員として所属している「部屋付きの親方」がいます。部屋付きの親方は立場的には弱い傾向であり、一般論で言えば師匠の方針に沿って部屋単位で行動をともにするもの。もしも一緒に働いているヤツから造反者が出れば、ゴルフクラブで殴打しながら「出て行け!」となるのは自然ですからね。

たとえば、今回の理事選前に世間では総スカンとなった春日野親方ですが、春日野部屋は師匠である春日野親方に加えて6人の部屋付き親方がおり、自分の部屋だけで7票を持っているのです。当選ラインが9票とされるなかで、自前で7票を持っている大所帯。これで落選せよというのが無理な話。立候補が一門内で承認された時点で春日野親方は「当確」なのです。

また、年寄となるために必要な年寄株は、必ずしも本人のものとは限りません。ほかの所有者から借りる形で年寄となる「借株」という形態があります。原則禁止とはなっていますが、やむなく株を借りるケースも多く、それは当然本来の所有者の意向が影響する可能性があります。「株返せ」と言われたら、それでオシマイなわけですから。

借株を検討すると、「隠岐の海の持つ君ヶ濱は、高砂⇒出羽海に貸し」「千代鳳の持つ佐ノ山は、高砂⇒時津風に貸し」「嘉風の持つ中村は、二所ノ関⇒出羽海に貸し」「元・春日富士の遺族が持つとされる春日山は、時津風?⇒出羽海に貸し」など、建前と本音が違うかもしれないケースもチラホラ。なかなか票読みは難しいところです。

↓そのあたりを踏まえて、今回の選挙結果を見ていきましょう!

さぁ、裏切り…じゃなくて改革の志士を探すぞ!

造反…じゃなくて改革の志士を探すぞ!



●二所ノ関一門:完璧な統制力を発揮(増減ナシ)
わかりやすいところからいきます。二所ノ関一門は現在所属する年寄は20人。有力者は前理事の尾車親方と、同じく前理事の二所ノ関親方です。2016年の選挙ではふたりが立候補してともに当選となりました。ただ、今回は二所ノ関親方が自転車転倒で療養中ということもあり、新たな候補は誰になるのかという一門内争いがポイントでした。

勢力的には元琴ノ若の佐渡ヶ嶽親方が、部屋内に4票を抱えており強みがありましたが、年功序列・現役成績などを考慮すると、時期尚早というところでしょう。無難に元大乃国の芝田山親方が立候補することになりました。

投票結果は尾車親方10票、芝田山親方10票という票読み通りの完璧な形。嘉風の持つ貸し株を動かす必要もなく、一門内の統制が100%保たれていることが明らかとなりました。一門の拘束…じゃなくて結束は固そうですね!誰ですかね、琴ノ若は貴乃花シンパなんて言ってたのは!琴ノ若は一門を裏切ったりはしません!


●時津風一門:票あまりで恩の売り時(マイナス5票)
自前で4票を抱える時津風部屋を中心とした勢力で基礎票は16。かつては貴乃花親方と近かった時津風親方ですが、今は袂をわけた模様。その影響もあってか、理事選を前に錣山親方ら3親方が時津風一門を離れて無所属となっています。ちなみに時津風親方は野球賭博をやっており、八百長問題でもミソがついた人物。現役実績もとぼしく、一門内で推されるのは難しそうです。

今回は前理事の鏡山親方ひとりが立候補し、余裕の当選となりました。現役実績で言えば元大関・霧島の陸奥親方あたりも有力な候補ではありましたが、陸奥親方はちゃんこ屋も繁盛しているので、あまり協会運営には関心がないようす。年功序列の実績順で元関脇・多賀竜の鏡山親方が理事に、元関脇・逆鉾の井筒親方が副理事に立候補となったようです。

ということですので、時津風一門から貴乃花一門への支援はナイと考えるべき。支援する気があるなら、寺尾と一緒に出ているはずです。鏡山親方が11票獲得ですので、余った5票は貴乃花一門以外の候補に貸して、恩を売ったでしょうか。もしかして、応援は4票だけで、九重親方の指示で佐ノ山株は独自に山響親方に流れたかもしれませんが。


●伊勢ヶ濱一門:票が減ると思ったら逆に増えていた(プラス3票)
日馬富士暴行問題で辞任した伊勢ヶ濱親方も所属する伊勢ヶ濱一門は、基礎票が9票。以前の選挙では、少数派閥でありながら2人の候補者を立てるという派閥内争いも演じました。今回は伊勢ヶ濱親方が立てるはずもなく、前回落選となった高島親方(※睨昌魁砲里澆僚佛呂任后

一部では「民事訴訟をチラつかせて貴乃花が伊勢ヶ濱部屋の2票を得る」という憶測もありましたが、フタを開ければ造反者はなかったもようで、外部からの支援も含めて無駄に12票も集めてしまいました。まさかのトップ当選には、「裏切りにビビリすぎ」「疑心暗鬼なのに固い結束」「睨昌海辰特だっけ?」という声もあがるほど。

副理事選では二所ノ関一門の花籠親方(※大寿山)、出羽海一門の藤島親方(※武双山)、時津風一門の井筒親方(※逆鉾)、実質貴乃花一門の錣山親方(※寺尾)が立候補しており、伊勢ヶ濱一門は候補ナシとなっています。時津風一門との互恵関係は理にかなうところ。利害一致の選挙協力と言えそうです。


●出羽海一門:選挙は数、数こそ正義(プラス4票)

33人の年寄を抱える最大勢力・出羽海一門。自前で7票を抱える春日野親方(※栃ノ和歌)、自前で5票を抱える出羽海親方(※小城乃花)、自前で4票を抱える境川親方(※両国)、そして自前は2票の山響親方の4親方を擁立し、4人とも当選となりました。

4親方の得票数は春日野9票、出羽海9票、境川11票、山響8票と合計で37票に及びます。貴乃花一門から山響親方に流れた2票を計算に入れても、さらに2票が流れてきている計算です。

伊勢ヶ濱一門のプラス3票と出羽海一門のプラス4票を、時津風一門のマイナス5票と貴乃花一門のマイナス2票でガッチャンコするとちょうど計算が合います。時津風一門から理事となった鏡山親方は、ふたつの一門に恩を売り、協会内での足場を固めることに成功したと言えそうです。相撲ではそこそこでしたが、政治力では鏡山親方というのは大した手腕です。まさに危機管理部長の要職にふさわしい!

↓危機管理部長のほかに選挙管理部長も襲名させたい働きぶり!

「投票用紙もってきましたー」
「ハイ、ここに高島と書いてください」
「高島屋じゃないです、た・か・し・ま」
「あと、こっちには山響と書いてください」
「毎度ありがとうございましたー」


●高砂一門:改革の志士がひとりいる!(マイナス1票)
八角理事長の支持母体となる高砂一門。しかし、2014年の理事選では当時の九重親方(※千代の富士)が得票5票の最下位で敗れるなど、鉄の結束がある一門とは言えません。千代の富士の人望がなかったという話もありますが、もともと高砂一門は本流である「高砂系」と、あとから合流してきた「九重系」で形成される一門。高砂一門にすれば九重系は外様なのです。

本来ならば、本流である高砂系から高砂親方(※朝潮)が立つべきなのでしょうが、朝青龍問題やら本人のやる気やら諸問題があって、現在は静かにダラダラしているという状態。高砂系が8人で九重系が4人なのに、理事は九重系から出るという微妙なバランスで八角理事は成り立っています。

今回は基礎票12票のところが、八角親方の得票は11票。基礎票の数からすれば、他一門の応援を取りつけるほどではありませんし、これで応援が必要ならもはや理事長としての求心力さえもアヤしい。自分の一門を束ねて、外に貸せるぐらいでないと本来はいけない。ここは純粋に高砂一門から1票が外に出て、貴乃花親方に入ったと見るべきでしょう。裏切り…じゃなくて改革の志士は高砂一門にいます。

まず、高砂系からの造反者の可能性は低いと見ます。ゼロとは言えませんが、造反するくらいであれば「高砂系」から候補を立てるのが筋ですし、貴乃花支援という意味でもプラスです。朝潮とか高見盛とか、落語界で言えば「林家」みたい面々が政局で動く気もしないじゃないですか。「面倒事は八角さんが引き受けてくれるらしいぞ」「よかったー」「委任状ポイー」のほうがしっくりきます。

残るは九重系の4年寄。八角本人の造反はあり得ないでしょうから候補は3人。一番可能性が高いとされるのは自身の娘が貴乃花親方の息子と結婚している陣幕親方(※富士乃真)。しかし、よく考えるとココで造反というのは不自然です。陣幕親方は八角部屋の部屋付き親方であり、八角親方に世話になっている立場。正面切って戦っている選挙で造反すれば、部屋での立場はありません。

確かに貴乃花親方の息子と、陣幕親方の娘は夫婦なのでしょうが、それとこれとは別問題。相撲と血縁とは無関係というのは、貴乃花親方自身が生き様で示してきたことのはずです。それでも造反するというなら、袂をわけて貴乃花一門に合流するのが筋というもの。どうせ部屋付き親方なのですから、八角部屋から貴乃花部屋にいくのも身軽なものです。それは以前から非・八角との噂が絶えない谷川親方(※北勝力)も同様。

やはり裏切り…改革の志士・最右翼は九重親方(※千代大海)でしょう。先代・九重と八角親方の決裂から、現・九重も反・八角と見られていますし、何より一国一城の主として立場が強い。九重部屋は初場所でも5人の関取を抱えており、地盤がしっかりしています。経済的な部分も含めて、「部屋付き」という立場の親方ではできない決断も可能でしょう。

↓九重親方は理事選直前に思わせぶりな精神論をつぶやいていた!


(これは貴乃花応援だと解釈して貴乃花派殺到)

選挙前:「さすがです!」
選挙前:「ありがとう親方!」
選挙前:「カッコいい!」

(理事選で貴乃花親方2票のため、親戚の陣幕親方は絶対に貴乃花に投票したと信じる人が千代大海を裏切り者認定)

選挙後:「あんたにはがっかり」
選挙後:「失望しました」
選挙後:「信じた私がバカでした」

うわあああああ、何か手の平返しされてるwww

貴乃花に入れると思った人たちが、貴乃花落選で怒っているwww

いや、僕はまだ信じますよ、千代大海を!

自分は山響親方に入れて、千代鳳を動かして佐ノ山票を貴乃花にまわしてお茶を濁すなんて中途半端はしないと!


↓どうでもいいけど、このテレビ「左向いているチヨス」と「右向いてるチヨス」で株を貸し借りしていることにしてるwww

その写真はどっちも千代大海だwwww

自分から自分に貸してることになってるwwww

仮想年寄株取引でもやってんのかなwwww

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このような検討をもちまして、僕は九重親方を隠れ貴乃花一門に認定することにしました。自分は誰に投票したなんて野暮なことは言わないのでしょうが、いつか機が満ちたとき、必ず千代大海は動くと信じています。そのときこそ、高砂一門を背負う千代大海と、貴乃花一門を率いる貴乃花とで黄金タッグを組んでほしいもの。嫌いな神輿を担ぐより、何考えてるかわからない神輿を担ぐほうが、気分もいいでしょうからね!




そもそも「親戚だから」投票されるような神輿なら、若と絶縁してません!