このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
07:00
4年間の生き様が問われる日がやってきた!

いよいよ今日、平昌五輪が始まります。開会式は9日夜ということになっていますが、それは五輪憲章で「期間は17日間ね」と決まっているから建前上9日からと言っているだけで、8日から一部競技がスタートしているのですから、もう始まりです。夢の舞台、人生を懸ける舞台、熱く見守りたいと思います。

ワクワクしつつ、心の片隅にはとうとう来てしまったなという気持ちもあります。今大会最大の熱量で見守る予定の羽生結弦氏は、昨年のNHK杯での怪我以降ついに僕らの前に姿を見せることなく、五輪開幕を迎えることになりました。一般論で言えば、決してプラスな流れではありません。何事もなく、元気いっぱいで、すべての大会に参加し、グローリーロードを歩んでくるほうが心配は少ないでしょう。

ただ、羽生氏に限らず、運命というのは得てしてこんなもの。都合よく順風満帆なんてことはありません。好都合・不都合、いろんなことが起きます。これはすべての選手にとってそうです。世界は自分の思い通りにならないのが当たり前ですから、思っていたのと違ってしまうのはどうしようもないことなのです。

しかし、世界がどうなっていても、自分だけは自分のものです。向き合えば逆風となる風も、背を向ければ追い風です。すべては受け止め方次第。たとえば「怪我をした」という一面では不都合な出来事も、怪我の箇所以外は休養十分であるとも言えるし、祝典やイベントなどの雑事に煩わされない環境に身を置けたということでもあるし、ノロウイルスの様子がわかるまで近づかないでいられたということでもあります。あと、氷点下20度の屋外型開会式で冷やしこまれずに済んだということでも!

↓「自分の挑戦で怪我をする」のと「気がついたらノロ」の二択なら、怪我のほうがマシ!

もしノロになったら思考の整理ができないでしょうね!

「ノロ出したらアカンやろ」って他人を責めてしまう!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

an・an (アン・アン) 2018年 2/14号 [雑誌]
価格:549円(税込、送料無料) (2018/2/8時点)



僕は、五輪の「魔物」とは、自分の心に棲むものだと思っています。

魔物は石を投げたりしませんし、足を引っ張ったりもしません。魔物にとらわれる選手というのは、冷たい言いかたをすれば「自分で・自分に・勝手に」負けているのです。惑わされない方法は、たったひとつしかありません。「今できることを全精力で今やる」という歩みを4年間やりつづけること、それだけが魔物と呼ばれるモノを打ち消す方法です。

魔物にとらわれチカラが「出せなかった」と嘆くのは、何かが足りなかったと自分で悔いているからこそ。本当にすべてをやり尽くして、後悔のない歩みをした選手は、チカラが「及ばなかった」と思うのです。及ばないのは相手がいる戦いである以上、しょうがないことです。相手に負けるのはしょうがない、でも自分に負けるのはやり切れない。やり切れないうえに、その原因が自分にあることを認めたくない、そんな気持ちのときに「魔物」というファンタジーが引っ張り出されるだけです。

「しょうがない」の境地に至るためには、現時点の力量ではなく、4年間の生き様こそが問われます。これからベストを尽くすのではなく、これまでベストを尽くしてきたかどうか、です。魔物は試合が始まる前に待っています。4年間を見定めるようにして。

その意味で、2回目の五輪こそが本番なのです。

夢の舞台に憧れるだけでなく、その大きさ・怖さも知ったうえで、次の4年間のスタートを誰よりも早く切れる。1回目の五輪で感じたものが、「次の4年間は何ひとつ楽しくなくてもいい」という覚悟をさせる。そうやって4年間を過ごしてきた選手が臨む五輪こそが大本番なのです。

今回の日本勢は、そうした骨太な選手たちの集まりです。栄光を知って、その責務を背負ってきたもの。挫折を知って、再び立ち上がってきたもの。何ひとつ楽しくない4年間を過ごすに十分な理由を持った選手たちが、実績・力量ともに十分なチカラを備えて平昌にいる。史上最強、史上最高の布陣だと思っています。

ベストを尽くす時間はまだ残されています。現地に入ってから「ここまできたらやるしかない!」なんて言い出すのは、ベストを尽くせていない選手の行動パターンです。「ここ」なんてタイミングはありません。「ここ」は遅くとも4年前には始まっており、自分のプレーがすべて終わる最後の一瞬までつづいているのです。寝ること、食べること、休むこと、すべてを抜かりなくつづけてほしい。最後の一瞬まで。

↓「開会式の思い出」よりも「自分の試合の思い出」のほうが遥かに重いのだから、厳しい決断もときには必要です!






記者:「指先が凍傷で感覚がない」
観客:「最後まで見ていられない」
選手:「カナダ人が言うのもなんだけど悪夢だ」

残念だけど寝よう!寝てしまおう!

ベストを尽くすなら「地元で合宿⇒自分の試合直前に現地入り」だと、一応進言しておきますね!


↓開会式で配布される防寒6点セットが冬物福袋くらいの感じで、すごく心強い!



アメリカは「ヒーター機能付き上着」を持ってきたらしいぞ!

「下町ヒーター機能付き上着」とかがあれば、今からでも採用されるかもしれない!


↓意外に大丈夫説でイケるつもりが、全然大丈夫じゃない顔になっている例も!



ウサギ:「毛皮反対!寒い!」
ウサギ:「毛皮絶対反対!寒い!」
ウサギ:「毛皮絶対絶対反対!寒い!」

「ヒートテックだから大丈夫」派みたいになったwww

誰かこのウサギさんに防寒6点セットあげてwww



とにかく、納得して終われる大会になってほしい。願いはそれだけです。結果は、まぁいろいろでしょうから、金も銀も銅もメダルナシもあるでしょうが、納得できるものであればそれでいい。4年間の日々がそのままの形で出るような真っ直ぐな終わり方であれば、どんな結果でも次の4年間に遺るものがあるはずです。

どうでもいい大会なら「もっと面白くなれー」と願う僕も、内なる悪魔と戦いながら五輪の日々を過ごしていこうと思います。「誰かにだけ妙に有利な風」「壊滅的ノロ」「ついに最後まで暖房は直らなかったか」「ワタシ係員なんですけどコースの指示を間違えちゃいました」「気を利かせて伝統の漢方薬を食事に混ぜたら、まさか陽性反応が出るだなんて」「うわぁ、電光掲示板が天井から落下してしまったぁ」「うわぁ、電光掲示板修理作業員が落下してしまったぁ」「ドローンの操縦って意外に難しいものですね!」「えっ、氷って平らじゃないとダメなんですか」「えっ、カーリングの氷って平らじゃダメなんですか」「仮設席にこんなに人を入れたらそりゃ崩れますよ」「なるほど、このスピードだとソリがコースから飛び出すのか…」「テロだと思ったので躊躇なく発砲したのですが…」「アイスホッケーが負けた!面白くない!テポドン発射!」みたいな出来事がひとつも起こらないよう、心から祈ります。邪念は開幕前に吐き出して。

すべての選手に幸あれ。

僕の推しにめっちゃ幸あれ。

忘れられない平昌五輪になりますように!


今回はアプリでの生中継が多いので、出勤日も会社で見ましょう!