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07:00
遅いよ!!

やっと、きてくれた。抜け落ちた大きな穴に大切なピースがはまった。平昌五輪へ向けての壮行式や祝賀イベントが過ぎ去り、開会式が終わり、大会も4日目に入ったという本当のギリギリのギリギリになって今大会最大の輝きが帰ってきてくれました。羽生結弦氏、王の帰還。僕が宿舎で出迎える立場の人間なら、フィギュアスケートのコーチがやる感じで、おデコごっつんこしながら「遅いよバカ…」と泣きたいような気持ち。高ぶりすぎて本格的頭突きになってしまいそうですが…。

この日、現地入りするということは伝えられていたものの、何時にどこにくるのかはまったくわからない。一般論で言えば仁川の空港に入るのでしょうが、これまでの極秘調整ぶりを考えると、0.1%くらいは「極秘裏に海路で入国」みたいなこともあるんじゃないかと思ってしまう。それは半信半疑というか、夢幻というか、長すぎる不在に存在の実感を失ったための気の迷いだったように思います。

「本当に来るのだろうか…?」

もちろん不安があって怯えていたわけではありません。ここまでの過程で確実に状態は上向いてきており、ただ万全に万全を期すためにギリのギリまで本拠地での調整をつづけてきたことはわかっています。ただ、わかっていれば大丈夫かというと、そうでもないのが人情。どんなに通じ合った夫婦でも定期的に「愛しているよ」と言ってほしいように、声が聴きたい、姿が見たい、「見てろよ」と言ってほしい。乾いていました。心が。その乾きを受け入れることが、応援になるとはわかっていても…。

↓ブライアン・オーサーコーチのコメントで渇きを癒す日々…!


見くびらないかわりに、ビクンビクンしてます!

途中経過はまったく報告しなくていいから、しっかり仕上げてください!

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11日はフィギュアスケート団体の競技が集中的に行なわれた日でした。

日本勢は男子シングルの宇野昌磨クンが全体トップでショートを終えて10点、ペアの須崎海羽・木原龍一組も全体8位でショートを終え、しかも曲目の「Yuri on ICE」が注目されて世界でそのことが報じられるなど上々の序盤戦でした。

その勢いは11日もつづいており、村元哉中・クリスリード組は名だたる世界の名カップルのなかで後半グループに割って入り、笑顔と華やぎと年長者の落ち着きで堂々の全体5位。ポイントや順位では男女シングルに依るところが多い日本ではありますが、「日本チーム」を牽引するのは間違いなくこのカップル。チームを決勝へと押し上げる素晴らしい演技でした。

しかし、女子シングルのショートではわずかな不安も。ショートを任された宮原知子さんは本人的には会心の演技だったはず。見た目にも美しく、初五輪という緊張のなかでもチカラを十分に発揮できたように思われました。ところが、採点は68.95と伸びきらないものでした。これには本人も疑問符を浮かべ、直前までの笑顔も消えました。

確かに映像をスローで見返すと、冒頭のコンビネーションンジャンプは回転が少し足りていないかもしれない。そして、不思議なGOE評価「-3」がついたループは直前の「ステップから直ちに入る(※これが満たされないとSPではGOEは-3)」の部分でタメが長すぎたかもしれない。「厳密にやります」と言われたら、そうなるのかなという感じはあります。

とは言え、決して気持ちのいい納得感ではありません。首を傾げないように何とかこらえる宮原さんと、不満を見せても意味がない場面と知って笑顔を作るコーチが、不憫でした。直後の選手のプロトコルなどを見ると、「ボタン押し間違えてませんか?」と思わなくもありません。ペアのフリー演技で「ごめん!」と言いあうような出来栄えとなったあたりも含めて、日本勢にとっては少し残念な日になってしまっていました。

↓坂本花織さんの謎の公式練習不参加問題は無事に解決してよかったけれど!
<姿を見せなかった期間はソウルで練習を積んでいたと語る花織さん>


<団体戦の応援や公式練習にも姿を見せ、一応大丈夫そう!>


<ピンバッジを集めに飛びまわっていた説も>


団体戦フリー、ドーンといっちゃえ!

5分の3でメダルのチャンスだ!

「ロシア女子には勝てない」なんて風に、僕は思ってない!

勝負の土俵には立っているぞ!

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少し明るい話題がほしい…羽生氏の到着はまさにそんな絶妙なタイミング。欲をかけば、応援席にずっと居てほしかったし、開会式も防寒のうえで出てほしかったし、団体戦での演技も見たかった。ずっとそこに居てくれたほうが心強かったことは間違いありませんが、とにもかくにも現れてくれたことが何よりも明るい話題でした。

状態はまだわかりません。公式練習を見てもわからないでしょう。足の状態が100%の完治であるなら、公式練習はハードにくるかもしれませんが、そこまでできるならもっと早く現地入りしているでしょう。「50」なのか「99」なのか数字はともかくとして、「100」ではないからこそギリのギリまで本拠地に留まったはずです。その意味では、公式練習はかなり低めにおさえ、どこまでいっても「99」止まりでしょう。100を出すのは試合本番、ショートとフリーの2回だけ。それが本人と周囲の決めた道のはず。

しかし、兆しとしては間違いなく明るい方向であると、到着後のわずかな時間で確信を持てました。怪我のあとには松葉杖で歩くようなところも見せていた羽生氏が、この日はスタスタ歩いてきていました。どうにもならないほど壊れたまま、という最悪のパターンはまずもってナイ。それは明らかです。

そして、コメントの内容は言葉を選びつつも、確実に上向いてきています。僕が長年に渡り、競馬の厩舎コメント精読で磨いてきた陣営動向の察知からすると、「勝ち負けで言えば、勝てる」というところまでは自信を持っていることがうかがわれます。真の希望である史上最高・空前絶後・永久不滅の演技ができるかは定かではないものの、勝ち負けの手応えはある。オーサーコーチあたりは「この暴れ馬が素直に言うことに従うぶん、グッドコンディション!」くらいに思っているかもしれない、そんなことを感じるほどに。

↓ユヅルハニュウ号に関する羽生調教助手の状態コメントは徐々に上向いてきている!

<テレビ朝日ビッグスポーツ賞コメント:気持ちの話のみで状態や勝敗についての言及ナシ>
平昌五輪に向け強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね、自身を超え続けたいと思います。



<NNNドキュメントコメント:怪我は過去形となり状態上向き、連覇への意欲を見せるも、勝敗への言及ナシ>
オリンピックは2度目ですが、初めて挑む気持ちでいます。2連覇へのプレッシャーもありますし、誰よりも自分自身が一番期待しています。

私が怪我をしている間に、たくさんの方がメッセージをくれました。

そのたくさんの思いと、自分の中でずっと抱えてきた思いを重ねて、一生懸命、全力で、最高の『羽生結弦』になれるように努力していきます。



<NHKスペシャルコメント:ワクワクと前向きな意欲見せるも引きつづき勝敗への言及ナシ>
日々過ごしている中で、着々と近づいてくるオリンピックを前に焦る気持ちもあります。ワクワクもしています。

これまで私が経験することができた全てを生かし、そして、自分の身体とスケートを信じ、夢の舞台で、最高の演技をするために、頑張ります。



「自分を超え続け“たい”」

「最高の羽生結弦に“なれるよう”に努力」

「最高の演技を“する”ために」

徐々に具体化され、現実味を帯びてきた表現!

その方向性は現地入り後にさらに加速!


↓空港での短い質疑応答には意欲と勝算があふれまくっていた!
<仁川空港入り後の代表質問コメント:「連覇」「勝ちたい」とハッキリ勝敗について言及し、笑顔も見せる。状態を隠すだけの冷静さも残しており、逆にそれが相手にはプレッシャーとなる不気味さも。久々も好気配>

(冒頭挨拶:力強く礼儀正しい、笑顔も)
「お願いします」
「よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします!」

(足の状況とこの3ヶ月について:必死こいては公式の場にそぐわない表現なので自主規制。まだ試合には出ていないという慎重さも見せる)
「出れない試合もたくさんありましたし、非常にもどかしい気持ちでもいましたけれども、できることとして陸上のリハビリだとか治療だとか、そういうことを必死こい…必死にやってきました。実際にこうやって試合に…試合の場にこれたことがまずうれしく思いますし、またこれからこの地でしっかりと調整して、試合に向けてやっていけたらなという風に、今は思っています」

(連覇への自信について:勝敗についてついに言及。連覇を視界に。しかし、その先にある真の目的忘れず)
「まあもちろん、そういう気持ちは少なからずありますし、自分に嘘をつかないのであればやはり2連覇したいという風には思っています。ただ、それだけが目的ではないので、しっかりとその試合というものを感じながら、また、自分の演技というものを出しながら、このオリンピックというものを、しっかり感じていきたいなと思います」

(4回転ジャンプの本数種類について:一般論で言えば「周りがコケそうなら本数を減らす」という弱気コメントに読めるが、あえて選択肢の多さに言及するあたりは、陣営の抑制に対して「他選手が跳ぶなら跳ぶんじゃん?」という向こうっ気を見せたと強気コメントと解釈)
「現地で調整して、これから決めようと思っています。構成の選択肢はたくさんあると思いますし、周りの状況もいろいろ考えながら見なきゃいけないという風に思っているので、しっかりと作戦立てながら、やっていきたいと思います」

(コンディションについて:状態についてはすっとぼけるも隠しきれない上昇気配。「勝ちたい」「頂点」などのらしい言葉も飛び出し、密やかな自信みなぎる。「選手のひとり」と他選手への敬意忘れぬ姿勢は好印象)
「えーと、そうですね…まだ滑ってないのでわかんないです(笑)。ただ、あの…団体戦も見ていましたけれども、どの選手よりも一番勝ちたいという気持ちが強くあると思いますし、どの選手よりもピークまでもってける伸びしろがたくさんある選手のひとりだと思っているので、しっかりと頂点というものを追いながら、頑張っていきたいと思います」

(シメ:12日は公式会見の日じゃないので、こないでくださいと丁重なお願い)
「明後日よろしくお願いします」



動いてる!話してる!笑ってる!

僕が中世の画家ならこの場面で教会の壁画とか書きたいほどの尊み…!

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慎重に言葉を選び、あえてマークを集める必要はないという立ち回りは、怪我をしたことによる状態悪化と、陣営との相談を経てのものではあるのでしょう。しかし、もともとは「絶対に勝ちたい」という意欲を隠さない暴れ馬タイプです。言葉の端々には強い勝利への意欲がみなぎり、そして自分自身に期待しているという気配もこもります。

最終的には直前追い切りを見ての判断とはなりますが、この厩舎の羽生調教助手コメントは総じて「不調時は強気」「好調時は控え目」という傾向のあるところ。怪我への不安がひと段落し、間隔が空いたことでの不安は残しつつも「イケるんじゃない?」というところまでは前進してきていることが感じられます。

競馬新聞の予想欄の短評で言えば、「久々も好気配」といったところでしょうか。ヨソの新聞は「〇:対抗/勝つかもしれないが本線ではない」とか「▲:連下/1・2着に絡むかもしれないが3番手以下の評価」あたりを打ってくるかもしれませんが、当欄では自信を持って「◎:本命」の印を打ちたいと思います。もともと二重丸予想ではありますが、動きを見た実感として、上がることはあっても下がることはないと確信できましたので!


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