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12:00
五輪・パラリンピックは参加すると楽しくなる!

平昌五輪の熱戦が終わり、「五輪っていいなぁ」とみんなが思っているタイミングを狙いすましての発表。なかなかの策士がいたものだと感心するようなタイミングで、東京五輪・パラリンピックのマスコットが発表されました。

すでに3案を公示したなかで、全国の小学生による投票で決定した案はズバリ、「ア」案。「アってどれだっけ…?」「デジモンとポケモンと妖怪ウォッチで言ってください」「今初めて知った」という方もいることでしょう。わかりやすく言うと、デジモンです。日本を代表するアスリートで聖火の最後のほうのランナーをつとめそうな羽生結弦氏もデジモンにご興味があるということですので、デジモンでいいと思います。

↓忘れているかたにご紹介します!コイツとコイツです!

思い出していただけましたか!

顔にモザイクかかっているのと、胴体にモザイクかかっているのです!


↓ちなみに思い出していただくためにほかの案も紹介しておきますね!

ま、どれを選んでもオリンピックは「白い胴体で耳がとんがってるヤツ」だったので、変わらないんですけどね!

子どもたちがコレがいいなら、コレでいいです!

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応募総数2042作品。それを日本を代表するエンタメ企業の精鋭クリエイターが絞り込み、エラい人の検討を経て、最終選択を子どもたちに委ねる。この決定方式は、エンブレムなどでひっくり返しがあったことを踏まえた、「文句が出ない選考方法」としてのものであったことは間違いありません。子どもが決めたら文句を言えない雰囲気になりますから。

ただ、これでよかったのだと思います。

僕は個人的にはイ案を推していました。そのため発表直前には「イ!イ!イ!」などとツイッターでつぶやきましたら、「何らかの重要なクスリが切れてしまったのだろうか?」的な心配もされました。「アか…」と思ったことも事実です。しかし、投票結果を見ますと、子どもたちの選択は明確にアでした。

全国に約2万ある小学校、さらには海外の日本人学校のなかから、最終的に16769校・205755クラスが投票に参加し、ア案が109041票、イ案が61423票、ウ案が35291票を獲得しました。ア案はウ案より3倍以上推されています。僕の周囲の大人はウ案推しの勢いも高かったのですが、子どもたちはア案を猛烈に推していた。これからの未来を作る子どもたちに刺さる何かがあるのでしょう。

ドラえもんだってポケモンだってマリオだって、みんな子どもが好きになって、その子どもが大人になって支えているキャラクターです。僕は子どもたちの感性を信じたいし、彼らがこれから永くつきあうことになるものを、彼らの意志で選ぶのは当たり前であり、未来を担う者の権利だとも思います。僕の意見などより、子どもたちの意見のほうがよほど大事です。

10年後、20年後、「僕らが決めたマスコット」だと思うのと、「あのとき押しつけられたマスコット」だと思うのでは、天地ほど愛情も違うでしょう。そこには「参加した」という当事者としての思い出がある。自分も東京五輪・パラリンピックの一部だったのだという意識が残る。何でもかんでも子どもに任せるのは危なっかしいですが、任せられるものは少しでも任せていきたい。それがより永くレガシーを遺すということでもあります。その意味では「大人が検討、子どもが決定」は悪くない方式でした。納得のア案です!

↓会場の子どもたちもア案に決定してわいている!投票数を見てイもウも納得!(15分頃から)



デザインをした谷口亮氏は福岡を拠点にキャラクターデザインなどを手掛けるクリエイターとのこと!

竹原ピストルさんに似てますが別人です!


↓発表会場では子どもたちから寄せられた感想なども掲出されたとのこと!

【ア案推しの声】
「足が速そう」
「戦隊ものみたいで親しみ」
「ゲームみたいでかっこいい」

【イ案推しの声】
「神社やお寺でよく見かける」
「着ぐるみになったらかわいい」
「人形があったらほしい」

【ウ案推しの声】
「ほのぼのする」
「楽しい気持ちになれそう」
「おそろいのタオルマフラー(たぶん水引きのこと)がほしい」



イ案はゲーム制作会社に勤務する矢野花奈さんの作品で、ウ案は都内在住のイラストレーター・秋元早苗さんの作品であるとのこと。ア案の谷口氏は子ども向けキャラクターの制作をメインにされており、イ案の矢野さんはどうやらサイバーエージェント系の制作会社でアプリゲーのイラストなどを描かれているもよう。ウ案の秋元早苗さんについてはくわしい経歴は存じ上げないのですが、ほかのコンテストなどでも同じような丸みのあるキャラクターを投稿されているようです。それぞれに個性を発揮したなかで、最終的には「子どもを向いた仕事」をしてきた人が投票で選ばれたというのは、何かポイントみたいなものがあるのかもしれませんね。

さて、コイツら…「コイツ」では呼びにくいので仮の名前をつけますね。そうですね、未来からきたロボット的なキャラクターで…男っぽいほうは何らかの絵・文様がモチーフになっており…女っぽいほうは桜っぽい耳がモチーフになっているので…決めました。左は「エモン」、右は「ラミミ」にします。エ・モンよう、さくラのミミ、からとりました。腹の中央にポケットとかあると、よりエモン・ラミミっぽくなりそうな気もしますが、まぁいいでしょう。

エモン(仮名)とラミミ(仮名)については、今後専門家によって商標の観点からも国際的にクリアーな名前をつけていくとのこと。平昌五輪では虎のスホランと熊のバンダビが大活躍し、選手たちが表彰でもらうスホランのぬいぐるみは評判も上々でした。エモン(仮名)とラミミ(仮名)もそうなっていくといいなぁと心から思います。

そして、僕もまた改めて五輪・パラリンピックへの参加意識というものが高まってきました。10年後、20年後、あの熱狂のなかであなたは何をしたんですか、という問いに答えられる自分でいたいと思います。もちろん「家でめっちゃテレビ見てました!」でもいいのですが、できれば自分も当事者として「コレをやりました」と言えたらいいなと思います。マスコットをデザインしましたとか、聖火ランナーをやりました、とかだととてもいいですが、チケットのもぎりをしましたとかでもいいのかなと。

とにかく、自分も当事者として「参加」をしていきたい。ずっとあとに振り返ったときに、「見ていました」で終わらないような過ごし方をしたいと思います。ぜひ、今回投票に参加した子どもたちもア・イ・ウ論争を大切な思い出として、永く語り継いでいってもらいたいものです。いい「参加」の思い出ができて、よかったですね!

↓ちなみに、ア案の谷口さんの情報を見ていましたところ、面白事件がありましたのでご紹介しますね!
<鳥型クリーチャーという作品だったので、この向きが正しいのだが…>


<狐面をテーマにした展覧会だったのでよく見ると上下さかさまに「お面っぽい」感じで置かれている谷口さんの作品が…>

これは谷口さんが悪いわ!

これは谷口さんが悪いわ!

こんなんさかさまに置くに決まってる!



何でもいいから何かひとつ「参加する」、そんな東京にしたいです!