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12:00
次回は入札する権利を売ってください!

今週末はみなさまがいかがお過ごしでしたでしょうか。僕は郷里の友人の声掛けにより、同窓会をしていました。かしこまったものではなく、郷里の酒を飲み、故郷の味を楽しむというだけの飲み会です。とても美味しいお酒でした。若干の二日酔いです。

僕が酩酊するなか、世間で話題のチャリティーオークションが終了していました。一時は1億円を超える値段がついた、羽生結弦氏の練習用スケート靴のオークション。3000万円、1億円という金額が必ずしも異常とは限らないとは思います。羽生氏使用済マンションであれば、安くとも3000万円くらいはするでしょうし。ただ、その金額があるのならもっとほかの形で活かせそうな気もするのは確か。そして、「悪戯かな?」と思うのも確かです。

「羽生氏の使用済スケート靴で悪戯」という甘美な響きは、運営側の常識的判断を喚起するには十分なものだったことでしょう。「悪戯目的で購入」は最悪許容できたとしても、「悪戯目的で入札」を許容することはできないのです。「フモフモが悪戯目的で購入したらイヤだなぁ」と思うとすればそれは運営側ではなく羽生氏側であり、羽生氏はそうした可能性をも想定したうえで、世界の善意を信じての出品でしょう。ただ、入札で悪戯されるのは運営側としては困る。その意味では「1億は一回止めよか」となるのは仕方ないかなと思います。

もしも1億円の寄付を本当に考えていて、ただ1億円も入れてしまうと永遠にこのオークションが終わらないから自重した人がいるのなら、「羽生氏の希望を受けて動き出したスケートリンク建設プロジェクト」の命名権あたりで再チャレンジをしてもらいたいものです。命名権であるならば、そもそも数千万円で売られているものですから、1億円で入札しても「常識の範囲内」でしょう。その際は「では、名称はフモ&羽生氏の愛の巣リンクでお願いします」という提案が、もうひと波乱巻き起こすかもしれませんが…!

↓今回はスケート靴ということで、850万円で双方納得することになりました!

850万円なら売ってもいいだろうと納得の運営側!

850万円なら落札されてもいいだろうと納得の入札側!

2度のやり直しを経て、双方が歩み寄りました!


↓ちなみに落札したのはサマンサタバサ有志一同であるとのこと!

なるほど、組織が動いたか…!

サマンサタバササマサマ…!
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平昌での連覇達成、使用済みスケート靴という密着感、さらに3.11チャリティーという公共性はより多くの寄付を集めるにふさわしい立てつけで、地合いはよかったと言えるでしょう。2016年に同様に使用済スケート靴を出品したときの価格が336万1000円だったそうですから、そこから2倍強というのは妥当な伸びではあると思います。

ただ、羽生氏の呼びかけと最終提供物スケート靴という条件で集まる寄付の最高額が850万円かというと、僕はまだ「上がある」ような気がしています。サマンサタバサのなかだけでも850万円なのです。ひとりでその額を出せる人はそうそういないとしても、元気玉システムで「オラにみんなの善意をわけてくれ!」をやれば、もっと多くの善意を必要な人に届けることもできたのかなと思ったりもします。

僕は昨今の自分的な楽しみの最たるものは「参加&シェア」だと思っていまして、参加してシェアすることができるものは、そこに投じられるお金が大幅にアップするように思っています。ただのパンケーキであれば1000円くらいがせいぜいでしょうが、「話題のパンケーキを食べて、その風変わりな見た目を写真におさめ、SNSでシェアをする」というところまでセットになれば、交通費もろもろ含めて2倍・3倍のお金を出しても構わない気がするのです。

そうした大きな流れを意識したときに、「オークション」という立てつけ自体が、時代と合わなくなってきているのかなと思いました。僕も参加したかったのですが、最終的な額を考えると参加しても意味がないような気になり、また一時的にでも最高入札額をおさえてしまったりしたら、それこそ「悪戯」なんじゃないかという気持ちになってしまったのです。非常に腰が引けるイベントでした。

これがもし、その靴を詣でるイベントであったなら。

ミッキーマウスみたいな感じであの靴が鎮座されており、「あの靴を持ったワタシ」を撮影する。来場者はありがたい仏具でも触るときのような感じで、持参した手袋をはめ、決して肌に触れさせないような自制心を持って、それを掲げる。そして「ほほぉ…靴のなかはこうなっているんですねぇ…」と覗き込む姿勢で深呼吸する。そして一連の写真撮影が終了したのち、聖なるオーラをまとった手袋で鼻腔を包み込み、呼気を再吸気する。牛は胃から何度も食べ物をクチに戻して噛み直すそうですが、それを空気でやってみるみたいな気持ちで。

そんな撮影イベントの参加費が1000円だったとしたときに、8501人よりはいるんじゃないか、そう思うのです。もしかしたら「靴を持つ際の手袋としてご活用いただける、アイスリンク仙台ロゴマーク入りの手袋を販売しております!」などといった、追加の支援集めも可能だったかもしれない。

あるいは、「参加&シェア」ということであれば、もう一段階手前のオークションを設けてもよかったかもしれない。オークションの予選として「羽生氏使用済スケート靴オークションへの入札権利、即決価格1000円」とか。先に1000円払ってオークションに参加する権利を落札し、そのお金は丸ごと寄付となり、改めて本番オークションが行なわれるような仕組みであったなら、悪意の悪戯民を排除することもできたでしょうし、850万円は無理という人でもひとくち噛むことができたのではないか。

入札権利を購入した人は、タキシードなどを着て栄光のオークション中継を見守り、最低入札価格1000円で始まる競売に、厳かに「1012円(※1000円って入れるヤツに勝とうとして1001円って入れるヤツに勝とうとして1010円って入れるヤツに勝とうとして1011円って入れるヤツに勝とうとした場合の金額)」と入札する。その価格は一瞬で更新されるでしょうが、気分はサザビーズのオークションに集う上流階級です。

羽生氏の存在は今回の連覇、そして国民栄誉賞でさらに大きくなっていきます。存在の大きさを持てあますことも増えるでしょう。気軽に握手会をしたくても、気軽にやれば騒動と混乱を巻き起こすことは必定ですし、オークションのような形式も今回の件で感じるとおり一筋縄ではいかなくなっています。

本人も息苦しさを覚えるかもしれませんが、それもまた羽生氏が望んで背負ったチカラの重さです。それを適切に活かし、最大の効果を発揮するよう、周囲の人もさらなる知恵を絞っていってほしいもの。太く狭くではなく、薄く広く元気を集めることができるのは本当のヒーローだけであり、羽生氏は日本で数少ないそんな存在の一人だと思いますので…!

↓ちなみに今回のスケート靴寄付の行き先団体に寄せられた感謝の声は、なかなか熱い感謝の気持ちでした!

「DVDも見れるようになった」
「DVDを見れるようになった」
「DVDなどが見れなかったが見れた」
「DVDも見れる」
「DVDがきれいな画面で見れます」
「DVDが見れなかったけど見れるようになった」
「DVDも移動しないで見れる」
「地デジテレビになりました」

今回の寄付金も有効活用されることを祈っています!

必要なものがたくさん届きますように!



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羽生氏の使用済テレビ(DVD再生機能付)でもうひと競売いけそう!