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12:41
期待と信頼が生み出す好循環!

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羽生氏関連のすべてのみなさん、お疲れ様でした。22日に仙台市で行なわれた「2連覇おめでとうパレード」、本当に素晴らしい体験でした。たくさんの人が集まり、祝い、盛り上がりました。僕も現地でこの集いに参加し、たくさんのよい思い出を作ることができました。羽生氏をはじめ、準備をしてくれた地元のみなさんに改めて御礼申し上げます。

前日入りした僕は、週末仙台旅行は初日に集中して予定を消化し、この日はパレード一本にかける構えでした。ただ、前日の旅程をまとめたブログなどを書いていたところ、旅先の不慣れな環境と、いつも以上にダラダラと長い内容になったことで悪戦苦闘。できるだけ早く寝なくてはいけないのに、普段以上に夜更かしをする結果になってしまいました。

「寝ないで行くか…?」と考えるような時間になってしまいましたが、万が一にも寝不足と熱中症で倒れるようなことがあれば、それはパレードにとっても迷惑です。最低限の仮眠をとってから常識的な時間に出発します。いい場所にとりつくことはできないでしょうが、まぁ何とかなるでしょう。

↓スタート地点付近はもう大変な人だかり!
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↓道のはるか向こうまで人がビッシリです!
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↓上から見るとこんなことになっていたとのこと!

これ、デモ行進なら主催者発表で50万人って言い出すヤツだ!

発表によると、これで10万8000人だそうです!



この10万8000人という数字には個人的には疑問を持っています。オリンピック後のパレードには僕も参加したことがありますが、リオ五輪後に銀座で行なわれたパレードでは距離2.5キロに80万人が訪れたとされています。その計測と、現場を練り歩いた感覚からすると、今回の羽生氏パレードは距離1.1キロという長さのぶん人が並べる数は当然少ないでしょうが、密度という意味では近しいくらいはあったろうと。「距離半分、密度3分の1」という計算は体感と合わない…そんな感覚です。

沿道のようすを見ながらスタート地点からゴール地点へと1.1キロを練り歩いてみましたが、本当にすごい人出でした。その途中とちゅうでは、人々がさまざまなお祝いの準備をしています。ウチワにメッセージを入れたり、横断幕を作ったり、飲食店がお祝いのメニューを用意したり、会社やお店の壁にお祝いのメッセージを掲げたり。遠方から駆けつけた人たちの熱量も含めて、「この日のために備えてきた」という気持ちがみなぎっています。パレードのやりがいがある沿道が仕上がっています。

↓お店の壁面にはお祝いのメッセージ!
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↓しっかり制作されたバナーの掲出も!
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↓商工会のビルには巨大な垂れ幕!
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↓テレビの取材でも取り上げられていた美容院のメッセージ!
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↓殿様役で出演した映画のDVDもオススメ!
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↓沿道のカレー屋さんは「山形県庄内豚」を使った特別メニューを準備!「820(ハニュー)円」にすればいいのに、780円!
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↓沿道の居酒屋も限定メニューを用意するもコチラも820(ハニュー)円ならず!
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↓ゆずフレーバーの応援用ドリンクを作ってくる屋台も!
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↓埼玉県羽生市からは「勝手に応援団」を名乗るゆるキャラが、4年前につづいてやってきた!

勝手すぎるだろwww

小浜市のオバマよりはマシってだけでwww

関係ないにもほどがあるwww



これらはほんの一部でしかなく、それぞれがそれぞれのアイディアと得意技でこのパレードにいっちょ参加しようとしています。パレードの沿道ではありませんが、商店街を歩くと「羽生氏をかたどったパン」が売られていたり、DVDを売ると称して過去の演技を大型スクリーンでパブリックビューイングできるようにしている楽器屋があったり、ゲームセンターではUFOキャッチャーに大量のプーさんぬいぐるみを投入していたり。誰もが自分のやりかたで「参加者」となっていました。

その気持ちは1.1キロ途切れることなく、つづいていきます。結局僕はゴール地点付近で参加することにしたのですが、素晴らしい沿道でした。この真ん中を進むのは壮観だろうなという。天候にも恵まれ、羽生氏Tシャツ一枚でも暑いくらいの快晴でありながら、ただし風はいい具合に吹いてきます。本当に絶好のパレード日和です!

↓ゴールとなる仙台市役所前も出発2時間前の時点ですでにビッシリ!

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出発式が行なわれるスタート地点よりは多少緩やかではあるものの、ゴール地点にもすでに多くの人。出発まで2時間、パレード通過までは3時間ほどありますが、みなさんじっと待っています。この穏やかな待機列というのも東北らしさというか、羽生関連らしさというか、とても落ち着いたものでした。もっと押し合いへし合いしてもいい状況なのに、ただ静かにそこでじっと待ちます。僕も運よく前目の位置に取りつくことができ、ワンセグで現地のテレビ放送などを見ながらパレードの到着を待ちます。

出発式では県民栄誉賞を授与された羽生氏。記念品には「想いがこもった、高価ではないもの」を希望したそうで、仙台市から授与された伝統工芸品の堤人形は、作り手が「自分の仕事を遺すために、売り物ではなく制作してあったもの」が向けられたといいます。価格にすれば7万円ほどのものだそうですが、ひとりの職人の魂がこもった「入魂の逸品」。あげる側、もらう側、それぞれの気持ちが重なった記念品となりました。



そのようなお祝いの席で、羽生氏からも返礼があります。五輪の活躍によって得た報奨金に相当する1000万円を、地元の復興のために寄付したのです。このパレードに向けて地元業者で制作したTシャツ・ラバーバンドの売り上げも、パレード運営費用に充てられ、残金は復興支援にまわるといいます。頑張ってくれてありがとう。頑張らせてくれてありがとう。相互の想いが美しい一幕でした。

出発式を終えて羽生氏はいよいよパレードへ。特別にしつらえたトラックは車高も高く、手すりのみの構造。遠くの遠くからでも羽生氏の全身を見ることができる作りです。そのクルマを先導するのは、地元消防隊を中心としたマーチングバンド。「SEIMEI」などプログラムで使用された曲を奏で、この行進を盛り上げます。華やかで、明るくて、楽しい。

そのステージのうえで羽生氏は躍動します。猛烈なファンサービス、まさに「猛烈」なファンサービスを展開します。ひとりひとりに視線を送り、手を振り、演技のポーズでこたえる。ピースしてというメッセージを見ればピースをし、あっかんべーしてというメッセージを見ればあっかんべーをし、交差点で遠くまで人が立ち並んでいれば伸び上がって手を振る。片面を向いているとき、背面側に手を伸ばすような場面さえも。

「聖徳太子ではないので…」と言いつつも、約40分間のパレードのあいだ、ひとつでも多くの声を拾い、多くの希望に応えようと動きつづけます。とかくファンサービスというと奇をてらったパフォーマンスをする向きも多いものですが、一番のファンサービスというのは目を見て、声を聞いて、応えてくれる「グリーティング」なんだと改めて思います。

ミッキーマウスか羽生結弦かという猛烈なグリーティングを羽生氏は10万8000人に振りまいていきます。どの位置、どの角度にいたとしても「羽生君が●●してくれた!」と自分だけの思い出をつかめるように。テレビで取り上げられる「こんなことをしてくれました!」のエピソードは、そこだけ頑張っているのではなく、途切れなくずっとやりつづけているからこそ、どこで待っているカメラも「我々のためにしてくれました!」をおさえられる。こんなところも、羽生氏だなと思います。やると決めたら徹底的、理想の先を見せてくれる人だな、と。

↓「奥の奥」にいる人にも届くように、遠くからでもわかるポーズで気持ちを送る羽生氏!


猛烈な40分も終盤に差し掛かり、いよいよ僕が待つゴール付近にパレードは到達します。コッチはTシャツ一枚でも暑いのに、羽生氏は長袖の公式スーツをまといながら汗もかかずにやってきます。氷の精霊か何かのようです。マーチングバンドの音が微かに聞こえ、ざわつく沿道。遥か遠くからでもあそこにSEIMEI様がいるぞとわかる特別車両がじょじょに近づいてくる。この数十秒、意識がとぶくらいに貴重な時間です!

↓パレードがやってきた!

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↓マーチングバンドが先導していきます!
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↓地元の楽団のみなさん、1.1キロの行進ありがとうございます!
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↓そして羽生氏を乗せたクルマがやってきた!
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↓オープンカーじゃ遠くの人が見えないので、デカいトラックです!
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↓あああああああああああああああああ!!
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ありがとおおおおおおおおお!!

おめでとおおおおおおおおお!!

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一瞬、一瞬ですが永遠。この貴重な機会にしっかりと臨めたこと、本当にうれしく思います。前日の「週末仙台」めぐりも含めて、短い旅ではありましたが記憶と心に残る体験ができました。期待以上でした。

羽生氏はいつも期待に応えてくれます。ただ応えるだけでなく、いつも期待を上回って応えてくれます。必ず。羽生氏のその人間性というか気質というものが、この幸せな日を作っているのだと改めて実感します。羽生氏を応援すると、応援した気持ちを上回る戦いを見せてくれるからもっと応援したくなる。羽生氏が姿を見せずに自分の活動に集中しているときも、再び姿を現したときは「待った甲斐がある姿」を見せてくれるから、じっと待つことができる。

「羽生結弦は期待に応えてくれる」

それこそが、羽生氏に関わる人々を好循環に導くすべての出発点だと僕は思います。じっと待ち、この貴重な機会に備えれば、彼は全身全霊で応えてくれる。だから、夜討ち朝駆けでプライベートを探るような不躾なマネは慎むようになるし、そうした行為には彼は応えてくれない。あれだけの熱狂がありながら、極めて混乱が少ないのは、彼がいつもフェアに期待に応えてくれるからでしょう。無茶や不正を通さず、フェアに応えてくれる正しさがある。

このパレードにあたっては、若干の徹夜待機組などもいたそうですが、結果的にそれってどうだったのでしょう。最前列の絶好位置をとった甲斐はあるかもしれませんが、時間ギリギリにきても見られるものってそんなに変わってなくないでしょうか。ならば、路上で待つ時間を、羽生氏が過ごした街の散策や、思い出の店での宴席に充てるというのが賢い過ごし方なのかなと思ったりもします。「遠かったら台無しになる」ようなアンフェアな運営を羽生氏はしないのですから。徹夜組も、次回はそうあってほしいなと思います。

「パレードのあとにゴミがなかった!」なんて報道もありましたが、それって実は当たり前のことですよね。キレイなのが偉いとか、ゴミ拾いをするのが偉いなんてことではなく、そもそも路上にゴミは捨てないものです。そうした当たり前のことを、彼のフェアな生き様を前にすると思い出さずにはいられないから、ファンも自然と当たり前の振る舞いをするのでしょう。普段通りに。彼ほどの人気があり、実力があれば、それこそ「何でも思い通りに捻じ曲げる」ことさえできるだろうに、彼はいつも当たり前を忘れません。そうすることで彼の周囲に「当たり前」な世界を築いているのです。

彼は自分の影響力を知っており、自分の行動がたくさんの人を動かしていくことを知っています。だからこそ、ともすれば「当たり前」を崩しかねない自身の影響力の行使には慎重であり、行使する際はフェアであり、筋が通っています。旅行案内では「本当に子どもの頃から遊んでいる場所」を紹介します。飲食店は「家族と通っている普段使いの場所」を紹介します。「好きです」と公言するものはマニアレベルで熱中しているものだけですし、嘘のオススメやニセの応援はしません。自分では使わないものを売ったり、スポンサードを受けたりはしないのです。食べないお菓子は売らないし、使わない枕は売らないのです。それは当たり前のことなのですが、当たり前ではないことです。

そんな人物だからファンは安心できるし、羽生氏が関わったものに触れることを「素晴らしい体験」と思えるのです。ニセモノではない、彼とつながる体験として。仙台市からの記念品贈呈の話ともループしますが、「想いがこもった」ものだから価値があり、ファンはそこに集まるのです。たとえそれが、本当に何でもない普通の公園であったとしても、です。

期待と信頼のスパイラル。

信頼し合う関係がある。

彼がオススメというならば何も考えずに突っ込めるだけの信頼を、ファンは彼に対して抱いているのでしょう。カッコイイから、金メダリストだから、ってだけじゃないはずです。期待に応え、フェアネスを貫いてきた彼の生きざまに対して、積み重ねた強い信頼を抱いているからこそ、公園のベンチや牛タン弁当にファンも突っ込んでいくのです。この日はファンサービスですと聞けば迷わずそこに向かい、そして大満足する。これがオイシイですと聞けば迷わずそこに向かい、そして大満足する。期待に応え、満足を生み、信頼する。それこそが羽生結弦をめぐる好循環のスパイラルの正体だと僕は思っています。

↓そうしたスパイラルの結果、羽生氏が「出掛けるときはいつも牛タン弁当」と語った駅弁は、ファンによって狩り尽くされた!

のおおおおおおおおおおおおおおお!!

羽生氏のぶんを「1個残す」という遠慮はないのかあああああ!!


そうして築いた信頼関係があるからこそ、彼の影響力というのも実行力のある効果を生みます。復興への取り組みについてもそうです。彼はファッションでそれをやっているのではなく、自分の故郷、そして自分が背負った体験、自分の影響力をフェアに受け止めたとき、「僕がやらねばならないし、やるべきだ」という筋が通るからこそ、それに全身全霊で取り組むのです。そんな姿を見て、ファンもまた信頼し、これが支援につながるのだというグッズやイベントがあるなら、疑うことなくそこに突っ込むのです。

このパレードにあたり、羽生氏には自分の影響力、自分が抱く感謝を故郷に還元したいという想いがあったことでしょう。自分のなかからわきあがる、「そうしなければいけないし、そうしたい」という故郷への想いが。僕もファンのひとりとして、それを真っ直ぐに受け止め、大いに楽しむつもりで仙台へと向かいました。そして、その期待に今回も羽生氏は「期待以上」に応えてくれました。食事、観光、パレード、すべてが期待以上に充実していました。まぁ、僕も何年か住んでいた場所なので、仙台のよさは多少知っているわけですが、やっぱりいいなぁと再確認しました。

こうしてまた僕は羽生氏を信頼し、好きになるのです。

これが期待と信頼のスパイラルなのだと思いながら。


ありがとう羽生氏!また機会があったら仙台に呼んでくださいね!