このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
08:00
フュー、ジョン、はっ!!

融合合体、それは少年漫画における究極のチカラのひとつです。戦闘力1万の戦士と戦闘力1万の戦士が融合合体した場合、その戦闘力は1億に跳ね上がり、神をも超える圧倒的なパワーをもたらします。「あぁっ!僕も融合合体したい!!」「石原さとみさんと融合合体したい!!」「そして究極の完全生命体を生み出したい!!」と。少年は見果てぬ夢を追うのです。

スポーツ界で一足早く、それをリアルに身につけたチームが誕生しました。韓国+北朝鮮=統一コリア。現在行なわれている世界卓球選手権において、誕生した南北融合合体女子チームは、本来なら両者が対戦する予定であった準々決勝を神の如きチカラで突破し、銅メダル以上を確定させました。



グループステージを終え、準々決勝が行なわれていた5月3日。入場してきた韓国女子チームと北朝鮮女子チームはどこか和やかです。立ち位置に戸惑いながら握手をかわす両チーム。その握手も終わらないうちに、場内アナウンスは「大切なお知らせ」を始めます。韓国と北朝鮮で「大切なお知らせ」となると、ついつい反射的に「戦争かな?」とか思い浮かべてしまいますが、発表はその正反対。何と現在の両国間の情勢を考慮して、両チームは準々決勝を戦わないことを決めたというのです。

これまたついつい反射的に「ハイ、両チーム棄権ということですね!」「お疲れ様、ありがとう!」「みんなのぶんまで準決勝頑張るね!」と思ってしまいますが、それも間違いです。何と韓国・北朝鮮両チームは、融合合体チーム「統一コリア」(※TOKIOにキムタクさんが合流するみたいな話)を結成し、戦わずして準々決勝を勝ち上がるというのです。国際卓球連盟はそのお知らせを声高に、喜ばしくアナウンスします。「今、私たち、世界平和にすごく貢献しています!」という満足感とともに。

「やはりこうなったか…」

先だって行なわれていた平昌五輪でも見られた急遽南北合同チーム結成という裏ワザ。その際は、もともと出るんだか出ないんだかという態度であった北朝鮮が、急に「ワシらも出せ」と核兵器を小脇に抱えながら言ってきたことへの対応の一環として、いくつかの競技への参加を容認し、そのひとつがアイスホッケーでの南北合同女子チームの結成でした。言うなれば「人質」のようなものでした。

もちろんこれは場当たり的な対応です。平昌五輪の開会式では「南北統一」の御旗のもとに入場してきた両国は、閉会式ではいつもどおりシレッと分裂しており、パラリンピックでは何事もなかったかのような別行動。平和への動きというよりは、五輪が終わるまではテロはやらないでおいてやろうという意思表示(※ゆびきりげんまん程度の意味合い)でした。

IOCにとっても「背に腹はかえられない」決定だったと思います。核兵器を小脇に抱えた珍妙な刈り上げが、「仲良くしようよ」「仲良くしてくれないなら帰るけど」「あーあ!仲良くしたかったのになぁ!」と言ってきたのですから。大勢に影響がない範囲での譲歩…というか、心にもない土下座くらいはするでしょう。

しかし、そうした事例がまかり通ったことで連中は気づいてしまった。「意外と世界って平和に寛容」ということを。杓子定規な規則より上位に「平和」という理念はある。平和を実現するためならば、ルールのほうがそれに合わせてもよい。僕もそう思いますし、世界もそう思っているでしょう。平和のためなら大いにスポーツを有効活用すればいいのです。問題は、その特別な上位概念を「セキュリティホール」と認識して突いてくる連中がいることだけです。

↓おおっ!見事な茶番!抱擁する南北首脳会談のような雰囲気!


客:「一応試合はやれや!」
客:「チケット代ぶんの試合はやれ!」
客:「金、返せ!」
客:「金、泥棒!」
客:「金、盗人!」
客:「金、盗賊!」

これがピンポン外交というヤツか!

平和って尊い!(※棒読み)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて [ 五味 洋治 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/5/4時点)



決まってしまった以上、これはもうこのまんまでしょう。次の準決勝で南北融合合体チームは日本と対戦するわけですが、平昌五輪の女子アイスホッケーと同様に、日本女子が南北融合合体チームを撃破することを祈るだけです。そして、それは世界卓球連盟の願いでもあるはずです。

セキュリティホールを突いた連中が「得をする」ような結果を得れば、平和への理念ごと揺らいでしまいます。決勝進出となれば「1試合ぶん疲労が少ない」とか「倍の数の選手から調子のいいのをセレクションしてる」とか「大会前に言わずに今言うか」という卑怯感が滲み出てしまいます。まぁ、そもそもが経済支援目的の南北融和ムードであるなら、波及した先に全部卑怯感が出るのも当たり前ではありますが。

その卑怯感を露出させないための大役を日本女子が背負った、そのように自覚したいところ。キッチリと準決勝を勝ち、1試合少ないチームを決勝には行かせない。みんなが「平和」だけを感じ取れるような結果を作るのは、ある意味でこうなっちゃっている歴史に一役買っている日本の責任でもあります。選手たちにとっては知ったこっちゃない歴史でしょうが、自分のために頑張ってもらいたいところです。

↓突然の事態にあっても日本女子は「むしろ楽しみ」と意気込む!

「オッス、オラ伊藤美誠!」
「ひゃーー、おめぇいきなりすっげぇ強くなったなぁ」
「おめぇ、いってぇどんな修行をしたんだ」
「でもオラ、ワクワクしてきたぞ!」
「オラ、もっと強いヤツと戦いてぇ!」

中国も含めて「全部やっつける」つもりなのだから、誰が相手でも勝つ!

さすが美誠ちゃん、すごい主人公感!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スーパードラゴンボールヒーローズ/第1弾/SH01-SEC2 ベジット UR
価格:11780円(税込、送料別) (2018/5/4時点)



世界が今考えるべきは未来の話です。一旦気づいたセキュリティホール、統一コリア(※統一はしてない)が何度でも利用してくるのは明白です。都合よく、イイ感じに突いてくるでしょう。あらかじめ想定し、その対応を考えておかないといけません。

いや、対応というか「受け入れる準備」でしょうか。最終的に珍妙な刈り上げが「イヤダイヤダ!」「僕絶対にイヤだ!」「仲良くしてくれないなら帰る!」と核兵器を小脇に抱えながら地団太踏んでいたら、僕はそこでルールを盾に突っ張る役目を卓球選手やアイスホッケー選手やオリンピアンやパラリンピアンに押しつけることはできません。

これからも自由なタイミングで自由な融合合体を繰り返すであろうことをあらかじめ想定し、あらかじめ覚悟し、無駄に心乱されない準備をする。それだけが受け入れる側に今できること。弱腰のようですが、核兵器小脇の相手に突っ張るのは政治の仕事です。選手たちも「何かあったら政治が出張ってきてミサイルを打ち込んでくれる」なら突っ張るかもしれませんが、そんなことはないのですから……。

↓こんなことをこれからもやってくると思うので、覚悟しておいてください!
●予選終了後に融合合体パターン
平昌五輪の女子アイスホッケーと同様に、予選終了後に融合合体する。どっちかが出場権を獲得した大会に、都合よく選手を送り込めるので、実質的に予選突破の可能性が2倍になる。予選では分裂しておいて「シレッと一方に勝点を集め」、本番では融合合体するパターンもよさそう。

●対戦時に融合合体パターン
世界卓球の女子団体戦と同様に、両チームが対戦するタイミングで融合合体する。一度「融合合体したら両方勝ち上がり」という実績を作ったので、今後もそれで押していく。将来的には決勝戦でコレをやり、「感動的な統一金・銀メダルの作成」などを世界にアッピール。

●対戦中に融合合体パターン
壮絶な死闘、大延長戦など「勝っても負けても次はアカンやろなぁ」という情勢になりかけたときに融合合体する。通常なら、どれだけ消耗しようが自分たちが勝ちたいから頑張るものだが、「キツイから融合合体で手を打とうじゃないか」という手打ちができる。5セットマッチの4セット目までが2-2で終了したあたりでカジュアルにやりそう。

●複合種目の途中で融合合体パターン
「ジャンプは得意なんだけどクロスカントリーは苦手だなぁ」みたいなときに融合合体する。前半のジャンプで大ジャンプを連発し、トップでスタートする韓国チームだが、後半のクロスカントリーは苦手なので厳しい戦いになるでしょう…と思っていたら、クロスカントリーのスタートラインに立つのは炭鉱で鍛えられた北朝鮮の選手たちだった…!

●組み分け抽選の結果を見て融合合体パターン
A組に韓国・北朝鮮・日本が入り、1チームだけが勝ち抜けます…みたいなときに融合合体する。どっちみち日本に勝たないとアカンのやったら、融合合体したうえで一発勝負のほうがチャンスあるんじゃない?(※ブルゾンちえみさんの顔で)

●表彰式だけ融合合体パターン
一方が表彰台にあがり栄光のメダルを手にしようとしたときに融合合体する。表彰台の頂点には北朝鮮チームの4人が…と思ったら何故か8人いる…。誰だお前…。何で手とか振ってんだ…。ていうかお前誰…。そしてこの曲何…?アリラン…?どこの国歌だよ…?的な。

●気持ちだけ融合合体パターン
全参加者が一斉にスタートしてゴールを目指すみたいときに「気持ちだけ」融合合体する。ヨットレースなどで、「前を行く船がめっちゃ邪魔だなぁ」「なんかコイツブロックしてくるなぁ」「ていうか漁船が体当たりしてくるんだけど」「あれ?韓国の船だけスーッと前に出たなぁ」「うわ、さっきの漁船が沈んだ…」みたいなヤツ。八百長とかそういうことではない。

●対戦相手決定時に刈り上げが融合合体パターン
「次は日本との対戦か、厳しいな…」と思ったとき、日本を融合合体する。対戦が決定したタイミングでミサイルが降り注ぎ、日本は統一朝鮮共和国の「州」のひとつになり、試合はなくなっていた…。その後、フィリピンとかシンガポールとの対戦も順番になくなっていった…。

●対戦相手決定時にお金で融合合体パターン
「次はアフリカ勢との対戦か、買えそうだな…」と思ったときに融合合体する。地球儀を半周まわさないといけないようなすんごい離れた飛び地で、何故かひとつのチームが誕生!対戦することなく次のステージへと勝ち上がる。ヨーロッパだって「野球の大会のときはオランダチーム名義でカリブ海の島々から選手がやってくる」とかやっているんだから、飛び地の統一チームがあってもいいはずだ!

●あらかじめ分裂しておいてから融合合体パターン
出場権を獲るだけなら2軍でも3軍でもイケそうなときに、あらかじめ分裂しておいてから融合合体する。北朝鮮・東朝鮮・南朝鮮・西朝鮮みたいな4チームが予選を突破し、本大会では対戦時に北東朝鮮・南西朝鮮とかに融合合体しながら、戦わずしてドンドン勝ち上がっていく。「準決勝は朝鮮同士の対戦なので、朝鮮勢の銀メダル以上が確定です」的な。

●国ごとの枠が決まっているとき分裂だけするパターン
「ひとつの国や地域からひとりが出場できます」と言われたとき、やおら融合を解いて分裂する。世界からの「ゴメン、その百済地域って何?」みたいな指摘をガン無視しながらトーナメント表には大量の朝鮮系選手がズラリ。ご都合で融合するんだから、ご都合で分裂したっていいはずだ。もちろん国が融合合体したあとも(※しないと思うけど)、都合に合わせて分裂するぞ。ヨーロッパだって「イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドは別々扱い」とか言ってるんだから問題ナイ!

基本的な考え方としては「勝てそうなときはそのまま(あるいは分裂)」で、「負けそうなときは融合合体」です!

世界は「平和」が理由でやっていると思ってるだけで、現場の運用は「都合」が理由でくっついたり離れたりしてるんだからしょうがない!



何があっても驚かず、両方やっつける気持ちで臨む。ルール云々で思考停止するのではなく、まさに卓球の日本女子チームが示したような心意気を常に持っておきたいものです。平和はルールよりも優先される、それはひとつの真実なのですから。そして、いつの日か南北朝鮮半島が国として統一された暁には、「スポーツにおいてすらも二度と我々は争わない」という平和的精神の象徴として、国際的スポーツ大会への永久不参加を表明してもらえるよう祈りましょう。「旧・北朝鮮系選手と旧・韓国系選手の対戦」とか、分断を思い出させるようなキッカケはないほうがいいですからね!TOKIOの番組に山口メンバーがいたらアレコレ思い出しちゃうから、出てほしくないですもんね!


そのうち中国が「面倒だから全部中国にしようぜ!」って言いそう!