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12:00
一昨日打たなかった内川さんも悪いが、昨日打たせた西武も悪い!

内川聖一さん、2000本安打おめでとうございます。我が本拠地・西武ドームでこの大事な記録を決めてしまっちゃったこと、心よりお気の毒に思います。あと1本としてから15打席という長丁場、それならもういっそあと3打席くらい打たないでおいて金曜日からの本拠地でのシリーズで決めたほうがいいんじゃないかと思ったものですが、打てる程度の球しか投げられませんでした。申し訳ない。

重ねてお気の毒に思うのが、同じ日に日本ハム・清宮さんがプロ1号ホームランを打ってしまったこと。内川さんのあとから打ったのならまだしも、向こうが先に打っていた状況だっただけに、何としても内川さんを抑えてあげねばならないと、西武なりに頑張ったつもりではあります。3点負けている状況ではありながら、勝てそうな試合用の左の中継ぎである武隈を投入したことからも、おわかりいただけると思います。しかし、所詮は武隈。偉大な打者を抑えることはできませんでした。

「あぁ、こりゃ内川さんの1面は西スポだけやの」

この記念の日が小さな扱いになるだろうこと、そうさせてしまったこと、本当に申し訳ありません。ヒットを打ったときのあなたのはち切れるような笑顔。何もない日だったらこの顔が1面に大きく載って「内川2000本」の大見出しが躍っただろうに。何故一昨日打たなかったのか、そして何故昨日打ってしまったのか。

球団の動向とまったく無関係に内川さんが今度新聞の1面を飾るチャンスは、普通に考えれば引退か不祥事でしょう。不祥事もそこそこ大きめのものでないと、1面まではどうかなと思います。それなのに2000本安打という大きな節目を1面でお祝いできなかった。これは半分は内川さんのせいで、もう半分は西武山賊野球団のせいです。ヤツら(※内川さんと西武)は大事なものを盗んでいきました、内川さんの一面と、内川さんの父弟の有給です!

↓おぉうふ……予想はしていたが、見事に清宮一色の新聞!
ニッカン:「清宮やろうな」
スポニチ:「清宮やろ」
サンスポ:「清宮ですね」
報知:「あとで清宮獲るぞ」
中日:「不人気でも中日!」
デイリー:「はんしーんタイガース!」


↓内川さんの笑顔、それは僕たちの心にだけ刻まれた!


「明日は絶対清宮が1面なんで、申告敬遠でオナシャス!」

……という気遣いは山賊にはできなかった!

普通に投げて、普通に打たれてしまった!

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「それでも内川さんの価値はなにひとつ変わりません」

と、まるで内川さんを持ち上げる助走みたいなフレーズをひとつ置いてみましたが、これこそが内川さんが1面にならなかった理由でもあります。僕も「とある日のスポーツ関連情報で何が一番大きかったか」を何年も考えているクチなのでわかるのですが、1999安打の内川さんと2000安打の内川さんの価値とでは、基本的に何も変わらないのです。一昨日までの内川さんも素晴らしいバッターだったし、昨日の内川さんも明日の内川さんも素晴らしいバッターなのです。

これが初めて見る世界に踏み込んだ記念であれば、もう少し話も変わってくるのですが、時間の問題であった2000本自体は「打ったな」という話でしかないのです。この先のキャリアで3000本を打つことがあったとしても、内川さんの偉大さは大きく変わることはありません。「イチローほどではないがスゴい!」という平坦なゾーンがはてしなくつづいているのです。

新聞の1面は新聞の顔、商品の見出しです。その一言で買ってもらうために各社が勝負をかけています。もちろん商売のうえに理想・信念がありますので、中日のチラシは「カガやく108球吉見」ですし、阪神ファンクラブ通信は「メッセ信頼不変」と昨日は負けたけど4月の月間MVPを獲得した阪神・メッセンジャーの話です。

そのぶん、ソフトバンク広報誌である西スポは、1面・裏1面はもちろん2面・3面・4面・5面とひたすら内川さんだそうです。1面下の広告まで内川さんという内川尽くしは、それが理想・信念に基づくものだからこそ。理想・信念のもとでは「打たなかった」という話題でも、ヨソの大活躍より価値がある。さしずめこのブログであれば「山賊野球団やらかす!内川さんの2000本安打を清宮プロ1号にドン被りさせ、1面を奪っていきましたの巻」として、西武の話題みたいにする感じで。



そんな理想・信念に基づくネタがない日、何を掲載するか。それは価値そのものの大きさだけではなく、価値の変化の大きさだったりするのかなと思います。1999安打の内川さんと2000安打の内川さんはほとんど何も変わりませんが、0本塁打の清宮さんと1本塁打の清宮さんはだいぶ違います。半信半疑で見守る大器が、やっぱりスゴい選手なんだということをその1本が初めて証明したからです。

それは内川さんが安打製造機としての価値を1999回証明してきたようなことの、最初の1回に相当するタイミング。ホームランキング・清宮の「ファーストキス」のようなタイミングでした。自分が人生で何回キスしたか、100回も超えれば誰も覚えちゃいないでしょうが、1回目は鮮明に覚えている。その差なのかなと僕は思います。積み上げた価値の大きさではそりゃあもちろん内川さんでしょうが、「昨日の変化量」で言えば清宮さんだろうな、という。

↓そんななか九州地区では内川さんほぼ一色というのは、それだけ九州はソフバンの国だということ!

ソフバンの積み重ね・地域密着が、九州地区では清宮さんと内川さんを入れ替えさせた!

そんななか、報知は「ソフバンのニュースは書かない」「絶対に清宮獲る」という覚悟の一面!

横並びでない気持ち、僕は好きです!



それでも僕は内川さんは恵まれていると思います。西スポという広報誌があり、九州という絶対的な支配圏があるのですから。たとえ山ロメンバーが追加で何かをやらかしたとしても、西スポだけは最後まで内川さんを貫いてくれたと信じられるだけの関係性がありますから。

翻って我が山賊野球団などはまったくドイヒーなもの。プロ野球でかつて誰も成し遂げたことがない、試合数が違うとは言えイチローですら達成できなかった216安打というシーズン最多安打記録を山賊野球団の選手が成し遂げたときですら1面からはスコーンと飛ばされ、ひどいところでは「秋山」の字すら出てこなかったのですから。

それを僕は「イチローを超えたタイミングだったかどうか」の差だったと解釈しています。秋山山賊が記録を達成したとき、抜いたのはマット・マートンの記録であり、イチローの記録ではありませんでした。もしもシーズン最多安打かつイチロー超えであったなら、イチローを超えたことの価値が最多安打記録に付加されて「1面」という形になったのかな、と。有料西武ペーパーがこの世に一誌もなかったとしても。

↓それにしても「キヨシ辞任」はどうでもよかったなと思いますが!

そのうち辞めるのはわかってたでしょ!

ていうか「辞めろ」って言ってたヤツもいたでしょ!

それが辞めたら何故1面になるのか!

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だから、僕から提案があります。この日、内川さんが取り逃がした1面を全国的に奪還する秘策が。安打記録に「イチロー超え」という日本プロ野球における金字塔を重ねて、偉大な変化・偉大な一歩を刻むのです。そうすれば「イチロー超えた内川」と大きな文字が阪神ファンクラブ通信以外には並ぶでしょう。中日のチラシですら「我らのイチロー(※中日の勝手な思い込み)を超えたか」という顔で書いてくれるはずです。どうぞ目指してください、イチロー超えを。その大きな「変化」を!


イチローを超えるのは現時点では通算4368安打の日!残り2368本です!