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13:04
西野JAPAN、引きつづき順調です!

順調…それは「こんな感じだろうなー」と思ったとおりに事が運んでいる状態。その意味で、サッカー日本代表・西野JAPANはまったくもって順調です。慌てるようなアクシデントもなければ、予想外の出来事もありません。無風の海を行くヨットのように、悠然とワールドカップへと向かっています。

8日深夜に行なわれたスイス戦。結果だけ見れば0-2の完敗です。しかし、こうした調整過程の結果については「強化試合の結果は本番と無関係」「西野JAPANは手の内を隠している」「当時世界最強のマンチェスター・ユナイテッドを追い詰めた名将を信じる」ということで、心の柔らかい場所は完璧にブロックされています。どれだけの完敗を喫しようとも、芯に響くパンチにはなりません。

美しい山脈に囲まれたスタディオ・コルナレド。6000人余りを収容するという小ぶりなスタジアムには、日本を応援するいくばくかの人々と、たくさんのスイスサポーター。エスコートキッズは愛らしく、国家斉唱では少年少女たちが歌う美しい君が代も響きます。スタンドではサポーターが飛ばす紙吹雪。ベンチまで肩を組んで、スタンドと一体となるスイスを見ていると、「今日は気持ちよく負けてやらないとな」「景気づけのために呼ばれた雑魚らしい振る舞いが必要」「怪我しない、怪我させない」というテーマがクッキリと浮かび上がってきます。

日本のスタメンは、GKにメス川島(オス)、DFラインには長友、槙野(※下の名前は不明)、ヨシダ(※カタカナにすることでそれとなく揶揄する効果を狙っていつもカタカナにしています)、酒井高の4バック。前戦のガーナ戦では3バックにトライした日本代表ですが、この日は「守備がテーマ」ということで4バックとしてきました。変幻自在の守備戦術…そんな世界からの賞賛が早くも脳裏に浮かびます。

中盤には長谷部・大島と並べ、前めの位置には宇佐美・本田△・原口としてきました。宇佐美と原口は同じ位置でとっかえひっかえかと思っていた向きもあるでしょうが、共存という可能性もある。「黄金の中盤」というフレーズが似合う、そんな構成です。そして1トップには大迫を据えた本番さながらの布陣で、仮想コロンビア(※仮想通貨ぐらいの仮想感で)と位置づけた一戦に臨みます。

↓日本代表は下の名前で呼び合うなど、コミュニケーションも活性化してきました!

下の名前ってよほど親しくないと知らないもんね!

ローラの下の名前とかマギーの下の名前とかビヨンセの下の名前とか知らんもんな!

槙野の下の名前に興味も関心もないし!

トモアキと知った仲間たちには強い絆が生まれたはず!



そして始まった試合。この日は強化試合ということでお互いにゆるゆるな試合です。スイスは前から激しく追ってくるようなことはなく、日本もまたしかり。それはまるで演舞のように寸止めのパンチを撃ち合うような戦いです。開始4分には日本のボランチふたりを片方に寄せてから、空いたスペースに折り返して入るという「左ジャブの演舞」みたいな攻撃をスイスが繰り出すと、いきなりDFラインを破られる場面も。「わ、ゴメン」「当たっちゃった?」「ゴメンゴメンゴメン」というスイスの声が聞こえてくるかのようです。

もちろん日本もただ受けにまわっているわけではありません。直後の6分には大きな展開から左右に振ると、クロスに飛び込んだ大迫が相手GKと交錯したことで、こぼれ球がエリア内の原口に落ちるという場面も。ここは惜しくもGKに防がれましたが、大本番でもこうしたチャンスは一度や二度はあるという決定機でした。本番はココをしっかりと決めれば、勝利は半ば手のなかです。いい攻撃でした!(※なお、本番で外した場合は、10年後くらいに週刊誌が報じる不倫の記事でも「あのとき外したヤツ」として書かれますのでお気をつけください)。

前半10分過ぎからはスタンドもお祭り気分が盛り上がってきたのか、まるで甲子園のようなトランペットの音色が響いてきます。日本は素早く縦に運ぶ攻撃や(※シュートまではいけるぞ)、全体を高く押し上げるビルドアップ(※持ち上がった槙野が取られるぞ)、大島が繰り出す巧みな縦パス(※3回相手にかわされると1回いいパスを出せるペース)などを繰り出し、ある程度攻撃の形は作れそうな感触。意識的なのか、ダイレクトのショートパスでポンポーンとつなぐ攻撃も見られ、まるで4年前のこの時期を見るかのよう。リベンジ…そんな感情がふつふつとわき上がってきます。

一瞬ヒヤリとしたのは前半30分過ぎの大迫の負傷。走る際も腰に手をやるなど痛そうな素振りを見せ、前半40分には武藤と交替することになりました。幸いにも打撲ということで軽傷だそうですが、本当に怪我だけは気をつけてもらいたいところ。負けた大会というのは大体主力に怪我人や発熱、手術痕など「負けそうな兆候」が出ているもの。コンデション100%で本番に向かうこと、そこだけは徹底してもらいたいところです。

↓ひとりで走り回らされた大迫は「あのやり方だと誰でも30分で死ぬ」と苦しい表情!

「ちがうねん」
「そこをあげていくねん」
「一生一度の大舞台で」
「自分の限界を超えるねん」
「今、30分で死ぬと思ってるやろ」
「それを45分にのばせば」
「交替1枚で済むんよ」
「60分までのばせば」
「戦術的な交代ができるんよ」
「死んでくれ、のポジションが」
「少しでも長く死ななかったら」
「はじめてチャンスが生まれるんよ」
「死ぬまで働くのが日本の特性やん」
「いいか悪いかは別にして」
「そこはオンリーワンやん」
「それを世界は畏怖を込めてこう言うねん」
「KAROUSHIと」
「それを頼める男は」
「ほんの一握りしかいないと見込んで」
「改めて言う」
「1秒でも長く生きてから、死んでくれ」


相手のヘディングが立っていただけの日本の背中に当たったり、飛び出した川島が相手選手と交錯して倒れるというガーナ戦の天丼を繰り出しながら、ガラ空きのゴールへのシュートはポストに当たるなど、ちょっと「福」のコンディションが上がりすぎかなーという懸念も沸き立ってきた前半終了間際の41分。日本は「ココで福を使ってはダメだな」「負けてこそ敵も油断する」「ゲンかつぎ、いきますか」とあの男が立ち上がります。いつもカタカナで書かれるだけの実績と風格を備える男・ヨシダ。プレミアリーグに所属してなければ絶対に選ばないのに…と歴代の代表監督を苦しめてきたやらかし王が、この日も伝統芸を見せつけてくれました。

高い位置まで詰めにいった酒井高が反転一発でエンボロにかわされた場面、エンボロは自分のチカラを確かめるように「相手DFふたりの間を抜けられるかな」チャレンジを敢行してきます。迎えうつヨシダは「日本を舐めるな、抜けられるぞ!」というチカラ強いブロックで、エンボロの前に立ちはだかりますが、この交錯でエンボロが倒れるとPK判定!すぐにPKをやる日本DFの伝統芸で、押し寄せる「福」を強引にシャットアウトしてみせたのです!

↓なお、スロー映像で見るとエンボロがヨシダの足を踏んでコケていますが、ヨシダ案件なのでヨシダのPKで妥当です!


相手の足の下に足を置いておくという悪質さ!

これはPK妥当ですわ!

日本側からも「あぁ、また」という納得の声!


結局前半は0-1で終了。スイスの実力と日本の福が激しくぶつかり合い、本番さながらにヒートアップする場面もありましたが、ヨシダによって無事に落ち着きを取り戻した格好。眠気を抱えて見守った日本の茶の間も、前半終了をキッカケに寝られたのではないか…そんな前半となりました。

↓ハーフタイムには田嶋JFA会長が放送席に登場し、好感触を語る場面も!


「やりたいサッカーが見えてきた」
「コンパクトにする意図が伝わってきた」
「コンビネーションのレベルを上げてほしい」
「忌憚のない意見を言い合っていると聞いている」

田嶋会長を悪の権化とみなす一派の怒りを、見事に代表チームからそらした!

「罵声は俺が受け止める!諸君はサッカーに集中しろ!」の男気を感じる!



後半に入った段階でのメンバーチェンジは双方ともになし。ピッチでは所属クラブでのつながりなどから、談笑し合う場面も見られます。談笑もひとしきりすんだ頃合いを見て動いたのは日本。後半11分には酒井OUT⇒酒井IN、貴史OUT⇒貴士INという幻惑交替で、スイスと、視察しているライバル国の分析班を「ん?どっちがどっちだっけ」という混乱に陥れます。

酒井は遠くから蹴っ飛ばすクロス、乾はいけるところまでいくドリブル、それぞれに持ち味を発揮して日本を活性化。それぞれコンディション不安を抱える選手ですが、本番に向けての試運転は合格、といったところでしょうか。ふたりの投入からのわずかな時間で、日本は何度もアタッキングサードに侵入し、何本もクロスを送り込むなど怒涛の攻撃を見せました。後半26分に原口が不得意な左足で撃つまでシュートがなかったこと以外は完璧。お世辞ではありますが素晴らしい攻撃でした!

↓守備陣も負けじと奮闘し、川島はまるで欧州CL決勝に出場していたリヴァプールのカリウスのようなプレーを披露!


ボールを拾う

狭い視野からなんとなーく焦って投げる

シャキリにカットされる

すぐにシュート撃たれる

川島慌てて戻る

吉田も慌てて戻る

吉田は網にとらわれた魚の動き

川島は棒に当たる犬の動きでポスト直撃

大爆笑

何だこのショートコントwwww

能力比較の前に「やらかすヤツ、やらかさないヤツ」のチェックはないのかwww

せめて「やらかしの二乗」みたいな状態はやめようやwww


攻守ともに十分な見せ場を作って、あとは試合をクローズするばかり。PKの1点だけというのもなんだし…と地元スイスを思いやる日本は、最後に美しい失点で強化試合を締めくくります。後半37分、日本のコーナーキックが不発に終わったあとのカウンターの場面。持ち上がるスイスは、前線に4人が走り込む格好で、それを待ち受ける日本のDFは3人。数的不利のピンチです。

ここでスイスは一旦大外に展開すると、素早いワンツーでスピードを落とすことなく裏へと抜けていきます。エリア内には誰もマークしていないスイスの選手が2枚。特に逆サイドにいたムバンジェは、終始誰も見ていないという状態。そこを見逃さずにクロスを送り込むと、ヨシダも仕方なくダメ元ジャンプで弾きにいきますが、届かず。ムバンジェの折り返しをゴール前で待つセフェロビッチがボレーで決めて、美しいカウンターからの追加点!この動きを参考に、大本番では「わざとCK与えてからカウンターだけを狙う」という戦術もアリかなと思うくらい、お見事でした!

「追いつける時間は十分にあります」と後半39分でも強い気持ちで中継をつづけるNHKを尻目に、西野JAPANは「順調に」沈黙を貫きます。すべての福を先送りにし、間違って入る日本のシュートと、何故か外れる相手のシュートを祈ろうという日本の戦略。キッチリ負けたことで、また一歩、大願へと近づいた感触はあります。敵を油断させ、勝手に「日本はクソ弱いからは3点くらい取らないとダメだな…」と焦らせる。勝利への布石があげるピシーーッという力強い音が僕には聞こえました!

↓すべてを隠し通して本番へ向かう西野JAPAN、今日も順調です!

箱の中身は誰にも教えない!

開けてビックリ玉手箱!

何が入っているかなー?

大本番にご期待ください!

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とにかく体調!体調を万全に整えてキレキレでいくことだけ考えよう!