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09:00
打点0点、盗品110点!盗塁0個、盗品110個!

プロ野球選手と言えば、今も昔も子どもたちの憧れの職業。「入団すれば1億円」「入団前から栄養費」というフワーッとしたイメージで、大層お金を持っているのだろうと思ってしまいますが実はそうでもない模様。今年はすでに千葉ロッテの大嶺翔太さんが借金苦から引退するという「地下の労働施設にでも行くのかな?」案件がありましたが、今度はもっとパワフルなヤツがやってきました。

このたび借金苦から契約解除となられたのは読売巨人軍所属の柿澤貴裕さん。柿澤さんは2012年にドラフト6位で楽天に入団し、2016年12月にトレードで巨人に移籍した6年目23歳の選手。1軍出場はないものの、今季推定年俸650万円ということで、用具代と税金を考慮しても、同年代の若者に比べて際だって収入が少ないというわけではありません。しかし、「生活費に困窮していた」ために消費者金融などから借金を重ねていたとのこと。

「楽天市場から物売盗人軍へ…」

その借金の対応のために手を出したのが、同僚選手たちの用具窃盗。選手ロッカーから阿部慎之助さん、坂本勇人さん、菅野智之さんらのモノを含むバット約40点、グラブ約20点、ユニフォーム約30点、スパイクなど総計110点を盗み出し、中古ブランド品買取店に売却していたとのこと。それだけ盗めば怪しまれるのは当然で、他選手がネットオークションに用具が出品されていることに気づいたことをキッカケに、防犯カメラの映像から犯行が発覚したのだとか。

↓「すごい売りにくる人だなぁ」と印象に残りそうな人相!

「おたく、ずいぶん野球好きなんだねぇ」
「草野球のチームでも持ってるのかい」
「グラブの大きさも形も全然違うし」
「バットの長さも重さもバラバラだ」
「おやおやファーストミットもあるね」
「あんたひとりで全ポジションやってるのかい?」
「ま、ウチは売っていただけるぶんには構いませんがね」
「ウチなんかで中古バットとして売るより」
「サインでも入れてメルカリのほうが」
「高い値がつくんじゃないかと思うけどねぇ」
「あぁ、失敬失敬」
「サインは入れられないわなぁ」
「サインは入れられない入れられない」
「入れられるはずがない」
「中古バットなんだから」



約110点を転売して得た収入は約100万円。1点1万円にもならない値段で市場を開いてしまったことで野球選手としても社会人としてもキャリアを台無しにしてしまうなんて。巨人軍・片岡コーチのように、雑貨屋開店志望のパートナーと交際して用具を売る業務形態ではダメだったのでしょうか。これが「夢のプロ野球選手」の現実かと沈み込むような気分です。どうせなら億単位で借金を重ねて国外に逃げるくらいしてもらったほうが、「プロ野球ってのはすごか世界じゃもんなぁ」とヘンな角度で憧れる子どもも出たんじゃないかと思うほどです。

そもそも用具を盗んで売るというのは、かなり効率の悪い悪事でした。ヤフオクで見ても「巨人 長野久義 実使用バット:落札価格29000円」とか「元楽天 鉄平 支給バット:落札価格14000円」とか「巨人 柿澤貴裕 実使用バット:落札価格9000円」とかのパッとしない価格が並びます。毎日振り回してるものだけあってさほど希少価値もなく、盗んだ割には金にならず、そのくせに足はつきやすいという効率の悪さ。

「自分のバットがヤフオクで9000円で売れるなら、どんどん売れば解決!」という大嶺翔太的発想も浮かびますが、無名選手は用具を自前調達するもの。「柿澤選手使用品」でメーカー購入価格以上に上がる見込みも薄いわけで、売れば売るほど赤字という未来しか見えません。卸値で売ってくれるなら、実勢価格との差額で利益も出るものの、それって完全に「小売店」ですよね。野球用品店と野球選手の二足のわらじは両立が難しそうです。メーカーからタダでもらえる一流選手になれば無限にバットを売れるかもしれませんが、その立場の選手なら年俸で借金を返せるわけで…。

「普通に金盗んだほうが早くない?」

どうせ防犯カメラつきのロッカーを荒らすというリスクを負うのなら、いっそカバンでもまさぐって財布から直接金を盗んだほうが、効率もよく、足もつきにくかったことでしょう。現金主義の一流選手なら、一発で100万円くらいイケたかもしれません。せこせこ中古売買を繰り返すより、よっぽど生き残る可能性も高かったでしょう。「あれ、400万円くらい入れてたつもりだけど、300万だったかな?300万だったかもしれないな…」って思う選手もいるかもしれないじゃないですか。

↓あのー、2013年に石巻工に寄付した初任給の50万円、返してもらえないでしょうか…?

当時:「本当に僕は気持ちだけですけど」
当時:「今後も機会があれば何かやっていきたい」
当時:「2月にキャンプにも行くし、使うことないです」

やっぱ返してください!

事情が変わったので、やっぱ返してください!

利子つけてくれるとうれしいです!お願いします!



これを対岸の火事と見ているわけにはいきません。球界の盟主・巨人でこのような問題が起きるのですから、我らが埼玉西武ライオンズで起きないわけがない。「選手が借金をしてしまったらどうすればいいのか」、問題意識を持って備えておかなくては。それも昭和の時代のように「もっと怖い人を呼んできて解決」とか「球団の不思議な帳簿から不思議なお金がわいて出てくる」みたいなことではなく、キレイな身体で生き抜いていく道を。

「そうだ、野球賭博で大儲けして返そう!」
「そうだ、賭け円陣で的中連発して返そう!」
「そうだ、黒い友だちから1億円もらおう!」
「そうだ、自分たちの裸の映像を撮影して売ろう!」
「そうだ、女性のスカート内を盗撮して売ろう!」
「そうだ、脱税だ!」

あぁぁ、これは全部やってみてダメだったパターンでした!ダメです、ダメです。しかし、このままプロ野球を愛するファンとして手をこまねいていていいはずがありません。ほかの11球団が借金で潰れようとも、せめて西武の若者たちだけでも救わねばならない。ほかの11球団が潰れたあとに西武だけ残っても無意味かもしれませんが、救わねばならないのです。僕なりにいくつか案を出させていただきますので、参考にしていただければと思います。

↓これなら埼玉西武でもできそうな「借金まみれの選手」を救う方法案!
●入団後、寮に幽閉
お金って何のためにあるのでしょう。買い物とか?遊びとか?それらはすべて外の世界の話。選手の天国、若獅子寮であれば寝る場所も、食事も、大好きな野球もぜーんぶ支払いナシ。寮と球場の往復だけしていれば、そもそも消費者金融に行くこともできません。借金自体の必要がなくなるのです。万一、オンラインで申請した闇金ウシジマくんみたいなのが寮までお金を持ってきたとしても、借りる前に門前払いすれば借金苦ルートから脱出できるはず。それでもスマホゲーで廃課金とかするヤツが出てくるかもしれないので、スマホおよび外部との連絡手段はすべて取り上げます!入団っていうか出家です!

●「借金」への心理的ハードルをあげる
相撲とか野球とか、野球賭博に興味がある業界にはある共通点があります。それは負け越しを「借金」と呼ぶこと。彼らは負け越しを借金と呼び、勝てば給金を直したと言い、勝ち越せば貯金と言い始めます。5割でOKという低いラインと、簡単に「借金」を返せてしまうという成功体験が、借金そのものへの心理的ハードルを下げてしまっています。それでは気安くお金も借りてしまうでしょう。なので、今後は「損益分岐点」と称する別ライン(70勝)を設定し、損益分岐点に到達するまでずっとネガティブな罵倒を繰り返します。「まだ単年で赤字だな」「到達の見込みナシ」「KPI未達」などとシーズン末まで毎朝の朝礼で言い聞かせてやれば、借金を簡単に返せるみたいな発想は薄れていくでしょう。

●踏み倒せる相手から借りるその1・先輩
そもそも、何で消費者金融から借りるのでしょうか。もっと近くに、現金を持っている人がいるじゃないですか。そうです、先輩です。かの清原和博さんなどは、気に入った後輩には数百万円の時計をポンとくれたそうです。無審査で。何てバ…じゃなくてイイ人なんでしょう。消費者金融なんてプロに手を出す前に、まず先輩から借りましょう。阿部慎之助さんだって「お金貸してください」「貸してくれないならバット盗んで売ります」「出世払いでお願いします!」ってバット持って迫られたら、「いいよ、やるよ」で10万円くらいくれたと思うのです。それが積もり積もって100万円単位となり球団内で問題となった場合も、「阿部がガマン」「球団は、阿部が貸した額と偶然にも同じ金額を阿部の年俸に上乗せ(※雰囲気作りなど謎の貢献名目)」という形でスマートに処理できるでしょう。

●踏み倒せる相手から借りるその2・クラウドファンディング
クラウドファンディングって仕組みはご存じでしょうか。一言で言えば「無心」、一般の人から広く浅く金をせびる行為をカッコよく言いかえたものです。「僕にはやりたいことがあります!」「でもお金もバイトする時間もありません!」「お金ください!」とインターネットで募集すると、意外にたくさんのお金が集まってしまうのです。お礼は「自分が頑張る」だけでOKなので、とても気軽にお金を集めることができます。「プロで成功するためにお金を募集します!」っていうプロジェクトを公開したら、ファンや物好きからお金も集まりますし、球団もすっ飛んでくるでしょう。バットを盗んだあとに相談しても「クビ」って返事しかできませんが、クラウドファンディングの時点であれば「くわしく話してみなさい」という親心も出てくるというもの。球団に見つからなかったら別にそれはそれでOKですしね。

●盗んだものを売るのではなく、もらったものを売る
何回考えても疑問なのですが、何でバット盗んだんでしょう。グローブは愛用品があると思うので難しいにせよ、バットなんてホイホイあげてるじゃないですか。「売る用に下さい」って言ったら渋るかもしれませんが、「ずっと憧れてました!阿部さんのバッティングに近づきたいです!バット使わせてください!」って言ったら気前よくくれると思うんですね。それを会う人会う人に頼めば100本くらい集まるでしょう。上手くすれば自主トレとか食事会とかタダで頻繁に連れてってくれる関係になれるかも。盗んだモノを売れば逮捕ですが、もらったモノを売るぶんには最悪「クソファン以下の所業…」という話で終わりです。盗んで売るのは犯罪、もらって売るのはマナーの問題、その線引きをしっかりしていきましょう。

●副業に手を出す
副業を禁止することは誰にもできません。お金がないなら生きるために稼ぐしかないのです。「窃盗と副業ならどっちが望ましいですか?」と聞いて「窃盗」と答える球団は皆無のはず。ビール、ビールを売りましょう。いや、ビールだと旨みがないから新ジャンルのビール風アルコールにしましょう。ユニフォーム姿で選手が売り歩く金麦(※SEIYUなら1本103円)は、ラーラララ!ララララ、ラララ!の特別な味。どうせ2本目からは味なんてわからないのですから、たまには選手から買ってみたい。コップにサインでも書いておいてやれば、客は勝手にウキウキするでしょう。インスタにアップしてくれたりして、どんどん商売は繁盛するはずです。近所の住人だって勝手に駐車場とかやって儲けているのです。選手がビールを手売りして何が悪い!

●実家から何らかの仕送りをもらう
直球で金をもらえると最高ですが、両親も「プロ野球選手に、私がお金あげるの?逆では?」という疑問を抱くことは否めません。しかし、幸いにも西武にはいい事例があります。外崎修汰選手は実家がリンゴ農家ということで、球団イベントでリンゴを販売する企画が実施されているのです。実家が商売をしにきている。ここで「球団⇒実家」の金の流れを「球団⇒自分⇒実家」とすることができれば、実質的な「仕送り」とできるのではないでしょうか。このスキームを察したとしても、親も金を返せとまでは言いますまい。ま、「生活苦しいから金くれ」って素直に頼んだほうが支給までの時間や手間は少ないかもしれませんが…。

●楽天銀行ビジネスローンに一本化
プロ野球の仲間・楽天イーグルスは、楽天スーパーポイントを中心とした「楽天経済圏」を形成しており、外部との為替取引を行なうために自前の銀行を持っています。その楽天銀行は個人事業者向けの楽天銀行ビジネスローンを展開しています。借入金額は最大1億円。消費者金融で借りるより見栄えもいいですし、取り立ても穏便でしょう。楽天在籍経験があれば審査でも金利優遇があるかもしれません。最近は小さい銀行は審査書類を書き換えてでもお金を貸してくれるそうですので、イケるんじゃないでしょうか。借金ではなく融資を受ける。踏み倒すんじゃなくて、倒産する。イメージの転換です。やってることは同じでも見栄えが違えば心象は全然違いますからね。なお、オリックスで借りる場合は、銀行系の「オリックス銀行カードローン」と、貸金の「オリックスVIPカードローン」がありますので時間がないときはVIPのほうを選んでくださいね!

●入団時にブラックリストに載せちゃう
消費者金融を束ねる日本貸金業協会には、貸付自粛制度というものがあります。要するに、自分で「俺ヤベーんでブラックリスト載せてください」と申請することで、借りようとしても借りられなくなるという仕組みです。これを入団時に全選手にやらせまして、借金そのものをできなくするのです。これをやるとクレジットカードも基本的に作れなくなるので不便ではありますが、クレジットカードなどなくても野球をやるのに不便はありません。幸い西武球団はセゾングループとの密接な関係を活かして、西武プリンスクラブカードというカードを発行しています。こちらを入団時に自動的に作っていただくことで、オンラインゲームの支払いなどどうしてもカードが欲しい場合にも対応可能となります。ここまでやってあげて、直で闇金にいっちゃったら、もうしょうがないですよね!

●カブトムシを売って返す
急に内職みたいな話になりましたが、消費者金融に行く感じの人って、ちんまい内職って向いてないでしょう。もっとヤマっぽい仕事でないとやる気が出ないと思うので、そんなアナタにカブトムシ。秩父山中の森に住む、自然の黒いダイヤ。バットと違ってカブトはどれだけ採っても罪には問われません。ちょっと楽しいし、やる気が出そう。つがいで増やせば採る手間すら省けます。土日には子どもたちが勝手に向こうからやってきますので、カゴつき1500円で売りましょう。「●●選手のカブトムシ」を買った子どもたちは、その素敵な思い出を生涯忘れることはないでしょう。生涯忘れることはないでしょう(※aikoのモノマネで)。

「一生懸命野球をやる」って案も考えましたが、芽が出ない人がお金借りるんですもんね!

野球で返す見込みがないから困ってるんですもんね!

野球を当てにするのはやめましょう!



ふむ、最終的にカブトムシがあれば何とかなるでしょうか。採ってくるのはタダだし。まぁ、そもそも一流選手になるまでは娯楽のない山奥で人生の大半を過ごすわけで、借りるほど遊びにも行けないでしょう。面倒臭くて。幽閉せずとも半幽閉で十分。試合のある日は、コンビニで「お金を使おう」と思っても行列で1時間くらいかかるのも、まさに地の利。三方山に囲まれ、海に面した鎌倉が天然の要害であるように、秩父山中・西武ドームは「闇の勢力からも捨てられた僻地」。巨人さんのようなシティボーイとはそもそもの環境が違うのでした!

↓さぁ、明るい野球界の未来のために防犯カメラに向かって歌おう!


『盗品売って』

盗品売って 大儲け
質屋 ヤフオク メルカリ ラクマ

汚汚 ジャイアンツ
菅野坂本慎之助
売れる用具のありがたさ

ジャイアンツ ジャイアンツ
金金 金くれ巨人軍


若獅子寮が解体の折には、昭和の遺物を売るフリマをやりましょう!