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08:00
茨城をもう1日走ってもよかった!

じょじょに気持ちも高まってくるニュースでした。12日、来たる2020年東京五輪・パラリンピック聖火リレーの日程が発表されました。注目の出発地は福島県。そこから日本列島を時計まわりに一筆書きするようにしてめぐり、最後は東京に戻る流れ。「復興五輪」という意識のもとに、東日本大震災の甚大な痛みを念頭に置いたコース・日程となりました。

「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう」というコンセプト。

それはもちろん、東日本だけに灯す炎ではありません。今まさに大きな痛みのさなかにある西日本の方々、熊本地震、新潟県中越大震災、阪神・淡路大震災といった天災による痛み、それだけではなく日々の暮らしのなかでのさまざまなことから生まれる痛み、そのすべての希望の炎になれればという切なる願いです。誰しもが、自分の痛みを照らす光にしていい、そんな炎です。

もちろん意見はさまざまです。松明が練り歩いたところで何の役にも立たないかもしれません。ただ、もしもこの炎が、そしてその先にある東京五輪・パラリンピックが、希望となって誰かの心に光を灯すなら、それは甲斐のあることだと僕は思います。スポーツはときに途方もなく大きな希望をもたらすことがある、僕はそういう気持ちをいくばくか知っているつもりです。そういう炎になるといいな、そう思います。

↓「ピン子に似た公務員もいるもんだなー」と思ったアナタに朗報!これはピン子です!

ピン子:「お前が落としたのは」
ピン子:「私の右手の銀のトーチか?」
ピン子:「それとも私の左手の金のトーチか?」
ピン子:「バカモン!」
ピン子:「銀のは1964年東京大会のものじゃ!」
ピン子:「バカモン!」
ピン子:「金のは2012年ロンドン大会のものじゃ!」
ピン子:「お前には2020年東京大会のトーチをやろう」
ピン子:「しっかり楽しんで走るようにな」

ちなみにオッサンの持っているのは金が長野大会で、白がバンクーバー大会のトーチです!

4本ピン子立ち!



狭い島国とは言っても、それなりに広く、そして細かくわかれている日本列島。移動日を含めた全日程は121日間に及びます。これは近年の大会と比較しても長い日程。平昌五輪が101日間、リオ五輪が95日間、ソチ五輪が123日間、ロンドン五輪が70日間、バンクーバー五輪が106日間という実績と比較すればいかにこの日程が長いかがわかるでしょう。広大なロシアをめぐり、宇宙にまでトーチを運んだソチとほぼ同じ日数をかけて、日本全国を丹念にめぐるのです。これは決してどこかを優遇して、どこかを軽んじるなんてものではありません。1964年大会と同じように、すべての都道府県をつないでいくものです。

その出発地が福島県であることについて、組織委員会は「現時点で避難者の数が最も多い」ことを理由として挙げました。何をもって、何を理由に決めるかというのは簡単なことではありませんが、それはあり得る答えのなかのひとつでしょう。最初に走るのも最後に走るのも大した違いはないのですから、最初に福島を、最後に東京を、そして東京に近づく道のなかでなるべく最後のほうに宮城と岩手を置く、僕はそれでいいだろうと思います。

↓ほぼ一筆書きで日本をめぐる、希望のリレー!

北海道からフェリーで岩手に入る炎が希望になりますように!

希望が入港しますように!

本命は宮古、釜石もあるかも!



もちろん若干の手心はあります。よくよく日程を見ていきますと、「わずかに手厚い」都道府県があることに気づくはずです。開催都市である東京は15日間と最長ですが、それ以外の多くの都道府県は基本的に各県2日間でめぐる日程となっています。そんななかいくつかの都道府県は3日間の日程で、より多くのランナーが参加できるようになっています。

具体的には、福島県、岩手県、宮城県、静岡県、神奈川県、千葉県、埼玉県が3日間の日程となっています。これは察するに復興五輪の意識のもとに東日本大震災の被災地域を手厚くし、また、実際に五輪競技が実施される都道府県に対して若干の重みづけをしたというところでしょう。

福島県は言うまでもなく甚大な被害を被った県であり、しかも野球・ソフトボール競技を開催する福島あづま球場があります。岩手県は競技会場こそありませんが、やはり甚大な被害を被った県。宮城県も被災地域であり、さらにサッカー競技を行なう宮城スタジアムを備えます。これらはおもに復興五輪を念頭に置いた日程でしょう。

競技会場のある地域という意味では、静岡県には自転車競技の会場である伊豆ベロドロームと伊豆マウンテンバイクコース、富士スピードウェイがあります。神奈川県にはセーリング競技を行なう江ノ島ヨットハーバー、野球・ソフトボールの横浜スタジアム、サッカーの横浜国際総合競技場など会場多数。千葉県もテコンドー・レスリング・フェンシングを行なう幕張メッセと、サーフィン会場の釣ヶ崎海岸があります。埼玉県はゴルフ競技の霞ヶ関カンツリー倶楽部、バスケットボール競技のさいたまスーパーアリーナがあり、射撃の陸上自衛隊朝霞駐屯地もほとんど埼玉です。

ほぼほぼ納得、だがしかし。

東京五輪の競技を実際に行なう競技会場を備えながら、「3日間」をいただけなかった地域が、実はあるのです。ひとつはサッカー競技の札幌ドームを備える北海道。だが北海道はまだいい。北海道は地続きでないことから、行きも帰りも移動日をもらっており、実質1日増える勘定ですから。

しかし、もうひとつ。東京五輪の競技を実際に行なう競技会場を備えながら、2日間しかめぐらない県がある。移動日もなく、純粋に2日間しかめぐってもらえない県がある。サッカー競技の会場・茨城カシマスタジアムを備える茨城県。「千葉こそ2日でいいじゃん!」「千葉は普段から東京気取りだから1日でも問題ナシ」「メッセを20周したら終わり」という心ないインターネットの声も渦巻くなか、何故か茨城県は「2日間」です!

↓組織委員長の森氏から茨城県に関する説明は特になかった模様!


森氏:「まず被災地を」
森氏:「復興五輪ということを頭に置きましょう」
森氏:「復興五輪の火をアテネから日本に持ってきて」
森氏:「それをまず被災地のみなさんに見ていただこう」
森氏:「これがまず大事なことではないかなと」

東京は開催都市だから15日間!

岩手・宮城・福島は日数の配慮をして3日間!

複数種目を実施する埼玉・千葉・神奈川・静岡は3日間!

で、茨城は2日間!

それでも長野五輪の「各県1日」よりは増えてるぞ!

IOCとも交渉して「100日以内」のガイドラインをぶっちぎったぞ!

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茨城県の方には釈然としない気持ちもあろうかと思います。福島に降り立ったのに横を通り過ぎて栃木に行く聖火。宮城までやってきてそろそろウチかなと思ったら船で静岡に抜けていく聖火。やっときたと思ったら2日間で駆け抜けていく聖火。周辺事情を鑑みればあと1日あってもよかったとは思います。ご不満でしょう。しかし、何日だったらイイということではないですし、2日間と3日間で何が変わるわけではありません。その待ち遠しい気持ちを2日間にぶつけてもらいたいと思います。

そして、その2日間以外も東京五輪・パラリンピックを感じてもらいたいと思います。いつも言うことですが、2013年に招致が決まってから僕は「7年間」をずっと東京五輪・パラリンピックの一部だと思って暮らしてきています。もうその暮らしも5年目です。これまでもたくさんのイベントに参加し、節目節目で「東京」を意識してきました。間もなく「2年前」という新たな節目を迎えます。例のマスコットにも名前がつきます。チケット販売のためのID登録も始まっています。リレーの2日間だけでなく、本大会の17日間だけでなく、ずっとそこに向かってつづく日々なのです。

まだ2年もあります。

最後のほうの2日間だか3日間だかの違いよりも、はるかに長い時間が残っています。

その日々が、素晴らしいものになるよう、楽しんでいきたいと思います。

少しでも多くの体験をできるように祈りながら。

茨城のみなさんも、燃えていきましょう!(※聖火だけに)


リレーは10メートル間隔にして、ひとりでも多くの走者をつなぎましょう!