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08:00
新章開幕、いきなり絶好調!

大きな誇りを抱いて終わったロシアワールドカップから2ヶ月、サッカー日本代表が新生して帰ってきました。顔ぶれはフレッシュ、監督もフレッシュ、気分もフレッシュ。「日本はダメだ」「世界から取り残されている」といったワケ知り顔の「呪い」から解き放たれて見守る代表には、夢と希望と誇りしかありません。きっとやれる。大きく羽ばたく。たとえ最後の最後の1ヶ月までチグハグな状態でも、日々の歩みはここ一番のチカラとなって現れる。あの実体験は揺るぎない強さとなって残っています。

北海道を襲った地震の影響もあり予定されていた試合はひとつ中止されましたが、中止の決定の早さ、的確さもまた日本代表の強さを示すかのよう。少し前に「台風が接近していることは前日からわかっていたのに、試合開始予定時刻の4分前になってようやく試合中止を決定」というクソ野球を見せられたあとだけに、余計にサッカー日本代表の立派さというのも光りました。北海道にはまた後日改めて赴けばいいでしょう。食料や水、電気にメドがついて「元気」が必要な段階に移行した頃に。

日本のスタメン、まずGKにはワールドカップを一番イイ席で見てきた男・東口(※剛力よりイイ席で見たぞ)。DFラインにはほかのDFよりは絶対に森保監督のことを知っているはずのサンフレッチェ佐々木翔、あー槙野かー、お茶の間からは新戦力と思われているだろう三浦弦太、リオ世代から代表の主力へとステップアップできるか室屋成と新味あふれる並び。

中盤にはキャプテンも拝命したサンフレッチェ青山と、ワールドカップを最高の席で見守った遠藤航(※前澤社長よりイイ席で見たぞ)と並び、前線には新10番・ポルティモネンセ中島、フロンターレ小林、ザルツブルグ南野、フローニンゲン堂安律と海外組がズラリ。「いつものメンバー」がひとりもいない代表は、どこを眺めても新鮮です。ベルギー戦に出ていた山口蛍さんが何故か代表戦を辞退してルヴァン杯のほうに出ていたので、本当に新鮮です!

↓え!?槙野がいるだろって?いやいや槙野は「いつものメンバー」じゃありません!

「いつもの控えメンバー」です!

出ていること自体がわずかに新鮮!

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何と言っても注目は前線の選手たち。特に待望論ささやかれつつもワールドカップには選出されなかった堂安律には、新時代を拓くアイコンとしての期待もかかります。煽り特番で「世界の誰にも負けない」「ベスト8で負ける気なんてさらさらない」と言い放つその姿。左利きの若き新鋭が独特の口調でビッグな夢を語るという、いつかどこかで見たような光景でもあり、何だか頼もしさを感じさせる光景には胸が躍ります。4年後には「プロフェッショナルとは…リツ・ドウアン」くらい言っていてほしい、とにかく楽しみです!

そして始まった試合。初戦の相手コスタリカは、ワールドカップでは1分2敗とふるわなかったものの、本大会メンバーもそこそこ含む編成で「世界へのスタートライン」としてはいい具合の相手。この日も伝統芸というか、下がって人数をかけて5バックで守ってくる構えで入ってきます。何だかボクシングのミット打ちのような気分です。「さぁ、打ってこい!」と言っていただけたので、日本も気持ちよく攻撃から入ります。開始1分では早くも青山の縦パスを小林がエリア内でフリーで受ける惜しい場面も。

前半5分のCKの場面では、相手GKにボールが渡った瞬間、槙野がこれ見よがしに猛ダッシュで駆け戻るようなところも見られます。「あぁ、CKになったら絶対コレやってやろうと思ってたんだろうなぁ」とお茶の間もニッコリ。代表を離脱してルヴァン杯のほうに出ていた山口蛍さん!日本代表はもうアナタをひとりでアソコに棒立ちにさせませんよ!みんな「CKがGKに渡ったらカウンター警戒」という教訓、胸に焼きついてますよ!すぐ忘れるとは思いますけど!

↓ピンチの場面では槙野が身体を張ってボールにプレッシャーをかける!

槙野:「やらせんぞ!」
ボール:「……」
槙野:「俺が止める!」
ボール:「……」
槙野:「少しでも身体を寄せれば!」
ボール:「……」

プレッシャーがかかったボールは枠を外れた!


試合が動いたのは前半16分。日本の右サイドからのCKは、走り込んできた佐々木翔の頭に当たって、さらに相手選手の顔に当たってゴールへズドン!タイミングよく小林悠がバンザイしたことで、思わず日テレの実況も「小林決めたー!」と絶叫するような鋭いゴールが決まりました。解説の城さんが「佐々木が触ったボールですよね?」と突っ込んでからも、実況は「最後、小林が触ったように見えたんですが!」と引き下がらないほどの、高速ピンボールヘッド。幸先よく先制です!

↓新体制での初ゴールは小林のゴールでも佐々木のゴールでもなくオウンのゴールでした!


まだ新体制ゴール第1号が誰になるかは揺れてるぞ!

新生日本代表で最初に決めるのは誰だ!


日本の攻撃はテンポもよく、一対一では迷いなく仕掛けるような思い切りのよさもあります。いかにも「楽しそう」な雰囲気で、試合中にカメラに抜かれた選手たちの表情には笑顔も見えるほど。左からは中島が、右からは堂安が鋭くドリブルで切り裂いていく。中央では小林が流れるような巧みな受けで周囲の若手のよさを引き出せば、南野は中央は俺のエリアだと身体を張って留まる。前半39分の遠藤縦パス⇒小林胸で落とす⇒南野シュートの流れは、決まっていれば森保新体制のベストゴールとなるような美しい攻撃でした!

守備でもバラバラと体当たりにいくのではなく、相手をジワジワと追い込んでボールを刈り取っていきます。即席とは思えないような整い具合で、早くもチームっぽくなっています。なんか、ここ数年の苦行のせいで「お試しチームはマジでお試しなのでクソみたいな状態になるぞ」「ヘンなポジションでヘンな選手が出るぞ」「宇賀神」と疑心暗鬼になっていた心さえ晴れていくよう。そうですよね、代表なんだもん!即席でもそこそこやれて当たり前だったんです!

↓前半は1-0で終了ですが、気分的には3-0くらいの心地よさです!

思い通りのプレーをして、それを相手が防ぐのはノーストレス!

こんなに気持ちいい代表戦はベルギー戦以来です!


↓だから、コスタリカ国旗を間違えちゃったけど許してください!

惜しくないけど、惜しい!

しゃーない、日テレは相手には微塵も興味なかったんや!

日テレが興味あるのは「誰がクラブワールドカップに出るか」だけ!

いっそエクアドルとかと間違えるほうが惜しい感あった!

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ハーフタイムには懐かしの長谷部キャプテンも本麒麟のCMに登場。「お疲れ様」の声もお茶の間から上がります。スポンサードするキリンさんの看板、キリンさんの商品見本、キリンさんの宣伝担当のお姉さんもどことなくみんな誇らしげ。この気持ちよさがいつまでもつづくように祈りながら、試合は後半に突入します。

コスタリカは後半開始後にバラバラとつづけざまに選手を替えて新チームづくりに余念がありません。一方、日本は前半と変わらないメンバーで引きつづきイイ感触。南野の「決まれば新体制ベストゴール」という美しいヘッドや、中島の突破から流れるような連携で繰り出した堂安のシュートなど、まだまだ点が取れそうな雰囲気です。今すぐワールドカップがあればベスト8くらいイケるんじゃないですかね!

↓迎えた後半21分、外しっぱなしでは終わらない南野が新体制で最初の得点者となった!


早い、上手い、若い!

未来しか見えないこの試合!


ここからは日本代表も選手交代モードに。ワールドカップをイイ席で見損ねた浅野、山口蛍がルヴァン杯に出た影響もあって代表初選出初出場となった天野純、槙野ではなく佐々木と入れ替えで車屋、去年まで大学生だった守田英正らが続々とピッチに入っていきます。気持ちよく試合に出て、それでいて明確な競争相手というのも示される、これからチームを作っていくにあたって「わかりやすい」メッセージの連打。このあたりは森保監督の人間性というか、誠実さというものも感じます。呼んだら使う、使うときは選手も納得できる形で使う。伊達にJリーグを三度制していないなと唸らされます。

2-0で日本リードのまま終盤へと差し掛かる試合。日本代表は伊東純也と三竿健斗を投入して、これで6枚のカードを使い切ります。「槙野は最後まで出るのか」「キャプテンの青山は下がったのに槙野は最後まで出るのか」「アレか?吉田麻也は不動で考えてるよ、というメッセージか?」とお茶の間に若干の疑問も広がりますが、それすらも新生日本代表はプレーで払拭していきます。

試合終了間際の後半48分、3分のアディショナルタイムを使い切ろうかというときに、日本の追加点が生まれます。伊東純也がドリブルで持ち込んで、相手DFを自力で振り切ってのシュートは、GKの手を弾いてゴールへ!小気味いい、ものすごく小気味いいプレーとゴールの積み重ねで、日本代表3-0大完勝です!

↓いやーーーーー気持ちいい!こういう試合が見たかった!


アジアカップが楽しみ!

負ける気がしない!

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ひとつの時代が終わり、これから新時代が始まるんだというとき、誰かの不在を感じさせるのではなく、選びきれないほどの未来が示された。それは若き選手たちのチカラでもありますし、あの逆境を振り払った世代の置き土産でもあります。日本は強い、日本はできる、その想いが見る側にも伝える側にもやる側にもしっかり宿っていた…そんな一戦でした。

「あの美しい日本代表」が集めた注目の余波が、新しい日本代表で活躍した選手の世界での檜舞台へのチケットになるという好循環が作っていけたら、ますます明るい未来が見えてきそう。その流れをより確かなものにしていくためにも、アジアカップで久々の優勝を狙いたいもの。アジア王者として威風堂々コパアメリカに打って出て、もう一度世界を驚かせたいものですね!


新生日本代表、アジアカップで優勝する気しかしません!