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08:00
昨日で不信が確信に変わりました!

日本プロ野球界のみなさん、謹んでお詫び申し上げます。2018年の日本プロ野球パシフィックリーグは、我が埼玉西武ライオンズの優勝となりました。数字上の決定はまだですが、ハッキリ言って負ける気がしません。どこまで強いんだ我が球団は。負けない、負けない、ひとつも負けない。行くだけで気が滅入る山奥の貧相無節操球団が日本プロ野球の最高峰たるパ・リーグを制してしまう。それは国際的料理コンクールでオリジン弁当が優勝するくらい申し訳ない場違い感ではありますが、もう優勝したもんねーーーー!!したもんねーーーー!!

2010年の悪夢、マジック4からソフトバンクに直接叩かれ大逆転で優勝を取りこぼしたことを忘れたわけではありません。あの年のロッテとのクライマックスシリーズで、4-0の9回に追いつかれ逆転負けした試合は僕のオールタイム野球観戦のなかでも最大最悪の敗戦でした。いまだにその試合に一緒に行った知人から「ナンジャコリャーと言いながらひっくり返ったお前ワロタ」とからかわれるくらいに、手痛い敗戦でした。コッチのホームなのに、調子乗っちゃってーのロッテファンから「帰れ!帰れ!ライオンズ!」と煽られたこと、昨日のことのように思い出します。

「相手も強いし」

「メークドラマ」

「Vやねん」

そんな球史に残る大逆転劇のひとつとして「M4」の悪夢は深く心に刻まれました。途中経過がどうなろうが最後まで西武のことを絶対に信じないという僕の観戦スタイルは、あの日から始まったように思います。勝ち誇るのは勝負が決する遥か前に済ませてしまい、決着が近づく頃にはライオンズを腐し始める。1点でもリードされたら即諦める。それは心の安寧を保つのにとても優れた方法なのです。「ナンジャコリャー」とならずに済むのですから。

そんな信じることを止めて凍った心すらも、今年の西武打線は打ち砕いてしまった。「これはダメだろう」という試合を何度も何度も打ち砕き、漫画のようなホームランで勝ってきました。5点、6点、当たり前。10点までなら射程圏という爆打は、疑いと皮肉と諦めに満ちて屈折したファンさえも「信じてもいいんだ」と思わせてしまった。「球界の盟主はソフバン」「分不相応な順位」「自分たちが嬉しいだけで球界にとっては迷惑」という客観的な見立てはいまだ変わりませんが、強いのはウチ、勝つのはウチ、埼玉西武ライオンズです!

↓2010年、悪夢の「M4」の壁をついに越えた!

相手の負けを期待する気持ちなどない!

勝って決める!全部、デブが、打ち砕く!



迎えたソフトバンクとの直接対決3連戦。ここにいたる過程は素晴らしい「プロ野球」でした。2週間前の同じ直接対決3連戦を爆発的打力で3連勝しマジックを点灯させた西武は、そこから都合10連勝。打って打って打ちまくってきました。しかし、追うソフトバンクも強い。3連戦3連敗を除けば、前後で11連勝に相当する勝ちまくり。2週間前に点灯したマジックを「ソフトバンクはひとつも減らさず」に再び西武ドームに戻ってきました。セリーグなら優勝相当の成績で球界の盟主が追いすがってくるなんて。これほど強いソフトバンクと真っ向から競り合っているのがウチのチームだなんて。痺れる、何て痺れる戦いなんだ。

「ここまでか…」と思った場面で、何度も起死回生の一発をスタンドインさせてきたライオンズナイン。浅村栄斗が、山川穂高が、栗山巧が、秋山翔吾が、中村剛也が、その他のレオ戦士たちが日替わりで試合を決めてきた。誰が打つのかはわからないけれど、誰かはきっと打つ。極端な話、9回二死からでもホームラン・ホームラン・ホームランで無限に点を取れそうな気がするメチャクチャな打線が、毎日「ネンイチレベル」の試合をやってきました。この2週間くらいの試合、全部ブルーレイにして売ってもいいくらいです。最終決戦を迎えるにふさわしい、素晴らしい道のりでした。

↓どの試合も劇的だけれど、24日の楽天戦での浅村・山川・栗山の3連発は「予感」に満ち満ちたドラマティックシーン!

エラーで失点した選手たちが、それを帳消しにしたうえでレジの金を全部「おつり」として奪っていくような3連発!

そして延長10回に中村剛也のソロで勝ち越し!

ソロ・ソロ・ソロ・ソロで4得点、全部違う打者!

これは優勝するチームの試合だ!

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マジック5。ホームでライバルとの直接対決。3連勝なら本拠地最終戦で胴上げ。「決めたいな」という欲がわいてくるこの局面に、最後のロケットが加速をつけてくれます。レジェンド松井稼頭央の引退。みんな薄々わかっていたことではあるけれど、ついにその日がきたかという想い。ただ、その日の訪れを少しでも引き延ばすんだという、欲を上回るやりがいがムクムクとわいてくる報せです。

投手の肩書きで入団した「松井和夫」は、野手としてプロ野球人生を歩み始め、内野守備を学び、スイッチヒッターとしての打法を学び、天性のスピードに走塁技術を加え、野球のあらゆる技術を身につけていきました。巨大な白紙のようにまっさらな身体能力のうえに、スケールの大きな野球を描き上げました。遊びではありますが投手としても150キロ近い球速を記録した真のオールラウンダー。9人の松井稼頭央がいれば、それだけで優勝できる。野球の申し子のような選手でした。

ただ、西武での日本一はありません。3度進出した日本シリーズはいずれも敗れました。今にして思えば、当時すでにライオンズの黄金時代は終わり、地盤沈下が始まった時代でした。それを松井稼頭央と西口文也と松坂大輔が覆い隠していた…そんな気がします。日本シリーズでは「松坂と西口が2勝ずつすれば勝ち!」「松井がヒットで出て、二盗・三盗・本盗で1点取って勝ち!」みたいな計算をよくしたものです。

今年は違う。

どのピッチャーが勝つかは相変わらずさっぱりわかりませんが、誰かが打って勝ちます。3点リードくらいでは勝ち切れないおなじみの投手力ですが、5点ビハインドくらいなら勝てる打線がある。おそらく球団史上最強であっただろう1990年の打線をも上回るチームが、レジェンドのラストイヤーに間に合いました。清原にはしてやれなかったぶんまで、盛大に送ってあげたい。西口にはしてやれなかった見送り方で、勝って花道を作ってあげたい。できれば、この西武ドームで。

在籍期間が被っていない若い選手たちにも、ファンのそんな気持ちは伝わったでしょう。ソフトバンク1点リードで迎えた8回裏の攻撃、四球で出たメヒアの代走に松井稼頭央が指名されたとき、この日一番の歓声が上がりました。今のプロ野球には引退試合だけ追加の選手登録ができる特例措置もありますが、この優勝争いのさなか、松井稼頭央は戦力として登録され、戦力として試合に出場しました。辻監督の心を感じる起用です。「見渡したら稼頭央しかいなかった」という素っ気なさも憎らしい。人の心を動かす術を知っています。

打力や反応は衰えても足と走塁は健在。オールスターで1試合4盗塁をやってのけた規格外の足は、引退間際まできてもプロレベルです。その足にプレッシャーを感じたわけではないでしょうが、つづく9番・金子のボテボテのショートへの打球は、ソフバン内野陣のチグハグさもあって内野安打となります。松井稼頭央が得点圏に進んで打席に立つのは1番センター秋山。史上最強1990年の西武ライオンズも、現在最強2018年の埼玉西武ライオンズも、声を揃えて言うでしょう。「センター秋山」が打たないわけがない、と!

↓そして秋山は打った!センターバックスクリーンへの逆転スリーラン!


うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!

どんだけ打つねぇええええええええん!!

最強ライオンズ、パ・リーグ制覇だ!!!


何度も何度も何度も「こうなったらいいのになぁ」を見せてくれた今季の西武が、こんな試合をやっておいて優勝を逸するなどさすがの僕でも考えられません。「負ける気がしない」とはこのこと。スタンドのお客すら触れないバックスクリーンへのホームランのように、誰も止めることはできない。決まるのが土曜日なのか、その先なのか、パ・リーグ制覇は時間の問題だけです!2018年も熱いご声援をありがとうございました!

↓2018年開幕で掲げたテーマ「カズオとともに日本一」が近づいてくる!
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開幕戦、早々の8得点で勝負を決めたあの日から「1秒たりとも首位を譲らず」にここまできた!

駆け抜ける、日本一まで!

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優勝祝い&40周年記念事業として、球場も打ち砕いて建て替えだ!