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12:00
逆神が胴上げ阻止を見てきましたよ!

29日、我が埼玉西武ライオンズは優勝マジックを1として本拠地最終戦に臨んでいました。勝てばもちろん優勝。20年ぶりとなる本拠地胴上げです。近年、やたらと目の前で胴上げを見せられてきた埼玉西武球団にとって、特等席で見守る自分たちの胴上げは格別なもの。僕もこの日こそが優勝の日だと信じて(※チケットを買ったタイミングでは、敗戦の弁を述べるお詫びセレモニーを見るつもりだったが)、埼玉西武の戦いを見守ってきました。

↓いつも以上に熱気うずまく西武ドーム!普段の満員より客が明らかに多い!

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↓ベンチやブルペンには昨年亡くなった森慎二コーチのユニフォームが!
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台風24号の接近もあって雨模様の日本列島。西武ドーム周辺も当然雨です。こんなときありがたいのが屋根の存在。傘をささなくても濡れないように、球団が先に傘をさしておいてくれるなんて。「売店は傘の外にあるからメシを買うたびに濡れる」「そのときだけ傘さすの微妙に面倒臭い」「いっそ席まで届けてくれないかなー」などと図に乗った気持ちもわいてきますが、やっぱり屋根はないよりあったほうがいいですね。

試合は緊迫の投手戦。西武の先発は不祥事を乗り越えてマウンドに戻ってきた今井。ランナーを背負う場面は多いものの、外角低めへの丹念な投球でギリギリのところで踏みとどまります。築き上げる内野ゴロの山。ショートに転がるゴロの数々は、ショート源田壮亮に「遊撃手のシーズン捕殺数日本記録」を更新させました。西武の長年の穴であったショートがガッチリと埋まったことは、今季優勝の原動力でもありました。数字でわかる源田のチカラ、この日も「おおおお、それをアウトにするか」という好プレー連発でした。

一方、打線のほうはというとかなりの湿っぽさ。前日までの「ここでホームランが欲しい!」という場面でホームランが出る奇跡は終了したのか、ホームランどころかヒットもロクに出ません。逆神降臨か。急に弱くなったぞ。四球と安打で一死二・三塁という絶好の先制機を作った3回裏も、前日までであれば3番浅村が豪快な先制スリーランとなったところなのですが、この日は内野ゴロで1点を搾り取るという攻撃に。ホームラン以外で点を取るのは久々ですが、引きつづき「タイムリーナシ」は継続しています。「タイムリーナシでホームランナシ」だとクソ弱そうですね。

↓先制のホームを踏んだ…瞬間のバックネットの写真です!
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逆にソフトバンクはと言うと、西武のお株を奪うようなホームラン野球を展開します。4回表には松田がツーラン、さらに7回にも二打席連発となる松田のソロが飛び出し、6安打3得点というなかなかの効率のよさ。僕はちょうどソフトバンクベンチの上あたりにいたのですが、試合を楽しむ精神で「熱男〜!!」もやります。西武のユニフォームを着ているので「何だコイツ」感はあるかもしれませんが、やりたいもん。熱男〜!!

↓ぐぬぬ…胴上げ阻止のマインドに変わった途端に強いな…!
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1-3という点差は今季の西武にとっては「リードしている」くらいの点差であって、投手陣はよく頑張ったと思いますが、この日はちょっともうダメかなという雰囲気。連勝中は「金子でも打ちそう」と思っていた気持ちが「金子だろ、打たんやろ」と冷静に我に返っており、「1回もバットを振らずに四球を選ぶ」みたいなことを期待しちゃっている自分がいます。

そんなスタンドの諦めムードを察したのか、ベンチからは心憎い気遣いが。今季本拠地最終戦にあたり、「これが最後」という気持ちをこめて代打・松井稼頭央が登場したのです。7回裏の攻撃で稼頭央がバットを持って出てきたときの興奮たるや。1年間で4本しかヒット打ってないので、冷静に考えると打たないのでしょうが、感謝感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん結果は三振でしたが、強いスイングでの三振は記憶のなかの稼頭央のよう。楽天のレフトにいる稼頭央とは全然違う、ミスターレオでした。「稼頭央の打席を見せてくれてありがとう」それしかありません。

代打した稼頭央は9回裏にもそのまま打席に入り、今度は相手投手との兼ね合いで左打席に立ちます。スイッチする稼頭央を両方見られたのはお得な気分。辻監督(※しんにょう)は勝負の最中にあっても、勝負一辺倒にならない懐の大きさが素晴らしい。さすが黄金時代の選手です。目先の1勝にとらわれず大局を見据えて野球ができます。目先の1勝にこだわって若手の起用をためらったり、目先の1勝にこだわってファンの気持ちをないがしろにしたり、そういうことがありません。「打たないだろうけど稼頭央が見たい」という気持ち、しっかりと汲んでくれています。

↓かっずお〜!!(※熱男のリズムで)
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試合はそのまま1-3で終了。本拠地胴上げナシで終わりました。それでも3回には浅村が一死二・三塁、8回には中村剛也が二死一・二塁、9回には秋山が二死一塁という「ホームランが出れば同点・勝ち越し」の場面も作ってくれました。そこまで行けば十分です。9回裏最後の打席まで、胴上げの可能性をもったまま試合を見られたのですから。ここで決められなかったのはソフトバンクが強かったからです。並の相手ならとっくに決まっています。本拠地に戻ってくる前に。さすがに北海道での4連戦のどこかで勝つか相手が負けるかして優勝は決まるのでしょうが、寒空でのビールかけをテレビで見守ろうと思います。北海道のライオンズファンに元気よ届け!

↓ライオンズナインは本拠地最終戦のご挨拶をしてひきあげました!
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最後に残念なことがひとつ。西武ドームでの今季最終戦にあたってソフトバンクの選手がレフトスタンドに挨拶にきたのですが、そこでブーイングをする小さいファンが一部に見られました。黄金時代を知らないファンなのかもしれませんが、対戦相手にブーイングをするというのはいかにも器が小さい。相手がなければ野球はできないのですから、負けて悔しいという気持ちと、「試合をしてくれてありがとう」という対戦相手への感謝は切り離していかないといけないと思います。ブーイングを察知したか、その他大勢のファンがより一層大きな拍手でブーイングをかき消したことは救いでしたが、残念な場面でした。

このあたりが「王者気取り」と「球界の盟主」の差なのかなと思います。たかが1年の勝ち負けで調子に乗るのはいかにも小さいですし、本拠地胴上げを阻止されたとかで苛立つのも小さいですし、ましてやソフトバンクが嫌いなどというのは負け犬根性丸出しです。球界にお金を落とし、ファンを盛り上げ、若き選手を素晴らしい育成環境(※壁に脱走を防ぐトゲトゲがついたボロ屋ではなく)で育ててくれる球界の盟主に対して、僕は感謝こそあれブーイングするような気持ちはまったくありません。

たまたま野球の調子がよかったというだけのことで球界の盟主ソフトバンク様から1位の順位を譲っていただいてしまった…それぐらい謙虚な気持ちでありたいもの。そして、そういう立場を引っくり返してかつての「黄金時代」を取り戻すために、ZOZOTOWNへの球団売却&球場建て替え&周辺地域の大改造というドリームへひた走っていきたいもの。「関東のソフトバンクファンとお会いするのは今季これが最後かもしれない」のに、ライトスタンドに挨拶に行かなかった西武ナインも含めて、「完敗だな」と唸らされる一戦でした!

↓ファンクラブのパンフレットも「埼王西武」になっていたり、王者気取りなのかもしれませんね!

王者気取りはいかんぞ!

王者じゃないんだから!

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前日まで気持ちよく勝たせてもらったんだからお礼くらいしよう!