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12:00
ファンの暮らしを思いやって全力監修!

昨日は完全にやらかしてしまいました。寝坊、油断、忘却、会議…さまざまな要因が重なり、僕は大事なものを買いそびれてしまったのです。日本電産サンキョー製、羽生結弦氏完全監修オルゴール。本やカレンダーはこの先も出てくるでしょうが、本人監修のオルゴールが出てくることはおそらくもうないでしょう。五輪三連覇などの大偉業があれば第二弾もあるかもしれませんが、それは約束されていない未来であると思うと、痛恨の出遅れでした。

↓能登直氏撮影の写真、間違いなく本人のサイン、和の装飾、そしてマルシーY.H.の権利表記!

おおおおおおおおおおお!

人生でオルゴール欲しいと思ったこと一度もないけど、記念に欲しい!



こちらを製作した日本電産サンキョーと言えば、日本のスピードスケートを支える企業さま。平昌五輪では同社スピードスケート部所属の睫攤敍瓩気鵑金メダル2つを獲得し、これまでも清水宏保さん、長島圭一郎さん、加藤条治さんら幾多のメダリストを輩出してきました。スピードスケートを見るたびに「サンキュー」と思わずにはいられないビッグスポンサーです。スケートの縁が、めぐりめぐってオルゴールを生んだ。つながってないようでつながっている不思議な縁によって生まれた企画。これもまた羽生氏の存在の大きさのなせる業だなと思います。

「菜那のオルゴールも作れんもんかの!」
「菜那が箱の上でクルクルまわるやつ!」
「いや、クルクルまわるヤツがあるなら」
「先に羽生氏でやったほうがいいな」
「菜那はあとでよーし」

聞けばこれは平昌五輪前からの打診であるとのこと。結局販売が秋になるなら、五輪後からの打診でもよさそうなものですが、五輪前からという点がお互いの思い入れとして美しく感じられます。「金メダルを獲ったからオルゴール」だと商売の匂いも強まりますが、あの状況…五輪に出るか出ないかすらもわからないという怪我のなかでオルゴールの話が進んでいくというのは強い意志・信頼があればこそでしょう。実に美しい、菜那のオルゴール企画より先に世に出るのも納得です。さすがのサンキョーも菜那が金2つ持って帰るとは思ってなかったでしょうから、やるとしても五輪後の始動ですよね。

応援をチカラに変え、感謝を抱いて滑る羽生氏だけに、こうしたさまざまなことがチカラとなった平昌五輪だったのだろうなと改めて思います。ファンの期待はもちろん、「オルゴールも出るんだよな…」「負けたらオルゴールどうなるんだろうな…」「オルゴール職人の気持ち…」という関わる人すべてを思い遣る気持ちが、すべてを綺麗に解決する「勝つ」という王道へと本人を向かわせる。「勝ったから商売」とはまったく違う、「勝つためのチカラを得る仕掛け」のひとつだった…そんな位置づけにすらこのオルゴールを思わせます。

販売サイトでの視聴を聞くと、それが全部の音色なのかはわかりませんが、バラード第1番もSEIMEIも「いかにも」な部分を切り出してあってとてもいい。本人監修だけあって当然かもしれませんが、曲の盛り上がりどころ、思い出が甦るところがしっかりとアレンジされています。SEIMEIの最後のデッデッデッデッデッデッデッデッデッデッデッデッピィヨォーーーーーーーーデン!のくだりをオルゴールで鳴らせば、そのたびに「勝ったーーー!」の顔が思い浮かぶはず。

一番高いクリスタルオルゴールタイプ(48600円/税込)は生活費とのバランスを考える必要がありそうですが、2000円代のお求めやすいタイプも用意してくれるあたりも羽生氏らしくて嬉しい。高級ふとんを買ってもいいし、枕カバーを買ってもいいというコチラの財政にまで配慮して商品を監修しているんだろうなぁというのがよくわかります。

「さて、何に使ったものか…」

テレビショッピングで言うと、「素敵!」「うわー、思ったよりお求めやすいですね」くらいまで話は進んできたのですが、さて何に使ったらいいのでしょう?いや、もちろん鳴らせって話なんでしょうが、オルゴールっていつ鳴らしたりするものなのか、僕自身あんまりよくわかっていません。家にはひとつもオルゴールはありませんし、人生のなかでオルゴールを手にしたのも小学校の卒業記念工作くらいです。

しかし、羽生氏のことですから、具体的な僕との新生活を想像して商品を開発しているはず。これまでも「今度ふたりのテラスハウスに遊びにきてね」のラブレター用に切手を、「この日に遊びに行くよ、ハート書いておいてね。2つね」のメモ用にカレンダーを、「お菓子食べるよね」でガムやチョコを、「洗濯しなきゃ、脱いで」で各種洗剤を、「脱いだら、お風呂入るよね」で入浴剤を、「お風呂入ったら寝るよね」で寝具寝具寝具を薦めてきたわけですから、当然オルゴールに関しても「ココで」という場面が想定されているはず。一体、このオルゴールで僕たちのテラスハウスはどのように豊かになっていくと羽生氏は思っているのか、謎を解き明かさねばなりません。

オルゴールを鳴らす場面…

人生でオルゴールを鳴らす場面…

オルゴールがあったらよさそうな場面…

ふたりのテラスハウスでオルゴールが鳴る場面…

「ハッ」

僕は気づいてしまいました。オルゴールって絆じゃないですか、形見の品の代表格みたいな「思い出」を刻む品じゃないですか。映画とかで、記憶を失った主人公がオルゴールの音色を聴いて「この曲は…母さん…?」とか言い出すキッカケのアイテムじゃないですか。だから小学校の卒業記念工作でもオルゴールくれたわけでしょう。もしや羽生氏はこのオルゴールで僕と羽生氏との絆をエターナリーにしようとしているのではないでしょうか。

ふたりが契りのリングを交わすとき、その傍らにはサンキョーのオルゴール。ピィヨォーーーーーーーーデン!とSEIMEIの締めに乗せて互いの薬指にリングをはめ、リングをしまっておくときはジュエリーボックスタイプオルゴールの箱の中にしまう。そして羽生氏が海外転戦をしている間は、ときどきその箱を開けてはオルゴールを鳴らし、泣く。そんな暮らしをもたらそうとしているとしか思えない。

やがてふたりの子どもができたとき(iPS細胞/技術革命)、その子を寝かしつけるときに絆のオルゴールを鳴らすのです。「あなたのお父さんは世界で一番素敵な人なのよ…」と子守唄代わりに鳴らしたSEIMEIを聴き、ピィヨォーーーーーーーーデン!のたびに子どもがムクッと起き上がる。そんな微笑ましくて長い夜が、羽生氏不在のテラスハウスで繰り返されるのです。

いつか死がふたりを分かつ日がきたら、そのオルゴールを棺のなかに入れてもらいましょう。枕とかカレンダーとか写真集だと「これ入れるんすか?」と遺族と葬儀屋のオヤジが普通に怪訝な目で見てきそうですが、オルゴールだったらみんな納得の遺品じゃないですか。「あぁ、思い出が詰まっているんだろうな」と。オルゴールなら遺言にあえて書かなくても棺に入れてもらえる!

そこまで、そこまで考えてくれていたのか!(←んなわきゃないとは思うが)

僕たちの人生、将来のことを!(←絶対ナイとも言えんでしょう)

このオルゴールは第一次予約販売分が速攻で売り切れとなりましたが、今後も引きつづき生産・販売を継続してくれるとのこと。羽生氏通販の通例にならって、転売屋から買わずとも、いつか正規品が手に入るように監修してくれています。形見らしい形見もない身としては、ありがたい話ですね!








形見分けするにしてもクリアファイルよりオルゴールですよね!