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12:00
ワイのイーメジもソレ!

先日開幕した卓球Tリーグ。ウチの愛(旧姓:福原)が理事をつとめるということで、成功したら愛のおかげ、失敗したら水谷のせいという姿勢で成功を祈っているところ。そんななか、現役選手がグッズのセルフプロデュースに乗り出し、さすがのセンスを見せつけていました。

納得のプロデュースを見せたのは、アイドル好きを公言し「演出ヲタ」を自称する平野美宇さん。美宇さんはTリーグの演出面に「演出ヲタ」として一家言あるようで、具体的に「推しタオル」の制作を提案するという積極性を見せたのです。しかも、他人まかせではなく「ワイのイーメジはこういうヤツンゴ」というハッキリとしたイーメジをもったうえで。

↓「推しタオル作るンゴ」と美宇さんが提案したら、新聞社がこんな感じに作ってきた!

あー、わかる、ナイわコレ!

コレは肝心のところがボケてる!


↓新聞社の作ったイーメジ画を加工して、改めて美宇さんが提案した「ワイのイーメジ」!

わかるンゴ!

原理原則を突き詰めたらこうなるンゴ!



この推しタオル、非常に流行中のグッズです。さまざまな現場ですでに商品化され、野球などでも選手の名前を書いたタオルがひとりずつ販売されていたりします。原理原則を踏まえれば、これが流行する理由というのは明らかであり、美宇さんのイーメジもまさにそれに則った修正となっているあたりが、「さすがンゴ」と唸らされる部分です。

誰かを応援するときの究極の言葉というのを考えたことがありますでしょうか。「頑張れ」でしょうか「いけ」でしょうか。違います。「頑張れ」や「いけ」は添え物に過ぎません。これでは相手に伝わらないのです。相手に伝えるためにはまず「名前」、私のこの声が誰に向けられたものであるかという対象が絶対的に必要です。

ピッチャーが投げてバッターが打つ場面をイーメジしてください。「頑張れ」ではどっちのことかわからないでしょう。当然「田中頑張れ」とか「鈴木いけ」とか名前がくっついてくるわけです。と考えたとき、「頑張れ」や「いけ」はいらないんですね。多少のニュアンスの差こそあれど、「ここでいいプレー、いい結果を望む」という根本的な気持ちは変わらないのですから。「田中!」「鈴木!」だけ言えば、それは頑張れという意味であり、いけという意味なのです。

究極の応援、それは名前。

名前、それは、燃える、応援。

ひとりの選手に、ひとりずつひとつ。

言いたいことがあるパターンもなくはないですよ、確かに。「よく見ていけー」とか「思い切って振れ」とか「ド真ん中投げろ」とか。ただ、それは差し出がましいアドバイスであり、素人がプロに言う類のことではありません。言わんとおれんヘボもたまにいますが、本当に立派な一流に対してはそんな言葉は不要です。ただ名前、ただ名前だけを呼べば、それで応援のすべてが完結する。

その究極の形のひとつが「イッチロー」です。イチローが打席に立つ、おなじみの仕草でバットを構える。イッチローと叫ぶ。それですべては伝わり完結します。今さら「もうちょっとバットを短く持ってだな…」などとウエメセクソアドバイスを繰り出す輩もいない、イッチロー大コール。完全に仕上がったとき、最後に残るのはただ名前だけなのです。

いろんな歌を歌いたいとか、独自のフレーズを盛り込みたいとか、やる側の欲は出てくるでしょう。しかし、それは知っていて覚えている人しか参加できないもの。スタジアム全体を巻き込むものにはなりません。名前ならば応援相手を認識すればどこかに書いてありますし、実況で呼ばれもするでしょう。あとは心を合わせるだけでいい。全員が参加できて、それで完結する究極の応援フレーズは「名前」しかないのです。名前こそが最大パワーを持った応援語なのです。

語彙力超低下モードならスタジアムで発する応援語は2つで済みます。相手の「名前」と、「今のは応援じゃなくてヤジ・敵意だから」ということを示すための「死ねー」「ヘボー」「クソー」「ブー」(お好みで)だけでいい。ひとつの試合を見ながら「槙野!」「槙野槙野槙野!」「まーーーーきーーーーのーーー」「マキノッ!」「ま・き・の!ま・き・の!」「まきのぉ…」「まあああきいいいいのおおおお!!!!」「死ね!」だけで全部のシチュエーションを乗り切れます。

翻って美宇さんの修正案。

もともとの新聞社のイーメジにはチーム名だのラケットの画像だの美宇さん本人の画像だの、応援に不要なノイズが多数紛れ込んでいます。「本人に本人の画像見せて、なんかあるのかな?」「自分の顔見てテンション上がるタイプかな?」「自意識過剰マンかな?」という状態です。十分なサイズがあり、「名前」の表現が完遂している横断幕やバナーであれば画像を入れる余地もあるでしょう。飾り付けとして画像もあっていいとは思います。ただ、これが推しタオルであることを考えると、一番のパワーを発揮する名前を小さくしてまで画像を入れる理由はまったくありません。

とにかく限界まで名前をデカくしてから話はスタートです。究極的には「平野」「美宇」だけでもいいくらい。対戦相手も同じ「平野」というレアケースはそうそうないでしょうし。「平野」がスタンドにズラリと並べば、その光景がそのまま「私への応援」として認識されるのです。その壮観に選手は「この本数×2500円×3%…」と奮い立つのです。

軽くて持ちやすく、折りたためて邪魔にならず、どっちみち会場に持っていくものという点でタオルは非常に有能です。財布、スマホ、洋服の次くらいにタオルは「スタジアムに持ってくものランキング」で上位ですよね。有能でそこそこサイズのある平面に、究極の応援語「名前」を入れる。これは原理原則から言っても最強に近い応援グッズだと僕は思います。

タオルと張り合えるのはユニフォームくらいでしょう。ユニフォームは「チームの応援」、タオルは「個人の応援」として使い分けるものだと考えれば、タオルを超えるものは今後もナイと言っていいくらい完成されたグッズだと僕は思うのです。美宇さんはそれをわかっている。アイドル現場など他人を推すなかで感覚的に学んだのでしょう。これぞまさしく「演出ヲタ」という鋭く的確な修正でした。

↓こういうの探しに行く「演出ヲタ」の気持ち、わかる!

わかるンゴ!

そういうの追いかけること自体が楽しいンゴ!




応援とか演出というのは、最後は「どれだけ心を合わせることができるか」です。たくさんの人がシンクロし、一体となったときの感動や興奮は仕込まれたプログラムでは超えられません。仕掛ける側の仕事は、どれだけ心を合わせやすい環境を作るかに掛かっています。

現世のことを忘れて目の前の公演に集中させるための異世界観の演出(暗くする/閉じ込める/装飾)。名前をコールするタイミングやリズムを揃えていく公式からの導き(ヒラノなのかミウなのか/ヒラノッなのかヒッラッノなのか)。歌や踊りなど、ちょっと目先を変えるとき用のネタの制定(球団歌/応援動画)。そういったものを準備してあげて、「心を合わせやすく」する。

それはファンが自発的にやるものではなく、「公式がイイのを決めたからコレだな」となるべきもの。全員が従える公式という存在が、大多数が納得できるものを決めれば、それが一番「心を合わせやすい」のは自明です。それは本来、応援団とかに外注してはいけない行為だと僕は思います。球団や選手を応援しているのであって、応援団を応援しているわけではないのですから。

「応援とは」という深いところをえぐっていく美宇さんからの提案&修正案、ぜひTリーグ関係者にも参考にしていただきたいもの。応援する側としての現場感覚と、主張する積極性を持ったトップ選手は、なかなか貴重な存在だと思います!

↓美宇さんは応援グッツに関しても一家言ありそうですよ!

「ワイのグッツのイーメジ」も提案してもらおう!

名前を借りるだけでない「ワイが欲しい、ワイ用の応援グッツ」のイーメジを!


↓踊りを揃えるのは結構ハードル高いと思うので、とりあえずタオルとコールから手をつけていきましょう!


めっちゃウロ覚えやでwwww

知らない人にはわからないだけで、知ってる人から見たらグダグダwwww




選手もファンも愛理事も一体となって、イーメジを作っていきましょう!