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12:30
何や、それほとんど西武ドームやないか!西武最高!

家、それは永遠の夢。いつかは自分の城を持ち、安住の地を得たいと願うのは人情です。多くの人は賃貸という名の搾取のなかで一生を過ごすなか、幸運にも自分の城を持つことができたなら、その喜びは何にも代えがたいものとなるでしょう。それが新築豪華一戸建てでも、中古のリノベーション物件でも。

西武ドーム、我が城。

この球場こそが西武のチカラの源泉であり、球界に誇る宝です。昨今のセ・パのチカラの差を生んだ要因のひとつであるとさえ思っています。チカラの差は究極的には金の差です。かつての巨人が強かったのは金があったから。今のソフトバンクが強いのは金があるから。今、金を生むのはスタジアムです。放映権収入は横並び頭打ちとなるなかで、いかに球場に人を集め、集めた人の落とすお金を「全部自分で獲る」ことができるかが重要です。別会社である球場貸し屋にチケット代と飲食代と看板代の何割かを吸われるチームは早晩チカラを失っていきます。

その点で我が西武ドームはいかにボロ屋とかテントとか評されようが、正真正銘の自分の城です。好きなようにいじり、好きなように使うことができます。「火を使うな」とか「家賃をよこせ」とか言い出す面倒臭いヤツもいません(※自宅だから)。「ラッパを鳴らすな」とか「朝から並ぶな」とか言い出す周辺の地域住民もいません(※過疎地だから黙殺)。入り込んだ虫を駆除するなど自分でやらなければいけない面倒事もいろいろありますが、「文句を言われるからやりたくてもできない」ことは何もないのです。

そんななか、またひとつ新球場が誕生するといいます。

北海道日本ハムファイターズが大家である札幌市とケンカして、「お前のアパートとは契約更新しない!」「別のところに戸建を買う!」「ベンベロベー」と隣町の北広島市に建てるという新球場・北海道ボールパーク。そのプロモーション映像は輝いていました。夢いっぱいでした。正直立派でした。しかし、負けてはいないと思う、我が西武ドームは。ていうかほとんど一緒じゃないかな?ウチのほうがちょっと古くて汚いだけで、最終的にやってることは同じじゃないかな?

「ま、ま、ま、負けてない気がするもん!!」

自然と共生する全天候型球場という点において、我が西武ドームは北海道ボールパークに何ら劣るものではないというこの直感。僕はその直感に身を委ね、勇気を持ってヨソの物件を見ていこうと思います。「ハムの計画は完全新築」「ウチの改修計画は球場には手をつけずに売店とかだけをいじる小手先のリフォーム」「向こうは新築、ウチはビフォーアフター…」という現実から断固目を逸らして!

↓何だこの夢の計画!清宮もこの計画に目がくらんだんだな!


な、な、な、なんだこんなもの!

う、う、う、うらやましくなんかないぞ!

ま、ま、ま、負けてないんだから!



物件を見定めるモノサシ1:立地・アクセス

プロモーションビデオやイメージ図の立派さは、印象でしかありません。僕は何を隠そう、多くのマンション物件を冷やかし、クオカードをもらってきたモデルルーム通いを趣味とする男です。「バイトするより、モデルルーム行くほうが時給よくない?」を実践する男です。その僕が断言します。「物件は立地」です。何が建っているかよりも、「どこに建っているか」がはるかに重要です。

その点で、西武ドームと北海道ボールパークはほとんど同じ。

「オイオイ、西武ドームが立地云々言い出したぞ」「未開の原野のくせに」「秩父山中」などと心ないインターネットでは脊髄反射的な意見も出るでしょう。確かにそうです。トトロの森みたいなところですよ、西武ドームは。しかし、それは北海道ボールパークも同じ。市街地からは少し離れた自然休養林みたいなところの一角に作られる、原野のなかの球場。向こうだってトトロの森です。道中の電車の窓から見える風景が「気が滅入る過疎地か、気が滅入らない過疎地か」の違いだけ。それは物件評価ではなく沿線評価であって、まったく別のす。

アクセスという意味ではむしろ西武ドームのほうが上。北海道ボールパークは主要都市である札幌から電車で16分を標榜していますが、それは最寄駅の北広島駅までの所要時間。実際に予定地までたどりつくには、そこから歩いて22分追加でかかります。新駅を建てる計画というのも協議中だそうですが、それはまだ確約されたものではありません。運賃だって現時点で450円もかかりますし、新駅を作ればその回収でもっと高くなるでしょう。

その点で西武ドームは、埼玉県の主要都市である池袋から電車で34分、駅徒歩ゼロ分でたどりつくことができる好立地。運賃も370円です。追加料金を払って特急レッドアロー号(※名前がかわってラビュー号)に乗れば30分で到達することができます。駅は完成済み、電車も2路線(※2路線目はチンチン電車みたいなヤツだが…)が引き込み済という「約束された立地」。ハッキリ言って負けてないと思います!

↓見る限り、北海道ボールパークも原野仲間じゃない…?


↓ちなみに西武ドーム周辺の原野はこんな感じ!
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物件を見定めるモノサシ2:機能性・利便性

箱モノである以上、いかに活用することができるかも重要。マンションで言えば住みやすさ、球場で言えば使いやすさ。新築なら何でもいいというものではありません。その点で、我が西武ドームは北海道ボールパークが目指している構想をすでに実現済です。「貴様らの計画は我々が30年前に通過しているッ!」の心です。先方が掲げるトピックスは、すべて西武が通過し、あるものは実現し、あるものは捨ててきたものばかりです。

●日本初の開閉式天然芝球場
北海道ボールパークは屋根が開いたりしまったりするそうですが、西武ドームは常に屋根が半開きです。「雨はしのぎたいが、天気のいい日はお日様を感じたい」という贅沢、すでに西武ドームは実現済。開け閉めの電気代がかからないぶん、結局は西武ドームのほうがお得じゃないですかね?

●選手のパフォーマンスを最大化する天然芝フィールド
北海道ボールパークは天然芝だそうですが、これは西武ドームがあえて捨ててきた道。確かに天然芝は立派ですが、結局普段立つ場所は「土」だったりするわけでしょう。外野だって定位置の芝はめくれるし。見た目がキレイである以上の効果はありません。西武ドームみたいに、アイドルのコンサートとかバンバン開催できて、一年中稼働できる人工芝のほうがお得じゃないですかね?

●これまでにない開放感が味わえる全面ガラス張りの外観
北海道ボールパークは壁部分がガラス張りで開放感がウリとのこと。「え?ガラスで開放感?」とちょっと鼻で笑っちゃう気分なのですが、西武ドームはガラスさえなく直接外の風景が見られる半開き構造。風も虫も花粉も吹き込んでくる100%の開放感をすでに実現済です。「これまでにない」とか、ちょっと何言ってるかわかんなくないですかね?

●どこからでもプレーが見える360度コンコース
北海道ボールパークは360度のコンコースどこからでもプレーが見えるそうですね。コンコースって要するに通路ですよね。「球場の外周通路からプレーが見える」ってことですよね。西武ドームは球場の外周をグルッと通路が一周しててそこから全部プレーが見えますが、要するにそういうことですよね?

●試合の楽しみ方を新しくする多様な観戦スタイル
これは何を指すのかよくわからなかったのですが、字幕とともに表示されていたイメージ図には観覧車が描かれていたり、カフェ風のテーブル席があったりしましたので、「試合だけじゃなく遊具で遊んだり、テーブル席で飲食したりもできる」という話でしょうか。だとすれば西武ドームはすでに実現済。飲食ができるテーブル席もありますし、遊具どころか隣駅に自前の遊園地を用意してあります。なんならスキー場とかゴルフ場とかもありますけど!

↓「しょぼい売店が並ぶ外周通路」じゃなく、これからは「どこからでもプレーが見える360度コンコース」と呼ぼう!
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↓左翼席上段の天然温泉は西武ドームにはないが、たぶん一回しか入らない席だと思う!

オッサンの髪の毛とか浮いてたりしないかな?

水着で温泉入って野球見て、もう一回着替えてとか面倒臭くない?

最終的に「足湯」になってたりするんじゃない?

どうしても野球と温泉をセットにしたいなら、としまえんの割引券配布しますんで帰りに入ってください!



物件を見定めるモノサシ3:周辺環境・アクティビティ

球場だけがすべてにあらず、周辺一帯をボールパークとしたい…という北海道ボールパークの構想。球場周辺にはバーベキューやキャンプができる施設を設け、ホテル・温浴施設、住宅・子育て支援施設なども作っていくとのこと。さらに親水公園ではカヌーやボートも楽しめるもよう。ふむ、素晴らしい構想ではあります。

しかし、西武ドームも「ボールパーク」と言ってないだけで何ら劣るところはありません。球場の周辺には焼き芋や野宿ができる原野が広がっていますし、ラブホテルもたくさん建っています。住宅とか子育て支援施設だってありますよ、近隣の地域住民の家とか学校が。カヌーやボートは条例で禁じられていますけど、湖が見える公園だってあります!

↓西武ドーム周辺で焼き芋や野宿ができそうな原野!
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↓西武ドーム周辺で休憩できるラブホテル!子作り支援施設でもある!
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↓西武ドーム周辺の住宅・子育て支援施設!
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↓西武ドーム周辺の湖が見える公園!
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向こうにあってコッチにないものはない!

新築かそうじゃないかの差だけ!




もうここまでくるとパクリというかドンカブリというか、西武ドームかな?と思ってしまうくらいまったく同じです。掘り下げ式という建築様式も西武ドームと一緒ですし(※通称「竪穴式球場」)、向こうにあってコッチにないものは「いらない」ものばかり。「世界にまだ見ぬボールパーク」という意味でも、西武ドームは誰も追随してこない唯一無二の個性的な物件です。

向こうの強みは本業である肉加工製品を使用したバーベキューくらいではないでしょうか。鉄道・バス経営、ホテル経営、レジャー施設経営、温泉施設経営、ショッピング施設経営などなど西武グループが本業として抱える企業群の総合力を結集すれば、ボールパークどころかボールタウン構想を実現することさえ可能と言えます。バーベキューだって結局はそごうとか西友に卸してる肉を焼くだけなんでしょうから、コッチのスーパーで買って焼いたって一緒だと思いますしね!

「負けてない」
「絶対絶対負けてない」
「うらやましくない」
「全然すごくない」
「あー、西武ドーム最高だなー」
「西武ファンでよかった」
「銀色の美しい屋根」
「緑のコンクリート」
「カミキリムシも飛来する」
「春は桜」
「夏はサウナ」
「秋は霧」
「冬は雪」
「自然と共生する全天候型球場」
「渡辺美里のライブもできるし」
「とにかく駅が近い!」
「売店も整備するから、」
「コンビニ不足も解消!」
「西武最高!」
「西武最高!」
「西武最高!」
「西武最高!」
「西武最高!」

↓そんな素晴らしい球団を買って、最高のエンターテインメントを作りませんか?

北海道にゼロから作る手間をショートカット!

秩父山中の原野に僕たちのゾゾタウンを作りましょう!

駅と遊園地は先に作っておきました!!


球場のリノベーションもしくは新築をしてみたいかた、西武球団にご連絡を!