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12:00
年の瀬なので決算です!

ついさっきテレビを見ておりましたところ、DAIGOさんが一口馬主となって楽しんでおられる様子が映っていました。パドックに響く謎のカシャシャシャシャシャシャ音は、DAIGOさんが愛馬をスマホで連続撮影する音。スクロールするとぬるぬる動く愛馬は、「それはもはや動画で撮ったほうがいいのでは…」という連写枚数でしたが、とっても楽しそうで結構でした。

映像がスタジオに戻ると、DAIGOさんの横には大魔神・佐々木主浩さんがおります。佐々木さんと言えば清原の身元引受人…じゃなくて、ジャパンカップを制したシュヴァルグランや、牝馬三冠すべて2着という珍しい準三冠を達成し、ヴィクトリアマイルを制したヴィルシーナなど立派な馬を「個人」で所有されている大馬主さま。

佐々木さんがDAIGOさんのカシャシャシャシャ音をどんな気持ちで上から見ていたのかはわかりません。そしてDAIGOさんが世の中全体から8%とか10%とかの間接税を巻き上げている社会を、「これウィッシュのお爺ちゃんが決めたヤツやで…」と思いながらどれぐらいの高所大所から見つめているのかはわかりません。「しょぼい馬主やのぉ…」と「お前の活動すべて税になる…」。そんな想いがあるいは胸の中にあったとしても、一緒に馬の話をしているふたりは楽しそうでした。そう、愛馬がいる暮らしは楽しいのです。

↓僕にも愛馬がおりました!アイワナシーユー号という愛馬が!

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生涯戦績5戦未勝利!

現在は乗馬になることを目指して訓練中!

とのことですが、今後の続報はありません!



愛馬は9月の未勝利戦で負けました。その先もどこかで走りつづけるという道もゼロではありませんでしたが、レースを重ねるごとに走りは鈍くなり、相変わらず身体は細く肉はつかず、最後のほうはレースに出すことも忍びないような感じになっていました。競争にはあまり向いていないタイプだったのかもしれません。

お父さんがステイゴールドだけに、年を取ってから味も出るのではという気持ちもありますが、やはりデビュー戦で逃したあと一歩の勝利。ああいうところを勝てるかどうかで運命というのは大きく変わるものだなと思います。それがスポーツや勝負の面白いところでもありますが。

引退を受けてこのたび、早期引退による引退精算金の振り込みが行なわれました。その額、4682円。ここに出走賞金などの配当金479円を加えまして、5161円が戻ってきた計算となります。1万円を振り込んで、9980円で購入した愛馬は、5161円を置いて旅に出ました。割合で言えば使った金額の51.7%。金額で言えば4819円で僕はバヌーシーライフを楽しむことができたのです。

僕もなにぶん初めての経験でしたし、世間にはベテラン勢がたくさんいる殺伐としたジャンルですので、「損する損するダマされている」「ドブに金を突っ込んだほうがマシ」「その口座からエロ動画代の入金ができるならそっちを買うべき」など、たくさんの御高説もちょうだいしました。しかし、自分のちょっとしたライトな気持ちと、その見返りの大きさで言えば、大変安い買い物だったなと思います。

引退精算金が入る前の時点では479円のリターンだと思っていたわけですが、それでも「ドーナツ4つぶんくらいあるな」とイイ気分だったのです。1万円は十分に体験として取り戻し、そのうえでドーナツが食べられるくらいの気持ちでした。それが、「前払いで預かっていた飼葉代、いらんくなったから返しにきたわ」「これでドーナツでも食ってや」「ほな、シーユー」と愛馬が置いていってくれた。本当は「待て、この金でもう少しダラダラしていろ」と突き返したかったのですが、馬なので返す先はありませんでした…。

寂しいものですね。愛馬がいなくなるというのは。ペットの葬式で号泣している人の気持ちが少しわかったような気がします。もっと華やかに、もっと颯爽と活躍する姿を夢見ていただけに、去りゆくときの呆気なさというか。あぁこうやって競馬というのはまわっているのだなと改めて思います。赤ペンの斜線一本で新聞の名前を消した馬にも、一頭一頭の道のりがあったのだと。けれど最後はやっぱり、赤ペンで名前を消すように呆気なく消えていくのだと。

懐かしい思い出の数々。一瞬、勝っちゃうんじゃないかと思ったデビュー戦。福永騎手の頭を屋根にぶつけようと懸命のトライを重ねた雪の2戦目。「え!?武騎手!」と思ったら武藤騎手だった第3戦。そして、走ることをめっきり嫌がるようになり、イチかバチかの長距離路線には案の定まったく適性がなかった第4戦。最後の思い出作りに藤田菜七子騎手を迎え、「こんなに気難しい小兵馬にダート中距離はアカンやろ」と誰しもが思いながらラストチャンスに賭けた第5戦。すべてが思い出となって残っています。5161円ぶんもドーナツ食べられないよ…。

↓ガタルカナルタカのよそった焼きそばは、そんなに懐かしくない…。
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愛馬をサカナに食べる焼きそばはまぁまぁ美味かったな…。

もっとDAIGOさんみたいに愛馬をカシャシャシャシャシャシャしとけばよかった…。


↓口座には愛馬が返してきた飼葉代が5000円ほど残った…。

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次の愛馬は結局、前言撤回して「一括1万円」方式で買ってしまったので、当面使い道がないな…。

しばらく寝かせておくか…ドーナツを買うには少し多すぎるし…。




初年度の4頭はいろいろと苦労(※デビュー前予後不良、競争能力喪失引退、無理してダービー出たら重症で長期休養、飼葉代を返して引退)も多かったバヌーシーですが、迎えた2年目はクラブとしても好調です。特に、リアルスティール(おもな勝鞍:ドバイターフ、毎日王冠)の全妹として、クラブ創設から期待を背負っていたラヴズオンリーユー号は新馬戦・500万下と連勝。末脚も鋭く、距離の対応もききそうで、バヌーシー的な期待も高まる一頭です。順調なら「桜花賞⇒オークス⇒秋華賞」とクラシック路線を狙っていけるでしょう。

そして、バヌーシーならではの路線というかダビスタプレイ日記みたいな感じですが、「牝馬だけどダービー」とか「凱旋門賞出てみるわ」みたいなことをワンチャン狙っていくという可能性もゼロではないでしょう。通常の感覚なら絶対ないことですが、「普通の人が思いついても絶対やらないことをやってのける!そこに痺れる憧れないぃ!」こそがバヌーシーの真骨頂。勝利を重ねるほどに夢がマシマシで膨らんでいくに違いありません。

↓走りっぷりもなかなかよく、内容はヒドイのに結果はイイという大物感がある!


これぐらい走る馬なら凱旋門賞はともかく、長く楽しめそう!

クラブ創設から2年連続でクラシック出走は十分あるな!

次は愛馬がこんな感じで勝つところを見たい!




次の愛馬、まだ名前のないシンハディーパの2017号には、ぜひこうしたロマン路線を歩んでほしいもの。ロマン路線を歩むところまでいけば、バヌーシーが自クラブで所有するかはともかく、どこかで繁殖牝馬として飼ってもらえるかもしれません。繁殖牝馬になっていい子を出せば、その仕事を引退するまで牧場でノンビリすることもできるでしょう。

次の愛馬が引退したら、その配当か精算金を口座に残った5000円と合算して、次の愛馬を買う。そのなかで夢の初勝利などが体験できたらいいなと思います。「初の乗馬行き」という体験は、思った以上に自分のなかでもセンチメンタルなものだったので、次は何とか勝利をという意欲がわいてきています。種牡馬はまずもって無理なのだから、現実的な最高のゴールは繁殖牝馬入りなんだ、そういう意識で今後の愛馬を見極めていきたいもの。そんなことを想う、初の愛馬の引退精算なのでした。


買うならやっぱり牝馬だなと強く思いました!愛馬よ、目指せ繁殖牝馬!