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12:00
「平成が終わるから」みたいな理由は許されへんで!

みなさま、あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いいたします。今年はラグビーワールドカップも行なわれ、東京五輪・パラリンピックへ向けて日本がスポーツに染まっていく年。僕もパッと光って咲いた花火のように、ドーンと盛り上がっていきたいと思っております。

そんななか、新年早々僕は憤りに震えていました。その震え具合はメイウェザーの遊びのパンチでプルプルしていた那須川天心さんのごとく、小刻みで大げさでした。「世界最強の亀田を相手に、ローカルの雑な亀田が挑みかかっている…」「亀田VS素人のほうがまだ可能性を感じた」「亀田とやればいいじゃん、意外に強いし、メイウェザーより安いから」などと憤りの勢いは加速し、最終的には高田延彦さんのばりにろれつがまわらなくなりました。

その怒りの矛先が向かったのは、毎年の年始の楽しみとしていたテレビ東京「新春!お笑い名人寄席」。新年のダラけた時間を心にストレスのない程度のお笑いで過ごすという贅沢はもちろん、この番組は僕の「姫始め」と言ってもいい恒例の行事、「新春に生放送で大林素子が新たなお笑いにチャレンジする」という風物詩を見守る、楽しみにしていた番組だったのです。

↓「え…誰も楽しみにしてないヤツの話だ…」とか言わない!

素子はAbemaTVの「シモネタGP」なる「シモネタ日本一」を決める大会の審査員もつとめるお笑い精通者!

実は「M-1」の「M」も素子のMなんですよ!


↓ちなみに、シモネタGPで素子が推薦したのはどぶろっくさんの3Pソングです!


まだまだギラギラした欲望も素子は出せます!

2018年も「ホストクラブの太客役」を熱演中の現役です!


しかし、その風物詩は平成の終わりとともに静かにフェードアウトしていきました。

どぶろっくと一緒にセクハラソングを歌った素子。永野と一緒にラッセンした素子。阿佐ヶ谷姉妹の中央で進撃の巨人を演じた素子。数々の思い出が刻まれたこの舞台で、2019年の素子は「コラボお笑い」登場の場を奪われていました。いつ出るか、いつ出るかと待ち受けていた素子の出番は茶を濁す程度の大喜利だけで、それすらも手を挙げてもなかなか当ててもらえないというヒドイ扱い。

素子の横には、時代の変化を拒んでAKBに留まりつづける峯岸みなみさん、大家志津香さん(誰?)、デヴィ夫人らが居並び、司会役の金髪亭ゴリラさんが素子を避けるように回答者を選らんでいきます。素子の答えは、往年の素子ギャグがコンプライアンス的に問題視されたのか極めて穏便なもので、わずかに「まだ身長が伸びてます」という何らかの症例のようなものが報告されたのみ。「新春から悲しみを誘う」という素子らしさはまったくありません。

↓2019年、素子がステージで披露したお笑いはこれだけだった…!
●大喜利冒頭あいさつ
「まだ身長が伸びてます、バレー界の元祖アイドル大林素子でございます」(※ややウケ)

●お題:「どこかに花が咲いた、その花で一言」
「デヴィ夫人のそばに咲きました」
「オーラで目がかすみそう」

●お題:「新弟子の四股名は?」
「コンビニで働いていたのでレジ係と名づけました」
「得意技は、つり出しです」
「信心深い男なので神社と名づけました」
「必ず参拝(3敗)します」

●合間のトーク
「大林さんは毎年鳥居に頭ぶつけるんでしょ?」
「今年もまた伸びてました」
「今、184.数ミリあります」

素子のコラボお笑いはどこへ!

これなら別に素子がいる必要もないのでは!?


芸能界きってのお笑い通(※若手芸人に精通)である素子を縁起のいい大仏様のようなポジションで起用し、「今年の抱負」トークで叶いそうもない目標を披露させる。そして、その悲しみを振り払うように新しいコラボお笑いにチャレンジする素子が、初見の人を「大林素子何してんのwww」と驚かせていく。そこには年始の「笑点」のようなすべてが台本で用意された有名人大喜利とは違う、本物のお笑い精通者の姿がありました。それがテレビ東京ならではの「金はかかっていないが本物をお届けする(※逆に言えばウソをつく金がないので本物を垂れ流すことしかできない)」という矜持だったはず。

「うへー、この人、芸能人なのに捨て身だ…」という驚きがなくなってしまったら、そこに素子がいる理由はなんなのでしょうか。いや、あるいは、あえて番組側は素子をそういう風に追い込んでいるのか。いきなり大きく舵を切ると目立つから、少しずつフェードアウトさせていくために、素子の活躍の場を削っていたのか。来年以降は「僕、先輩からこの番組引き継いだんですけど、何で大林素子がいるのかまったくわかりません」などとのたまう新担当が仕切っていくということなのでしょうか。

「コッチも何で素子がいるかはわかんないけど!」
「正月ってそういうもんだろ!」
「何で、とか言ってんじゃないよ!」
「去年と同じものがやってるから」
「あぁ、一年って早いなぁとか思うんだろうが!」
「いいから去年と同じものをやっとけ!」
「GACKTの格付けもそういうものだろ!」
「ワシにとっては素子のコラボお笑いが」
「うわ、もう1年経ったのかと感じるソレなんじゃ!」
「素子がまたひとつ年を取った…とか」
「時間の早さ、残酷さを意識する考えるソレなんじゃ!」
「軸を変えるな、軸を!」

お笑い芸人がステージで笑いを披露し、客席の笑顔を抜くというおめでたい構成においても、女性陣の一団で並んでいるはずの素子は画面外に追いやられることがしばしば。そりゃあそうです。ひとつの画面に3人も4人も人間の顔はおさまりません。表情をアップで見せるなら2人でしょう。そのとき「アイドル・アイドル・山脈」と並んでいたら、カメラさんも「アイドル・アイドル」を抜くに決まってるでしょう。せめて「アイドル・山脈・アイドル」であればどうやっても素子をカットできないのに最初から素子外しを画策した配置にしている。

↓そりゃ素子を映すかコッチを映すかって言われたらコッチでしょうよ!

素子を映すには画面を縦にしないといけないしな!

スマホ縦画面動画で一番映えるキャラクターだしな!



さらに、スポーツ枠としての立ち位置も素子は奪われてしまいました。すでに演芸場内に世界レベルのアスリートがいるのに、カメラは新春のスポーツ枠を求めて千賀ノ浦部屋新年会の生中継に向かいます。そこには先場所で優勝した貴景勝(「貴」乃花、「景」子、「勝」氏)の姿。素子にバレーの話を聞くわけではないのに、貴景勝には来場所の抱負などを聞いていきます。

その横には松村邦洋さんがいたり、新年会用のビール瓶が置いてあったりするのに、「貴乃花のモノマネをする松村邦洋さんがビール瓶で貴景勝を殴る」などのぶっこみがあるわけでもないという、いかにも中途半端な中継。これなら宮沢りえさんとの婚約解消について貴乃花本人に突っ込んだ瀬戸内寂聴さん(※生臭さ尼さん)の「しゃべくり007」のほうが、よほどライブ感がありました。生放送を逆に怖がって、無難に無難にまとめていくような姿勢でテレビ東京がつとまるのかと問い詰めたいような気持ちでいっぱいです!

↓ここまで状況が整っていて、何故ネタが「巨大オムライス」になってしまったのか!

ならいっそ、素子をコッチに寄越したらええがな!

素子がスポーツキャスターとして仕切るから!

「大林さん並みに大きい鍋が出てきました!」みたいな巨大ネタでも絡めたのに!


もしも来年、素子を新春姫始めから外そうという画策がなされているようであれば、それは考え直すべきでしょう。十二支の「子」はネズミのように思われていますが、本来は「亥」の次にあった「素」が時の為政者の手によって脱落したためにつじつまが合わなくなっただけに過ぎません。丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・素・子(うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い、もと、こ)と巡る年月が素子の年に戻ってくる2020年。東京五輪を見据えても、素子外しなど許されようはずもありません。

もしもコラボお笑いのネタに詰まったことで、「この人の使い道がわからない…」と難義しているのであれば、僕もお手伝いをします。この数年、今年こそはと思っているネタもあります。ぜひ来年は素子のコラボお笑いを復活させ、新春の悲しみを巻き起こしてもらいたいもの。テレビ東京様、視聴者の熱い意見をご参照ください!

↓今年の素子のコラボお笑いはこんな感じだろうと思っていたのに!
●もっこりはん
軽快なリズムに乗せて、姿を隠した素子がどこかからモッコリ現れる。基本は縦の動きで、上方向にモッコリするスタイルで「スカイツリーの背後からモッコリ」「山脈の間からモッコリ」「水平線からモッコリ」などの正月らしいおめでたいネタはもちろん、「頭上から出てくると見せかけて、男性ゲストの股下からモッコリ(尻からでてきた風)」などの変化球も使いこなす。


●モトコ100%(※採用されるまで毎年提案)
全裸にバレーボールを抱えた素子が股間を100%隠しつづける裸踊り芸。股間が100%なぶんパイは0%となっており、「場末のストリップ劇場やん」「むしろ浅草っぽい」「AbemaTVには負けへんで!」と会場からは大喝采。


●サンシャイン大林
日立のシャツ、ブルマ、ハチマキというスタイルでハイテンションに叫びまくるキャラクター芸。「空前絶後のぉぉぉ!驚天動地の大巨人!バレーを愛し、バレーに愛された女ぁぁぁ!解説者、舞台女優、お笑い精通者、すぅーべての素子の生みの親ぁぁぁぁ!人呼んで、進撃の巨人に出てくるキリンっっっ!そう、このあーたしこそはぁぁぁ!たとえこの身が朽ち果てようと!お笑いを求めて舞台をめぐり、笑った芸人には金をやり、若手すべてのお母さんとなる!みんなご存じ、そう、この私こそはぁぁぁぁぁ!!日本代表の大巨人!!あまりのポテンシャルの高さに日立、ダイエー、東洋紡、セリエA、デカモニ。から所属を請われている女ぁぁぁぁ!!そう、この私こそはぁぁぁぁ!!飛翔天女の大巨人!!あの日本一デカいMを決める大会「M-1グランプリ」優勝ぉぉぉ!!そう、この私こそはぁぁぁぁ!!身長184.9センチ(自称)、体重はヒ・ミ・ツ!長(い)所、身体ぁぁぁ!短い所、ナァァァシ!!バレー界に舞い降りたクィーン・オブ・ライト!!そう、この私こそはぁぁぁぁ!!昭和42年生まれぇぇぇ!出身地は小平!!家族構成、父・ノーマル大林、母・ダンシング大林、妹・夏子ぉぉぉぉぉぉ!!そう、そしてみんなお待ちかね、長女で異端児、この私はぁぁぁぁ!!サンシャイーーーーンおーーーお……きな私の小さな恋でアイドルデビューしてまぁぁぁす!!時給ヒ・ミ・ツ、貯金残高いっぱい!!キャッシュカードの暗証番号1・8・4・9!若手芸人のみんな、今がチャンスでぇぇぇす!!もう一度言います!1・8・4・9!身長184.9センチと覚えてくださぁぁぁい!!iPhoneのパスワードロック、1・8・4・9!身長184.9センチと覚えてくださぁぁぁい!!そう、すべてをさらけ出したこの私は!サンシャィィィィン……大林!!」

100%が一番おめでたいのでオススメです!

リアルタイムにモザイクをかけるパフューム並みの映像技術でいきましょう!!



素子の日常、素子の正月は守られるのか。そして、僕の新年の姫始めの儀式は。正月ボケの頭で6時間の格闘技番組とかを振り返るのはダルいなぁ…などというフ抜けた人間に新春の気合を入れる素子の奮闘。門松に「飽きた」云々が通用しないように、素子も飽きるとか飽きないとかじゃないんだという気持ちで、ぜひ伝統の継承に励んでもらいたい、その一心です!


2019年もこんな感じでダラダラやります!誰のためでもなく自分のために!