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11:00
日本代表ナイン、さすがの強さでした!

遅ればせながら見守った新生日本代表のアジアカップ。そこには「優勝」というたったひとつの目標に向かい、力強く発進する日本代表の雄姿がありました。誰がやっても難しい初戦、一部のメンバーにとってはこれがいわゆる初の「公式戦」となるなかでしっかりと勝利で立ち上がったこと。まずはそれが素晴らしい。

初戦の相手はトルクメニスタン代表。ランキングや実績で言えば、当然勝ちたい相手ではありますが、サッカーなんてほんのひとつの槙野、ほんのひとつの吉田でコロッと変わってしまうもの。日本がブラジルやドイツと戦うときに決して「必敗」とは限らないように、トルクメニスタンを相手にしても「必勝」とは限りません。だからこそ、勝利は掛け値なしに讃えたいもの。

日本のスタメンはワールドカップメンバーを中心にした実績ある布陣。GKには実績と信頼から生まれる期待の塊・権田(篠田裕美)、DFラインには長友(平愛梨)、槙野(高梨臨)、吉田(一般女性)、酒井(マルセイユ)という「いつもの」顔ぶれ。中盤の低めには柴崎(真野恵里菜)、そしてDFで起用してきた冨安(シント=トロイデンVV)を置くという構え。前線には新生・日本代表の自慢でもある強力な攻撃陣から原口(香屋ルリコ)・南野(レッドブル・ザルツブルク)・堂安(FCフローニンゲン)、そして1トップに大迫(三輪麻未)としてきました。冒険はないけれど、確かに時代が移ろっていることを感じさせるメンバーたち。ワールドカップからここまでの10ヶ月ほどが地続きで来ているな、といういいメンバーです。



ボールを持って圧力をかけるのはもちろん日本。そうなることを踏まえてトルクメニスタンは中央をしっかりと固め、ボールを奪うことができたら縦への速いパスでのカウンターを狙う。力量差があるチーム同士の典型的なパターンでの試合です。日本はまずは相手のやりたいところをやらせて試合の構図を固めていく構え。中央で受ける大迫、中を切り裂いていく堂安らが相手の守備陣を引きつけ、「ここは怖いぞ」というところを見せていきます。

まだまだトルクメニスタンも体力・気力十分の序盤はチャンスらしいチャンスは作れませんが、それでも前半11分にはセットプレーから冨安のシュート、前半12分には柴崎のふわりとしたボールから堂安のヘッドと、手数をかけずにゴールに迫るようなところも見せ、ジワジワとトルクメニスタンの体力・気力を削っていきます。

その姿はさながらマラソンの先頭集団の駆け引きのよう。ある程度予想されたレースペースで全員の意識を固めたあと、どこかで急激な変化を加えていく。最初から「いろんなことがあるぞ」と思わせるのではなく、意識を固めたうえで変化をつける奥行きの深さ。そのあたりをしっかりと見せていくことができるかが問われます。

そんななか「これが公式戦だなぁ」と思わされたのが前半26分のトルクメニスタンの先制点。ミスとか甘さとかではなく、遠くから撃たれてズドンと決まってしまったというアンラッキーな失点。アソコでボールを持っていたのがC.ロナウドだとでも言うなら「自由にさせるな」くらいの指摘は出るでしょうが、この試合に関してはそこまですることはないという判断も仕方ないところ。入っちゃうときは入っちゃう、それがサッカー、それが公式戦です。

↓あぁ、撃たれたら入っちゃった!


まぁでも、そんなケアはしないわな!

ケアすれば疲れるし、もっとほかの可能性をつぶしたほうがマシ!


しかし、この先制点はトルクメニスタンにとってはゲームコントロールのミスだったように思います。いや、この先制点につながる前半20分頃からの一連の攻撃自体がミスだったな、と。両者の力関係は認めざるを得ないところで、トルクメニスタンは引き分け御の字という試合です。1点リードすることは勝利にも近づくけれど、同時に敗北にも近づくという危うい行為です。

ベルギー代表が日本の2点で目の色を変えたワールドカップ。あのときは試合時間を40分近く残して2点差という状況でしたが、それでも目の色が変わったベルギーによって最後は試合を引っくり返されました。目の色を変える時間を十分に与えてしまった。日本はベルギーではなく、トルクメニスタンは日本ではないけれど、まだ試合の半分以上を残している状態で「日本が目の色を変える」ように仕向けてしまったのはミスだったと思います。ダラダラと時間を使い、「ま、何かやらかして負けるのだけは避けたいな」と日本に思ってもらうことがベストだったなかで先に仕掛けてしまったのは若さだなと。

中東おなじみのプワーン音みたいなものが鳴り響くなかで、「ここで試合を決めてしまわないといけない」トルクメニスタンは攻撃を仕掛けてきますが権田の好セーブなどに阻まれて1点止まり。日本は得点こそ奪えなかったものの、サイドへの幅を広げて相手をより走らせ、ミドルシュートなども繰り出して、より広い範囲をケアしなければならないように仕向けていきます。攻撃に、守備に、チカラを使っていくトルクメニスタン。どこでこの均衡が崩れるか、崩れてしまえばあとは一気という展開が見えてきました。

メンバー交代はなくそのままの構図で進んだ後半戦。15分の休息とミーティングによる意志統一を経た日本は、サイドtoサイドの大きな展開でトルクメニスタンの「頑張り」によるケアを封じていきます。大きく開いて外、間を広げて内。基本の崩しではありますが、それを精度高く何度も繰り返されれば、長い時間のなかで綻びが生まれることは当然あります。あとはそれを見逃さずに詰められるかどうかだけ。そして、その点では日本には世界基準の半端ないストライカーがいるわけで…!

↓後半11分、自らサイドに一旦動いて中央のスペースを広げると、その小さな綻びを「個」でこじ開けた大迫の同点弾!


あぁ、すごい!半端ない!

これは「大迫」のゴールだわ!


↓さらに後半15分、完全に誰もいなくなったゴール前で大迫が触るだけの楽勝ゴールで逆転弾!


大きな展開でサイドに相手を釣り出す!

なかに落としてさらに釣り出し、GKも引き出す!

そこでの個の勝負に勝って、ガラ空きの中央に送る!

逆サイドでは誰も動かず、大迫触るだけ!


↓公式の煽り画像がなんかすごいイラッとくるパワーを感じます!

全員分の煽り画像とか用意してるのかなwwww

槙野のぶん見せてくれwwwww

オウンゴールのときでいいからwwww



ゴールシーン以前の攻防、後半10分にも大迫は「攻防が行なわれている逆サイドの大外」で待ち構えており、相手のDFが目の前の動きにしか反応しない棒立ちでことを確認していました。逆サイドの攻防で勝てば、自分のところにボールがくるときには仕留められると確信していたことでしょう。

「アジアのベルギーだな」
「まだ同点なのに向こうがビビってた」
「やべぇ…めっちゃ強い…、って相手が震えてる」
「一回崩したらこうなるのが強いチーム」
「トルクメニスタンのミスは日本に火を点けたこと(キリッ)」

こうなればトルクメニスタンは攻めるしかなくなります。しかし、攻めてくればそれはさらに自分たちに綻びを生むわけで、振り子は敗北へと一直線です。後半26分には疲労の色もにじむ相手をボール回しでグッタリさせながら、中央でのワヤクチャを経て、最後は堂安が華麗なターンでゴール。広げますよー、回しますよー、広がった中央に素早く入れますよー、からの「個」。チカラの差、歴然です!

↓堂安のアジアカップにおける日本代表最年少ゴール!やっぱり全員分の煽り画像用意してあるっぽいな!

すごい見たいなぁ!

槙野とか吉田のヤツ!

オウンゴールでいいから!


↓後半28分には「任せとけ!俺の煽り画像もあるぞ!」という吉田の惜しいシュートも!


かーーーーーー、惜しい!!

吉田の煽り画像チャンスが!!

権田に期待した僕がバカでした!!


トルクメニスタンはもっとダラダラと時間を使い、日本のやる気を引き出さないように気を配り、火が点いてももう間に合わないような試合のドン詰まりでピュッと1点を取るべきでした。どうやって90分目を望ましい状態で迎えるのか、「ゲームコントロール」という面での算段がなければ、いい結果はおぼつきません。「たまたままぐれのロングシュートが入る」のは「たまたま」ですが、「たまたま」をどの時間帯で起こすかは「計画」できることなのです。振り子を揺らすのは、最後の1分でよかったのです。

もしも最後まで振り子を揺らさないようにゲームを進められていれば、吉田や槙野をピッチに置いたままの日本が勝手に自分たちで振り子を負けのほうに揺らしてくれたかもしれないのに。負けが確定気味になってから倒れ込むのではなく、チカラを温存し、時間を浪費するために前半から積極的に倒れ込んでいく姿勢があれば、試合はもっと違ったものになったかもしれませんね!

↓後半33分のこのゴールが最初の「振り子揺らし」であれば1-1くらいで終わったかもしれない!


いやーーーー惜しい!

この場面は槙野の煽り画像チャンスだったのに!

権田に期待した僕がバカでした!




テレビ朝日中継の松木安太郎氏はこの流れを「権田のミス」と表現したことで、一部の戦闘的GK擁護民族(※何でもかんでも川島を擁護する派)から批判を集めることになりました。しかし、僕もコレはやはり「権田のミス」であろうと思います。確かに中盤のイヤな位置でボールをロストした北川には反省すべき点はありますが、これがアジアカップ初出場の若手には、そのくらいのことはあるでしょう。ボールロストを過剰に怖がれば、期待している仕事もできなくなります。

また、楽勝ムードに勝手に酔って、相手が1枚高い位置で残っているのに「それをオフサイドポジションにするでもなく」「何かあったらすぐに止められる位置にいるでもなく」「ただただ後ろに残り」「相手の動きに逆を突かれ」「最後まで止めに行く気迫も見せず」「俺と権田とイエローをもらうならどっちがチームにとってマシかという視点も持たなかった」槙野については、実力です。実力を発揮しただけのことを怒ったり責めたりしても意味はありません。

オウンゴールを積極的に狙ってくるDFや、最後のヤベーところはGK任せにするDFを後ろから操っていくGKには、「お前のポジションおかしいぞ」とか「触れ!」とか「触るな!」とかの指示を出すことまで含めて求められています。それができなかったのは「権田のミス」と指摘せざるを得ないでしょう。犬ぞりの犬が勝手な方向に走っていったり勝手にウンコした場合、それは犬ぞりの御者のミスなのです。犬のミスではない。しつけのミス。そこんところを権田に期待した僕がバカでした!

↓「公式ツイッターでは使ってもらえなかったので、自分のインスタで紹介します!これが僕の煽り画像です!」


この写真切り抜いて、オウンゴールのときに煽り画像として使ってください!

地味に隣の青山も煽りパワー強めなんで、セットで使ってください!

ていうか、全部の煽り画像の背景に入れといていいくらい、煽りパワー高いです!




とにもかくにも3-2で逃げ切った日本代表は今夜、難敵オマーンとの戦いを迎えます。新生日本代表の強さが勝つか、オジサンたちの煽りパワーが勝つか、権田に期待した僕はまたしてもバカを見るのか。「優勝」という目標に向かうためのラスボスは日本のDFラインにいることを忘れずに、しっかりと戦っていきましょう!アジア最強の日本、これぐらいのハンデがなければ面白くないですよね!


「俺たちは9人で戦っている」という意識を常に忘れずにいきましょう!