12:30
素晴らしい夜に感謝!

世界が注目し、スポーツ界のノーベル賞、アカデミー賞、グラミー賞などとも呼ばれるローレウス世界スポーツ賞の受賞者が発表されました。日本からブレイクスルー賞にノミネートされていた大坂なおみさんは見事に大賞を受賞。そして同じくカムバック賞にノミネートされていた羽生結弦氏は受賞こそなりませんでしたが、非常に多くの温かい声援に見守られ、非公式の「ファンに愛され大賞」を受賞しました。世界的な舞台で、昨年の日本スポーツ界を代表するふたりがしっかりと讃えられたこと、大変ありがたく思います。

↓大坂なおみさん、文句なしのブレイクスルー賞!




この賞はノミネート段階からいただけると思っていました!

ありがとうございます!



授賞式の会場となるモナコには世界のVIPが集結していました。それはまさしくワールドワイドなスターたちで、テニス、F1、サッカーといったどの国でも広く観戦され愛される競技のワールドチャンピオンたちがズラリと並んでいます。ある意味でそれは世界のスポーツの縮図だったかもしれません。

もちろんとある地域で特に愛されている競技は、世界中にたくさんあるわけですが、ワールドワイドという意味ではテニス、クルマ、テニス、クルマ、サッカー、テニス、クルマ…となるのは、なるほどそうかもしれないなと思います(※クルマが多いのは支援者がクルマなのでご了承下さい)。アメリカンフットボールやクリケット・大相撲などなど、深く愛されているけれど、広さに偏りがある競技もありますが、たとえばここに急に稀勢の里が放り込まれたら、「そもそも相撲とは古事記において…」と神話の時代から設定を説明しなければないでしょう。それはワールドワイドからは距離があるなと思います。

↓レッドカーペットには続々とVIPたちが集まり、この賞の発表を誉に思っていた!


サッカーの有名な選手、監督!

F1のワールドチャンピオン!

テニスのグランドスラム獲得者!

そういった大物がこの賞を見守るためにやってきた!

なじみのない顔も「最初にインタビューされてるのがオリンピック6冠の自転車選手クリス・ホイです!」みたいなVIP揃い!




次々に現れるレジェンドたちはいずれもがひとりで世界に名を轟かせる大物ばかり。海外の新聞や雑誌のトップを飾る、世界のアスリートです。選ぶ側、見守る側はもちろん、これをレポートする側すらもVIP。各所の中継やら取材やらを見ていると、元F1ドライバーのデビッド・クルサードや、サッカーのアレッサンドロ・デル・ピエロがレポーターとして当地に来ています。誰だかわからない相手がいたとしても、誰ひとり油断のできないオール・オブ・ヴィップの集い。

年間大賞を受賞したテニスのノバク・ジョコビッチは、その中央で輝き、家族への感謝とテニスへの情熱を語り、喝采を浴びました。本人は目を潤ませ、家族もまた感極まっていました。眩しく輝いていました。「あぁ、ジョコビッチとかがもらうような賞なんだよな…」と遠い天上世界をボンヤリと見つめるような気持ち。

そんな世界に、日本の、フィギュアスケートの、羽生結弦氏が足跡を残した。

羽生氏は負傷の治療中でもあり、もちろん会場にはこられないわけですが、本当にその負傷が惜しまれるような夢舞台でした。もしも元気いっぱいでこの舞台に加わることができていたなら、どんな交流が生まれ、どんな広がりが起こったものか。そして、どんな堂々たる振る舞いでセンセーションを起こしたことか。正直、見たかった。「世界の園遊会」で凛と立つ羽生氏の姿を。

本来なら加わることすら難しいであろう舞台です。賞の選考にあたっては世界のジャーナリストによるノミネートと、この賞を主催するアカデミーによる選考があるわけですが、テニスやF1・サッカーを知らないという人はまずいないでしょう。しかし、冬スポーツ、そのなかでもフィギュアスケートとなれば、地域差はどうしてもあるのかなと思います。

賞のなかには「ACTION SPORTSPERSON OF THE YEAR」のように、Xスポーツから限定して選考されるものもあり、そこではスケートボードやサーフィン、BMXといった競技の名前も挙がるわけですが、フィギュアスケートは「Xスポーツ」というくくりでもありません。フィギュアスケートのことを考えなくても選考はできますし、何ならスルーされても不思議はないのです。

しかもフィギュアスケートは採点競技です。「五輪の金メダルです」は伝わったとしても、「この選手が歴史上で一番です」ということはなかなか伝わらないもの。陸上のようにわかりやすくて絶対的なタイムや高さといった指標もありません。ウサイン・ボルトの記録を破った選手が出れば、初めて見る選手でも「これは年間大賞ですわ…」と思うでしょうが、そういうわかりやすさはないのです。

その意味では、このノミネートにこぎつけた時点で、すでにいくつもの壁を羽生氏は乗り越えてきています。フィギュアスケートを知らしめ、アジアからの発信をアメリカや欧州に響かせ、羽生結弦の物語に触れさせた。もちろん平昌五輪があればこそではありますが、そのなかでも際立っていたのだなと改めて思います。誉れだなと!

↓羽生氏がノミネートされたカムバック賞は、数々の試練と不祥事を乗り越えて昨年5年ぶりのツアー優勝を果たしたタイガー・ウッズが受賞しました!


タイガー・ウッズは日本にも名前が轟くような選手!

こういうクラスと並び立ったことが立派!


↓そして羽生氏は、公式から非公式の「ファンに愛され大賞」を授与されました!

おおっ、受賞はならずも特に言及していただけるとは!

ありがたくその賞、いただきます!




まぁ、もらえるものならもらいたかったという気持ちは当然ありますが、今回受賞がなかったのは普通かなとも思います。確かに羽生氏は素晴らしい活躍と素晴らしい復活劇を見せましたが、怪我というのはすべてのアスリートが日々戦い、日々乗り越えているものです。単純な怪我で言えば、もっと大きな負傷を乗り越えてきている選手も数多くいます。選手生命のみならず、生活がままならないような負傷を負うケースだってあるでしょう。羽生氏の復活劇は、ドラマティックではあったけれど、人生を失うかどうかといったものではありません。謹んでお譲りすべきところでしょう。

羽生氏にはより大きなゴールが待っています。ローレウス世界スポーツ賞は、北京五輪で三連覇でもしないと選考されるタイミングがないかもしれませんが、今回受賞した「ファンに愛され賞」の先にそれはある。人々の心を動かし、行動を引き出す、その生き様の先にこそ「フィギュアスケートという芸術を通じて、世界の貧困・差別・憎しみ合いを浄化し、ノーベル平和賞受賞」というゴールがあると僕は信じています。ぜひそれに向かって、今と変わらぬ生き様を貫いていってほしいもの。羽生氏の影響を受けた人が、自分の生き様にまでも善い影響を受けてしまうような、そんな姿勢を。決してそれは夢物語ではないと、僕は思っています!

↓次はもっと大きい声か、もうちょっと性能のいいカメラでコメントをお願いしますね!


声が小さいわけじゃないんだけど、足りない!

もっと世界に響かせていきましょう、ユヅル・ハニュウを!


スピーチの際に感謝を捧げる配偶者が必要であれば、呼んでくださいね!