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西武の応援団も解散しましょう!

東北楽天ゴールデンイーグルスが「著作権の問題」などと称して従来の応援歌を一新すると発表しました。僕の知人…地元には楽天ファンも多く、熱心に応援をつづけている人もいますが、みな大変落胆しています。なじみがあり、愛着があった応援歌が急に球団主導によって刷新されてしまった心中お察しします。残念でした!

↓球団からの無慈悲な新応援歌の発表!

「八木山ベニーランド」とか「青葉城恋唄」もなくなるのか!

ガラッと変わりますな!


↓代表的な一曲を挙げて「あとは全部こんな感じ」と説明すれば伝わってしまう語彙力!


8割方「打て」「オオオオオ」「レッツゴー」で構成されるAIの自動制作みたいな歌!

一見覚えやすそうで、逆に覚えづらそう!

どれがどれやら!



一口に著作権の問題と言っても、球団側・応援団側からも詳細は明かされていませんので、何が問題だったのかはわかりません。「八木山ベニーランド」で言えば楽曲そのものの使用許諾の問題なのか、替え歌であることによる同一性保持の問題なのか、あるいはそれ以外の問題なのか。どれも問題はありそうですが、私設応援団側から「新曲を」という提案がされたという話もありますので、球団と応援団側間での物別れ…つまりはベニーランドから刺されたなどの問題ではないのだろうと想像します。

たとえば私設応援団で独自に作った曲の場合、その著作権というのは私設応援団側にあるわけで、球場内での上演やCD・DVD等に収録する際には当然権利者の許諾が必要であり、使用料の支払いが発生するでしょう(JASRACなどに管理が委託されていれば手間は軽減されるが)。そこには球団側にとって「自分たちの意志でコントロールできない」というリスクと、「金を持っていかれる」というリスクがあります。

特に、金の問題以上に「コントロール不能」という部分は、避けたいところだろうなと想像します。金で解決するぶんには払って終わりでよいのですが、「使い方」にあーだこーだ言われる可能性というのは面倒でしかありません。その面倒を応援に関わる企画やイベントを球団主導で実行しようとするたびに抱える構造というのは、これからの長い球団運営を考えたとき、どこかで整理しておきたい部分でしょう。

これまでも阪神(不祥事)、中日(不祥事)、ロッテ(不祥事)などが応援歌を一新していますが、結局は新しいものが定着しています。そうした過去事例を見れば、球団側が「思い切って変えてしまえば大丈夫」と考えたのも自然ですし、実際に変えれば変えたでそれが定着していくでしょう。要は「慣れ」の問題です。

↓オコエ瑠偉さんは応援歌気に入ってるそうです!


ルイルイ!レッツゴー!オコエ!

ルイルイ!レッツゴー!オコエ!

オオオオオオオオオ!

「外人汎用テーマ」みたいですけど専用曲です!




そもそも、応援歌なんてあってもなくてもどうでもいいものです。メジャーリーグではそんなものなくとも楽しく観戦をしていますし、選手ひとりひとりのテーマ曲があるスポーツのほうが珍しい。応援には「拍手」と「名前」だけあれば十分であり、逆にそれ以上の強さがある「歌詞」やら「音楽」があるとは僕には思えません。楽天の新応援歌の語彙力の無さも「名前」の連呼だと思えば、むしろアレのほうが応援の本質的な姿に近いものだとさえ思います。いっそ「歌詞は名前のみ」でもいいくらい。

今、楽天の応援団には「球団から押しつけられた」的な憤りがあるのでしょうが、応援団ではない人からすればこれまでも同じ構造だったはずです。僕のように応援団ではないファンは、これまでずっと「応援団から押しつけられた応援歌を歌わされていた(聴かされていた)」のですから。もちろん歌わない自由はありますが、聴かない自由はありませんでした。個人的には応援歌自体は嫌いではないですし、楽しく歌ってもいるのですが、「自由」はなかったのです。

「何故誰やらもわからない素人集団によって勝手に制定されたものをずっと聴かされねばならないのだ」という疑問はぬぐえないものです。球団がそれをやるなら仕方ないと納得もできますが、球団でもない人にやられることに納得できる理由はないのです。人数を集めて、徒党を組んで、数と楽器のチカラで押しつけているだけ。気に入った人はそれにノリもするでしょうが、そうでなければ今まさに球団ツイッターに熱烈なリプライを送っている人と同様に「勝手なことをするな」「押し付けるな」と思うこともあるでしょう。構造としては同じだったはずです。これまでの楽天の応援歌にもまぁまぁダサいのありましたけど、納得いかないままそれを我慢していた人はいるはずなのです。

どうしても押しつけてくるのなら、それはチームを運営する「球団」しかありえません。

応援団に対して「頑張っていたのに」という同情はありますが、創設当初の不遇な時期を含めて一番頑張ってきたのは「球団」なんですね。なくなりそうな球団を買い、本拠地を整え、選手を束ね、リスクを背負って頑張っていたのは球団なのです。その球団が、球団の意志で「こうしたい」と思うならしょうがないでしょう。ファンにあるのは「応援しない自由」だけ。押しつける資格は唯一球団だけにあり、ファンはそれを見て応援するのかしないのか選ぶだけ。「球団以外の何者かによって何かを押しつけられる」のは違うのです。

さぁ、いい機会ですので、我が埼玉西武ライオンズも応援歌…というか応援団を一新していきましょう。「熱心に応援している人たちだなぁ」とは思いますが、最近の西武応援団の振る舞いは、応援団以外のファンとだいぶ乖離しているように思います。昨年の西武ドーム最終戦でのソフトバンク選手たちへのブーイングなどは、どこのサポーター集団かと思うようなものでした。負けた上にブーイングして、さらにCSでもコテンパン。なかなかにみっともない。

今季から球団が「外野席を区切ってエリア指定化する」と言い出したのも当然です。そろそろ徒党を組んで暴れ出しそうな気配が充満してきていましたから(※真夜中まで西武山口線を取り囲む等)。いくら埼玉では浦和方面と大宮方面に強そうな集団がいるからといって、それに対抗する必要はないのです。映画館で徒党を組んでコールする人はいないように、球場で徒党を組んで同じコールをし、同じ応援歌を歌う必要はありません。たまに歌いたいなーと思ったときも、松崎しげるの唄だけで用は足りてます!

↓これこそ「飽きたから変えてくれ」って話かもしれませんけど!



これが球団の依頼ではなく、松崎しげるが勝手に作った歌で、勝手に自分の隣の席で歌っていたらどう思うか!

「うるさい、黙れ!」でしょ!




勝手にデーブ大久保を呼んでくる球団が応援団にだけ優しいわけないのです!