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積み重ねた徳が得を生む!

「おおおおついに許されたか…」と僕は胸の内が熱くなりました。フィギュアスケートの指導者・解説者として活躍がつづく織田信成さんが起用されたこの数日の企業案件出演ラッシュは、長い時間をかけて人物像がついに更新されたのだと感慨を覚えるようなものでした。

2月18日に出演した確定申告の始まりを告知するイベント。20日に公開された大阪・弁天町の温泉テーマパーク空庭温泉・弁天湯のCM出演。26日に公開された全国銀行協会による資産形成術をご案内するキャンペーンへの起用。そこには指導者・解説者として積み上げた活躍によって更新された、新たな織田信成像がありました。

確定申告=金持ってそう…じゃなくて、自らの活躍で社会に寄与する立派な社会人としての人物像。資産形成術=金持ってそう…じゃなくて、しっかりと将来を見据えて人生設計をしていく計算に強い人物像。そして、温泉テーマパーク。せっかく更新されたものをあえて巻き戻すこともないのでそっと伏せますが、「殿が風呂」と聞くとドキッとするような人がすっかりいなくなった、そういう風に人物像が更新されたということなのだろうと思うのです。

織田信長が「ちょっと本能寺に行ってくる」って言い出したら、ドキッとして止めるじゃないですか。「本能寺はダメかなー」「延暦寺はいいけど本能寺はダメかなー」「何となく死にそう」と思う感じで、織田信成さんが「ちょっと風呂行ってくる」って言い出したら、「自宅じゃダメかな?」「歩いて行ける場所?」「ご飯はお家で食べようね」と思ってしまう。そんなドキッはもう必要ないのだと。

↓殿が風呂のCMに出演!移動は安心の船!



「癒しは弁天町にありー!」って、それはご先祖様を殺したヤツの名ゼリフじゃ!

ご先祖様ドキッとしてるで!

「うわ、子孫が敵のモノマネしてる…」って!


↓資産形成のキャンペーンでは、ツイッターでリツイートしたら「お金に関するありがたいアドバイス」をもらえる企画も!

僕がリツイートしたときは「リア充も非リアもお金は必要だ」というありがたい言葉をいただきました!

うん、そうですね!お金ください!



そうした起用に至るのも長い積み上げによって、なんとなーく世間の感覚における「この人はこういう人」という受け取り方が変わってきたのだろうと思います。かつての殿と言えば心ないインターネットで「計算ができない」などとからかわれるタイプであったわけですが、「計算ができない」と言っていたヤツまでも「この人はすごい勉強してるんだなー」と認識を改めさせるような振る舞いを殿は示しつづけています。

テレビで見る解説仕事などもそうです。プロ野球解説者などにありがちな「ワシの時代はこうだった」を引きずったまましゃべりつづける天才肌とは違い、日々更新され、日々変わっていく知識をアップデートしつつ殿は語っています。ルールの変更があればそれを速やかに噛み砕いて伝え、変化に対応して更新された選手の技術があればそれを世間にお知らせしていく。自分自身も指導者・スケーターとして現役であるからこそでしょうが、時代に合わせて今もなお成長をつづけています。その結果が、何故か引退後に自己ベスト相当の演技を披露し、新ルールで国内トップクラスの演技をしてしまうといった珍事にもつながっているのでしょう。

思えば殿は「計算はできない」タイプだったかもしれないけれど、間違え方はいつも「跳びすぎる」(※跳びすぎた結果、得点が消される)という方向でした。迷ったら頑張るほうを選んでしまう、賢明よりも懸命が勝ってしまうようなタイプでした。それは昔から変わらぬ好印象な部分でもあり、だからこそ面白い失敗にもなった。「やれよ!」と思えば苛立ちになりますが、「何故やってしまったんだ…」と嘆きになるからこそ笑えてくる。

そうした懸命さが解説者・タレントとして世に羽ばたくキッカケとなった「解説中に感極まって自分が先に泣き出す」といった出来事も生んでいるのでしょうし、そうした懸命さの根っこにある「人柄」がついには風呂に行くことも許されるような癒しを生んだように思います。殿は人に優しい。どの解説者も技術的なミスを指摘はしますが、「ココがミスでした」とドヤるための指摘ではなく、「みんなの納得感」のために殿はミスを指摘します。

結局、最後の採点を見れば回転不足を取られたかどうかはわかるわけですが、どうしても採点競技というものは不平不満やストレスがたまりがち。「ちゃんと跳べてたのに…」と思うことは、世間も多いもの。殿はそれを先回りして、採点が出てくる前に「採点を見たときにギャップを感じるかもしれない部分」を埋めにきます。一見キレイだけれど採点では減点があるかもしれない部分を先回りして埋めることで、「なるほど」「あぁやっぱり」と結果を受け入れやすくなる。

そして「このジャンプは回転不足です」というミスの指摘で終わるのではなく、「このジャンプはジャッジには回転不足を取られるかもしれないけれど、この演技にはこういういいところがありました」と前向きに終わることを忘れない。演技は全部でひとまとまりであり、ジャンプの良し悪しスピンの良し悪しといった一部分にとらわれず、全部まとまったものを見るからこそ「いいとこ探し」もできるのでしょうし、演技中にはほとんどしゃべらないといったスタンスにもなるのでしょう。終わってみないと何とも言えないものならば、まずじっくり見るしかないのですから。

まさにそれは人生と同じで、今よくても、今悪くても、ひとつながりのものとして幸不幸はあるのです。序盤でミスがあってマイナスから始まっても、後半持ち直してリカバリーしたらプラスにもっていける。きらびやかなるあの世代の選手たちのなかで、序盤はいろいろありつつも、中盤からグッと持ち直してきて今や「金持ってそう」なる人物像にまで上げてきた殿自身の人生のように。

↓指導者、解説者、スケーター、こんなに活躍してこんなに「金持ってそう」になる未来は想像していませんでした!


クーッ、ミキにも新しいCMの話とかないかのぉ!

ライターとかバーベキューセットとか焼却炉とか、そんなんでもいいから!




最後はやっぱり「人柄」なんだとしみじみ思います。長い人生、運やチカラだけで生き抜けるほどの傑物はそうそういません。不祥事によって一発アウトがつづく芸能界などを見ていると、日本の社会もより洗練され(ある意味で息苦しくなり)、品格・振る舞い・言動…つまりは「人柄」によって大きく人生が左右されるのだ、そういう社会になってきているのだと感じずにはいられません。そして、それは一生つづく試験のようなものなのだと。

天は二物を与えたとか才色兼備とか、カッコよくてチカラがある人をことさらに讃えることもありますが、そこに「人柄」が欠けていたら完成じゃないのだと強く思います。カッコよくて、チカラがあって、しかも品格が備わっている。横綱の条件が「品格力量抜群」であるように、人柄もセットで評価され判断されるのが現代なのだろうと。殿は才色兼備のタイプではなかったかもしれないけれど(色の基準は神木隆之介さんに置いています)、人柄に関してはずっとズバ抜けていた。それが人生の中盤からグングン上がってきている原動力なのかなと思います。日本を代表する殺しまくりのご先祖様から、人を傷つけない子孫が出てくるだなんて因果なものだなぁ…と。

才色人柄兼備。カッコよくてチカラがあって人柄がよいことが傑物の基準となった現代。自分自身はもちろん、ついには世の中にも働きかけ、善い方向に動かしていくような人物となってようやく傑物のなかでも際立った「スター」なのであろうと思います。そんな時代なのであろうと。僕なども最近はすっかり毒気が抜けている(つもり)ですが、才色人柄兼備のスターに影響されて人生が変わってきているのかもしれないなと思います。そのうち「心ある」タイプになっちゃったりするのかもしれませんね!柄にもなく!


ベッキーさんも頑張ればいつかLINEモバイルのCMとか出られますよ!