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その出会いが本当の人生を照らし出す!

平成が終わるこの年、新元号は何かなーと考えていたとき、本当にごく自然に湧水が噴き出すような感じで「羽生(はにゅう)」と出てきてしまいました。その後出てくる候補を列挙しますと「結弦(ゆふげん)」「弦生(げんき)」「結羽(ゆいは)」「弦羽(げんば)」「生結(うけつ)」などキラキラと輝くような元号がズラリ。どれを選んでも実り多き時代となる予感しかしません。

そんな羽生結弦氏によって人生に少なからず影響を受けた者のひとりである僕が全共感を持って見守ったのが、7日にNHKEテレで放映された『ねほりんぱほりん 羽生結弦選手に出会って人生が変わった人』。そこにはどこにでもいる、ごくありふれた羽生結弦ファンたちが集っていました。「うんうん」「わかる」「そだねー」、やっぱりこうなるんだなと改めてうなずくばかり。「一部のファン」だけに通じる話ではない、ありふれたファンの姿がありました。

↓登場した5人のファンは、わかりみあふれる人たちでした!
●ユミコさん
50代女性、フリーのヘルスコンサルタント。ぴょん落ち(※平昌五輪でファンになったの意)。仕事で多忙を極め、家庭でも夫との関係に行き詰まりを覚えていたが、平昌五輪のエキシビションをYouTubeで見たとき何かに目覚め、気がつけば鼻を垂らして号泣。次の日の昼まで動画を見つづけてしまう。以降は仕事も整理し、趣味で集めた美術品や骨董品にも「羽生選手という生ける芸術品」ほどの価値は見いだせず断舎離。「羽生選手のようにピュアでいたい」「このまま結婚生活をつづけたら私の人生がウソになる」との思いから夫との関係も清算した。最近チカラを入れているのはスーパーフード満載のスムージー作り。「お怪我が回復するように」祈って、抗炎症作用の高いスムージーを飲む日々。

【関連パワーワード】
・「時空が歪んで異次元に迷い込む」(※無限にYouTubeを見てしまう現象を指す)
・「1分で禁断症状」(※YouTubeを見ないでいられる限界)
・「地球上のものはすべてつながっている」(※私がスムージーを飲むことで、めぐりめぐって羽生選手の怪我も治ると信じる心)
・「宇宙の采配」(※同じ時代に生きられること、同じ時代に生まれさせてくれたことを宇宙に感謝)
・「(演技時間30秒短縮は)宇宙の大損失」(※もう30秒見せるべきの意)


●メイさん
20代女性、ソチ落ち。介護関係。高校時代はいわゆる不良で、規制のゆるい駅向こうのスーパーに酒を買いに行ったりしていた。で、店が閉まっていたので「何で閉まってんだよ!」とシャッターを蹴っていたら補導された。進路に迷い、夜遊びに興じていたある日、深夜に帰宅したときたまたまソチ五輪を見る。見終わった瞬間に鳥肌、こんなにすごい人が同年代にいるのかと震える。その後「自分も人の役に立ちたい」と専門学校に通い始め、介護の職につく。遠征費用のために倹約に励み、食事は缶詰や、職場で出る給食の余りが中心。彼氏は今はいらない。羽生さんの大会に行っただけで人生はハッピーだし、心も強くなるし、肌ツヤもよくなるから。

【関連パワーワード】
・「原始時代で電気見た」(※すごいものを見てしまったの意)
・「羽生口座、生命維持費」(※羽生さんの応援こそが生きる糧であるため、応援にかかる費用はすべて帳簿外、実質タダになるの意)
・「羽生結弦ならお風呂に入る!」(※どんなに疲れていても、羽生さんなら寝る前に風呂入るだろうから自分も頑張ってお風呂入るの意)
・「琴線」(※すごく気に入った羽生さん画像を入れておくフォルダの名前)
・「手紙を冷凍」(※羽生さんからもらったお返事をラミネート加工して冷凍すると大切に保存できる気がするの意)


●ハルさん
40代女性、二児の母。主婦、週3回のパートづとめ。2014年の世界選手権生観戦で心も身体も完全にやられる。当時は育児ノイローゼになっており、オムツを破く・物を投げるなど行動も荒れ、市役所に相談したりしていたが、羽生クンの応援をしだしたところ気持ちが落ち着くように。応援中心に自分の人生の時間配分を見直したことで、むしろ家族との関係も改善。海外への遠征で子どもとしばらく離れていると、愛情をより強く認識できるという気づきも。

【関連パワーワード】
・「1207」(※羽生クンの誕生日と同じ並びの数字…時刻とかを見ると、つながりが持てたような気がしてうれしいの意)
・「ごはん何杯でもいける」(※演技が始まる前の精悍な顔に酔いしれるときの気持ち)


●マキさん
30代女性、上下黒のぴちぴち練習着スタイル(※通称「黒い子」)が好き。風呂に入る前は、自分でも「黒い子」のマネをして楽しんでいる。自慢の羽生さん画像フォルダは「ン万枚」収集しており、選抜された画像を「超見る」フォルダにまとめている。最近は、世界の人々に羽生結弦の素晴らしさを伝えるため英会話を学習する日々。

【関連パワーワード】
・「羽生結弦そんなこと言わない!」(※他人の悩みを聞きながら思う、叱咤激励的な気持ち)
・「超見るは作ったほうがいい」(※そのフォルダ、超見るから)
・「Giganticファン」「Galacticファン」「Titanicファン」(※英会話教室で学んだ「大大大ファン」の表現例)
・「A4」(※仕事でA4サイズのコピー用紙を発注すると4回転アクセルを連想して楽しいの意)


●エミさん
30代女性、新幹線では4列目A席が好き。もしもひとつ願いが叶うなら、過去に戻ってジュニア時代から応援したい。何なら1994年12月(御生誕)から応援したい。何なら11月(臨月)から応援したい。

【関連パワーワード】
・「心の羽生結弦がいる」(※人生の指針を与えてくれる福音のようなもの、心に住む天使と悪魔を統べる高位の存在)



わかる!

大体そんな感じ!


↓登場したファンのひとりメイさんは、羽生氏へ送った巻物スタイルの手紙を再現!
拝啓 羽生結弦様

寒緋桜が目に鮮やかなこの頃。貴殿におかれましては、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。

太陽と月は補い合ってこの碧星の生命活動を護る、人間にとっては畏怖の対象であるけれども。

その一方で羽生結弦ときたらどうだ。

氏は一人きりで私達という名の碧星をやすやすと生命活動させてしまう、太陽や月すら畏怖させる巨星。

堕つことなき巨星。

(中略)

「羽生結弦

 我流進む

 What Should you do?

 How would it be true?」

<羽生さんを的確に表す形容詞がこの世にないので、一生懸命勉強しながら語彙を増やしていくしかない>


わかる!

「美しい」「神々しい」「尊い」の先の概念が知りたい!

何となく旧約聖書とかにヒントがある気がしてる!



登場したのは年齢も暮らし向きもバラバラの女性5名でしたが、その人たちも、僕も、そして多くの羽生ファンも強い共感で結ばれていました。みなが同じように、程度の差こそあれ、羽生結弦氏によって「善き心」へと導かれている仲間だからです。羽生氏と出会って更生したり、羽生氏と出会って育児ノイローゼから回復したりといったことが、同じように起きているのです。僕にも、貴方にも、貴女にも。

番組中で語られた「羽生さんはマナーがいいから、ファンもマナーがよくなる」「出待ちはしない」という振る舞いや、「心の羽生結弦」という人生の指針のようなものを見い出すファンたちの心理。ファンたちにとっての羽生氏は、さながら「お天道様」のようなものなのかもしれません。お天道様は見ているのです。あたたかく、強く、誰の空でも平等に。だから、宇宙のどこかでつながっているお天道様に恥じない生き方をしないといけないし、ふと弱い心に負けそうなときに「羽生氏ならこんなことはしない」と歯止めがかかる。

それをして「人生が変わった」と言うならば確かにそうかもしれないけれど、実は「変わってしまっていたものが本来あるべき姿に戻った」と表現するほうが近いのかもしれません。行き詰まった人間関係や未来の見えない日々に歪んでしまった人生に羽生結弦という光が差し込み、頑張るチカラ・生きる意味を再び見い出すことができた。それが彼女たちに共通する「変化」であり、それは「生きがい」を見つけた誰しもに共通する変化です。何故生まれたのかわからなくなっていた生命が、再び活力を取り戻した瞬間なのです。

スムージーの話も、医学的見地からは「んなこたーない」のでしょうが、わかるような気がするのです。羽生氏を応援するということの内に「羽生氏のように清く生きて、あたたかい世界を築いていく」ことが含まれている…そう考える気持ちがわかるような気がするのです。「落書きを放置すると町が荒れる」という現象の逆で、「あたたかい世界を築くことができたら、みんながハッピーになる」「私がスムージーを飲むと羽生氏の怪我が治る」という連鎖があるような気がする。僕がよく言う「究極的にはノーベル平和賞」という話も、こうしたあたたかい気持ちが広がった果ての「絶対にナイとは言えない」未来のことです。

そう思わせるのは、あたたかくて大きなお天道様があればこそ。

みんなを照らしてくれるから、みんながあたたかくなる。

ぜひ、これからもあたたかい世界を築いていきたいもの。

僕自身も羽生氏と出会ったことで、だいぶ丸くなったと思っています!

↓それでは、『ねほりんぱほりん』に出演しなかったイカれたぬいぐるみ野郎にも話を聞いていきましょう!
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(※音声はアヤしい感じに加工しているイメージ)

ハイ、人生は変わりましたねー。

まず服装がこんなんなってますからね…。これは個人的につながりのある衣装さんに作ってもらっているんですが、「あんな細かいの面倒だし、絶対に無理」というのを2年越しくらい頼みつづけて仕上げてもらったものです。平昌五輪には間に合わなかったんですけど、衣装さんが「平昌見たらやる気出た」って。「やる気遅いよ」って言いましたね。着たり脱いだりがすごく難しくて、脱いだらもう一回着せられないのが厄介ではありますが気に入っています。

食べ物の好みも変わりましたし(チョコとかガムとかクックドゥとかカップスープとか)、寝具もよくなりましたし(羽毛ぶとんとか)、ボディケアも始めました(入浴剤とか)。飛行機も今はANA派です。生活のなかに羽生氏が組み込まれていて、細胞レベルで影響受けてるなって思います。

自分はスポーツ関連のブログとかを趣味で書いていて、まぁ性格が「下衆」なのでいじるというか、からかうというか、心ないインターネットのドブみたいなブログなんですけど、羽生氏はそのドブすらも浄化してしまう光って感じです。言葉遣いも穏やかになりましたし、ご婦人でも耐えられる程度のドブにはなったのかなと…。

そのせいかわからいないんですが、今年から女性向けファッション誌で連載ページを持たせていただくことになりました。「あのドブ川にサケがのぼってきた」みたいな気持ちです。自分の穢れみたいなものがはがれて、少しはまともになったのかなぁなんて思います。

そもそも僕にとって羽生氏のような「絶対王者」はそんなに好きになる対象じゃないんです。ちょっと惜しかったり、ちょっと隙があったり、苦しんでもがいているタイプの人を応援したくなってしまう性分で。一番の人ではなく、二番でもがいている人のほうに心が寄り添ってしまんです。判官びいきなんです。

だから、どんどん羽生氏を好きになっていく過程でも「なぜこの人を?」っていう戸惑いとためらいがずっとあったんですが、あるとき気づいたんですね。羽生氏は試合には勝っていても、ずっと「理想」に負けていたんだって。ソチ五輪で金を獲ったときですら、転倒してしまったことを悔やんでいたり。戦っている相手がとんでもなく大きかったんだって。

羽生氏は大きな理想に向かい、理想に届かなくてもがいている人。少し成長すれば、またその立場での理想を追ってもがく人。金メダルをとっても、ようやく金メダリストとしてのスタートラインに立っただけで、そのメダルを何に使い、どんな風に生きていくべきなのか、「理想の金メダリスト」に向かってもがきはじめるんだって。

だから、いくつ勝利を積み重ねても応援せずにいられない気持ちになるし、この物語にも終わりがないんだって…。勝つだけじゃなく、美しく。勝つだけじゃなく、みんなを幸せにする。勝つだけじゃなく、夢や希望を与える。いつか、フィギュアスケートという芸術で世界の悲しみを浄化してしまうような人に。そんなことができるのかわからないけれど、そういう存在に向かってもがきつづける羽生氏を見守っていたいなと思うんです。

あと、羽生氏を見守る時間って、イヤな気持ちになることがないんですね。こちらも羽生氏を見ていますけど、羽生氏もこちらを見ているんです。大きなホールでやるショーでも、一番上の段まで見てくれているし、SNSとかの声にも耳を傾けてくれているんじゃないかなって思います。

去年、羽生氏が開いたイベントでグッズが早々に完売したとき、「買えなかったから通販してほしいなー」ってつぶやくと予定外の通販が始まるし、「クリアファイルも好きだけどTシャツが欲しかったなー」って言うと「クリアファイルばかりでごめんね」ってコメントで気遣ってくれたり、すごく見られてる感じがするんです。

すごくフェアで平等な人だなって思います。

「出待ちをしない」って振る舞いも、「出待ちをしても得をしないだろう」ってわかるから止まれるんですよね。そこだけ神対応とかあったら、やっぱり行っちゃう人もいると思うんですけど、ルールを守っていることで損をしないようにしてくれる信頼感がありますね。「正直者がバカを見ない」んですよ、羽生氏の周辺では。

今はそんな羽生氏の「理想の背景」になりたいと思っています。どんなに素晴らしい演技をしても、背景で人が暴れていたり、いがみあっていたら悲しいじゃないですか。関わった全員が素晴らしい祭典だったなぁ…とその時間・空間を誇りに思えるような場を作る、その一部である背景として立派におつとめする。そういう気持ちで世界選手権にも行こうと思っています。

彼は僕らの「代表」なんで。

僕らの振る舞いは彼に跳ね返ってしまうと思うんで。悪いことも、いいことも。

だから、自分も「靭帯にいい食べ物」とか食べて、彼に靭帯をつなげていきたいですね。

つながると思います。すべての人の靭帯が健康になったら、靭帯の神様もそこにいっちゃうと思うんで。

「僕のところには来なくていいよ」って靭帯の神様にお伝えしていけたらいいなって思います。




いつだって羽生氏の前で胸を張っていられる自分でいたいから!