12:00
令和初が零の球団!

明けまして令和、おめでとうございます。まるで正月が一年に2回訪れたかのようなおめでたさと、何かを始めようという気力の盛り上がり。心機一転、ここからの五連休も頑張っていきたいもの。改めてこのような機会を作っていただいたみなさんに、「今回の改元はとても楽しかったです」とお伝えしたいもの。令和を楽しんでいきますよ。

そんななか我が埼玉西武ライオンズは令和に対して完全に出遅れました。日程表を見ながら絶望さえしました。平成の最後の日に試合がないばかりか、令和の最初の日の試合はパ・リーグ揃ってナイトゲーム。「ははーん、これは巨人の陰謀だな」とピーンときました。要するに、平成最後と令和初をセ・リーグで独占したい、パ・リーグはその辺で御朱印でも集めとけということじゃないですか。ロッテが「ウチだけ17時に始めさせてもらいますわ」とちょっとだけ裏切っているのもまた許し難し。令和初の怒りがこみあげてまいりました。

「絶対に令和初を歴史に刻み込んでやる!」

ホームランだの勝利投手だの主だった記録が次々にセ・リーグに奪われていくなか、12球団でも遅いほうのグループで令和初戦が始まった我が埼玉西武ライオンズは、一体歴史に何を刻みつけることができたのか。「クソ惨敗」以外のポジティブな何かを探索していこうではありませんか。「クソ惨敗」しかないかもしれませんけれど!

↓令和初戦に臨むライオンズナインはおなじみの顔ぶれとなりました!

秩父山中の奥地からレイワ軍団がやってきた!

国歌吹奏から始まった令和元年の初ゲーム。毎年「ミラクル元年(※今年こそは頑張っていくぞの意)」を標榜する西武が迎える久々のマジ元年。いつも以上にライナも目をトローンとさせており、やる気十分です。ただし、すでにセ・リーグのゲームはすべて終わっていますので、セでやったことは全部刈り取られたあと。セがやっていないことを、パの他球団がやる前にやらなくてはならない。ゆっくり焦っていかなくては。

西武の先発は元号みたいな名前でおなじみの高橋光成。立ち上がりは三振、二塁打、三振、味方のエラーで失点、タイムリーで追加点と令和早々のご乱調。ただ、これについては中日の山井がデーゲームで初回4失点の令和初の大乱調を演じており、被安打だの死球だのもとっくのとうに記録済。レフト金子の返球を地面に叩きつけるという珍プレーは「令和初」と言えるものの、記録上はただのエラーでしかありません。エラーはもちろんセ・リーグで記録済。惜しい!

↓プレーの質(珍)という意味では令和初だけれど、記録には残らなかった!

デーゲームだったら「令和初のエラーはとんでもないエラーでしたね」って野球ニュースも大喜びだったのに!

なお、パ・リーグとしては令和初のエラーでした!


一方、攻撃では令和初回をポンポーンと三者凡退で終えますが(令和初三凡は中日・広島が記録済)、2回裏には4番山川がパ・リーグとしては令和初となる本塁打で記念の得点を挙げます。令和初ということで辻監督直筆の書も送られ、令和初のどすこーいパフォーマンスもやりました。その後も木村文紀がライトファールフライを放って「右邪飛は令和初では?」と期待感を煽りましたが、残念ながらコチラも阪神で大和が初回に記録済。なかなか「令和初」とはいきませんね!

↓パ・リーグ令和初ホームランで令和初どすこーい!

なお、令和初ホームランは巨人の坂本が記録済!

やっぱり巨人の陰謀だな!


↓記録には残りませんがこの打席で山川は「令和初」の天井直撃ファウルを放ちました!

天井がない球団には絶対できまい!

天井直撃弾も場外弾もどっちも狙えるのは埼玉西武ライオンズだけ!




3回に入ると、西武先発・高橋光成は安打と四球3つで3失点目。これは記念すべき「令和初の押し出し」でした。さらに高橋光成はタイムリーを浴びて早くも5失点目。2回2/3で降板となり、日ハムご自慢の「ショートスターター」戦術を先んじて披露します。ただ惜しむらくはソフトバンク武田翔太が1回0/3で危険球退場しており、令和初のノックアウト、令和初のショートスターターとはならなかったこと。どうせなら記録ずくめといきたかったところでした。

↓CMの収録は2回でOKだったけれど、令和初戦は2回2/3でKO!

そもそも、素人が2回でOKもらえるってのは「驚異の集中力」じゃないから!

「発注側の妥協」「この程度でいいやというハードルの低さ」「読み間違えなければいいというOKライン」によるものだから!


試合は進んで5回表、無死一塁から日ハムが送りバントを試みようとした場面、走者が飛び出してしまい一・二塁間で挟まれてアウトに。これは令和初では!?と色めきたちますが、走者が次塁方向へ走っている途中でのタッチアウトとなったため、記録上は「盗塁刺(盗塁失敗)」の扱いに。これはオリックスVSロッテ戦で先んじて記録されており、令和初とはならず。勝敗という意味では令和初の負けが見えてきましたが、歴史を刻むプレーはなかなか見えてきません。

そんななか「やられた」と唸ったのが6回表日ハムの攻撃。無死一塁から送りバントを試みるも一塁走者が二塁でアウトとなった場面、日ハム栗山監督はリクエストを要求したのです。これは紛れもない「令和初」のリクエスト要求でした。「その手があったか」「とにかく何でもいいからリクエストしちゃえばよかった」「これは確かに初って感じがする」と後悔してもあとの祭り。監督の気持ちひとつで取れる記録を逃したのは痛恨の極みでした。

7回裏には金子侑司がパ・リーグでは令和初となる盗塁を記録しますが、もちろんセ・リーグでは記録済。セが昼の試合で記録しなかった三塁打はロッテの鈴木にもっていかれ、捕逸もオリックスの若月にとられ、振り逃げはロッテのレアードに記録され、続々と枠は埋まっていきます。ていうか、オリックスとロッテは明らかに令和初狙いの試合運びを演じています。シーズンはもう絶望的だからって令和初狙いを共謀してやってくるとは!

↓オリックスVSロッテ戦では6回表に令和初の捕逸と令和初の振り逃げを仲良く同時に記録!

美しい協力体制!

西武と日ハムも令和初乱闘するくらい一致団結していきたかった!





そして試合は2-7ビハインドで最終回へ。他球場では次々と令和初が誕生するなかで、淡々と進んでいく負け試合。最後はこの日、令和初の珍プレーを記録していた金子が倒れて令和初の惨敗。「おっ、金子は5タコか」「5タコはもしかして令和初かも」「くー、ロッテと楽天が先にやってた」と細かい記録まで含めても先回りされる始末。令和に乗り切れない結果となりました。

それでもまだ令和初暴投とか令和初ボークとか令和初故意落球とか令和初フィルダースチョイスとか令和初インフィールドフライの夢はあります。二日目に突入してもなお「令和初」をやっていること自体がどうかという話はありますが、何もないよりはマシ。ぜひとも何らかの初を狙っていってほしいもの。ロクな記録が残っていないが、諦めるな埼玉西武ライオンズ!目指せ、令和初の何か!

↓結局、令和初のクソ惨敗しかありませんでした!



今日こそ何かを達成するぞ!

とりあえず初回に暴投とボークを記録しよう!


なお、令和初セーブ、令和初完封は未達成ですが西武には困難です!