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マーティンさん伝説の23球!

日本一働き方に厳しい球団・埼玉西武ライオンズ。ゴールデンウィークに魂の本拠地6連戦を終えたライオンズナインは「高校生が本拠地で野球大会をやっている」わけでもないのに死のロードに出ています。

ネンイチくらいで行かされる謎の群馬出張(ホーム扱い)、行き来が無駄に面倒な大宮出張(ホーム扱い)、北海道新幹線なら大宮から直通だからということで移動日なしで行かされた札幌3連戦、そして現在は無駄な分散開催で北九州&ヤフオク3連戦という九州の旅へ。今後も「オリックス相手だから気楽」ということでの移動日ナシの大阪3連戦、「え!?先週もソフバンとやりましたよね!?」「今度はウチのホーム扱いだから」「山川凱旋試合やぞ」と驚きを隠せない那覇2連戦。17日間の長い旅がつづきます。

「一回秩父に戻るからエエやろ…」ということなのか、その後も盛岡・弘前という東北民ならば「完全に旅行の距離」と唸る楽天事由の分散開催2連戦を突っ込まれるなど過酷な移動がつづく5月。旅芸人やサーカスでもこんな日程は組まないであろうという嫌がらせの連鎖。マイナー球団苦労話とほとんど同じことが、令和の日本で行なわれている。阪神が自慢げに語る「夏の高校野球死のロード」などカワイイもの。新幹線で広島・東京間を往復しているだけの移動を「死」とか言わないでもらえますかね!

↓「沖縄の客を秩父に来させるより、ワシらが行くほうがみんなラクやろ」という優しさだぞ!

自分たちが持っている球場があるのに1ヶ月のロードへ行くぞ!

秩父にはなかなか来られないみんな、待っててくれよな!


↓どうしても来られない人は映画館で応援してくれよな!

映画館に来てくれた人にはユニフォームをプレンゼント!

字幕を直すのが面倒なのでもう「プレンゼント」でいいやという判断です!



14日、これがラストチャンスかと毎回ささやかれる高橋光成さん先発で迎えた北九州でのソフバン戦。「いやー、西鉄時代を思い出すなぁ」などとオールドファンが涙を流すなかで始まった試合は、思いがけないライオンズペース。初回にパスボールで先制こそ許すものの、2回表には復調の兆しが見え始めた外崎の逆転スリーラン、3回表には秋山・山川のアベックホームラン、ボーク等での失点で再び詰め寄られるも5回表には中村のスリーランで突き離して8-3とリードする展開に。

その後も一進一退の攻防(※相手のパスボール、相手の暴投など)でリードをキープするライオンズ。勝ちが見えてきた展開にブルペンも大いに盛り上がり、「ひとつしかない勝利の方程式」を続々と投入していきます。高橋光成に勝ち投手の権利がついた瞬間に「今月だけで4試合102球」と酷使がつづく平井克典をマウンドに送ると、安定の回跨ぎで2回44球。8回はフル回転の助っ人ヒースに託し、9回表まで終わって11-5の6点差大量リード。一般の野球団なら勝利を確信し、相手方も早く凡打して帰ろうと思う展開となります。

しかし、そうは問屋がおろさない。

働け、働け、働け。

中継の実況が「平井は44球ですから明日は使えませんね」と一般論を語るなか、解説のライオンズ通マンは「どうでしょうね」と連続登板への期待をにじませるのがライオンズ魂。最後までお客様を楽しませようとする埼玉西武サービス精神ライオンズは、マウンドにマーティンさんを送り込みます。ここから始まったマーティンさんの伝説の23球に埼玉西武一同は震えました。笑っちゃって肩が震えてくるという意味で…!

1球目、マーティンさんはデスパイネをセカンドフライに打ち取って一死。2球目、松田に対して真っ直ぐで空振り。3球目、スライダーを見逃しでストライク。4球目、松田のバットは空を切るも「ボールが主審にあたって跳ねた」ことで振り逃げ出塁に。捕手・森友哉の、ボールを追うよりも「主審!大丈夫っすか!」と気遣うことを優先した優しさによって、松田は難なく出塁します。

つづくグラシアルへの5〜11球目は抜けたボールを中心に組み立て、フルカウントまで粘った末の四球に。これで一死一・二塁。9回6点差ではありますが、ブルペンでは守護神・増田が肩をつくっています。繰り返しますが、9回6点差ですが守護神・増田がブルペンで肩を作っています。どうですか、これが埼玉西武ライオンズ魂です。リードしていても、追いかけていても、最後の最後までドキドキとワクワクとハラハラとイライラを提供してくれる。

そしてマーティンさんはつづく内川聖一に対して、再びのボール球攻めで6球使ってのフォアボール。途中には「ストライクやろ!」「もう一回ぶつけたろか」「ぶつけようとすれば、それはそれでノーコンで当てられないんやけどな」という苛立ちで主審に詰め寄る場面も。気がつけば一死満塁となります。首を振る西口コーチと、完全に笑っちゃっている高橋光成。ベンチでは辻監督(※辻は1点しんにょう)が、ブルペンの様子をジトーッと見やっています。

つづく牧原大成の打席。マーティンさん自身もストライクが入らない、取ってもらえないことに自分で笑っちゃっています。イライラを通り越して笑えてきた現象。そしてマーティンさんは再び6球使ってのフォアボール。押し出しで1点を与えて11-6の5点差、なお一死満塁という状況にライオンズを追い込みます。これで「二者連続ホームランなら同点」というセーブがつく状況になったことで、9回5点差ですが守護神・増田がマウンドに向かうハメに。「やっぱり準備させてて正解やな」「さすが西武のブルペン、隙がない」「展開がよく読めている」と、目の肥えた野球ファンとマウンドに集まった野手陣も唸ります!

↓イライラを通り越して笑顔のマーティンさんに、「ノーコン投手の場合、ギリギリはボール判定やぞ」という解説コメントが突き刺さる!

「このボール判定はワシに当てたぶん!」
「このボール判定もワシに当てたぶん!」
「このボール判定もワシに当てたぶん!」

主審にボールを当てるピッチャーなんだから、ギリギリのところに球がいっても偶然に決まってる!

偶然そこにいっただけのボールをストライクとは言えませんなぁ!


↓それでも最後は守護神・増田がしめて埼玉西武ライオンズが無駄に4時間を超えた熱戦を制しました!


11点取ったのに余力を振り絞った熱戦やんけ!

選手・ベンチ・客がクッタクタwwwwwww




九州のお客様、楽しんでいただけましたでしょうか。埼玉西武ライオンズは出入りの激しい野球で、現地で見るぶんには最高な「8-7くらいの試合」を今後もご提供してまいります。沖縄のお客様、東北のお客様、ビールをたっぷりと用意してお待ちください。9回6点差からでももう一杯いけるようなエンターテインメントで、必ずや皆様のご期待にお応えできるものと存じます。何が起きるかわからないので、ゲームセットまで席は立たないでくださいね!あと、ピッチャーやブルペンには座布団などモノを投げないでくださいね!


「ヤフオク2連戦負けでいいから休ませてくれ」とは言わない生粋のプロ集団!