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セ・リーグが日本一になる方法を教えます!

今年もまた球界の盟主・福岡ソフトバンクホークスが日本一になりました。僕も埼玉西武ライオンズファンとしては歯がゆい部分もありますが、残念ながら当然と言えるでしょう。ソフバンは強い。紛うことなき日本一です。

世間(おもに西武ファンと巨人ファン)には「短期決戦に強い」という言い方でソフバンの強さを何とか歪めようとする動きもあるようですが、そういう「逃げ」で自分を癒している間はソフバンを上回ることはできないでしょう。あれは単に「短期決戦に強い」のではなく、「最大出力が大きい」のです。陸上や競泳で言えば、ソフバンの持ってるパーソナルベストのほうが「上」なのです。

もちろん人間のやることですから、いつもいつも好調とは限りません。怪我や体調不良、不運もあるでしょう。しかし、万事整えたときに発揮できる能力の高さでは圧倒的にソフバンが上回っています。だから、「ここで勝ったほうが勝ち」となると途端に勝てなくなる。

リーグ戦では143試合とかに勝ち負けが散らばっており、ソフバン以外から勝ち星をあげても「同じ1勝」ですので帳尻を合わせることもできるでしょうが、「この日この時この試合で」「直接ソフバンから」勝たねばならないとなったときには、ソフバンの最大出力を上回らないといけなくなるので勝てないのです。

オリンピックの金メダリストは全員「4年に1回の取り返しがつかない、この日この時この試合」に勝った選手です。ウサイン・ボルトもマイケル・フェルプスもそうです。それを狙って実現するには「ちょっと勝ってる」では不足で、「圧倒的に勝っている」必要がある。圧倒的に勝っているから多少の不運や不調も跳ね返せるのです。1年ダラーッとやった結果で1位になるより、取り返しのつかない1試合に必ず勝つことのほうが遥かに難しいのです。

リーグ戦の1位がその年の「優勝」ではありますが、それはあくまでリーグ戦の話であって、その年の「最強」はCSと日本シリーズを勝ち抜いたそのチームです。今年で言えばソフバン。去年で言えばソフバン。一昨年で言えばソフバン。3年前で言えば日本ハム…というか大谷翔平。で、4年前と5年前はソフバンです!

↓短期決戦に強いんじゃなくて、「この日この時この試合」に全力を注いだときに出せるチカラの大きさに差があるのです!


西武が80〜100パワーくらい出せるとしたら、ソフバンは全力を注いだら150パワーくらい出るイメージ!

シーズンは70パワーくらいの相手から勝って帳尻を合わせてるだけで、直接対決となれば無理無理!


↓「長期戦」のほうを自慢したい人はコレを見てから言ってくださいね!

<直近10年間でのリーグ戦の通算勝敗数>

【セ・リーグ】
1位:巨人(764勝622敗49分/.551)
2位:広島(720勝674敗41分/.516)
3位:阪神(692勝698敗45分/.498)
4位:中日(670勝713敗52分/.484)
5位:ヤクルト(646勝743敗46分/.465)
6位:DeNA(614勝779敗42分/.441)

【パ・リーグ】
1位:ソフトバンク(807勝577敗51分/.583)
2位:西武(735勝659敗41分/.527)
3位:日本ハム(722勝674敗39分/.517)
4位:楽天(666勝730敗39分/.477)
5位:ロッテ(658勝732敗45分/.473)
6位:オリックス(648勝741敗46分/.467)

ソフバンがただ1球団、この10年で800勝超え!10年ずっと強かった!

「1年」ってテニスの「世界ランキング」程度のもので真の力量じゃないですよね!ジョコビッチやフェデラーが「1位じゃない」週もあったんだから!

真に長期戦の強さを誇りたいなら最低10年くらい見るべきだと僕は思います!



ソフバンの戦力は底堅いものです。まずオーナーが非常に協力的です。金は出すがファックスは送ってきません。ユニフォームはくれるしPayで高還元。この時点でいくつかの球団はそもそも勝負の土俵から落ちるわけですが、そのオーナーパワーすら現在は行使するまでもありません。40178人を収容する自前の球場にファンをギッチギチに集め、そこからお金と声援を集めているからです。

球場規模で言えば甲子園や東京ドームも互角以上のものがありますが、ヤフオクドームは親会社とかホールディングスとかが出張る隙もなく「福岡ソフトバンクホークス株式会社」の所有です。すべてが球団のためにある球場です。「デカい自分の球場がある」ことは何よりのチカラの源泉。金=強さという意味では、この時点でソフバンが第一位の有資格者と言えます。(※謎の楽天スーパーポイントの存在については判断保留)

しかも、単に金があるだけでなく使い方も上手い。3軍制をいち早く確立し、育成にチカラを注いでいます。形ばかりのリハビリ選手置き場ではなく、シーズンを通じて独立リーグ等との「実戦」を行なっている戦闘集団です。今年の日本シリーズで活躍した千賀滉大や甲斐拓也は育成契約⇒3軍からのステップアップでしたし、周東佑京も育成契約からの昇格です。毎年の育成ドラフト大量指名は、2軍までのチームより絶対的に多い頭数と「可能性」を生み出しています。ガチャを引く回数が多い相手にどうして勝てましょう。

次から次へと好投手が繰り出される投手陣と、タイトルホルダークラスをベンチに置いておける野手陣。短期決戦で一番ダメなのは「調子の悪いヤツを使いつづける」ことですが、ソフバンは調子の悪いヤツを替える余力があります。ダメなら使わず、好調な選手を出す。単純にして最強の策です。

シーズンでは「信頼の表明」とか「実戦のなかで復調を待つ」とか、あえて不調を放置することもあるでしょうが、短期決戦ではその建前を捨てますので「何でこんなに全員好調なんだよ!?」と不思議に見えるのです。何のことはない、1.5チームぶんくらいの戦力から好調な選手だけを出しているから全員好調に見えるのです。逆に言えば、過去の苦い歴史を踏まえ「本当に最後の勝負に勝つ気なら1チームぶんの戦力じゃ足りない」と思い至ったということでしょう。覚悟が違う。

↓巨人もソフバンの地元胴上げを阻止するくらいには強かったですが、ソフバンのほうが構造的に上でした!


この先もこの構造は引っくり返らないでしょう!

仕組みから変えないかぎり!




セとパの構造の違い。それは「DH制」と「ソフバンの存在」です。まずDH制についてですが、「野手が9人」のチームのほうが「野手が8人」のチームより強いのは当たり前です。より打力が上がります。DH制でやっているパ・リーグは「野手の枠が9人」ある時点で必要な枚数も、野手の経験値の総量でも上なのです。

そうなれば当然投手の質も変わってきます。「投手」という安全牌の処理を計算できず、切れ目のない打線を相手にしても抑えられるクラスの投手だけが生き残っていく。特に先発投手は目安となる15〜18個のアウトを取るなかで、安全牌の数が2個くらい違うのですから、求められる質も当然高くなるのです。

せめてセ・リーグもDH制がないことを利して、セの球場でやる際には「大谷翔平のような打撃にも長けた二刀流の投手」を出せればよいのですが、実際にはセの投手は打撃が得意なわけではなく、振らずに立っているケースも多い。となれば、「セの球場でやる際はせいぜい互角(ただし交代野手の質でセが負ける)」「パの球場でやる際はセが負ける」が構造上の結論。

そしてパには現在最強のソフバンがいます。ソフバンを倒して日本一まで行こうとするなら、2016年の大谷翔平擁する日本ハムや、2013年の田中将大擁する楽天(この年のソフバンは低迷したので直接対決は不要だったが)くらいの突き抜けた何かが必要である…と考えざるを得ないのが現在のパ・リーグ。

並の選手の枚数合戦や育成合戦では勝ち目がないので、育てても手に入らないクラスの巨星を求めるのが現在のパ・リーグです。先週のドラフトでもパは器の佐々木朗希クンに集中し、セは完成度の奥川恭伸クンに集中しました。どちらがどれぐらい大成するかはわかりませんが、「163キロを投げるくらいのロマン怪物に行かないと対抗できない」という意識がパにはある。それが構造的に違いを生んでおり、交流戦でも何故か毎年同じような「引っくり返らない差」が生まれてしまっている。確実性よりも最大値、そうでもしないと「育成から千賀をもってくる」ソフバンにどうやって勝とうというのかと。

↓日ハムなんかロマンで勝ってきた球団ですからね!巨人さんご自慢の菅野にもダメ元でいったぞ!


危険を冒してロマンを求める!

ロマン球団日本ハム!




さぁ、いよいよここからが僕からの提案です。日本一になるにはソフバンとの直接対決をやってはいけません。抑えこまれて点取られて負けるのがオチ。特に構造的に負けているセ・リーグから日本一を出すには、ソフバンを日本シリーズに進ませる事態というのをまず避けねばなりません。それを確実に実行するならば「ソフバンを1年という期間限定の短期リーグ戦で何とか瞬間的に4位以下にヘコませる」ことが必要です。CSに出させたら結局直接対決10連勝でジ・エンドですから。

ソフバンを4位以下にするためにはセ・パで一丸となって、勝ち星を集める必要があります。まずパは「ソフバンには全力勝負」「オリックスには露骨に手抜きで全敗」を実行します。何故オリックスかと言うと、オリックスならばCSの直接対決で叩けそうだからです。叩けそうな球団を1位にすることで中途半端に強い球団の抜け駆けを防ぐプランです。そしてセは「ソフバンには全力勝負」「それ以外のパ5球団には露骨に手を抜いて全敗」としてもらいます。セが全体でソフバンを倒したゲーム数ぶん確実にパの他球団が上に行くようにしてください。ソフバンに勝った数ぶんだけセ内での差がつくのは、むしろ納得感ありますよね。

パ各球団は交流戦で「18勝0敗」、オリックスに「0勝25敗」という状態から、ソフバン戦で「1勝2敗すなわち8勝17敗」のペースを目指します。オリックス以外のパ4球団は持ち回りで2位と3位の球団を決め、そこに勝ち星を集めます。すると「交流戦で18勝」「ソフバンに8勝17敗」「5位・6位球団から合計50勝」「2位・3位の対戦はイーブンとして13勝or12勝」となり、89勝もしくは88勝となります。

ソフバンはおそらく独力で80勝から90勝程度するでしょうが、直接対決で五分で頑張れる球団があれば勝ち星は減っていきます。最終的にはソフバンの動きを見ながら必要な勝ち数をオリックスから渡せばOK。ソフバンさえ4位以下であればどれだけ強かろうが日本シリーズに出てくることはありません。セ・リーグ各球団にとってもソフバン以外ならチャンスがあるというもの。日本シリーズではセ・パのソフバンを除いた代表チームでガチンコをやろうではありませんか。

「八百長じゃねぇか!」

……なるほど、見方によってはそうかもしれません(※見方がどうでも八百長かもしれないが)。ただ、まともにソフバンに勝とうと思ったら、「4万人以上入る自前の球場を持ち」「そこに熱心なファンを集め」「そこで得た元手で充実した育成環境の3軍制を設け」「全国から可能性を集め」「賭博・窃盗・薬物・SNSには手を出させず」「パワハラせずに一生懸命育てていき」「リーグ戦の仕組みをDH制にする」という面倒臭くて金ばかりかかる作業が大前提として待っていますが、本当にやるのでしょうか?

それよりもみんなで結託してソフバンだけヘコますほうが早くないでしょうか?

ソフバン以外でガチンコやるほうが可能性あるのではないでしょうか?

ソフバンがどれだけ強かろうがみんなで結託すればヘコませられるぶん、リーグ戦のほうがヌルくないでしょうか?

真面目にやりたい球団は止めませんが、真面目にやってもどうにもならないところもありますよね?

さぁ、今すぐみんなでエクセル開いて来シーズンの星取表を作りましょう!

11球団のチカラを合わせればソフバンをヘコませることは可能です!


一部冗談大半本気!人生同様「クジで大当たり」くらいしか逆転の目はない!