- カテゴリ:
- 東京五輪
2019年11月15日12:00
ついに有効な具体策が出てまいりました!
「クソ暑かったらどうしよう?」という課題を抱え、日本の知恵を絞ってきた6年あまり。その結晶のような対策たちは、日本の心を冷え冷えにしてきました。「沿道にアサガオを並べる」「人工降雪機で雪を降らせる」「笠」…これでほぼほぼ大丈夫だろうと思ってきました。心配性のIOCによって「せめてマラソンと競歩だけは札幌にしてくれ」と泣きつかれ、苦渋の決断で一部競技の開催地を変更こそしましたが、逆に言えば「これでほぼほぼ大丈夫だろう」は東京とIOCの合意でもあります。
そんななか、「ほぼほぼ」を「ほぼほぼほぼ」へとさらに進化させる秘策がまだ東京にはあった。その対策にはこれまでよりもさらに具体的に踏み込んだ、実効性の高い内容が盛り込まれており、いよいよもってこれは大丈夫だろうと僕もようやく胸を撫で下ろしたものです。少なくとも「今年自力でやって生き残ったのとほぼほぼ同じことはできる」ことがわかり、ほぼぼぼぼぼーぼぼ大丈夫だろうという強い気持ちがわいてまいりました!
↓やった!会場へのペットボトル・水筒の持ち込みが解禁!
デカイ水筒を買ってアイスコーヒー入れますね!
もしくは2リットルのペットボトルで大五郎的なヤツを持っていきます!
↓さらにボランティアに対してはアイスクリームを配るという万全の対策も!
ボランティア=無償という意味ではありません!
クオカードで日当(1000円)も配るし、アイスもあげちゃう!
ペットボトル持ち込みの解禁というのはまさに大英断。とかく「テロが」ということで液体の持ち込みを禁じたがる昨今ですが、「テロよりも先に暑さで死んでしまう」「テロはほかの方法で入場ゲートではじくべき」「もっとちゃんと手荷物を調べろ」などと本当にその制限は必要なのかと疑問を抱いていたところ。ちゃんと守っている人が苦しみ、こっそり持ち込んでいる人が助かるというのも不条理極まりないところでした。
しかし、ラグビーワールドカップという実例も含めて、英断へと舵を切った。持ち込ませなければドリンクの売店が混んで大変なことになるという「実例」と、水を持ち込ませても取り立てて何も起きなかったという「実例」。その強い説得力をもって大スポンサーであるところのコカ・コーラとの折り合いにも見通しがついたのでしょう。東京側でもコカ・コーラ社製の飲料(たぶん「いろはす」)を無償で配るとしており、暑いのに水も飲まずに倒れるという悲しい事態は避けられそうです。倒れるときは飲みながら、です!
僕もスポンサーへの感謝をこめて本番に持ち込むドリンクはコカ・コーラ社製にしようと心に誓いました。「絶対にポカリスエット」という気分であったとしても今回の五輪期間だけはアクエリアスにすることをここに誓います。コカ・コーラ様、ご英断ありがとうございます!
↓イベント中は「水分補給をうながす『乾杯コール』などで盛り上げ」てくれるそうです!
「どうもーーー」
「TOKYOのみなさーん」
「本日の場内進行を担当する」
「DJ MO-SYOでーーーす」
「それでは早速ですが」
「本日の40度という気温を」
「みなさんの熱いパッションで」
「吹き飛ばすために」
「乾杯コールとまいりましょう」
「お手持ちのペットボトル」
「水筒を高く掲げていただき」
「お持ち込みでない方は」
「場内のコカ・コーラブースでの販売」
「または入場ゲートでの配布」
「といったものもございますので」
「ぜひそちらをお持ちいただき」
「ご一緒にご参加ください!」
「東京五輪の成功と」
「みなさまの健康そして」
「選手たちのご活躍を祈念して」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「カンパーーーーイ!!」
ウザイけど健康と安全のためですから!
飲めって言っても勝手に飲まないで倒れる人がいるから!
まぁ言うても、去年も今年も一昨年も東京の夏を僕らは過ごしてまいりました。確かに暑いですし、健康被害も発生はしておりますが、東京は1000万人が活動しつづける場所であることは変わりません。そりゃあVIP用のペントハウスみたいな環境にはならないでしょうが、これまで自助努力としてやってきたことをしっかり実施できる状況であれば「いつもと同じ夏」にはできるはず。
帽子をかぶる、水を飲む、塩分を補給する、という基本的対策を実施したうえで、テンション上がって一日中炎天下にいるのではなく、幕間には日陰で身体を休めるなどしていくことが大事です。そのために東京側でもITを活用し、周辺の涼しいスポットを案内するアプリなども提供していくといいます。「案内したら殺到するのでは」「結果的にそこが暑くなりそう」「場内に涼しい場所ない説」などの懸念はありますが、運営だけに頼らず少しは自分でも考えなさいという話です。
その自助努力のためにはさらに具体的な対策として、もうひとつ付け加えてもらいたいものがあります。それは「再入場の許可」です。現在のチケットの規約では「当法人が許可した場合を除き、チケット保有者は一旦会場から退場すると、同じチケットにより再入場することはできません。チケット保有者が会場を退場したときは、緊急時の避難等のやむを得ない事情がある場合を除き、当法人はかかるチケットを無効とし、その座席またはスペースを他の者に再販売することができます」とあります。
この規約を柔軟に運用し、「暑さ回避=緊急時の避難等やむを得ない事情」とみなして、特に屋外競技においては再入場を大胆に解禁していこうではないですか。入場ゲートでの警備や手荷物検査の負担は増すかもしれませんが、会場内でガマンを重ねてバタバタいかれるよりも、「近くのイオンなりに一回行ってください」のほうがよほど効果もありますし、お互いに安心というもの。1万人が一斉に涼むテントを建てるなんてそもそもできるわけがないのですから、めいめい勝手にイオンなりスタバなりに逃げてもらうほうがコスパもいいでしょう。テロだって再入場で入れるくらいなら、1回目の入場で入れると思いますし。ていうか、再入場以前に1回目で絶対入れるくらいいつも手ぬるいチェックのほうにこそ問題意識を向けてもらわないと。
東京は暑い、しかし出来あがっている街です。
アレがない、コレがないという事態は東京にはありません。核の冬に耐えるシェルターのように暑い夏に耐えるシェルターのなかで1000万人が毎年暮らしているメガポリスです。自由に動けるようにさえしてもらえば、多くの人が暑さ対策を自助努力でできます。そして、自助ができなかった人にこそサポートを振り分けていきましょう。外国からきた方、体調が万全でない方、そういう方をお助けしていく。それ以外の人はどこかで適当に自力で休憩を挟んでください、そういう姿勢で。会場から出させてさえもらえば、僕は自力で冷え冷えになって帰ってきますから!
↓なお、ボート・カヌー会場の海の森水上競技場は周辺に野原しかなかったので、えー、そのー、気をつけてください!
あのー、うーん、気をつけてください!
とにかく、まぁ、気をつけてください!
僕はボート・カヌーに行けるほどチケットが当選しないと思います!残念!
「クソ暑かったらどうしよう?」という課題を抱え、日本の知恵を絞ってきた6年あまり。その結晶のような対策たちは、日本の心を冷え冷えにしてきました。「沿道にアサガオを並べる」「人工降雪機で雪を降らせる」「笠」…これでほぼほぼ大丈夫だろうと思ってきました。心配性のIOCによって「せめてマラソンと競歩だけは札幌にしてくれ」と泣きつかれ、苦渋の決断で一部競技の開催地を変更こそしましたが、逆に言えば「これでほぼほぼ大丈夫だろう」は東京とIOCの合意でもあります。
そんななか、「ほぼほぼ」を「ほぼほぼほぼ」へとさらに進化させる秘策がまだ東京にはあった。その対策にはこれまでよりもさらに具体的に踏み込んだ、実効性の高い内容が盛り込まれており、いよいよもってこれは大丈夫だろうと僕もようやく胸を撫で下ろしたものです。少なくとも「今年自力でやって生き残ったのとほぼほぼ同じことはできる」ことがわかり、ほぼぼぼぼぼーぼぼ大丈夫だろうという強い気持ちがわいてまいりました!
↓やった!会場へのペットボトル・水筒の持ち込みが解禁!
#東京五輪 暑さ対策として、競技会場へのペットボトルや水筒の持ち込みを観客1人1本に限り認める方向で最終調整しています。https://t.co/C0ATaR7Hd2
— 毎日新聞 (@mainichi) November 13, 2019
デカイ水筒を買ってアイスコーヒー入れますね!
もしくは2リットルのペットボトルで大五郎的なヤツを持っていきます!
↓さらにボランティアに対してはアイスクリームを配るという万全の対策も!
氷1300tで選手冷やす 五輪暑さ対策、全容明らかにhttps://t.co/7wg2BCBWNm
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) November 14, 2019
アイスクリームに1300tの氷――。 #東京五輪 ・パラリンピックで、新たな暑さ対策案の全容が分かりました。予算は100億円規模。それでも、不安の声は消えません。 pic.twitter.com/Q5L4qcXTsR
ボランティア=無償という意味ではありません!
クオカードで日当(1000円)も配るし、アイスもあげちゃう!
明治エッセルスーパーカップあたりだと思います!
ペットボトル持ち込みの解禁というのはまさに大英断。とかく「テロが」ということで液体の持ち込みを禁じたがる昨今ですが、「テロよりも先に暑さで死んでしまう」「テロはほかの方法で入場ゲートではじくべき」「もっとちゃんと手荷物を調べろ」などと本当にその制限は必要なのかと疑問を抱いていたところ。ちゃんと守っている人が苦しみ、こっそり持ち込んでいる人が助かるというのも不条理極まりないところでした。
しかし、ラグビーワールドカップという実例も含めて、英断へと舵を切った。持ち込ませなければドリンクの売店が混んで大変なことになるという「実例」と、水を持ち込ませても取り立てて何も起きなかったという「実例」。その強い説得力をもって大スポンサーであるところのコカ・コーラとの折り合いにも見通しがついたのでしょう。東京側でもコカ・コーラ社製の飲料(たぶん「いろはす」)を無償で配るとしており、暑いのに水も飲まずに倒れるという悲しい事態は避けられそうです。倒れるときは飲みながら、です!
僕もスポンサーへの感謝をこめて本番に持ち込むドリンクはコカ・コーラ社製にしようと心に誓いました。「絶対にポカリスエット」という気分であったとしても今回の五輪期間だけはアクエリアスにすることをここに誓います。コカ・コーラ様、ご英断ありがとうございます!
↓イベント中は「水分補給をうながす『乾杯コール』などで盛り上げ」てくれるそうです!
【画像3/3枚】氷1300tで選手冷やす 五輪暑さ対策、全容明らかに:朝日新聞デジタル https://t.co/YUSHvn5sQL
— フモフモ編集長 (@fumofumocolumn) November 15, 2019
「どうもーーー」
「TOKYOのみなさーん」
「本日の場内進行を担当する」
「DJ MO-SYOでーーーす」
「それでは早速ですが」
「本日の40度という気温を」
「みなさんの熱いパッションで」
「吹き飛ばすために」
「乾杯コールとまいりましょう」
「お手持ちのペットボトル」
「水筒を高く掲げていただき」
「お持ち込みでない方は」
「場内のコカ・コーラブースでの販売」
「または入場ゲートでの配布」
「といったものもございますので」
「ぜひそちらをお持ちいただき」
「ご一緒にご参加ください!」
「東京五輪の成功と」
「みなさまの健康そして」
「選手たちのご活躍を祈念して」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで飲んで飲んで♪」
「飲んで♪ハイ!」
「カンパーーーーイ!!」
ウザイけど健康と安全のためですから!
飲めって言っても勝手に飲まないで倒れる人がいるから!
お隣さんらと強制的に乾杯させていきます!
まぁ言うても、去年も今年も一昨年も東京の夏を僕らは過ごしてまいりました。確かに暑いですし、健康被害も発生はしておりますが、東京は1000万人が活動しつづける場所であることは変わりません。そりゃあVIP用のペントハウスみたいな環境にはならないでしょうが、これまで自助努力としてやってきたことをしっかり実施できる状況であれば「いつもと同じ夏」にはできるはず。
帽子をかぶる、水を飲む、塩分を補給する、という基本的対策を実施したうえで、テンション上がって一日中炎天下にいるのではなく、幕間には日陰で身体を休めるなどしていくことが大事です。そのために東京側でもITを活用し、周辺の涼しいスポットを案内するアプリなども提供していくといいます。「案内したら殺到するのでは」「結果的にそこが暑くなりそう」「場内に涼しい場所ない説」などの懸念はありますが、運営だけに頼らず少しは自分でも考えなさいという話です。
その自助努力のためにはさらに具体的な対策として、もうひとつ付け加えてもらいたいものがあります。それは「再入場の許可」です。現在のチケットの規約では「当法人が許可した場合を除き、チケット保有者は一旦会場から退場すると、同じチケットにより再入場することはできません。チケット保有者が会場を退場したときは、緊急時の避難等のやむを得ない事情がある場合を除き、当法人はかかるチケットを無効とし、その座席またはスペースを他の者に再販売することができます」とあります。
この規約を柔軟に運用し、「暑さ回避=緊急時の避難等やむを得ない事情」とみなして、特に屋外競技においては再入場を大胆に解禁していこうではないですか。入場ゲートでの警備や手荷物検査の負担は増すかもしれませんが、会場内でガマンを重ねてバタバタいかれるよりも、「近くのイオンなりに一回行ってください」のほうがよほど効果もありますし、お互いに安心というもの。1万人が一斉に涼むテントを建てるなんてそもそもできるわけがないのですから、めいめい勝手にイオンなりスタバなりに逃げてもらうほうがコスパもいいでしょう。テロだって再入場で入れるくらいなら、1回目の入場で入れると思いますし。ていうか、再入場以前に1回目で絶対入れるくらいいつも手ぬるいチェックのほうにこそ問題意識を向けてもらわないと。
東京は暑い、しかし出来あがっている街です。
アレがない、コレがないという事態は東京にはありません。核の冬に耐えるシェルターのように暑い夏に耐えるシェルターのなかで1000万人が毎年暮らしているメガポリスです。自由に動けるようにさえしてもらえば、多くの人が暑さ対策を自助努力でできます。そして、自助ができなかった人にこそサポートを振り分けていきましょう。外国からきた方、体調が万全でない方、そういう方をお助けしていく。それ以外の人はどこかで適当に自力で休憩を挟んでください、そういう姿勢で。会場から出させてさえもらえば、僕は自力で冷え冷えになって帰ってきますから!
↓なお、ボート・カヌー会場の海の森水上競技場は周辺に野原しかなかったので、えー、そのー、気をつけてください!
あのー、うーん、気をつけてください!
とにかく、まぁ、気をつけてください!
僕はボート・カヌーに行けるほどチケットが当選しないと思います!残念!
再入場許可は素晴らしい提案。
これさえ出来ればぼぼぼーぼぼーぼぼ大丈夫