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コロ助の正体はバズ!

こんコロ!(新型コロナウイルス感染拡大でピリピリするなか、こんにちはみなさんの略)。世界各地でピリコロしているなか、日本スポーツ界は現在のところ何とか平静を保っています。シーズンに大きな影響がない形での延期を模索する各関係者と、「私らバカ担当なんで」と真っ先に実施への先鞭をつける大相撲とプロ野球、そして面倒事処理担当として八面六臂の活躍を見せるサッカー。それぞれが役割分担をしながら、事態の収束へと努力しています。

↓「誰かかかったらこうするんやで」という対応実例を身をもって示すサッカーに感謝!


↓「悪材料はコロナにおっかぶせるという手があるんやで」と身をもって示すサッカーに感謝!

危機管理を担当するサッカー!

バカを担当する大相撲・プロ野球!

メジャースポーツの熱い連帯を感じる!



僕などはこの事態に慣れてきたこともあり、前向きな行動を開始しようと思っているところです。「怖い」という気持ちはもちろん当然ですし、自宅に留まっている方がたくさんいることは感染拡大への大きな貢献だろうと思います。一方で、それはそれでコロ助の思うツボという部分も感じます。全員が家に引っ込めば社会と経済が死にます。コロ助にしてみれば手段はどうでもいいのです。結果的に相手が死ねば。

その点でコロ助は非常に狡猾でした。まずそもそもヤツの発症具合が非常にイイ塩梅です。免疫でウイルスに打ち勝てる「戦士」に対してはさしたる影響はないけれど、基礎疾患を抱えた高齢者などに対しては十分に致命傷を与えることができるという「中くらい」の強さ。これにより、むしろ油断した戦士が感染を広め、死者・重篤者が増えるという悪循環を生みました。

そしてコロ助はめっちゃ「バズ」りました。

最近僕などは2009年の新型インフルエンザの情報を振り返っていたのですが、そこには現在とほぼ同じことが起こっていたさまが記録されていました。厚労省発表による2009年新型インフルエンザの流行状況によれば、発生確認の2009年5月から終息宣言の翌年3月までで入院17646人、重篤化1648人、死者198人というなかなかの数字が記録されています。ちなみに、WHOは全世界で1万8500人が新型インフルにより死亡したと公表しています。

国内での対策過程においては、早々に全員へのPCR検査実施は取り止めてクラスター発生対策に移行したことや、途中から「原則自宅療養」に方針を切り替えたこと、休校措置によって大きな効果を得たこと、WHOがパンデミックを宣言したことなど、現状のコロ助と重なる事例が多数記録されています。ただこの際は、結果的にはそれほど使用されなかったものの「タミフルという薬があるらしいぞ」という安心感などもあり、国内での扱いも季節性インフルエンザと同程度のバズり感であったと記憶しています。

そのせいで夏の高校野球では普通に集団感染が発生しており、各地で休校が相次いだほか、天理校では部員24人が感染していたり、立正大淞南校は甲子園で準々決勝進出するもその時点で5人がインフル離脱していたことから13人での戦いとなって敗れたりしていました。振り返れば「あぁそんなこともあったなぁ」くらいの話ですが、今同じことがコロ助で起きたなら高校野球解体にまで話が燃え上がりそうな事例です。「殺す気か」と。

新型インフルも「新型」なのですから、ワクチンは存在しませんし、「抗体」を獲得できているわけでもありません。実際にたくさんの人が亡くなっていますし、怖くない病気ではなかったのです。ただ、何となく「知ってる」感というか、「慣れてる」感があったことでバズらなかったのでしょう。おそらく厚労省などの中の人にとっては、「新型インフルのような話」という認識があり、対応も慌て具合も同程度だったのでしょう。

しかし、コロ助は「バズ」った。

コロ助はSARSと同じ中国から出てきて、初期の報道では患者が殺到して医療崩壊する武漢市の病院の映像と、都市封鎖という非常事態を発信してきました。これは大変なことだと思いましたし、SARS級かと思いました。「コロナ」という耳慣れない名前で呼んだのもバズの要因でした。「新型かぜ」ならここまでバズらなかったでしょう。そのバズはSNSなどで拡大再生産され、国内での感染者が出た国に順番に伝播し、繰り返し何度もバズることになりました。中国では街で太極拳とか再開するような状況になっても、今度はイタリアで無人の街が発生してバズり返す、といった具合で。

↓テニス界では全力バズ中の全仏オープンが「延期するわ」と決めたことを念頭に、ズレた先の日程で被った全米オープン側が「勝手に決めんな」とひと悶着する展開も!

「ウチもいろいろ考えてはいるが」
「世界が一致団結しているときに」
「勝手に決めたらアカンやろ」
「全仏が全米の1週間後にズレてきて」
「しかもほかの大会と被ってるとか」
「どういうことやねんと思うわ」
「ウチならWTAとかATPとかとよく相談し」
「ズラした先の日程にある大会、」
「レーバー・カップにも配慮して」
「物事を決断したでしょうなぁ!」

順番にバズってますんで、しょうがない!

もしかしたら今後、全米オープンの日程もズレて、ズレた先にある全豪オープンがキレてるかもしれないですし!

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コロ助を見ていると、グローバル化とSNSの発展は、思わぬところで病気をアシストしているなと思いました。そんなに死ぬ病気なら逆にそんなに広がるはずもない(※感染した人が多数に広める前に死ぬから)のに、常に最大級のテンションの情報にさらされることで、常に世界中が恐怖に震えています。正しい情報の伝播も増えたのでしょうが、アヤしい情報の伝播も増えました。そして僕らは「アヤしい情報」のほうが好きです。それはまさしく「バズ」の特徴です。

結果的に自分たちにできることは「手洗い」「寝る」「食べる」「マスク」「うがい」くらいしかないのに、いたずらに情報を摂取することで、無用な混乱を生みました。トイレットペーパーの枯渇など、まさにその典型でしょう。バズって、慌てて、余計なことをしたのです。2009年に大量の備蓄タミフルを余らせたのとまったく逆のことが今起きています。「バズったか、バズらなかったか」の差によって。

僕はバズに踊らされずに、できる範囲で気をつけながら、前向きに生活していこうと思います。バズが終わったときにふと気づく「ん?アレは何だったんだ?」という瞬間に備えたいと思います。そして、そういう時間がくるのを待って、未来のための準備をしている人を応援したいと思います。今は耐える時期ですが、このバズが終わったときに「一応準備しておきましたよ」と時間を戻せるように。

東京五輪などもいろいろ騒がしくなっておりますが、もともと中止を言いたい人がたくさんいた案件で、「実施」の人は世情に配慮して黙り、「中止」の人はバズで元気づいているだけのこと。予選スケジュールへの影響は否めませんが、選考方式はフェアでさえあれば問題はありません。予選を理由に4ヶ月先の本大会のことまで今から見通すのは非生産的です。ギリギリまで尽力し、その先の展開はそこからまた全力でやる。それだけです。

旅行、観光、エンターテインメント。

外に出て、何かをし、無事に帰ってくる。

無事じゃなかったとしても、無事でない人に求められる適切な過ごし方を実践し、回復する。

そういう形で戦うことが「戦士」には求められているのではなかろうかと思います。全世界のバズが一周するのを待っていたら1年くらいずっとこのままです。リスクゼロを求めれば何もできないのですから、ゼロじゃないリスクを背負って、何かをしないと。そういう発信で少しでもこのバズに抵抗したい……そんなことを思うのです。それが東京五輪という世界の「終息目標(※やり玉)」となる出来事を抱え、実際問題バズるほどではない状況の日本にある者の役割分担なのではないかと思いながら。僕は相撲と野球の側で頑張ります!





ということで国内旅行の計画を練っております!無事に帰ってきますよ!