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長くて短い2020年になりそうです!

東京五輪・パラリンピックの延期が決まりました。最大で1年程度、来年夏までの開催を目指す。形式上は日本そして東京からIOCに提案した形となりましたが、双方ともに「やりたいが、できない」という意見でまとまってのこと。異例の決断はスンナリとまとまりました。まずは方向性が定まったことはよかったと思います。

↓スッキリしました!決めてくれてありがとうございます!


決まったことに合わせてやるだけ!

それは選手も関係者もファンも同じ!

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ただ、これは極めて厳しい道です。できるできないで言えば「何かを削りながら予定通りにやる」ほうができたのではないかというほど、1年延期での再設定は難しいものです。延期の要因である新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みれば、基本的にはできるだけ遠くに置きたい。ただし、今は比較的落ち着いている日本の状況がそのとき「一周まわって」どうなっているかはわかりません。「世界が落ち着いて」「日本がダメになって」という状態で2021を迎えた場合、二度目の再設定は一度目よりも難しいでしょう。

特効薬はワクチン開発の望みは薄いなか、世界各地からの流入という第二波・第三波に耐えて、1年間平穏を保つ。隙あらば「補償を」「お前がやりたいと言ったのに」「ではロンドンが代わりに…」と欧州の三枚舌が刺しにくるなかで、走り抜けなければならない。時間が経てば経つほど「もうパリでやるから、補償だけしてくれればいいよ」という判断が出てくる。絶対に消してはいけない火の番をやりつづけるような心境です。一瞬も気を緩めず、休まず、あと1年張りつめていかないといけません。

↓聖火は福島で保管することになり、まさに「火の番」!


文字通りの「希望の火を絶やすな」指令!

正月の火の番担当とか気が重いです!



イメージ通りなら来年の夏開催ということになりますが、それは来夏予定されている世界陸上、世界水泳と日程が被るということ。陸上も水泳もオリンピックファミリーですが、向こうには向こうの「金」の問題があります。被ることはお互いできないし、ズラすにはそれなりの算段が必要です。五輪の前に置けば「張り子」の大会ですし、五輪のあとに置けば「出がらし」の大会です。半年くらい間を開けるのか、向こうも1年ズラすのか。それもまたこれからの検討です。幸いなのは2021年の世界陸上はアメリカ、世界水泳は日本開催であることくらいか。「万難を排して」地元の協力を得る望みがあります。ファミリーの団結を見せてもらいたいところです。

そして会場問題。中国やロシアなら「どけ」で話は終わるのでしょうが、ここは日本。来年の稼働が決まっている施設を「ここに飛び込みたい」という日程を詰めたうえで、ひとつずつ確保し直さないといけません。会場計画をあーだこーだと見直していたのは、2015年(自転車の施設なんか建ててられないから伊豆でやろう)とか2016年とか(アテクシ、ボートは宮城でできると思うわ)の話です。5年前くらいにやっていた作業を、残り1年でもう一周詰め直すのです。

ひとつでも違う会場が発生すれば、視察・運営計画の再考・競技団体への提案・IOCの承認・実施テスト…すべてやり直しです。「アテクシ、横浜アリーナでできると思うわ」のときも、横浜アリーナではできないと判明するまでに相応の時間がかかったもの。「空いてないので違う会場にする」ことを決めるのも容易ではありません。下手したら「1年延期になるかも…?」で仮押さえに走った「会場転売ヤー」みたいな運営元がいるかもしれません。全部の会場が希望の日程でそのまま取れなかった場合、どこをどういじれば解決するのか、このパズルは一気に難しくなります。中国やロシアなら「どけ」で解決するのですが…。

「1週間かけて鍋パーティーの準備をしてきたぞ」
「幹事を仰せつかり、光栄なのである」
「ついに今晩、開催なのである」
「お・も・て・な・しなのである」
「プルル、プルル、プルル」
「はい、もしもし」
「え!?全員風邪で入院!?」
「パーティーはとてもじゃないが無理!?」
「みんな行かないと言っている!?」
「マジかよ…」
「このカニどうすんだよ…」
「デザートの特注ケーキ…」
「ビンゴゲームの景品…」
「か、会費はどうなるんだろ…?」
「中止の場合はワシの持ち出し…?」
「このために模様替えもしたのに…」
「そ、そ、それは困ります!」
「部長、仕切り直しましょう」
「おぅ、お前がそう言うなら」
「来週ではいかがでしょ…あ、はい」
「来週はないですよね」
「来週はパリでリッツパーティーだった」
「明日、明日にしましょう!」
「おぅ、お前がそう言うなら」
「明日、もう一回お待ちしてます!」
「おぅ、100%同意するわ」
「風邪が治ってるかどうかはわからんけど」
「絶対きてくださいね!!」
「カニは…冷蔵庫で大丈夫か」
「このケーキは…作り直しかな…」
「ビンゴの景品は保管しておいて…」」
「プログラムは…テプラで修正だな…」
「プルルプルルプルル」
「え!?課長と係長は、明日飲み会!?」
「みんな予定合わせてますんで」
「明日で合わせてください!」
「明日でお願いします!」
「15時始まりならOK…だと?」
「15時から17時の設定で鍋なの!?」
「相撲取りのオヤツかよ…」
「まぁ、いいやとにかく」
「課長と係長は絶対参加必須だから…」
「で、レンタルした巨大土鍋の延長手続き…」
「え!?土鍋の延長不可!?」
「土鍋の予約がパンパン!?」
「鍋探さないと…あるかな…」
「コンロの火だけあってもな…」
「いっそパエリアの鉄鍋にするか?」
「部長、パエリアでもいいですか?」
「あ、ハイ、パエリアはダメですよね…」
「何か、すごい忙しいな…」
「1週間ぶんの作業、やり直しだからな…」
「あー、なんか中途半端に時間があくと」
「トイレの匂いとか気になるな…」
「もう一回掃除もしとこう」
「ちょっと部屋暑いかな…?」
「エアコンの掃除もしとこう」
「ゴホン、ゴホン、ゴホン」
「ちょっと風邪ひいたかな…?」
「とにかく準備だ、準備、準備、準備」
「ゴホン、ゴホン、ゴホン、ゴホン」
「準備、準備、準備、準備」
「ゴホン、ゴホン、ゴホン、ゴホン」

考えれば考えるほど、気の遠くなる話です。できるだけ考えたくありません。この大会を心待ちにする都民として、なるべく「考え直し」を減らしたいと思います。チケットの話とか、札幌でマラソンをやる話とか、暑いとか寒いとか、隙あらば再考し始める手戻りマンが世の中にはいますが、僕は「何ひとつ考え直さない」を推していきます。今決まっていることは基本的に全部そのまま、無理なところだけ微調整、これしかありません。

特に開催都市の都知事選は要注意です。小池都知事のような人がもう一回新たに別口でやってきたら、「アテクシが思うには…」をもう一周させられることになります。ていうか、小池都知事が再選した場合、普通に「アテクシが思うには…」で残り時間を無駄遣いしそうです。「いっそ空位にならんかの…」と思います。中国やロシアならこんな心配はないのでしょうが、民主主義国家は辛い!選挙戦で「そもそも五輪は返上すべき!」みたいなゼロベースの議論が始まりそうで怖い!

それでもなお、「1年延期」に光を見い出すなら、2020を目指していた選手たちがスライドできるかもしれないこと、その1点です。1年で状態は変わってしまうかもしれないし、怪我をしたり、病気になったり、死んでしまったりするかもしれないけれど、とにかくあと1年だと思って踏みとどまってほしいもの。そして各競技団体には「すでに決まっているもの」はいじらず、このまま時を飛ばしてほしい…伏してお願いします。それをやり始めたら、誰のための延期なのかわからなくなります。「予定通り」を崩して悲劇を生むのは人災です。不慮の怪我や病気は仕方ないにせよ、人災による悲劇は避けないと。

いろいろ変化はあると思います。マラソンの代表なんて、このまま「2年前のMGC⇒本番」というローテーションで行くのは難しいでしょうから、どこかで一発試走するでしょう。そのとき、普通に勝ったり負けたりすると思うのです。勝ったり負けたりするとザワつくと思うのです。ザワつくだけならまだしも、手戻りマンが出てきて「状況も変わったので改めて」と言い出さないとも限りません。

今回の延期は新型コロナウイルスからの退避であって、それ以上の何もしないし、できない、その認識で進めていかないといけません。新しいこと余計なことは何もしない。ただひたすらに新型コロナウイルス対策と、時期ズレの調整だけをする。「まだ1年ある」ではなく「時間はまったくない」という認識で。これから組織委員会は全世界の来客に配布するための五輪マーク入りマスクを手配したりするんですから忙しいんですよ!通例なら選手村でコンドーム配ってるみたいな感じで!余計なことは一切できません!

↓選び直すのはダメだぞー!キリがないぞー!腹をくくっていけよー!


↓この姿勢だぞー!選び直すのはダメだぞー!


↓まだ決まってないところは止めよう!一旦待とう!タイムの有効期間もいつからいつまでなのか不透明だし!


↓森さんもマスクをつけるようになりました!変化は「新型コロナウイルス対策」だけでお願いします!

マスクと体温計と消毒液集めるだけでも大変!

五輪マーク入れろとか、入れるなとか、メーカーはココじゃなきゃダメとか、そういうの詰めるだけで手一杯!


「決まったことはそのまま」「決まっていないことは一旦止めて再設定」これしかありません。どの道、今は何もできないということで五輪も延期したのです。何かできるのがいつからなのかも不透明です。「一時停止」と思って、そのまま2021年につなげていきましょう。いろいろな印刷物などに日付が入っていたりするかもしれませんが、それも全部無視です。全部無視で「TOKYO2020」を2021年にやる。気になる人はあとでテプラでも貼ってください!



この手戻り尽くしの五輪、来年こそ滞りなくすべてが進みますように!