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2022年も埼玉西武ライオンズに熱いご声援をありがとうございました!

まずはお祝いからです。気づくのがちょっと遅れてしまったのですが、なんと、我が埼玉西武ライオンズは、2022年のプロ野球ペナントレースにおいて、昨年の順位(6位)を上回り、5位以上になることが、確定しておりましたー!イェーーー!パフパフパフ!ドンドンドンドン!オエオウ!ヒューヒュー!

現在6位にいる北海道日本ハムファイターズは9月13日時点で、129試合消化の52勝74敗3分としており、残りを全勝したとしても66勝74敗3分で勝率4割7分1厘。対する我が西武は132試合消化で67勝62敗3分としておりますので、残りを全敗したとしても67勝73敗3分の勝率4割7分9厘と日本ハムを上回ることが確定済み。つまり、昨年から順位を上げる、飛躍のシーズンとなることがすでに確定していたのです!

改めまして、おめでとうございます!

選手、監督、コーチ、関係者に感謝!

感動のシーズンをありがとうございました!

↓たくさんのお客様のご声援のおかげです!本当にありがとうございます!



振り返れば昨年の終盤戦は苦しい日々でした。42年ぶりだかの出来事だという、生まれてこのかた見たことのない「推し球団が最下位」という現実を突きつけられ、「あぁやっぱり」「いつも順位がおかしいと思ってたんだ」「勝ちに不思議の勝ちあり」などと我が身を冷静に見つめ返していたもの。まさにズンドコという気持ちでした。

しかし、胸に燃える希望の災は決して消えることはありませんでした。これ以上落ちる先のない千尋の谷底からの一気の反転攻勢、「もう上がるしかない(上がれれば)」という状況は、スッキリと前を向くキッカケとなったもの。「落とし穴に落ちたヤツは全員上だけを見ているが出られるわけではない」という古い偉人の言葉も思い出されました。選手、監督、コーチ、関係者もきっと同じ気持ちだったことでしょう。葬式のときに感じる「死んじゃったからもうどうしようもない!」というあの前向きな気持ちに似た気分でした。

そんな前向きさを反映するように、今季の西武は大変な奮闘を見せてくれました。長年の課題であった投手陣を整備し、その継投は「12球団でも上のほう」と呼び声上がる瞬間もあったほど。打撃のほうは若干控えめで「ジェネリック村上がひとりいるだけ」という状態ではありましたが、僅差で粘り切る戦いぶりは「もしかして短期決戦でも勝ってしまうのでは?」「客が少ないところも含めて往年の落合中日を思い出しました」「勝ちに不思議の勝ちあり」という希望を抱かせるものでした。もしかしたら優勝なんてこともあるんじゃないかと、昼間っから「夢」を見ました。

FA権を取得しても出ていくほどのチカラはなさそうだなという程度の若手たちの台頭。思ったよりかわいかった新マスコット・べるーにゃの登場。恒例の不祥事についても退団後まで発覚がずれ込むなど全般的に好調でしたし、「さかもと確定」コースまであったかもしれないアヤしいDMの漏洩についてもインスタが乗っ取られていただけだと判明するなど、悪いニュースはまったく出てきませんでした(※寸借詐欺の容疑者は球団とは無関係の部外者)。まるで西武ドームの外周通路のように、のぼる一方という一年。将来へ向けての期待感をさらに高めてくれる充実のシーズンだったと言えるでしょう。いいことしかなかった、そう思います。

↓シーズン終盤までソフトバンクさんと本気の試合ができるなんて、誉れであります!


消化試合にNO!首位いじめにYES!

優勝を争う他球団のためにも、我々は最後の最後までフェアに戦い抜くことを誓います!



競馬をご覧になったことがある方ならご理解いただけると思いますが、今季の西武は非常に納得感があるいい戦いを見せました。スタートこそ勢いがつかなかったものの、ジリジリとポジションを上げ、向こう正面から3コーナー、4コーナーにかけては先団に進出し、直線に入ったところでは一時先頭に躍り出ていました。

そこから一発、二発ムチを入れてグイとひと伸び。握り締めた馬券に一瞬「金」の匂いが漂いました。ただ、勝負所となる直線最後の上り坂では脚色が鈍り、後方に控えていた有力馬はグングンと伸びていきました。一瞬の並走ののち、まるでバックしてるんじゃないかという勢いで西武のポジションは下がっていきましたが、入線するまでしっかりと「圏内」で戦い抜くレースを演じたと思います。

これが競馬なら「見せ場は作った」と健闘を讃えられるところです。馬券を外した解説者も「前走最下位でしたが上積みがありました」「次走は期待が持てそうです」「さらなる良化に期待ですね」と勝った顔で解説するような好走でした。そして、馬券を握り締めたファンは「たぶん4着だけど、ひょっとしたら3着かもしれないから馬券は捨てないでおこう」と確定(※坂本の話ではない)の表示が出るまで楽しむことができるレースでした。

柄にもなく最後方で足を溜めて、溜めたまんま最後方でもったり走って、画面に映りもしないようなレースであれば馬券を投げつけながら「辻!」と叫びもするでしょうが、「見せ場は作った」のです。それ以上、何を求めることがあるでしょう。無事にまわって戻ってきてくれた愛馬の健康、これが最大の喜びであり、勝利や的中はエクストラの喜びです。なんなら、完全に脚色鈍った段階では「辻、もういい!」「もう追わなくていい!」「勝負所は気づく前にもう終わった!」と労うくらいでこそジェントルマン。その意味では「お疲れ様でした!」という気持ちでいっぱいの僕は紛うことなきジェントルマンなのです。

次の3連休、僕は内海哲也さんの引退セレモニーを見に、西武ドームに向かうつもりです。ちょうど西武は試練の楽天4連戦を迎え、3着か4着かの最後の写真判定をしている頃でしょう。まぁ、そこまで行くと「当たったところで」という話。もう順位にはとらわれず、最後まで伸び伸びと戦って欲しいなと思います。「1点勝負だと思うので長打力のある元首位打者も執念の送りバントを敢行!」「うへー、結果的に9点取られた」「おえおう!」みたいな窮屈な戦いではなく、自分らしく、気持ちよく(※坂本の話ではない)、駆け抜けてほしい。そして、内海さんを盛大に送り出すことを最優先に考え、そこに全力を投じていってほしい。

すでに「飛躍」は確定させた。

もはや「勝負所」は過ぎ去った。

ならば、残る使命は気持ちよく内海さんを送り出すこと。

勝利より大事なことがある、「プロ」としてそれを忘れずにいてほしいなと思います。

19日は内海さん先発でドーンといきましょう!

↓西武では37年ぶりとなる40代での先発勝利、狙わなければチャンスはない!

1点勝負と思って主軸がバントして結果9点取られる試合と、

ベテランが燃え盛るラストイヤーの輝きを発揮する試合と、

どちらを目指すか、どちらを見せたいか、という話です!



2023年シーズンも埼玉西武ライオンズに熱いご声援をお願いいたします!