スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

大相撲

大相撲九月場所観戦で待望の立ち食い寿司復活を喜びつつ、清々しい大相撲のために今後も「お酒は1本まで」を維持でよいと思った件。

08:00
国技館に待望の立ち食い寿司が帰ってきました!

本日はお出掛けの記録です。「コイツお出掛けばっかりしてるな」と思われるかもしれませんが、世の中には同じ野球チームの試合に年間100回くらいお出掛けする人もいるのです。回数の多寡ではなく楽しさで判断していきたいもの。つまらないものに何回も行っているわけでなければ何ら問題はないのです。

休日を狙って飛んでくる日本殺しの台風が過ぎた日曜日、東京は澄み渡る青空に恵まれました。半裸の男が外でくんずほぐれつしたという相撲にとって快晴こそが絶好の相撲日和。僕も非常に気分よく国技館へと向かいます。

↓こののぼりを見ると相撲だなぁと思います。
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世間も徐々に平静を取り戻していくなか、大相撲はほぼ平静を取り戻しています。一応、トイレに紙を置くくらいの気持ちで消毒液や体温計は置いてありますが、使っても使わなくても客も運営も大して気にしてはいません。それどころか今場所の入場時には手荷物検査もシレッと消え失せていました。前からそうだったかもしれませんが、アフターコロナでコロナ前よりも警戒を緩めてきそうな団体として大相撲をマークしておく必要がありそうです。

フリーパスで入場した僕はいつも通り館内の散策から始めます。まず入場ロビーではガラガラ抽選会というのに参加。これもまた警戒緩めてガバい感じ(※ガバガバなクジだなぁの意)。SNS登録を求めるでもなく、ひとりが何回引いたかをチケットにハンコついてチェックするでもなく、ただただ並んだらガラガラを回せるという驚きの設定です。

「いいねぇ」「相撲っぽい」「小賢しいのは相撲には似合わん」と好印象ウッキウキでガラガラに向かう僕。フィールドワークの名のもとにいい感じのバイトとして活躍している実践女子大の学生さんが見守るガラガラを回しますと、4等を引き当てることができました。4等はレトルトカレーがいただけるとのこと。クジ運が冴えているようなのでもう一回並んじゃおうかなと思いましたが、ま、いいときに撤退するのもクジのコツです。今日はカレー1個で撤退としましょう。

↓一日1回のルールをみんな守っていると信じる!
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↓カレーが当たりました。
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↓ごっつあんです。
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つづきましては相撲博物館へ。こちらでは特別展として横綱・鶴竜の足跡を振り返る展示をしています。化粧まわしや浴衣などの鶴竜親方所蔵の品々に加え、鶴竜青年のチャーミングな写真の数々や、入門のきっかけとなったあの伝説のお手紙の実物も展示されており、大変内容の濃い展示でした。

逸話としてはもちろん知っていて何度も見た手紙ではありますが、改めてこうして実物を見ると、どうにかして何とかして相撲の世界に行くんだという強靭な意志と、それに必要な努力を積み重ねている日常とを感じる、熱気渦巻くような手紙でした。こういうものを見せられると、強くなる人とそうでもない人の差というのを感じずにはいられません。この覚悟を持って取り組んでこそ自分の才能のすべてを引き出せるのだろうなと思います。ホント、「テッポウ禁止」とかの横に毎場所貼っておいてほしいくらいの手紙ですね!

↓まだ鶴竜になる前のアナンド青年が日本の雑誌宛てに送った手紙。
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↓絶対にゲームをやるんだという強い意志を感じさせる配線。
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↓記念撮影スポットもありました。
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まだまだ散策の時間。新しい売店はないか、キテレツなグッズはないかと国技館を見回っていきます。正面入り口脇のスイーツ親方の店では春日山親方(勢)が今場所も売り子をしていたり、2階正面の売店では清見潟親方(栃煌山)が売り子をしていたりと、買いたくなりそうな売り子の姿もチラホラ。隙間スペースがガチャガチャで埋まっていたりするのは若干心配な感じもありましたが、お客も多くにぎわっている様子。うんうん、と頷きながら僕も冷やかしていきます。

そんななか財布の紐が固いことで知られる僕のハートをキャッチしたのは2階正面に売り場を設置していたヤマザキパンとのコラボ商品でした。スーパーでも販売されているのでわざわざ国技館で買う必要もないのですが、こちらで買うとそれっぽい紙袋に入れて、それっぽい短冊ポスターをつけてくれるというので、自分用のお土産にすることに。スーパーで探す手間が省けたのはよかったなと思います。

↓ヤマザキパンとのコラボ商品。
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↓中身は北の富士カレー風のランチパックなど。
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↓すぐ横にあった検査キットみたいなのは買わずにスルー。
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お土産を購入したので今度は腹ごしらえに。まずはいつも通りに国技館の地下ちゃんこへ。大した人数ではない割に列が進まず、おっかしいなーと思っているとレジ横では弁当の販売も行なわれていました。レジまできてからお客が弁当を選び始めるので遅くなっていた模様。「地下はちゃんこだけでいいんだよ…」「ちゃんこと一緒におにぎりを売れとは言ったが弁当までは要望してない」「せめて並んでいる間に弁当メニューを見せてほしかった」などと愚痴りながら遅めの昼食としました。

↓みそ味のちゃんこです。
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さぁ、ちゃんこを食べたあとは待望のアレの時間です。コロナ禍となって以来、飲食全般を忌み嫌う世のなかに迎合して手控えていた「立ち食い寿司」が国技館に帰ってきたのです。汁物をたっぷりといただいたあとの腹固め、勇んで寿司をいただくことに。

国技館2階にあります寿司の売店では職人さんがネタを並べて寿司を握っています。カウンターには先客たちの姿も。僕もカウンターに取り付きまして早速注文します。注文の直前まで「ま、気分だけでええやろ」と安いネタをひとつふたつ頼む程度のつもりでいたのですが、カウンターにつきましたら「寿司の帰還」にテンションが上がってしまい、クチが勝手に「特上!」と叫んでいました。ついでにお酒もいただきまして、完全にお大尽の様相です。

↓おかえりなさい、寿司!
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↓いただきます、寿司!
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満腹となって再び散策へ(←まだ行くのか)。すると寿司の帰還のほかにも館内には変化が起きていました。長らく封印されていた「力士の入り待ち・出待ち」が復活したのです。国技館脇の道路を力士が通行していく姿を、西側テラススペースから眺めるという大相撲ならではのお楽しみ。スペースは狭く、握手や写真撮影などはダメということで、かつてと同じということではありませんが、いろいろなところがガバガバっと平静を取り戻している感じは伝わってきました。

すれ違う人をよく見れば、インバウンドなのか海外の方と思しき人たちも数多く見受けられ、かつての国技館に戻る日もそう遠くなさそうです。ま、完全に戻ってしまうと、とんでもない酔っ払いとか無限手拍子指笛野郎とかも出てきてしまうので、引きつづき協会から呼びかけられている「お酒は1本まで」制度などは維持してもいいかなと思いました。1本であればそんなに酔いはしませんから、ちょうどいい感じですよね(※相撲協会が1本で4リットル飲める大五郎を売店で売り始める可能性は残るが)。

さぁ、さんざん買い物と飲み食いをしましたところで、いよいよ相撲観戦です。十両の時間帯に組み込まれた幕下の取組には、コロナ禍において「キャバクラに通っていた罪」と「キャバクラに通っていないとウソをついた罪」で6場所休場となった朝乃山の姿が。平静を取り戻してみればアレがいかほどの罪だったのか僕には理解しかねますが、まぁ、本人の立ち回りが悪かったのは事実です。今場所は7戦全勝での優勝なら十両復帰というところでしたが、1敗を喫して惜しくも届かず。来場所も幕下の地位で相撲を取ることになりました。今はただ「早く戻ってきてくれ」「大関がめっちゃ弱くて困ってる」「幕尻優勝しちゃおう」と今後の活躍を祈るばかりです。

↓ウソをつくとひどい目に遭うという悟りを得た表情。
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取組は進みまして幕内へ。何と言ってもこの日の注目は玉鷲VS高安の優勝争い直接対決です。個人的には高安が本割と決定戦で連勝するイメージはまったくわかず、「ここで連勝できるくらいなら途中の戦いがもっと違うものになっていたはず」という達観ムードではありましたが、それでも可能性がゼロではないというのは結構なことです。結果が出るまでは夢が見られるのですから。この一番があることで、この日全体がワクワクするものとなりました。

本来であれば、そういうワクワクを千秋楽まで維持するのは横綱・大関の責任なわけですが、残念ながら今場所はまったくそれが叶いませんでした。特に御嶽海と正代の両大関(※来年はふたりとも大関でなくなっている想定)はヒドイものでした。その意味では、14日目に「負ければ玉鷲の優勝が決定」という一番で勝ち残った高安はお見事でした。優勝争いの面白さを元大関として守ってくれたなと思います。大関よりもよほど大関らしい相撲でした。

今場所は残念ながら予想通りに悲願の優勝とはなりませんでしたが、玉鷲が成し遂げた最年長優勝の年まで頑張るなら、まだ30場所ほどのチャンスがあります。ぜひ諦めずに挑戦してほしいなと思います。「星3つリードして残り3日」とかくらいまで条件が整う場所があれば、優勝できる日もくるんじゃないかと思います!

↓優勝が決まるまでは、優勝は決まらない!
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↓立ち合ったらすぐ優勝が玉鷲に決まりました!


↓そんな命運分かれた相撲のあと、笑顔で握手ができるふたり!

勝った玉鷲は強かった!

勝てなかった高安も立派だった!

清々しい場所をありがとうございました!

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終盤は「これでこんなに懸賞がかかるんじゃボーナスゲームだなぁ」「行き場を失った懸賞旗が結びに大集合」「半分くらい玉鷲VS高安にかけるべき」と思いながら一方が一方的に勝つ相撲を見守り、九月場所は終了。待望の寿司も食べられましたし、いい優勝争いも見られましたし、大満足のお出掛けとなりました。次回の観戦ではさらに平静を取り戻した大相撲になっているだろうなぁという期待感と、そろそろ座布団投げたりする人が帰ってきそうだなぁという不安感との両方がありそうですが、清々しい観戦になればいいなと思います!

↓優勝パレードこそなかったものの、クルマに乗って記念撮影をする玉鷲!
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旗手は前回の優勝時につづき輝!

今場所の強さを見ると、まさかの三度目もあるかもですね!


早くまた優勝パレードも盛大にできるようになるといいなぁと思います!

大相撲五月場所観戦にて「復活の地下ちゃんこ」「酒1杯まで解禁」など大相撲が取り戻した飲食というアイデンティティを堪能した件。

08:00
大相撲に飲み食いが戻ってきた!

本日はお出掛けの記録です。東京場所ごとの恒例行事として、大相撲観戦に行ってまいりました。今場所は千秋楽のマス席が取れず14日目の観戦ということになったため、優勝決定の瞬間は見られないという状況。混戦となった今場所の、まさに混戦している途中経過を楽しもうという気持ちです。

小雨降るなかでたどりついた現地では、国技館脇の広場に早くも人だかりが。見れば、元大関の小錦さんがフードのワゴンなどを絡めつつ「何か買ってくれた人と写真を撮ってあげる」という仕事をしています。ディズニーランドの入口でキャラクターに会ったときのような幸先のよさ。気分も盛り上がってまいります。

早速場内に入りますとロビーからして活気に満ちています。地下大広間での提供が再開したちゃんこに並ぶ列、併設されている相撲博物館で開催中の白鵬展に並ぶ列。人数は多いですが、ピリピリした感じはありません。そう言えば、入場時には手荷物検査も検温も消毒も取り立ててありませんでした。悪く言えば「ゆるく」なってきた、よく言えば「本来の相撲が戻ってきた」という雰囲気です。

↓早速、白鵬展から視察していきます!
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三つ揃いの化粧まわしや天皇賜杯のレプリカなど、初場所で見た内容もありつつ、新しい写真や服など部分的に展示内容がアップデートされており、二度目の鑑賞でも楽しめるような工夫がされている展示です。個人的には一月場所の際はじっくり見られなかったシルベスター・スタローンさんを持ち上げる白鵬の写真を再見できてよかったです。

↓なんで顔が真っ白になってるのかいきさつがわからない餅つきの様子。
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↓総重量6キロと「日常から身体を鍛える装備」みたいになってる民族衣装。
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そして今回の展示の目玉となるのが、白鵬座布団での記念撮影。土俵下で力士たちが座るときに使うジャンボな座布団を、実際に白鵬が使用したものを使って、お試しできるというのです。座らせてもらうとまぁフカフカなこと。しかもただフカフカなのではなく、ガシッと身体を受け止める強さ・重量感も備えています。

さすが相撲取りの身体を受け止める座布団です。この座り心地は「ソファー」と言ってもいいものでした。そうか、あれは持ち運びソファーだったのか。何故か白鵬の銅像みたいなのも設置してあって、とてもいい撮影スポットでした。さすが白鵬の企画展、お客さんを楽しませるのがお上手です。

↓白鵬座布団に座って記念撮影ができる撮影スポット!
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この座布団が2枚あったらベッドになると思いますね!

次回は寝転がれるようにしてください!



白鵬展を見終わった頃には、ロビーはさらなるにぎわいを見せていました。ちゃんこの列は縮まるどころか伸びており、さらにガラポン抽選会なるクジ引きの列が加わって人々でごった返しています。そこにマスコットはやってくるわ、親方衆が商売を始めるわで大にぎわい。もはやディスタンスなどという概念はなく人と人とが「がっぷり」です。やはりにぎわいはいいものだと、懐かしい気持ちになりました。

↓ロビーでお客さんを出迎えるひよの山。
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↓パン屋でお客さんを出迎えるかすが野。
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とよの島は自分の断髪式のチケットを手売り中。
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↓ガラポン抽選会では季節外れのカイロをいただきました。半年寝かすしかない。
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まだまだ散策はつづきます(※なかなか相撲を見ない)。いよいよ僕もちゃんこの行列に並び、久々に地下大広間でちゃんこをいただきます。どこで食べても同じと言えば同じなのですが、申し訳なさそうに食べるのではなく、楽しみながら食べることができるのがいいですね。壁に貼られた力士の等身大タペストリーが見つめてくるのは、ちゃんこが狙われているような感じで落ち着きませんでしたが…。

↓おお、懐かしの地下大広間!久々の地下ちゃんこです!
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↓壁に貼られた力士タペストリーがちゃんこを見つめている…。
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「食べる」という大相撲のアイデンティティ。その復活を高らかに謳うかのように、場内での観戦ルールも緩和が進んでいます。これまで頑なに座席での飲食を認めてこなかった大相撲ですが、今場所は座席での飲食が解禁されました。黙って食べろ、素早く食べろ、という注意喚起こそあるものの、ようやくマス席がマス席である意味も戻ってきたかのよう。

さらに、飲酒も1杯に限り解禁となりました。「1杯だけ!な!な!」という言い方をするとすごくダメな感じがしますが、相撲を見ながら飲むビールが帰ってきたのは素直に嬉しく思います。もともとそんなに飲むタイプではないので個人的には1杯で十分。一升瓶開けて酒盛りする集団はちょっとウザイなという気持ちもあるので、「1杯だけよ」ルールはいい塩梅かなと思います。

まぁ、その貴重な1杯を「おっ!今場所は飲めるのか!」という喜びで早々に消化してしまい、いざ相撲をじっくり見るぞのターンでは酒がなくなってしまっていたのは痛恨のミスでしたが。今後は終盤の盛り上がりに合わせて1杯いけるよう、自分を厳しく律していきたいなと思いました。

↓場内では黙食をお願いしますとのお触れ。
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↓アルコールは1杯までOKです。
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↓売店でも「酒はおひとり様1本まで」と告知中。
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↓何となく、甘酒も酒類に入っている雰囲気。
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↓くぅー、美味い!1杯飲ませていただき、ありがとうございます!
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お土産など購入しまして、ようやく本格的に相撲観戦へとうつっていきます。するとちょうどいい角度に元稀勢の里の二所ノ関親方が勝負審判として座っています。厳しい視線で土俵を見守る親方を見ながら、「いつ結婚したんや」「いつから結婚を意識しとったんや」「お相手の似顔絵と何て呼ばれてるかの情報はいつ公表されるんや!」などと僕も厳しい視線を二所ノ関親方に送ります。

二所ノ関親方は勝負がつけばスッと右手をあげて、勝負審判としての仕事をしっかりとこなしています。土俵下に力士が落ちてきたときも、高齢親方にありがちな「自分だけパッと避けてタマリ席のお客さんのところに力士を突っ込ませる」なんて振る舞いはなく、ガッシリと力士を受け止める度量を見せていました。うむ、頼もしい。

せっかくなら、「物言い」をつける場面も見たかったところですが、惜しくもその機会は得られませんでした。まぁ、おいおいそうした場面も見るでしょうし、マイクをもってご説明をする場面も見ることになるでしょう。広報部⇒審判部への異動でテレビ解説から離れるのは寂しい部分もありますが、現地観戦では勝負審判として登場してくれるほうが嬉しいというもの。今後の場所で「勝負審判、正面に二所ノ関」を楽しみにしていきたいなと思います。

↓何やらメモしながら土俵を見守る二所ノ関親方
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↓落ちてきた力士を受け止めたら腕がイテテテテ…。
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さて、観戦も進んで幕内の取組へ。今場所の優勝争いはヒドイ混戦…じゃなくて熱い競り合いとなっています。この日が始まる段階では「5敗でも優勝の可能性があるのか…?」という混戦具合で、最終的に7人くらいで優勝決定戦をやるんじゃかなろうかという期待もありました。14日目でもまったく展望が見えないものですから、とりあえずは3敗で並ぶ佐田の海、隆の勝、照ノ富士の結果を見てから考えようと、深く考えずに土俵を見守ります。

↓幕内前半の取組ではメッセンジャーRNAのモデルナ様から3本の懸賞が!3回接種せよのメッセージと受け取りました!
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3敗勢から最初に登場してきた隆の勝は「13日目の様子を見る限りダメだろう…」と思っていましたが、この日の対戦相手の霧馬山も4敗で優勝の可能性を残していたことから、やはり浮ついていた模様。勝負を急いだのか、霧馬山は腰高の状態から無理目な外掛けを仕掛けてしまい、隆の勝に突き落とされました。勝手に負けそうだった隆の勝が、相手の自滅で辛くも踏みとどまった格好。まだツキもあるようです。

↓「あぶねー」みたいな顔ですが踏みとどまりました!
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佐田の海は、こちらも優勝の可能性を残す大栄翔との取組。佐田の海は大栄翔の当たりをこらえて押し返すところまではよかったものの、自分の勢いに足がついていかずはたき込まれて痛い4敗目。結びの一番で照ノ富士が格下を難なく退けたことで優勝争いからは大きく後退しましたが、千秋楽は3敗の隆の勝との取組が組まれたので、まだわずかにチャンスはあるでしょうか。

とにかく自分が勝って、照ノ富士に格下が土をつけるのを祈る…厳しい状況ではありますが、それでも現役生活全部のなかで今が一番幕内最高優勝に近いところにいるチャンスです。個人的には35歳のベテランがひと花咲かせるところを見たいという気持ちもありますので、最後まで諦めずに頑張ってもらいたいものです。

↓佐田の海は気合が入っていたものの力及ばず。
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↓照ノ富士は格下を難なく退けて3敗をキープ。さすが。
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千秋楽はまず優勝争い、そして来場所への大きな布石としての「大関全員負け越し」「大関全員角番」があるかどうかに注目したいなと思います。すでに2大関が負け越しを決めており、残るは7勝7敗の貴景勝のみということで、全員負け越しというのも絵空事ではなくなりました。

もしも全員角番となれば、大関同士での星の融通もやりようがありませんから、やりようがない結果としての「大関全員同時陥落」という歴史的珍事もあり得るのではないかと、個人的にも盛り上がってまいりました。優勝争いがもつれてもよし、大関が全員負け越したらそれはそれでよし、どっちに転んでも盛り上がる、いい千秋楽となりそうです。

↓次に大相撲が東京に戻ってきたとき、大関はひとりもいないかもしれませんね!

よし、もしそうなったら若隆景を大関に上げちゃおう!

若隆景は今場所の千秋楽勝って9勝6敗、来場所12勝3敗でヨロシク!

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次の東京場所では立ち食い寿司の店が復活しているといいなと思います!

ガイドライン違反で6場所休場と賭博で1場所休場は一見整合性がないが、「ムッ」基準の私刑なのでやってる方の筋は通っている件。

08:00
私刑なんだから気分でやって当たり前!

コンプライアンスとポリティカルコレクトネスで浄化されていく世界に残った小さな腐海、それが大相撲。さまざまなご批判・ご意見を「伝統だから」で一蹴しつづけ、「ここだけ江戸時代」を標榜する異世界が、また中世っぽいことをやってくれました。

御嶽海の優勝に沸いた初場所後、「よーし、もう一般紙の記者は来ないな」とばかりに発表されたひとつの処分。昨年9月に埼玉県警に摘発されていたという幕内・英乃海と十両・紫電が違法賭博店に出入りしていた件について、日本相撲協会は「英乃海に出場停止1場所と減給20%、紫電にはけん責のみでお咎めナシ」という処分を下したのです(※両名は初場所を自主的に休場しており、三月場所から出場可能となる)。

これを伝え聞いた世間は紛糾。特に、昨年6月に不要不急の外出で6場所出場停止と50%減給6ヶ月という処分を受けた元大関・朝乃山への対応の厳しさとの整合性を問う声は数多くあがりました。かたや違法でも何でもない「いざキャバクラ」、かたや「そもそも犯罪」の賭博。ふたつの処分の重さは整合性を欠くものであるというのは、なるほどごもっともなご意見です。

↓朝日新聞でもおかしいと思うことがある!

朝乃山の朝に感じるシンパシー!

あ、そういうことで論陣張ってるわけではないですかね!



でまぁ、こういうことを言うと身もフタもありませんが、相撲のなかでは「整合性」は取れています。処分の重さを決めているのは「日本国の法律」とか「世間の常識」ではありません。「ムッ」です。処分を決める角界のなかの権力ある人たちがどれだけ「ムッ」としたかが基準です。それは大なり小なりどこの会社や組織も同じでしょうが、「ムッ」観点では整合性はバッチリ取れています。

上のツイートに写真が出ていますが、英乃海、知らんですよね?顔見ても誰だか分からないですよね?巨人とソフトバンクの2軍選手がロッカールームで窃盗してたみたいなもので、知らんヤツが何かをやっても「ふーん」と思うだけなのです。世間もそうですし、上層部もそう。今まさに「ふーん」と思っているのです。

極端な話、幕内の下のほうの力士と十両がひとりふたり欠けても特に何とも思わない、それが大相撲というもの。千秋楽の協会ご挨拶でも横綱と大関が休めば理事長が謝りますが、その下が休んでも取り立ててお詫びはありません。紫電がお咎めなしとなったいきさつについて「当時は関取ではなく付け人だったから」というコメントも出ていましたが、関取未満は犬みたいなもので、何かやっても「あー、芝犬が噛んじゃった」くらいの受け止め方なのです。

その点、朝乃山は大関でありましたので話が違う。ガイドライン違反という「ムッ」があり、大関としての「ムッ」があり、協会の聞き取りに対してウソつきやがったなという「ムッ」があり、直前に阿炎と竜電がやはりガイドライン違反をしていたことによるまたかよの「ムッ」があり、「朝潮もやってたんかーい」という師弟揃っての「ムッ」があり、コロナ禍への行き場のない「ムッ」があり、何重にも「ムッ」が重なって「ムムムムムムッ」(※川平慈英さんの声で)となったのです。

そこに日本国の法律や常識を持ち込んでも噛み合うはずがありません。いい悪いではなく、別の世界のことだと思って見ることから始めないと空転するだけ。まずは「ムッ」が基準の私刑なんだよ、というところは共通認識として持っておきたいところ。江戸時代にはお侍さまに無礼があったら殺されたんですよ、くらいの話だと認識するところがスタートラインです。そうでないと「法に反することでもないのに実質数千万円クラスの罰金になっている」ことに理解が追いつきませんからね。

↓すごくムッとした場合は重い処分になります!

こだわりの強いラーメン屋の究極の姿ってこんな感じなんでしょうね!

「何でそんなことで怒られるのかわかんないけどめっちゃ怒られる」的な!

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朝乃山 大関への軌跡正義全う [ 北日本新聞社 ]
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にしても、一方は犯罪だぞという声はあります。確かに犯罪はいけません。ただ、ここも整合性は取れているはずです。法律ではダメなことだと規定されていますが、大相撲のなかでは賭博はそんなに悪いことではないのでしょう。そもそも「懸賞金」をかけて「相撲で勝ったほうが取る」という行為を日常的にやっている人たちです。互いの金銭を直接やり取りしない構造になっているだけで日常が賭博みたいなものです。

かつておきた大相撲野球賭博問題の際には、野球賭博ではないものの、八角親方をはじめとして現在の理事職に就く面々も処分を受けていますので、賭けゴルフや花札程度は日常的なことであるのでしょう。違法賭博店への出入りについても「本格的だなぁ」「スタッフがスゴそうだね」「お店キレイなの?」と思いこそすれ、ことさらに「ムッ」とはならない、そういう温度感なのだと推察します。

もちろん度を越せば厳しい処分にはなるわけですが、大相撲野球賭博問題の際に解雇された元大関・琴光喜や元貴闘力(当時は大嶽親方)については、勝ち負けが数百万円の単位で、口止め料が350万円で、恐喝された額は億単位という桁違いのスケールでした。名の知れた人間がそのぐらい派手にやり、なおかつ協会の聞き取りに対して当初ウソをつくといった合わせ技があってようやく解雇のラインなのです。数回・少額の違法賭博程度では謹慎がいいところなのです。「法」の話は警察や検察がよしなにやるわけですし。

↓あのとき琴光喜の解雇に反対した人も「ムッ」で消されました!


日本最古のブラック企業なんじゃなかろうか?

ブラックのまま300年つづくとか逆にすごーい!



という理解のもとで、考えなければいけないのは、今まさに自分たちも同じことをしている滑稽さだろうと僕は思います。コロナ禍だからということで、自分の仕事を制限される人や、いろいろな機会を取り上げられる人がいます。本来は各自が法律のなかで判断すればよいものを「気分で」私刑のように制限が加えられている。かと思えば「この人は社会に必要なんで、隔離は5日間で勘弁な」といった整合性のない運用もされている。「公共の利益」とは何なのかよく定められもしないまま、何となくその場その場でやっている。

結局は誰も彼もが「気分で」やっている世のなかです。広報に向いていない芝田山広報部長の「ガイドライン違反とは大きく違う。違反者が感染して本場所に持ち込んでいたら力士の生命を脅かしたかもしれない。また本場所が中止になっていたかもしれない。(今回の)法律違反はもちろんだめだが、周囲への影響がないケースだということを含めてこういう形になった。反社会的勢力と関係がなかった。外出禁止期間ではなかった。賭け金も高くなく常習性がなかった」というコメントの滑稽さは、まさに鏡のように自分たちを映し出しています。「そこだけ江戸時代」だと思っていたら、外側にいる自分たちも大して変わらなかったのです。

許せることは許せるし、

許せないことは許せない。

その「気分で」やっているだけ。

まぁ大相撲のほうは、なかにいるのが基本的に相撲取りだけという点で、より極端に傾いているだろうことは否定できませんが、社会はそれを笑いながらハンマーで叩きにいけるほどご立派なご身分なのかなとためらうのです。朝乃山はかわいそうだと思います。態度や時期が悪かったことで無闇に厳しい処分を喰らっていると思います。「すんません」「いかんぞぉ」で終わらないといけない程度の話だったと思います。ただ、そういう振る舞いをした人が、すんませんでは終わらない世界が国技館の外にも同じように広がっていた。メタ的なギャグか何かのようです。

そういう意味では、大相撲に期待するのは「安心して叩けるくらい素っ頓狂なところまでいってくれ」のほうが心情的には近いかもしれません。「ガイドライン違反したら切腹」とか。「大相撲富くじ発売!優勝力士を当てたら賭け金山分け!八百長もあるよ」とか。「部屋から陽性者が出たら全員焼却」とか。さすがにここまでは我が身もヒドくないだろうと思えるくらいだと、安心して叩きにいけるのではないかなと思います。まぁ、なかにいる人はたまったもんじゃないでしょうが、なかにいる人から「おかしいよ」という声が上がらないなら、しょうがないですよね。


稀勢の里や白鵬が中心になる頃には「普通」の組織になるんですかね!

ポケモンコラボであふれる大相撲ポケモン場所観戦に赴き、ちょっと勇み足気味の「御嶽海、大関はキミに決めた!」を目撃してきた件。

08:00
御嶽海については様子見派です!

本日は大相撲初場所観戦に行ってまいりましたお出掛けの記録です。向かいますはもちろん両国国技館。オミクロン株の猛威のなか、この日は東京では9468人の感染者が出ているそうですが、大相撲観戦者のほうもまぁまぁの人出です。引きつづき空席を作ってはいますので人数的には及ばないかなというところですが、盛り上がりでは負けずにいきたい。そんな気持ち。

入場しますと場内には長蛇の列が。この日は併設された相撲博物館で昨年引退した白鵬の展覧会が開催されており、そちらへの待機列である模様。先日まで現役だったということも人気の理由ではありますが、それ以上に展示内容がスゴかった。本人提供による化粧まわしや賜杯のレプリカ(模杯)、来日以来の記念の品など本人の物持ちのよさを感じさせる展示の数々。これだけで全国を巡回させたいくらいの内容で、何ならひとつ常設の小屋を建ててもいいように思いました。必見です!(※終了済)

↓分解するとひらがなで「は」「く」「ほ」「う」になる化粧まわし。
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↓鬼とかを斬りそうな太刀。
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↓43個の賜杯の模杯が一堂に。シャンパンタワーが作れそう。
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↓来日当時のパスポート。
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↓教習生時代のノート。
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この展覧会だけで2時間くらいいける内容でした!

機会があればぜひご覧ください!(※終了済)

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そしてもうひとつ。今場所は昨年11月の九州場所につづき「大相撲ポケモン場所」とでも呼びたいような一大コラボが展開されていました。このコラボでの特注の化粧まわしや、歴代作品やポケモンの姿をあしらった懸賞旗、行司さんの装束にもポケモン柄を採用するなど、さまざまな機会でポケモンが目に飛び込んできます。

これまでも懸賞旗に漫画作品が登場したりすることはありましたが、ここまで大がかりなコラボは記憶がありません。NHKの中継では地紋までこだわった装束の細部が見えるわけでも、懸賞旗が大きく映るわけでもありませんので、広告効果という意味でどこまでのものがあったのか「数字」で計算するのは難しいのかなと思います。

ただ、100万の露出があってもそこに愛情が生まれなければ意味がないのも現代社会。選択肢は無限にあるなかで、自分の時間やお金を投じるのは「愛」があるものだけです。露出はお金で獲得できますが、愛はお金だけでは獲得できません。自ら楽しもう、情熱を注ごうとしてはじめて相手にもそれが伝わるのだなと、「人を楽しませる」ことを追求したポケモンの凄味を感じさせられました。

残念ながらピカチュウ・マクノシタの着ぐるみが登場してのグリーティングは中止となっていましたが、その代わりなのか、はたまた在庫処分なのか、ピカチュウのサンバイザーを含むポケモン宣伝グッズが積極的に配布されていました。お子様向け配布という触れ込みでしたが、大人でもいただけるとのことでしたので、僕も早速サンバイザーを被りまして、グリーティングに来られないピカチュウのぶんまで場内を練り歩いてやりました。

途中で自分がピカチュウのサンバイザーを被っているということをちょっと忘れてしまい、断髪式のチケットを手売りしていた栃煌山さんや、売店で売り子をしていた元白鵬の間垣親方にもピカチュウで突っ込んでいってしまったのはご愛嬌。ピカチュウのサンバイザーに「しっかりと後進を育ててくださいね」などと注文つけられた親方衆は「お前がまともな大人に育てや…」とムッとしたかもしれませんが、存分にポケモンコラボを満喫することができました。

↓ピカチュウとハリテヤマが刺繍された化粧まわし。
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↓幕内の全取組で懸賞がかけられていました。
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↓初代の「赤・緑」から始まり最新作の「アルセウス」まで歴史順に登場という粋な演出。
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↓結びの一番にはピカチュウとハリテヤマの懸賞旗。
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↓行司さんの装束にはモンスターボールが描かれる。
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↓地紋はドット絵柄というこだわりの仕上げ。
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↓三役格行司の装束にはピカチュウと炎・水・植物の紋も。
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↓いただいたピカチュウサンバイザーと紹介冊子。
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↓断髪式のチケットを買わないくせに声を掛けてきたピカチュウサンバイザーにも神対応の栃煌山。
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↓売店で売り子をする間垣親方(白鵬)はピカチュウサンバイザー野郎に動じることなく仕事に励む。
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栃煌山さん、チケットが売れるよう祈ってます!

間垣親方が売り子をするとグッズが爆発的に売れるので、またときどき来てくださいね!



さて、ここからは本格的に場内散策の時間(※まだ相撲の話にいかないのかという声は封殺)。ここまでも場内散策しかしていませんが、とにかく相撲は場内散策でやることが多くていけません。ピカチュウサンバイザー姿で国技館を練り歩きながら、最新のフードやグッズをチェックする僕。「ピ〜?(※これは何だろうの意)」「ピッカー?(※新商品ですか?の意)」「ピカチュウ〜!(※コレくださいの意)」と唸りながらの散策です。

昨今の大相撲は一時の飲食厳禁ムードも緩和され、飲食スペースは限られるものの品数は爆増といった状態。定番のちゃんこや焼鳥はもちろん、特にスイーツ類が大充実となっています。スイーツ親方ブランドでマカロンやダックワーズ、サブレなどが展開されているほか、「相撲と言えば寿司、寿司と言えば玉子焼き」という筋立てから半ば強引にプリンやシュークリーム(※玉子を熱しているぞ)などの玉子スイーツも展開されており、ちょっとしたスイーツパラダイスといった様相に。

かつては寿司屋だった場所が玉子スイーツの店になり、いつもソフトクリームを売っている店はより高単価(円&カロリー)の「あんみつソフト」を推してきたりと、「酒飲んで騒ぐ」人向けではないラインナップはファミリー層の需要ともマッチしそう。思えばひと昔前はタチの悪い酔っ払いもまぁまぁいたものですが、コロナ禍へと対応するなかで観戦環境改善が進んでいるような気もします。

もともと場内にあったお食事処スペースは「もう数年はレストランとして使わないな」とキッパリ見切りをつけて、維持員(※土俵まわりにいる大口客)向けのラウンジに改装するなど、状況への対応を着実に進めている大相撲。行くたびに何か変化があるというのは、やる気や意欲の表れとしても前向きに受け止めたいところ。ピカチュウサンバイザーも「ピッピカチュー!(※いいね!の意)」と大満足です。

↓スポーツを見ながらマカロンを食べよう。
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↓スポーツを見ながらシュークリームを食べよう。
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↓スポーツを見ながらプリンを食べよう。
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プリン×大相撲は合う!どっちもぷりんぷりんしてるから!

早くマス席でパクつけるようになるといいですね!


お土産として、新商品の芋きんをゲットした僕は、いよいよ散策にもケリをつけて相撲観戦に向かいます(※向かうのが遅い)。注目はもちろん優勝争い。荒れる初場所として毎年のように「この場所だけ優勝しました!」という力士が登場してくる正月明けですが、今場所もまたそういった雰囲気。絶対的な本命と見られていた横綱・照ノ富士が終盤にかけて失速していくなかで、関脇・御嶽海が星ひとつ差の単独トップ、それを照ノ富士と阿炎が追いかけるという格好で千秋楽を迎えました。

結びの一番で御嶽海が照ノ富士に勝てばそのまま優勝、照ノ富士が勝てば阿炎の結果によっては巴戦まであるということで、ワクワクも高まります。その期待に応えるようにまず阿炎は勝って3敗をキープ。これであるいは巴戦まで…と思ったものの、結びの一番では御嶽海が力強く前に出る相撲で照ノ富士を寄り切り、本割で優勝を決めました。聞けば照ノ富士は場所の途中でかかとを痛めていたとのこと。なるほど終盤の元気のなさも納得です。

勝った御嶽海は通算三度目の優勝、そしてこの勝利で今場所13勝とし、直近三場所を9勝+11勝+13勝の33勝としました。この結果を受けて、場所後に臨時の理事会が開かれることが決まったとのこと。この理事会はほぼ形式的なもので、招集が決まったあとに「やっぱナシ」となった事例はありませんので、御嶽海は来場所の大関昇進が確実となりました。

ただ、個人的には「ピ〜カ〜?(※どうかな?の意)」と思うところもあります。すでに優勝を三度していることもあり、御嶽海の力量自体については懸念はありません。直近三場所33勝で優勝なのですから、杓子定規に基準をとらえている人ならば文句ナシで昇進を認めるでしょう。ただ、そこじゃないと僕などは思うのです。

今場所、御嶽海は大関獲りを意識したなかでの場所ではありませんでした。「10勝⇒8勝」と来たあとに「15勝なら大関ですね!」などとは言わないように、「9勝⇒11勝」は大関獲りを意識する成績ではなく、九州場所の「11勝」がスタート地点というのが一般的な認識だったと思います。場所中の報道も「5連勝で大関獲りへ足固め」「10勝到達で大関獲り足固め」という論調でした。

御嶽海の課題は「波がある」という点ですが、そこにはどれだけ心身を相撲に捧げているのだろうかという懸念や、本当の勝負所では何故かストンと弱くなるという胆力の無さへの不安も含まれます。実際、三役を28場所つとめて二桁勝利は6回しかなく(※そのうち3回優勝)、「強いときは強い」が「いつ強いかはわからない」といった成績です。

直近3場所は白鵬が引退後の場所であり、元大関・朝乃山は夜のヤマで休場・陥落、大関・貴景勝は今場所途中で休場し、横綱・照ノ富士も場所中の怪我で失速。大関・正代は最近何をしているのかちょっとよくわからないという状態です。そういう意味では今場所は誰が勝っても「強者不在」のなかでの優勝で評価も8掛けといったところでしょう。こと御嶽海に関しては過去の優勝も「3横綱全員休場」だとか「2横綱・1大関が休場」といった「強者不在」の場所でつかんだものだっただけに。

「弱いヤツには滅法強い」タイプなのかなと思うと、基準を杓子定規に運用するのではなく、来場所を真の「試し」とするべきだったなと思います。大関は横綱に次ぐ大相撲の看板です。横綱ほどではないまでも、場所を守り、千秋楽まで優勝争いを支える責務があります。その務めを果たせるのかどうかは、やはり「大関獲り」という重圧を乗り越えるなかでこそ試されるだろうと僕は思うのです。

場所前から始まる「今場所は大関獲りですね」というプレッシャー。それを受け止めて稽古に励み、緊張のなかで初日を迎え、そう簡単に大関にはさせないぞと足を引っ張るライバルたちをはねのけ、肉体的にも精神的にも過酷な15日間を勤め上げて初めて「大関」たる備えが出来るのではないかと思います。逆に言えば、その備えができているのであれば33勝にこだわる必要はなく、備えができていないのであれば34勝でも35勝でも厳しく見るべきだろうと。

同じような流れで大関に昇進した正代は、大関8場所で負け越し3回、来場所は早くも三度目の角番となります。怪我の影響もあるのでしょうが、上げるのが早かったと率直に思います。そういった事情もあって「大関を今すぐ補充したい!」という焦りが上層部に生じたのでしょうが、これでは同じことの繰り返し。御嶽海が今まで大関になれていない原因を今度こそ払拭できるのか、しっかりと試すべきだったなと思います。力量は言わずもがななわけですから、払拭できるのであれば来場所も二桁勝利くらいまでは余裕でクリアできたでしょうし。

来場所、強い御嶽海を見せられるのか。

地位が人を作ることを期待したいと思います。

ピカチュウサンバイザー野郎に言われたくはないでしょうが、もうひと場所、厳しい目で見ていく所存です!

↓それはさておき優勝おめでとうございます!
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こんなに難癖つけておいて「おめでとう」もないんでしょうが!

優勝については文句ナシです!

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強くて丈夫な大関がいて欲しいという点では、世間一般と同じ気持ちです!

大横綱・白鵬の鮮やか過ぎる引退に最後まで埋まらなかった「すれ違い」を感じつつ、今後のジャンパー姿での活躍を期待するの巻。

08:00
白鵬然とした引退でした!

去る7月の名古屋場所、千秋楽結びの一番は意外な内容でした。進退がかかる横綱・白鵬と、横綱昇進がかかる大関・照ノ富士による全勝相星決戦。その取組で白鵬は左で視界を塞いでからの右の激しいかち上げを繰り出し、照ノ富士を小手投げで破ると、土俵上で大きなガッツポーズを見せました。

過去の事例から見ると、こうした相手方の節目の取組では比較的「正攻法」での取り口が多かった白鵬が、ここまで勝ちにこだわるのはやや意外でもありました。「勝ちたがり」であることは当然ですが、千秋楽に至るまでのバックステップ仕切りなども含めて、非難上等の相撲連発でも勝とうとする姿は想像以上の貪欲さでした。

九月場所が終わり、白鵬が引退届を提出し、実は名古屋場所の時点で引退の意向があったと聞き及んだとき、合点がいくような思いがしました。あれが現役最後の場所、最後の相撲であるならば、何でもやるだろうと。それはまさに「白鵬」としか言えない姿だったなと思います。歴史上の誰よりも勝ちを重ねた、史上最強の横綱らしい最後の取組だったなと。


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九月場所は出場の意向を見せながらの全休とはなりましたが、それもコロナ禍による休場であり、七月場所より何かが悪化したというわけではありません。実質的には「全勝優勝直後に、全勝優勝のチカラを備えたまま引退」という鮮やか過ぎる引き際となりました。この数年は休場つづきではあったとは言え、過去を振り返ってもここまで鮮やかな引き際はそうそうありません。

優勝の次の場所に引退した曙は両ひざがとうに限界だったと言いますし、師匠とともに潔い引退を誓っていたという千代の富士も最後の優勝から3場所はつとめています。不祥事などを除けば、優勝直後に、まだまだやれるだろうと目されるなかでの引退は第50代・佐田の山までさかのぼります。その佐田の山にしても病気を抱えながらの土俵だったということですので、「右ひざの怪我で本場所をつとめきれない」という白鵬の引退は「歴史的な鮮やかさ」と言っていいでしょう。

それは美しくもあり、寂しくもある、すれ違いだったなと思います。

優勝45回、通算1187勝、幕内通算1093勝など数々の最多記録を樹立した白鵬は、言うまでもなく強かった。そして、強いだけでなく貪欲でした。張り差し、かち上げ、仕切りの呼吸ずらしなど、「胸を出す」横綱相撲とは異なる、立ち合いで何とか有利を取ってやろうとする取り口は多くの批判も浴びました。しかし、勝つことでその批判を封じてもきました。晩年の一層加速した取り口と批判の大きさというのも、ひとえに「白鵬が強かった」からだろうと思います。

強かったがゆえに、余裕を持って「後の先で勝つ」というような理想が追求できなくなったあとも、手練手管で勝ちつづけることができましたし、それが積み重なって批判が増そうとも、なお勝ちつづけることができました。並みの横綱ならばチカラが全盛期から少し落ちればガタッと成績が悪くなるところを、白鵬はちょっとやそっとでは崩れなかった。白鵬比ではかなり弱くなっていても、状態さえ整えば勝つことはできた。

今回の引退も、もはやどう手練手管を巡らしても場所はつとまらぬと「白鵬比での限界」を悟っての決断なのでしょうが、それがまだほかの力士よりもはるか上、「全勝」のラインにあるというのが、白鵬だなと唸ります。歴代の大横綱が現役最後に見せる「勝てないな、勝てないな」ともがきながら現役にこだわる数場所すら、白鵬には訪れなかった。牛たちのなかに混ざった象が「もう無理だな…」と言っているようなものなのかなと思います。牛から見れば「いやいやまだ最強でしょ」でも、象にとってはそうではないという、結果論的な「鮮やかさ」があるのだなと。

結果的に美しくなってしまった。

結果的に鮮やかになってしまった。

それは白鵬らしさでもあり、白鵬であるがゆえの不幸かなとも思います。負けないまま土俵を去るという強さの傑出ぶりと、負けたわけでもないのに土俵を去ったという美学の悪目立ち。白鵬の限界を十分に察することができないまま、大横綱の最後を見送ることになってしまったのは、大相撲にとっても少し残念なことだったなと思います。批判的な立場の者も含めて、労い、感謝し、万雷の拍手で見送られるだけの力士であったのに、十分にそうはできなかった。強すぎるがゆえに見誤った。そんな「すれ違い」を最後まで感じざるを得ない引退でした。




今後は親方として後進の指導、大相撲の発展に尽力することになる白鵬。一代年寄となる見込みは低いものの、すでに「間垣」株取得しているとのことですし、何よりも白鵬には親方としての手腕があります。石浦や炎鵬など「内弟子」として鍛えた力士たちは幕内をわかせる活躍を見せていますし、少年相撲の国際親善大会である「白鵬杯」のような相撲普及への取り組みを自ら行なう実行力もあります。

イベントを企画し、スポンサーを獲得し、それを10年つづける。現役力士の間にそうした取り組みをするのは並大抵のことではありません。手持無沙汰で館内をウロウロしている新米親方衆よりも、現役力士の白鵬のほうがよほど親方らしくさえあります。その意味で、白鵬親方個人としては成功間違いなしの太鼓判です。

ただ、今後は自身の「強さ」や「手腕」以外の部分が必要となってきます。よくも悪くも白鵬は「自分が強ければよいのだ」という姿勢で、横綱審議委員会のような批判的な向きや、自分より弱い師匠を軽視しているような行動が見受けられました。東京五輪期間中にモンゴルの五輪アンバサダーとして競技会場を訪問したときも、それ自体は公務であるという気持ちからなのか、協会、ひいては宮城野親方に話は通っていませんでした。芝田山親方の叱責と、宮城野親方の沈黙が、白鵬然とした振る舞いが生む軋轢を物語っていました。

強い横綱で、カリスマ性があっても、これから加わる集団は「強さ」にも「カリスマ」にも相応に自負がある面々ばかりの組織です。そのなかで「ひとり1票」という選挙を経なければ、真に大相撲発展に尽力できるような要職にはつけません。じっくりと時間をかけて、拙速に走らず、手紙を届ける使者が来たなら無視せず受け取り、大事なことは紙だけで伝えるのではなく言葉でも説明し、無駄に敵を作らず、弟子がデンモクで他人を殴ったら謝罪行脚をし、弟子が付け人を殴っちゃったらちゃんと警察に届ける、そういう地味な仕事から少しずつ取り組んでいってほしいと思います。

新米親方がよくやらされている館内警備(※基本は花道や通路で座ってるだけ)や、マスク着用の呼び掛け(※イヤそうにやってはいけない)、売店の売り子(※食パンを売らされる)なども、経験として少しはやってもらいたいなと思います。そういう取り組みから始まることで親方衆も感じるところがあるでしょうし、何よりお客さんが喜びます。次回の大相撲観戦では、ジャンパー姿の白鵬に会えることを楽しみにしています。長い間、お疲れ様でした!これからもよろしくお願いします!

↓近くで白鵬を見た、思い出の一枚を貼っておきます!2021年去る人特集みたいな一枚です!
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解説で「舞の海の言うこと全否定」とかも見たいので、お願いします!

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