スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

野球

埼玉西武ライオンズ終了!試合も順位も終わった感はあるけれど、最後の見せ場「松坂大輔引退セレモニー」に向けて西武は元気です。

08:00
埼玉西武ライオンズ終了〜!!

埼玉西武ライオンズが終わりました。いろんな意味で終わりました。2021年の公式戦全日程を終了したという意味がひとつ。最終戦で1979年以来となる42年ぶりの尾位(※首位の反対の意)へと自力でにじり寄ったことがひとつ。そして、コロナ禍による親会社の業績不振により、いよいよ審判の時だなという想いがひとつ。ミクシィが「向こう10年間は本拠地を変えませんので球団だけ売ってください。球場使用料は払います」と言ってきたら、明日にでも埼玉ミクシィライオネルズ(※5年間はライオンの痕跡を残す経過措置/あとで変更する)が誕生することでしょう。終わりが見えてきました!

↓42年間も最下位がなかったということに感謝して、万感の6位へ!人事を尽くして天命を待ちます!

「アラフォーが初めて尾位の味を知る、か」
「この間にロッテは尾位9回」
「オリックスも9回」
「南海入れればホークスは8回」
「最近生まれた楽天でさえ6回」
「そろそろ持ち回りの義務もある」
「それに、言うても6位か」
「一応、一桁順位ではあるな」
「まずまずか…?」
「もしや、まずまずか…?」
「サッカーで6位なら、まずまずだしな…」
「限りなく5位に近い6位だし…」
「言うほど居心地は悪くないぞ…」
「オフもたっぷり休めるし」
「オリックスさん、この椅子いいですか?」
「何か座り心地がよさそうで」
「5年くらい貸してください」
「飽きたら楽天さんにパスします」

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26日の今シーズン最終戦などは、今季を象徴するような試合ぶりでした。相手方は谷口雄也さんの引退試合をするであるとか、本拠地最終戦で栗山監督のお別れセレモニーをやるであるとか、宮西尚生さんが14年連続50試合登板を狙うであるとか、イベントがてんこ盛りの日。今季の西武に「相手がどうしても勝ちたい日」を邪魔するほどの底力はありません。

初回から両軍の打線がズラリとゼロを並べる展開で、0-0の引き分けも濃厚となった9回裏。西武の中継ぎの伝統を受け継ぐ男、武隈祥太さんが間違って好調だった今季の帳尻合わせのためにマウンドにあがると、先頭打者の近藤健介さんにストレートの四球をお見舞い。「肩がぶっ壊れた松坂でも1ストライク取ってたぞ」と北の大地を震撼させ、映画のような劇的ラスト(※主人公が死ぬヤツ)への口火を切ります。

つづいてマウンドに上がったのは敗戦処理ならお任せの田村伊知郎さん。今季は嬉しいプロ野球初勝利をあげ、思わずもらい泣きさせてくれた「投げるイチロー」(※どことなく棒球のイメージ)は、キッチリと1球で送りバントを決められると(※エラーで走者すべて生きる)、次打者にもキッチリとバントを決められます。「いっそ申告バント制度でもあれば、守備でエラーする可能性だけは消えるのにな」と観客を唸らせながら、劇的ラスト(※主人公が星ごと爆発して死ぬヤツ)へと前進していきます。

「まだ続投なのかよ…」と相手ベンチが思ったかは定かではありませんが、続投してしまったイチローさんは棒球木端微塵王子こと渡邉諒さんを申告敬遠とすると、一死満塁のピンチを築いて松本剛さんを打席に迎えます。初球ファウル、2球目ボール、3球目大きく外れてボール、4球目も高めに外れてボール、そして運命の5球目は…ボールで押し出し!0-0の緊張感を保ったまま、被安打ゼロでサヨナラ負けするという劇的ラスト(※主人公が自分が仕掛けた爆弾で星ごと爆発して死ぬヤツ)に見事に到達しました!

↓まぁ、この試合は日ハムさんに星を譲らないといけませんよね!


栗山監督お疲れ様でした!

報道ステーションでお待ちしています!

工藤解説者と栗山解説者でパ・リーグを徹底解説してください!

どこが強いとか、どこが弱いとか、どこのフロントがヤバイとか、どこがサイン盗んでるとか!



と、美しく散って今季を終えたライオンズ。しかし、決して後ろ向きになる必要はありません。今年は目先の1勝にこだわっても仕方ないシーズンであることが早々にわかったのち、西武球団は「やるべきことを済ませる」モードへと鮮やかに切り替えました。まず栗山巧さん2000本安打達成への渾身のお祝い。「個人成績よりもチームの勝利を」なんて気遣い無用の戦いぶりは、むしろ「ほかのイヤなことを全部忘れるため」に栗山さんにリソースを集中させる方向に導きました。イベント、グッズ、存分にやり切りました。

そして、松坂大輔さんの引退。これも1ゲームも落とせない優勝争いなどやっていたら、どこでどう投げさせるか思案が必要でしたが、最後のほうの20試合くらいは全部捨てゲームみたいなものでしたから、ゆっくりたっぷりお別れをすることができました。もしも間違ってCS進出など競っていたら、松坂さんも形式上「僕は今日で引退しますが、ライオンズは必ず日本一になってまたここに戻ってきますので…」みたいなことを言う流れになったでしょう。自分にはあんまり関係ない話だなぁと思ったとしても。そういう建前みたいなものが混ざらない、渾身のお別れになってよかったなと思います。

それから辻(一点しんにょう)監督の続投決定。すなわち、体制刷新をしないことを決めた、という判断。これも見事だったなと思います。今年の体たらくを見れば来年すぐさま浮上の目がある気もしませんし、まだ辻監督の進退を問うほどの段階ではありません。辻監督は来季で6年目、過去5年では2度の優勝と4度のAクラスを達成しています。勝ち越しています。あと1〜2年は「この監督ではダメだ」と非難されるような状況にはならないでしょう。互いに「もうダメだな」と納得するまで待つのは黄金戦士への礼儀です。

残した実績に見合うだけしっかりと託し、その間に少しでもドラフト一番クジと外人ガチャを当てて、次期監督にいい状態でチームを引き渡せるように底上げを図ること。たとえば「3年連続最下位」からの引き継ぎなら、何やっても現状維持以上は確実なわけですから、誰が監督をやっても成功間違いなしです。次の監督にレジェンド起用を考えているのなら、なおのこと今このタイミングで火の点いた爆弾を渡すのはナシです。火の点いた爆弾を渡すなら、むしろ今こそキヨハラ監督とかやるべきタイミングですよね!「一回、新庄呼んでみるか」くらいの悪ふざけでキヨハラ監督をやるなら今!

↓いいなー、日ハムは新球場建ててSHINJO監督ですって!

誰も「強そう」とは言わないが、全員が「面白そう」と言う!

プロ野球の目的って「面白いものを見せること」なんだからアリでしょ!

143敗しても毎日見たくなるくらい面白ければイイ!

新庄監督、楽しみです!



そんなこんなで例年より少しだけ早いシーズンの終わりとなりましたが、今年も十分に見せ場を作ったシーズンだったなと思います。試合結果という意味ではふるわなかったシーズンですが、その分を補うほどに「何十年に一度」というイベントを迎えたシーズンでもありました。優勝・日本一と一度にやってしまうのは勿体ない。そういうイベントが弱いシーズンにぶつかったという巡り合わせは幸運だったなと思います。

さぁ、我が埼玉西武ライオンズには、日本シリーズより向こう側に「松坂大輔引退セレモニー」という今シーズン最大最後のビッグイベントがまだ待っています。終了などと言っている場合ではありませんでした。有料イベントの機会までスタンドのファンへの挨拶をさせないという、球団のアウトラインギリギリの商魂をしっかりと受け止め、松坂大輔さんの最後の勇姿を目に焼きつけたいと思います。今季はこれをやるためにあった、そのぐらいの気持ちで。

2021年も熱いご声援を本当にありがとうございました!

2022年の埼玉西武ライオンズにご期待ください!

↓心なしか画像が劇的ラスト(※主人公たちが全滅して星が守られるヤツ)っぽい感じなのが気になりますが、今年もお疲れ様でした!

来季はもっとお客さんを入れられるといいですね!

3万人がスタジアムでむせび泣くラストにしましょう!


日本一になって泣くか、ヒドイ目に遭って泣くか、理由はさておきとして!

松坂大輔さんが故障により無念の引退を迎えるも、批判と治療の苦しい時間のなかでも最後まで野球小僧でいてくれて嬉しかった件。

08:00
光り輝く、日はまた昇る!

またひとつ時代が終わったなと思います。10月19日、埼玉西武ライオンズの背番号18番、松坂大輔さんが引退しました。甲子園春夏連覇、新人王&最多勝、日本一、沢村賞、ワールドシリーズ制覇、WBC連覇&MVP、代表的なタイトルに絞り込んでもこれだけズラリと並ぶ球歴は、栄光に満ち満ちたものでした。「平成の怪物」の名にふさわしい大投手でした。

その松坂大輔がついに野球を辞める。寂しいような、悲しいような、でも安堵するような、不思議な気持ちでした。最後の登板は、デビュー戦と同じ日本ハムが相手。右打者が相手だと危険な位置までボールが抜けてしまうかもしれない、そんな切ない理由で対戦相手に指名されたのは横浜高校の後輩でもある左の近藤健介さんでした。

松坂さんからは「1球で仕留めて欲しい」というコメントが出ていましたが、近藤さんはバットを振らずに松坂さんが投げ込むボールを見ています。初球、高めに外れてボール。2球目、今の精一杯のまっすぐが真ん中を撃ち抜いてストライク。その後、3球外れてのフォアボールで松坂大輔最後の登板は終わります。

バットを振らないと近藤さんが決めていたかは定かではありませんが、1球でも多く松坂さんのボールを見せてくれたことと、最後の内角に大きく外れたボールをしっかり避けて死球にしなかったこと、近藤さんの見事な「お勤め」に感謝したいと思います。もう投げない、もう投げられない、謹んで納得しました。

↓ありがとう松坂大輔!お疲れ様でした!




引退登板を前に会見に臨んだ松坂さんの言葉は、率直なものでした。すべてを紹介はしませんが、長年苦しんできた右肩の怪我がもう限界なのだということが痛切に伝わってきました。知ってはいましたが、思い知らされるような会見でした。そこには絶望が広がっていました。野球をやりたいという気持ち、野球が好きだという気持ち、まだできるんだという気持ちはいまだ燃えつづけながら、それを押し流すほどの故障があり、もはや屈服するしかないんだという無念がありました。

それは悲しい会見であると同時に、救われる会見でもありました。松坂は、まだ燃えている。野球を嫌いになったわけでも、スッキリと諦めてしまったわけでもない。魔法のように身体さえ治れば、今すぐにでも剛腕を振るう気力が燃えているのだと感じました。だからこそ、動かない身体に絶望し、苦しみ、あのような言葉が並んだのでしょう。野球ができない無念、野球への未練、野球への愛、そのすべてに救われました。

松坂大輔は絶望的な故障を抱えて、もはや投球などままならない状態の41歳となっても、出会った頃とまったく変わらない野球小僧でいてくれたのです。獲れるタイトルはおおむね獲りました。お金も十分に稼いだでしょう。将来の不安も特になく、安定した家庭も築いています。痛い身体に鞭打つ必要はまったくないのです。まったくないのに、松坂大輔は野球をまだやりたがっているのです。今、この瞬間も。できないから辞めるだけで、できるならやりたいのです。そんな選手と出会えたことを、どうして喜ばずにいられるでしょう。

だから、この引退登板は、告別式だったのだと思います。第二の人生に華やかに送り出すなんてことではなく、まだ死にきれずにいる野球小僧に別れを告げるための儀式だったのだと。観衆のためではなく、松坂大輔自身のための。「もうできない」「もうやってはいけない」ということを自分とファンとすべての人が現実として受け止めるための工程だったのだと。そういう気持ちを多くの人が持ったのか、松坂さんの最後の投球を人々は「厳かに」見守っていたように思います。あぁ本当に辞めてしまうんだと噛み締めながら。松坂大輔が引退することをどうにかして納得しようと悶えながら。

↓野球をやってくれてありがとう!野球を好きでいてくれてありがとう!


そんな日だから、少しだけ反論したいことがあります。松坂さん本人も会見で「叩かれたり非難されたりすることを力に代えて跳ね返してやろうとやっていましたが、やっぱり最後はそれに耐えられなかった」と語ったように、大きな栄光に匹敵するほどの大きな批判が松坂さんに向けられてきたことについてです。

もちろん、言われてごもっともな部分はあります。道路交通法は守るべきですし、ゴルフはオフシーズンの趣味とすべきですし、いらない肉はゴルフ以外の運動で落としたほうがいい。松坂大輔は求道者ではなかったと思います。しかし、この年まで野球をやりたいと望み、絶望的な故障を抱えながらも最後に渾身のストライクを投じるような選手が、サボッて遊んで堕落しただなんてことは断じてない。

「深いところで舐めてやってるだろ」

2006年のWBCの合宿中に向けられた、イチローさんからのそんな言葉を錦の御旗のようにして、松坂堕落論は語られてきました。イチローさんの真意はわかりませんが、イチローさんが「深いところ」だと言うのなら、深いところなのでしょう。我々一般人が見て取れるような表層の話ではなく、「松坂堕落論」とは別の次元の話なのだろうと思います。

僕が思うに、それは松坂大輔という「天才」ゆえのものだろうと思います。松坂大輔が天才であることに異論はないでしょう。持って生まれた素晴らしい肉体。魔法のように相手打者が空振りする伸び上がる剛球。ゴールデングラブの身のこなし。世が世なら二刀流で名を馳せたであろうバッティング。学校の部活動で野球をやっただけの18歳が、日本の野球名人が集うプロ野球でいきなりナンバーワンの選手になったのです。紛うことなき大天才です。

一方でイチローさんは天才ではありません。こう言うと語弊がありそうですが、世界中の全員が「あなた天才ですよ」と言ってもイチローさんはそれを否定するでしょう。イチローさんは自分がどうやってヒットを打つか、考えて、組み上げて、理屈で野球をやってきたはずだからです。天からの才でやったものではない、そう言うでしょう。

そんなイチローさんから見れば、松坂大輔という大天才は「舐めている」ようにも見えるのかもしれません。松坂大輔には根拠なく、無自覚にして宿る、圧倒的な「確信」があったでしょうから。俺は強い、俺はすごい、俺は負けない、最後には俺が勝つだろうという、理屈ではない確信が。恐竜がほかの生き物との戦いに臨むとき、「自分が勝つと思うんですよね…」と無根拠に確信してしまうような、そんな不遜さが。

↓実際、勝ったし!


それがイチローさんにしてみれば「もっとやれることがある」ともどかしかったのかもしれませんし、ファンからすれば輝きだったのだと思います。僕らは天から賜った巨大な才が好きなのです。理屈を超えた魔法が好きなのです。松坂大輔は間違いなくそういう選手でした。もしかしたらイチローさんも松坂大輔が好きだったのではないかと思います。松坂さんの引退にあたりイチローさんが語った「僕にとってともに競い、高め合えたと思える唯一の投手だった」という言葉は、決して松坂堕落論の蒸し返しなどではなく、松坂大輔に対する敬意と感謝に満ちていたでしょう。

すでに日本では確固たる地位を築いたあとの大打者イチローが、高卒1年目の小僧に翻弄された、あの1999年。あらゆる投手が自分を恐れ、勝負を避けるなかで、真正面から勝負を挑まれ、翻弄されたあの3三振。それはイチローという名の孤独を癒す時間だったように思います。「高め合えた」という言葉には、イチローさん自身が高まったというだけでなく、松坂大輔もまた高まったのだというニュアンスがあります。巨大な才能がほかならぬ自分を標的として突進してきて、見事にやられた。しかも、いつもそいつは自分を吹っ飛ばそうと狙ってくる。俺が標的か、よし返り討ちにしてやる。孤高の大打者が得た束の間の競い合い。アメリカでひとりヒットを重ねるのとは違う、野球の楽しさを感じた時間だったのではないでしょうか。

↓イチローに好敵手と言える相手がいたとすれば、それは松坂大輔です!



松坂大輔は心が燃え尽きるより先に、身体の故障でプロ野球を去ります。描いた夢の大きさからすれば日米通算170勝は決して多くはないものの(※300勝すると思っていた)、そのぶん気力はみなぎっています。野球を好きだという気持ちが燃えています。2009年頃からすでに故障に苦しんでいたと言いますので、怪我との戦いは13年間にも及ぶわけですが、もう怪我と戦う必要はありません。いまだに燃える野球への想いを、今度はほかの形でぶつけてほしいと思います。

新しいステージでは、苦しんだ13年間がきっと支えとなるはずです。大天才投手のままであれば知らなかったことや気づかなかったこと、思い至らなかったことをたくさん手にしたはずです。あらゆる栄光と、あらゆる挫折を両方手にして、まだ41歳。学ぶ時間も、学んだことを発揮する時間もたっぷりあります。

松坂大輔は天に愛されています。

天そのもの、太陽のような存在です。

世界は太陽を中心にまわり、最後は必ず太陽が勝ちます。そういう運命を持っています。松坂が投げれば奇跡のような逆転劇が始まり、日本の頂点にも世界の頂点にも届いてしまう。そのチカラをぜひ貸してほしい。もう一度、西武を日本一へと導く、そういう天運を発揮してほしいと思いますし、そうなってしまうだろうという確信があります。だって、松坂大輔ですから。どんなヘボ采配でも一度くらいは勝つでしょう。長嶋茂雄さんだってそうだったように。

1998年のドラフト会議、西武は松坂大輔という大天才を賜りました。意中の球団でも何でもなくクジで当たったという賜りものでした。すでに西武グループの凋落は水面下で静かに始まっていましたが、松坂大輔がいて、西口文也がいて、松井稼頭央がいたあの頃、あなたの存在が「我々は常勝集団で絶対王者なのだ」という幸せなカンチガイをさせてくれていました。日本シリーズに臨むときに「西口と松坂が完封で2勝ずつするから日本一だな」という勘定をしている時点で何かに気づくべきだったかもしれませんが、気分はずっと王者のままでいられました。

最後の見送りをやらせていただけたこと、誇らしく思います。

今度はクジではありませんが、第二の人生、ともに過ごすことを選んでもらえたらと思います。

しばしの家族団らんと、学びを経たら、また西武ドームで会いましょう。

太陽は、月のように昼も夜も空にあるわけではありませんが、一度沈んだあと、また昇るものです。

2030年頃、日本一の監督という新たな栄光を、そうなってしまう当然のこととして、松坂大輔に捧げられるよう希望します!

↓ベストゲームを挙げるのは困難ですが、今は2006年のプレーオフを見たい気分です!


この選手を我が選手とできたこと、光栄です!


松坂監督胴上げの2030年頃までライオンズがあるかは、わかりませんが!

正解は5年後くらい!2021年プロ野球ドラフト会議も、たくさんの若き才能をお迎えすることができて全球団満点ドラフトとなった件。

08:00
埼玉西武ライオンズ…生還…!ざわ…ざわざわ…!!

奇跡の勝利で我が埼玉西武ライオンズは生き残りました。2021プロ野球ドラフト会議、巣こもり需要に沸く他球団のなかで存亡の危機に瀕する西武は最後の大博打に出ていました。人生に絶望した人間が最後に向かう先が競馬場であるのと同様に、親会社が傾いた埼玉西武ライオンズは「クジ」に運命を委ねたのです。

ドラフト会議を前に公表された、西日本工大・隅田知一郎さんを1位指名するとの方針。ここにはもちろん「一途な愛」をアピールする狙いもあるでしょうが、僕の推察では真の理由は違います。天啓です。西武は天啓を受け、そしてその信仰に身を委ねるように「私は指名するぞ。私は指名するぞ。私は指名するぞ」とブツブツ言っていたというのが真実であろうと思うのです。

ご存知のように今季は5位か6位が確定し(たぶん6位)、親会社は資産切り売りの真っ最中。人生で言えば「詰んで」いる状態です。ついこの間「栗山巧2000本安打記念住宅」を売ると宣言したばかりなのに、その舌の根も乾かぬうちに建設担当の西武建設を売り払うという報道が出るのですから世話ぁありません。どこの世界に身売り真っ最中のデベロッパーを信じてローンを組む顧客がいるのかと。いくら建てるだけとは言え。

そんな状態ですから、西武の目はうつろでホテル従業員のクチからは「アパ…アパアパ……」という呪詛のようなものがこぼれているはず。そこからの逆転イッパツマンを探るには、野球しかないのです。もしもライオンズが大人気となり、オオタニサンみたいなのが現れたら、秩父山中までの電車が大混雑して再び会社も浮上するかもしれないでしょう。秩父プリンスホテルとかできちゃうかもしれないでしょう(※どことなく刑務所みたいな名前だが)。

今年のクジで大勝負をする。破戒的にそう決めたあとで、どの馬を買うか…じゃなくてどの選手を指名するかを考えた、きっとそういう順番なのです。「ドーンと買う」が先に決まっていたのです。年末の中山競馬場で暴れているオッチャンと同じ思考回路で。新聞の有力候補記事を見ながら勝負馬券を検討していたとき、おそらく西武の目には隅田さんの名前が目に飛び込んできたはずなのです。

左腕、即戦力投手、隅田知一郎。

そのときビビビと連想されたわけです。5日に戦力外通告をした多和田真三郎さんのことが。次代のエースと期待を寄せるも、病によってしばし球団を離れることとなった希望が、ここに甦っているじゃないかと。「多和田真三郎…」「隅田知一郎…」「タワタシンサブロウ…」「スミダシルイチロウ…」と。カイジに出てくる坂崎のおっちゃんの顔で「これは、サ、サイン…!天からのサイン…!」くらい思ったことであろうと。一度そうなったおっちゃんに「シルイチロウではなくて、チヒロです」なんて声はもはや届きません。指名公言。猪突猛進。当選祈願。一発逆転。飯田常務。楽天撲滅。楽天撲滅。楽天撲滅。その一念で西武はドラフトに臨み、そして生き残ったのです。くーーー、感動的な生還劇ですね!

↓こういう感じで最後のクジに未来を委ねて、ダメなら身売りの覚悟だったのだろうと推察します!


そういう最後の大勝負をしようというとき、野球で成功した連中になどクジを託すことはできません。連中はぬるま湯…!所詮は成功者…!困っている顔をしているだけで自分は安全圏…!解説でもYouTubeでも食い扶持はいくらでもあるとタカをくくっている…!最終的には独立リーグだろうが台湾だろうが引く手あまた…!とてもこのクジに一世一代の勝負を賭ける覚悟などない虚仮の集団…!と奮い立ってやってきたのが西武鉄道出身、元池袋駅駅長の飯田常務です。

鉄道から野球に移ってきた飯田常務にしてみれば、現在の会社の危機は人生の危機そのものです。半生を捧げた鉄道会社が窮地にあり、その浮沈を占うクジを引こうというのならせめて自分が引きたい。「3割打てれば超一流」などと言っている連中に任せてはおけない。10割…!10割勝つ…!そのために飯田常務はかなり危ない橋も渡ったことでしょう。

会場となるグランドプリンスホテル新高輪はご存知の通り、西武グループのテリトリー。つまり、どんなカラクリでも仕掛けられるということ。すべての通路、すべての個室に設置された高精細カメラと万能AIが当たりクジの行方を見守り、常務が装着した骨伝導イヤホンを通じて「上から2枚目です」と伝えることだって、やろうと思えばやれなくはない。それぐらいの覚悟で、クジに臨んだのであろうと。

そして、この勝負に西武は勝った。

まさに地下からの生還でした。

来年は何かいいことがあるかもしれない、そう思って過ごせるくらいには希望を得ることができました。そんな大勝負があったこと、どうか皆様の記憶にも留めておいていただければと思います。いつの日か、「あのドラフトがなかったらミクシィライオンズはあと5年早く誕生していたよね」なんて懐かしく振り返る日もあるでしょうから。ありがとう飯田常務。クジしか上がり目のない我が埼玉西武ライオンズに当たりクジを運んでくれて!至福、至福、至福の心境です!

↓ゴッドハンド飯田、2番目に触れたクジをつかむ作戦で見事に当たりクジをゲット!


↓隅田さん、来年24勝してくれるかな!それぐらい足りないのだ!


投球はそのままでいいですからね!

余計なことはせず、今のその素晴らしいままでいてください!



さて、このように今年はクジ大勝負に勝ったことで、西武民としてはホクホクのドラフトとなりました。まぁ、これぐらいはホクホクさせていただきましょう。他球団の皆様はこれからCSとか日本シリーズでホクホクされることでしょうが、コチラはもう「飯田常務グッズ発売」とか「飯田常務が受験生の合格を祈願してお守り配布」とか「飯田常務が西武球場前駅の一日駅長に就任」とか、それぐらいしか明るい話題がありませんので。ということで、2021年ドラフトの寸評です。

横浜DeNAベイスターズ

1位指名で最速152キロ右腕の高校生・小園健太さんを引き当てたことで、100点未満はなくなった。高校⇒大学⇒高校⇒大学⇒高校⇒大学というリズム感も絶妙で、投手を中心に各ポジションを幅広く指名する充実のドラフトに。番長肝入り?の「三浦銀二」さんは横浜「銀」蠅的なイメージでの売り込みのため、なるべく早期に髪型をリーゼントにさせてほしい(全強制的に)。


北海道日本ハムファイターズ

昨年は髪型ダルビッシュこと伊藤大海さんを獲得し「ダルビッシュコレクター」としての評価を不動のものにしたドラフト大好き球団は、今年も新たなダルビッシュを指名。天理のダルビッシュこと達孝太さんは「ダルビッシュ、マックス・シャーザー、トレバー・バウアーを3で割った投手が理想」「大谷さんはすごいのはすごいけど迫力はない」「目標はメジャーリーグで活躍すること」と言い放ったらしく、早速ダルビッシュぶりを発揮している模様。中学校の卒業文集時点で将来は「5年100億円の大型契約」をイメージするなど、とにかくスケールが大きい。「日ハムが好きそうな選手」という意味で納得感しかない完璧な指名となった。



中日ドラゴンズ

場内と世間を騒然とさせたブライト健太さんの1位指名に始まり、6人指名・ウチ5人が野手・育成ナシという大胆な指名には「もはや球団運営を諦めたか?」「諦めてないけど金がないのか?」という疑いも浮上してくるが、これも何らかの与田イズム(悪い意味で)なのだろうか。まぁ確かに、今の中日球団に足りないやる気・元気・岩鬼を感じさせてくれるのはブライト健太さんかもしれない。ゴルフ並みのアッパースイングで豪快にかっ飛ばす姿は、かつてのリナレスを彷彿とさせ、中日感は存分にある。

↓中日の補強ポイントに合致している気はする!


埼玉西武ライオンズ

1位で4球団競合の隅田知一郎さんを当て、2位でやはり有力大学左腕の佐藤隼輔さんを獲得。注目の左を2枚獲得できたことは100点を超えて200点ドラフトと言ってもいい。ただ、例年であれば「器の大きさだけで獲ってみたロマン枠」や「ポジティブボディ枠」、「沖縄群馬枠」など趣味枠が入ってくるべきところが、それらしき指名が見当たらないあたりには、じょじょに身売りの準備が進んでいるのではないかと底冷えする不安も。


広島東洋カープ

1位指名はハズレハズレで黒原拓未さんの交渉権を獲得。「采配も弱い、育成も弱い、クジも弱い」と広島界隈からは佐々岡監督の評判がすごぶる悪いが、きっと遠大なる計画があるのだろう。3位以降の指名では「トヨタ自動車」「愛工大名電高」「Honda鈴鹿」「岐阜商高」と中部地方を狙い撃ちする指名がつづいている点と、中日が6人しか指名しなかった窮状を鑑みるに、「まず中日を確実に沈める」というのが直近の方針か。ちなみに、他国の首相が日々どんなツイートしているのかは正直知らないが、日本の首相はドラフト見てカープのツイートをしてた。カープ国民の鑑。



福岡ソフトバンクホークス

「金に物を言わせた暴力」とはこのこと。本番指名が5人、そして育成指名が14人。「え!?これから野球部を作る必要がある漫画か何かですか?」みたいな指名数には、ソフバンの来季の凄まじい反撃というものが予感させられる。今季は優勝できるかもしれないオリックスだが、「ひとりやふたり壊れたくらいでガタガタ言うな」「足りなければ、育てればいい」「代わりはいくらでもいるんだよ」とうそぶくソフバンとの壊し合いとなれば、来季以降は分が悪いか。「まだ4軍は作らない」方針だそうだが、そのために「3軍が満杯で出場機会が乏しい」ことになっているとかいうムチャクチャな話も。漫画「MAJOR」で見た夢島と同じシステムだ。もしかしてミクシィより先にLINEモバイルが西武を買いに来たりして、事実上の4軍化とする可能性もあるのだろうか。厳密に言うとソフトバンクとLINEMOは別会社らしいし(だから、ソフバンからLINEMOに移動するとソフバンの料金は1ヶ月分まるまる取られる/やり口が汚い)。またここから千賀とかが出てくるのだろうと思うと、気が遠くなる。

↓人間で「ここからここまで全部ちょうだい」をやってる感じ!


読売巨人軍

西にソフバンあれば東に巨人あり。こちらも獲りに獲ったり、本番7名+育成10名の17名指名。クジ引きは11連敗となったが、これだけ獲ればひとりくらい当たるんだろう…知らんけど…。いくら何でもひとりくらい当たるんだろう…知らんけど…。




東北楽天ゴールデンイーグルス

1位で指名された選手が泣き、2位で指名された選手が泣き、3位で指名された選手が大喜びという幸福感があふれるドラフト。一般のファンからは有名選手への指名ではないことに一抹の不安も広がっているようだが、その点は安心してもらって構わない。「楽天の倉庫」ともっぱらの評判の西武が、今年の目玉・隅田さんを獲ったのだから。そのままの品質で置いておいてもらえれば、あとで美味しくいただきますの余裕ドラフトなのである。

↓2位の安田悠馬さんは「今までの人生が走馬灯のように流れてきた」と死ぬ直前みたいな感想で号泣!


阪神タイガース

昨年はサトテル獲得で大成功ドラフトとなった阪神。今年は小園健太さんのクジに敗れるも、ハズレ1位で高校BIG3の一角である森木大智さんをファンの期待に応えて指名。高地出身の高卒1位指名は、あの藤川球児さん以来とのことで早くも「球児2世」の呼び声が。黄色と黒の法被に身を包んだ姿は、すでに立派な猛虎。即戦力から高校生大砲まで幅広く獲得し、2年連続ドラフト成功待ったなし!



千葉ロッテマリーンズ

注目の1位は市立和歌山高校で小園健太さんとバッテリーを組んだ松川虎生さんを指名。リーグこそ別れたものの、バッテリーがともに1位でプロ入りという漫画のような展開にファンも胸をときめかせた。指名記者会見では早速記者からロッテのお菓子を持たされ、食いしん坊万歳みたいなショットを撮影。西武方面からも「ウチで欲しい逸材だったなぁ」との声が漏れた。ロッテに入団すると工場に連れていかれて「パイの実は64層もあってすごいと思いました」と言わされるのが恒例だが、不二家のホームパイは700層あり、浜松のうなぎパイは9000層もあるので、64層程度であまり驚かないように。

↓お菓子を喜んでいる少年にしか見えないwww


東京ヤクルトスワローズ

ヤクルトと言えば「ハズレ1位」に縁のある球団だが、今年はハズレ1位のクジで山下輝さんの交渉権を獲得し、期待が高まる。3位には甲子園経験なし、大学時代は怪我と手術で公式戦登板ナシという異色の社会人・柴田大地さんを指名。ドラフト参考動画の投球のなかでも、抜きん出たノビを感じさせる苦労人に対して、競馬界隈からも「柴田大知が野球を始めたらしいぞ」「登場曲はGIのファンファーレにしよう」「変化球の名前はマイネルスプリットとかでどうだ」などのワチャワチャが。



オリックス・バファローズ

順位が上になったことでドラフトがやりづらくなるという副反応みたいなものを抱えて臨む2021年のオリックス。ファンからは「ウチは12球団並べたときに、大体この位置ってのが決まってるんだけど、今年は場所が違ってて見づらい」「え!?ウチが最初に入札するんじゃないの!?」「オリックスがまだ入場してこないんですが欠席ですか?」などの声も。そんななか球団サイドは落ち着き払ったもので、1位で椋木蓮さんを一本釣りして柿木蓮を抱える日ハムに早速一泡吹かせると、即戦力を中心に手堅い指名。上位球団の風格が漂ってきた。

↓写真見ただけで「オリックスかな?」と感じるくらいにはオリックス風味アリ。



今年もこうして多くの若き才能をプロ野球はお迎えすることになりました。今日の時点では全員がスター候補で、全順位が大成功。答えが出るのは5年後くらいからです。すべての選手が素晴らしい結果を残せるとは限りませんが、後悔のないほどのチャレンジをして未来に向かっていってほしいもの。「プロ野球」で過ごす時間が素晴らしいものとなりますように!


西武民にとっても希望の持てる2021年の終わりとなって、よかったです!

優勝を逃しそうなロッテがカッカしているのはわかるが、そのプレーはアウトに見えるので意見書提出前にビデオをじっくり見直すべきの巻。

08:00
逆にあれがセーフだと言える確証があるなら知りたい!

やはり審判員の存在は必要だなと思う判定が生まれました。10日の日本ハムVSロッテ戦の5回表、ロッテの藤岡裕大さんが打ったセカンドへのゴロをファーストへと送球したときのこと。タイミング的には余裕のアウトでしたが、一塁への送球が少しそれたことでファースト高浜さんの足がベースから離れてしまいます。

その結果、藤岡さんが一塁に到達した瞬間は、ファーストの足は一塁にくっついていない状態でした。一塁塁審はこのプレーをアウトと判定しますが、ロッテ側はファーストベースコーチが大きく手を広げてセーフをアピールします。当然ロッテの井口監督もリクエストをしますが、ビデオ判定を経てもアウトの判定は変わらず。

球場のビジョンではファーストの足が離れるところがハッキリと映っていましたので、「こりゃセーフでしょwww」と笑いも漏れるようなリプレーだったとのこと。それが判定変わらずということで、ロッテ側は大層ご立腹の様子。なるほど日ハムにとってはひとつのアウト・セーフなどもはやどうでもいいというか、「大谷はいつ帰って来るのかなぁ」くらいしか考えることがないのでどっちでもいいのかもしれませんが、ロッテにとっては全試合全プレーが優勝を争う大事なプレーです。セーフっぽく見えるものをアウトと言われては納得もしづらいでしょう。ということで、出しても無意味とは思いつつも怒りの意見書提出の運びとなった模様です。

↓コレをアウトと言われてロッテ側は納得いかず!



↓「ファンが笑っているかどうか」を重大なポイントととらえた斬新な意見書を提出の意向だそうです!

素人が場内のビジョンで見たときの反応をそんなに大事にしていただけるなんて!

いっそ、ストライクとかアウトも拍手の大きさで決めてはどうでしょうか!

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はたしてこのプレー、そんなに簡単な判定なのかな?と率直に思います。確かに、打者走者がベースに到達したときは、一目瞭然でファーストの足はベースから離れています。足をのばしてベースにくっつけたのは完全に後です。そのタイミングだけを見るなら「セーフっぽく見える」はその通りだと思います。笑っちゃうくらいの分かりやすさでしょう。

しかし、真に見極めるべきタイミングはその手前、ファーストが捕球したときのほうです。このプレー、確かに足はベースから離れますが、ほぼ同時にグラブのなかにボールが消えてもいます。懸命に足をのばして、わずかでもベースに接触している間にボールを捕球していればファーストのナイスプレーでアウトです。

そのタイミングを見極めるのは、中継で提示されたリプレー映像では相当に困難ではないかと思われます。まず一塁スタンド側からの映像では、グラブのなかにボールが隠れたタイミングと捕球したタイミングがイコールではないという前提のもと、捕球タイミングをしっかり見極めるのは困難です。セカンド後方側からの映像では、捕球したタイミングは比較的見やすいものの、今度はベースから足が離れているかどうかを見極めるのが困難です。

そして、ベースから足が離れたタイミングが比較的見やすい真上からの映像では、今度は肝心のグラブが画面外に見切れており、いつ捕球したのかを見極めるのが困難です。中継には3種類映像がありますがすべてを満たす完璧な映像は残念ながらありません。足が離れたところだけを見ると笑っちゃうようなプレーかもしれませんが、しっかり見極めるのは非常に困難な映像です。

仕方ないので、単純にボールとベースだけを見るのではなく、ほかのものの動きも勘案しながら見ていきます。まず捕球のタイミングでの動きですが、セカンド後方側からの映像を頼りにすると、打者走者は一塁周辺の土の部分に「右足をつくかつかないか(おそらくつく前)」という状態であることがわかります。これは一塁スタンド側からの映像での「それらしきタイミング」の見た目とも合致しています。

では、真上からの映像で「打者走者が土の部分に右足をつくかつかないか(おそらくつく前)」のタイミングを見ていくと、その部分は画面外に見切れており、打者走者の姿はヘルメットが最初に見えてくるという格好です。ヘルメットが先に画面に入ってくるという形を鑑みると、右足はすでに地面についていて、そこから踏み込んで身体を前に進めた頃合いであるというのが推察できます。

これを改めて一塁スタンド側からの映像で見ると、「打者走者が右足を踏み込んで身体を前に進めたタイミング」は、「捕球したと思われるタイミング」よりあとです。上からの映像で打者のヘルメットが見切れた瞬間が捕球のタイミングよりあととするなら、そのタイミングではベースに足がついているように見えます。少なくとも「明確に足が離れている」とは言えません。

↓改めて時系列で並べていきますと、まず捕球したと思われるタイミングがコレ。
7

打者走者の右足が地面につくかつかないか。

ヘルメットより右足がわずかに前に出ている。


↓そのタイミングを一塁側から見るとこう。
1

やはり、打者走者の右足がつくかつかないか。

そして、ヘルメットより足が前に出ている。


↓上からの映像で打者走者の姿が見え始めたのがコレ。
4

ヘルメットが前に出てきているから先にヘルメットが見えたのでは?

まだ足はベースについているように見える。


↓判定を覆してもいいかなと思えるくらいに「足が離れた」とわかるタイミングでは、もう完全に上半身が入ってきている!
3

これは完全に右足を踏み込んだあとでしょう!

であれば捕球タイミングより完全にあと!

つまり、捕球よりも足離れがあと!

じっくり映像を見た結果、ゼロベースからでも僕の判定は「アウト」とします!



という話をするまでにこの映像を何十回も見返し、スロー映像をさらにスロー再生してコマ送りで見ました。それぐらいやってようやく、自分なりの判断がくだせるというものを、球場の大型ビジョンで見た程度で断じることなど到底できないと思われます。「足離れてるwww完全アウト草www」くらいは言うでしょうが、それを真に受けられても困る。もちろん「誰が見ても」というレベルの誤審らしきプレーもときにはありますが、大抵の揉めるプレーは「何度見てもよくわからん」というものです。このプレーもまさに「何度見てもよくわからん」プレーです。

もしもこの映像を両軍で見て合議制で判定を下そうとすれば、両方ともが「セーフだ」「いーやアウトだ」と言って譲らないでしょう。あるいは日ハムのほうは「セーフでもいいよ」「ボールもそれたし」「今シーズンはぶっちゃけどうでもいいし」と引っ込むかもしれませんが、ロッテが「アウトでいいです」と引っ込むことはないでしょう。同じ映像を見て、試合後に落ち着いたところで、まだ意見書を出そうと言うわけですから、当然プレー直後のカッカした状態で引くことなどあり得ない。

だからこそ審判員がいるのです。

グラウンドにウソつきとカンチガイとご都合野郎だけが揃っていたとしても、どちらにも与することなく裁く第三者が必要だから審判員がそこにいるのです。そういう人がいないと「互いに譲らず話が終わらない」から審判員がいるのです。このリプレーを見て「アウトでいいです」とロッテが引き下がれる世界なら審判員はいらないかもしれませんが、図らずもロッテの振る舞いが審判員が必要であることを再び示したと僕は思います。「誰かが決めてやらないとダメなんだな」と。

どれだけ道具が進化しても、「よくわからん」は出てきます。その「よくわからん」に白黒つけるとき、自分の不利を自ら進んで飲み込む覚悟が全員にない限りは、第三者たる審判員の判定に従ってもらうしかありません。そのためにリプレー検証でも、ビデオを見て明確に判定を覆す材料がない場合は、最初に審判員が出した判定通りということにしています。「よくわからん」は「審判の言う通り」でないと決まらないからです。「ブレーキが壊れていました」と主張する輩との揉め事は裁判で決めてもらうしかないように。

とりあえず、意見書を出す前にもう一度映像を見返して、お客が笑っていたからなんてことではなく、「どうしてセーフだと思ったのか」を説明することからロッテは始めるべきだと率直に思います。そこまで自信を持ってご意見を出すのなら、何がしか確信があるのでしょう。利害関係ありまくりのファーストベースコーチによる「セーフに見えました!」なんて適当な話ではなく。もしかしたらロッテだけ違う映像でも見ていたんじゃないかという気がするので、早速その映像を提出してもらいたいところですね!

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奇跡的な写真でも出ない限り、判断などつかないプレーだと思います!

西武グループが株主様向けに配布した1000円お買物券を使いに行ったら、ついでに見た野球のほうが劇的サヨナラ大当たりだった件。

08:00
使おうと思うと、意外に使えないものですね!

本日はお出掛けの記録です。行ってまいりました、爆買いへ。先日ホクホク顔でご報告させていただいた「死んだと思った株主優待券が1000円になって甦った件」の買い物をするために西武ドームに行ってきたのです。財布のなかには文字通りの「大枚」を忍ばせ、豪遊の始まりです!

↓ショップにつきました。
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球場に着くや真っ先にグッズショップへと駆け込みます。ところが、「ただいまの時間は整理券が必要でーす」という案内を係員さんがしており、早速イヤな予感が漂います。「まさか、同じことを全員考えているのか…?」「全員買物券持ちか…?」「そんなに株主様がいるのか…?」と。しかし、整理券をもらいに行くと「現在の時間帯の整理券」を渡され、改めてそれを持ってショップに行くと「どうぞ」と入れてくれました。犬のお使いみたいな難易度の軽作業を無駄にやらされた感じがしますが、まぁいいでしょう。

ショップのなかには大量の野球グッズがあふれています。いつもは「お土産は500円以内にしよう」という心理的抵抗線によって柿の種を買って終わるのですが、今日は何でも買えそうな気がします。「さーて」と眺めていくと、まずユニフォーム、キャップなどの野球アパレル群が目に入ります。ふむ、悪くはないが、もうシーズンも終わりなわけで、ちょっと時期を外した感は否めません。

つづいては文房具やスマホグッズなどのバラエティ雑貨コーナーへ。「ライオンズってデカデカと入ってなければ使いやすいのだが…」などと販売主の方針と相容れないことをブツブツ言いながら探りますが、いまひとつピンときません。「ダイソーで買ったらライオンズって入ってなくて値段が半分以下だよな…」とか真理に思い至った時点で探索は諦めました。やはりお土産に実用性を求めてはいけません。

気分を変えて2階フロアへ。2階は雑貨中心の品揃えで、以前には自転車が展示されているのを見たことがあります。手持ちの大枚で自転車は買えないでしょうが、ラジオとかコップとか何かいいものがあるかもしれない…と思って2階へ行きますと、何とこの日の品揃えは「栗山巧さん2000本記念グッズ」一色となっております。なるほどなるほど、確かにこのコーナーは必要ですね。

大量の記念グッズのなかでも、とりわけ目を引かれるのはやはり銅像です。3Dプリンターで精巧に作られたという銅像の実物を見ますと、まぁこれがよくできており、見れば見るほどそっくりです。3Dプリンターなんだからそりゃそうだろという話ではありますが(※写真を見ていちいち「似てますねぇ」とは言わないですよね?)、確かにコレは自慢したくなるのもわかります。

↓なるほど、そっくり。
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↓11万円(税込)でいかがでしょうか!
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ちょっと欲しいなぁとは思ったのですが、11万円(税込)は完全に予算オーバーです。1万1千円ならもう少し迷ったかもしれませんが、この額は身の丈を超えています。しかも、よく見たらコレは展示しているだけで買うときはオンラインストアで買えとのこと。ふむ、手持ちの大枚はオンラインストアでは使えない設定なので、いずれにせよ選択肢には入れられそうにありません。

このようにしばし見てまわった結果、気がつけば僕はいつもの柿の種の前にいました。店員さんが僕を見ながら懸命に柿の種を箱から出しています。「コイツは柿の種の顔をしている」という目で僕を見ています。そのまわりにはチョコレートクッキーとワッフルクッキー。グッズカタログに載っていたチョコケーキやバウムクーヘンなどのワンランク上のお菓子はありません。おかきもチョコクランチもラングドシャもありません。もう一周、もう二周、何回かめぐってみても結局柿の種の前に戻ってきてしまうことの繰り返し。

「あれ…もしかして…」
「特に欲しい物…ないかも…?」
「ユニフォームはたくさんあるし…」
「別に集めてるわけでもないし…」
「身の回りのものには球団名ないほうがいいし…」
「雨降ってたら傘でも買おうかと思ったが…」
「あいにくこの日は快晴…」
「逆にみんな何買ってるんだ…?」
「あぁ…タオルとかか…」
「そうだよな…ファンだもんな…」
「タオルとかキーホルダーとか買うんだよな…」
「清原のタオルとかないかな…」
「存在ごと歴史から消されてるからないよな…」
「電池とか靴の中敷きとか…」
「見えない場所で使えるものは…」
「そんなものはさすがにないか…」
「いっそ、ぬいぐるみでも買うか…?」
「冷やかしでゴルフボールでも買うか…?」
「ううううううううううううん!」

↓と、さんざん迷った末に「柿の種」をいつもよりたくさん買いました!
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あとお酒も手に入れて、これでパーティーをすることにしました!


ふぅー、盛り上がったわりには小さくまとまるあたりが、我ながらみみっちいなと呆れる買い物でした。これまで「心理的抵抗線によって仕方なく」柿の種を選んでいるものだと思い込んでいましたが、銅像以外何でも買えるという状態からでも最終的にやっぱり柿の種を選ぶとは、自分でもビックリですが、まぁいいでしょう。この券は来年3月31日まで有効ですから、それまでにはきっと欲しい物も見つかるはずです。

ということで、用事を終えたのであとは試合を見守ることに。この日は「野生のライオンを救う」と主張する「セーブ・ライオン・プロジェクト」のイベントデーとなっており、球場前広場では「同じくライオンをシンボルマークとする」新日本プロレスとのコラボ撮影スポットなども展開されています。野生のライオンより親会社を救ったほうがいいんじゃないかって気もしますが、ライオンを守ることも大事なので、いいことだなと思います。

↓コラボ撮影スポットには新日の真壁刀義・本間朋晃両選手が登場!違法の動物ハンターみたいな風体ですが、いい人たちです!
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↓この辺は各位で理解しておいてください!
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↓QRコードから募金できるので各位でお願いします!
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そんなコラボの関係もあって、この日のセレモニアルピッチは新日本プロレスの真壁刀義さんがつとめました。どちらかと言えば、本間さんに登場してもらって「一言も何言っているかわからないセレモニアルピッチ」のほうが印象的だったんじゃないかとは思いますが、ライオンを救うためには「伝えるチカラ」が大事だというのは理解できますので、妥当な判断かなと思います。

その後は、最近流行っている「セレモニアルピッチと始球式は別物です」という謎理論で、同じく本日がイベントデーだったNTTコミュニケーションズの社長さんが始球式に登場。球場への到着が早かったこともあって、一連のイベントを見ながらゆったりと柿の種を食べることができました。やっぱり柿の種は間違いないですね。

さて、肝心の試合はというと、柿の種以上にピリッとくるいい内容。まずは初回から森友哉さんのホームランで先制すると、8回までに2本のホームランを含む9安打と打線が奮起し、大量3点を奪います。対戦相手の楽天も少ないチャンスにヒットを重ねて食い下がり、9回表終了時点で3-3の同点という熱い展開に。もう西武の負けはありませんが、今季は一度もサヨナラ勝ちがない西武だけに、痛み分け濃厚のムードとなってきました。

しかし、5位でも6位でも諦めないと言い張っている手前、サヨナラ勝ちを目指さないわけにはいきません。先頭の源田さんが空振り三振、つづく岸さんが「止めたバットに当たってファーストゴロ」というチョンボをしても、選手たちはまだまだ諦めてはいなかったのです。つづく森友哉さんの二塁打をきっかけに、猛然と獅子が圧力を掛けていきます。

↓「止めたバットに当ててしまった」ことでこんなんなってしまった選手もいるが、まだ諦めませんよ!
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走者を二塁に置いて、打席には4番・中村剛也さん。この試合最大の盛り上がりを見せる場内ですが、さすが楽天したたかです。客の意向はガン無視で、勝利のために申告敬遠を選択するという頭脳プレーを見せてきました。くぅー、さすが職域接種と言い張って70万回分ものワクチンをガメていたグループの野球団です。自分が有利になる仕組みは何でも使ってきやがります。

それでもまだ二死一・二塁という一打サヨナラのチャンスです。ここで打席に入るのはパンチのある外崎修汰さん。さぁ勝負だ…と打席を見守るも、さすが楽天したたかです。何とここでピッチャーの酒居さんは、勝負を避けるようにボール球を連投。事実上の敬遠で、二死満塁として次打者・金子侑司さんとの勝負を選んできたのです。

この作戦には西武ベンチも「くぅー、さすが職域接種と言い張って70万回分ものワクチンをガメていたグループの野球団はしたたかだなぁ!」と戦慄したことでしょう。西武ベンチは9回表の時点で守備固めを始めており、本来ならこの打順に入っていた栗山巧さん(※2000本安打の巧打者)を引っ込めてしまっていたのです。「二死満塁ならこの打順まで届く」ということを計算せずに守備を固めてしまったコチラの隙を完全に突かれました。

ここからの攻防はまさに幾千もの拳が飛び交うような目まぐるしいものでした。楽天が「金子、勝負だ!」と満塁での勝負を挑めば、西武も「金子は打席に立たせない!代打・柘植!」とすかさず代打を送り込むという鋭いカウンター。「え!?打たせないの!?」「当たり前だろ!」「FA残留した選手にその扱い!?」「しょうがねぇだろ、打たねぇんだもん!」と互いの思惑が交錯するなか、打席に立つ柘植さんは集中していました。

ファウルで粘って、カウント1ボール2ストライクからの5球目、落ちるボールに泳ぎながら合わせると、打球はチョコーンとレフト前へ。見事なサヨナラ打となり、ライオンズナインは狂喜乱舞でベンチから飛び出していきます。飛び跳ね、抱き合い、水をかけ、熊代を投げる。今季の戦いは事実上終了してはいますが、来季につながる劇的な勝利で大満足の買い物となりました!(※買い物ついでにヒーローショーを見たらすごくよかった的な感覚)

↓今季初のサヨナラ勝利で優勝したような大騒ぎです!
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優勝はしてませんけどね!

ちゃんと1試合1試合を全力でやってくれているんですね!



「野球を見に行って、ついでに買い物をする」という本来の順番を、「買い物に行って、ついでに野球を見る」と逆転させて臨んだ結果、ついでのほうが盛り上がってしまうという不思議な展開。あるいは血走った目でふしゅるーふしゅるーと息を漏らしながら「絶対勝てぇ…」とか思っていないほうが、いい結果が舞い込んでくるのかもしれませんね。まだ買物券は残っているので、今後の試合も「買い物優先」でリラックスして臨もうと思います!


バウムクーヘンが欠品していたのは、商売としてどうかなと思いました!

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