スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

ウィンタースポーツ

NHK杯国際フィギュアスケート競技大会エキシビションは、寂しさは感じつつも久々の「満員」を堪能する充実の現地観戦だった件。

08:00
「満員」を堪能しました!

NHK杯国際フィギュアスケート競技大会が終了しました。今大会は男子シングルの羽生結弦氏、女子シングルの紀平梨花さんとトゥルソワが欠場し、さらに女子シングルでは演技直前の6分間練習でロシアのウサチョワが負傷棄権と残念な報せが相次ぎましたが、そのぶんまで取り戻していくような活躍がつづいた大会でもありました。

男子シングルでは宇野昌磨さんが久々の優勝。女子シングルでは坂本花織さんが堂々のNHK杯2連覇で「今年はロシア勢に独占されるかも」と思っていたGPファイナルへの進出を見事に決めれば、急遽出場となった河辺愛菜さんはショートではトリプルアクセルを決める素晴らしい演技を見せ、2位表彰台にのぼりました。「もしかするともしかするぞ」と色々な想像も膨らむような大会となりました。

そして、これまでであればシングルに注目が集まることが多かった日本のフィギュア界で、ペア・アイスダンスで飛躍の報せが相次いだのも印象的な大会でした。ペアでは三浦璃来さん・木原龍一さんのりくりゅうペアがNHK杯では10年ぶりとなる3位表彰台。4戦終えた時点でGPファイナル進出の可能性を残すという状況は、「世界のりくりゅう」と言いたくなるような大躍進でした。

表彰台を決めたあとの木原さんの大喜びと、三浦さんの悔し涙。「うれしーね!やったね!」「今は喜ぶの無理……!」と字幕でもつけたくなるような対照的な姿は、とても微笑ましいものでした。結成当初から「合っている」という漠然とした印象があるペアでしたが、それは似た者同士というよりは、お互いが別々のものを持って噛み合っているということなのかなと、対照的な表情を見て感じました。まだまだ伸びるし、もっと大きな活躍を期待したくなる、大会のハイライトとなる名場面でした。

アイスダンスでは小松原美里さん・ティムコレトさん組と村元哉中さん・高橋大輔さん組がともに日本歴代最高を更新する熱戦となり、たった1枠の北京五輪出場争いがどうなるものか、かつてない緊張感で見守ることになりそうです。夫婦の絆という特別なチカラ、五輪を知るという経験のチカラ、技術だけではなく心も総動員するような厳しい戦いとなることでしょう。見たいような、見ておれないような、そんな気持ち。

どういう決着になるかはわかりませんが、日本のアイスダンスはまだこれから伸ばしていくという段階のもの。五輪に届くカップルが複数居並んで切磋琢磨するのは歓迎すべきことです。命運が別れることは避けられませんが、お互いに納得できるような形で決着がついて欲しいなと思います。我慢ならない何かに涙をこらえるような形ではなく、健闘を讃え合えるような形で。

↓どうでもいいですけど、この曲、こんな笑う感じの演目なんです!?

GPファイナル進出で大阪にも元気と勇気を届けて欲しい!

ファイナル、いけると思います!



そして、戦い終えたあとの日曜日、僕もチケットを携えて会場でエキシビションを観ました。秋晴れの爽やかな陽気のなか、国立代々木競技場にはたくさんの人が集まっています。隣の代々木公園ではイベントなども行なわれているようで、音楽が鳴ったり、人が集ったりしています。一番風当りの強い時期には「スポーツなど観に来て申し訳ございません」みたいな態度でいないといけないのかなぁと思うようなこともありましたが(※思っただけ)、そんな気を回す必要はとりあえずなさそうです。「楽しいお出掛けに来ました!」と大手を振って歩きます。

会場前広場には記念撮影にもよさそうな大会の看板が。「いない」「いない」と数えてしまうのが少し辛いところではありますが、「いれば会えていた」という考え方で次の機会に備えたいもの。母を訪ねて三千里でも「母は先週までここにいたんですか!?」みたいな場面がありますが、そこで主人公マルコはいないことを嘆くのではなく、近づいているという希望を感じるのです。次は全日本で会えるかどうかですが、まずは「いれば会えていた」の状況を作って、当日その時を待てたらいいなと思います。

↓「いれば会えていた」を作りつづければ、いつかは会える!
PB147400

場内は文字通りの満員です。一部、最初から観客を入れない設定のエリアはありますが、それ以外の場所は空席を探すにも目を凝らさないといけないほど。有力選手の相次ぐ欠場もありながら、「そうは言うても」「日本勢も多数だし」「世界チャンピオンも来ている」ということで大会は盛況です。もしかしたら、これが久々の現地という人もいるかもしれないなと思います。それこそ「2年ぶり」というのも大いにあり得るでしょう。和やかな喜びに満ちているようです。

前半の第一部ではペアのタラソワ・モロゾフ組が披露した「タイタニック」が印象的でした。曲も聴き慣れたもので、映画などで物語も見知っているということもあるのでしょうが、やはり世界上位のペアが織り成す一体感と、だからこそ際立つ別れというものがカップル競技ならではだなと思います。映画では船の先端に立って「私、飛んでるわ!ジャック」とローズが翼を広げた名場面が、フィギュアスケートだとリフトになって「マジで飛んでる」になるという原作に比肩する壮大なスケール感。15分くらいの尺で見たくなるナイスエキシでした。





幕間のトークコーナーでは、小さい頃からNHKのキャラクター「どーもくん」が好きだというヴィンセント・ジョウさんのために、どーもくんが登場するという演出が。NHK杯だからこその演出に「そこで頭をクチに突っ込む!」「頭、頭を突っ込むんだ!」「頭を突っ込むのがフィギュア界の作法!」と心で声をあげますが、ちょっと届かなかったか、頭を突っ込むところは見られませんでした。ぜひ次回は「頭をクチに突っ込む」「倒れたどーもくんを助け起こす」「どーもどーも」までがワンセットであるということを認識のうえで、わちゃわちゃしていただければと思います。

↓8歳から好きだと言われたらしょうがない、どーもくんのくだりはあげよう!


後半第二部はチャンピオン・メダリストたちの競演です。りくりゅうペアは笑顔いっぱいの演技で、いわゆるジャイアントスイング的なエキシビション用の技も披露します。「もしかして、付き合ってるんか!?」と聞きたくなるような親密さは、それだけこのペアが織り成すものが充実しているということの表れでもあるのでしょう。仲が良さそう、それだけでちょっと見たくなるのはお笑いでもアイドルでもよくある話。「見ていたくなる仲良しさ」ではほかのどのペアにも負けていない、心からそう思います。

各種目の優勝者が登場する終盤は、観客からのアンコールが自然に起こる流れに。ペア優勝のミーシナ・ガリアモフ組は「この倒立のリフトをもう1回やればいいんですね?」としっかりリクエストに応えてくれましたし、女子シングル優勝の坂本花織さんはグラディエーターのステップを披露してくれました。エキシビション本番で連続ジャンプを披露したばかりのため、若干お疲れ気味ではありましたが、地元の観衆も大喜びです。

最終盤、「アイスダンスのことはよくわからなくても、このカップルが1位なのはわかる」という滑りで大会を制した世界チャンピオンのシニツィナ・カツァラポフ組と、地元を代表して男子シングル優勝の宇野昌磨さんがトリをつとめる流れには、寂しさのなかにも充実を覚えます。今でこの充実感なら、思っていた通りの大会となっていたらどんだけ大充実だったんだと思います。改めてそういう大会が日本で開催されて、行こうと思えば行けて、「いれば会えていた」ということに幸せを感じます。

そして、さまざまな現場のなかでも割合「厳格」寄りだったフィギュアスケートにおいても、立ち上がったり、国旗を掲げたり、空席を作らずにぎわいを生み出したりできていることが、率直に嬉しい光景でした。選手たちも自然にハグをしたり、言葉を交わしたりしていて、これが自然な姿だよなと思い出しました。緩め過ぎもよくないのかもしれませんが、「現場」ならではの良さを改めて噛み締めるような大会となりました。この状態、キープ以上でいきたいものですね!

↓最後まで楽しく盛り上げてくれてありがとうございました!

この両サイドにペアとアイスダンスのチャンピオンがいます!

ふたりだけテンション高かったわけではなく、みんなで盛り上がる大会でした!

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機会を用意してくれた人と集ってくれた選手と自分の運に、感謝!

羽生結弦氏が「チャレンジへの決意と原動力」を語る新着インタビュー動画を見て、決意して捨てることは我慢ではなく進化だと気づいた件。

08:00
人間の「生きる」とは「決意する」こと!

またひとつ唸らされるような言葉でした。右足関節靭帯損傷により今週末のNHK杯を欠場することなった羽生結弦氏の新着インタビュー動画を見たのですが、またひとつ考えを深める言葉をもらいました。平易にして簡潔、ただ奥深い、一流の詩のような言葉にはこれまでも何度も感嘆させられてきましたが、またしてもそういう状況に巡り合いました。




僕は困難なチャレンジに挑む選手が好きです。理想を持ち、さらにその先に行こうとする選手が好きです。そういう人が新しい世界を切り開いていくとき、心から感嘆しますし、気持ちよさを覚えます。勝ち負けよりも生き様が上位であって、理想を追求し、それを超えていこうとする生き様の果てで「結果として勝っちゃう」というだけのこと。勝てば何でもいいという話ではありません。

そうした理想を超えていく人に共通することのひとつに、「それが大好き」という特徴が挙げられます。それをやることが大好きで、やらずにはいられない。お金や名誉や地位の問題ではなく、まず自分自身がやらずにはいられない、そういう魂がある人なのであると。仕事としてお金のためにやることや、才能があるばかりにイヤイヤながらやれてしまっていることにはやはり限界があります。自分の生命をすべて捧げることは「お金のために」「イヤイヤながら」ではできませんから。

その「好き」に突き動かされて、自分の身体と自分に与えられた時間を「好き」に捧げていくことが、「生きる」なのだと考えてきました。それはどこか偶然のような感覚でした。自分の心の形がたまたまドーナツ型をしていたからドーナツ屋になるみたいな、成り行きというか、生まれつきというか、自然発生的なもののような気持ちで思っていました。猫がボールを追いかけていくくらいの本能的な行動として。

しかし、件のインタビューでは、似たような話がもっと人間らしく表現されていました。チャレンジすることの原動力を問われた羽生氏は、「決意とは人間が持てるものの象徴的なものである」と喝破しました。動物が生き延びるためにする本能的な行動とは違い、生き延びるためでなくとも「人間は決意することができる」と羽生氏は言います。だから、その決意をすごく大切にしているのであると。

これは「あぁ、なるほど」と、またしても先を行かれたような気持ちになりました。「好き」から始まった本能に近い生き様よりも上位に、それを「決意」で整えた人間らしい生き様があるのだと、思考の解像度が上がった気持ちになりました。「本能的に生きる」よりも、「決意して生きる」ことは、より強いチカラを生むのだと。これは確かに人間にしかできないことかもしれないなと思いました。





「決意した」結果として行なわれるのが、「ダイヤモンドの原石を磨いてあげる」や「(ゲームや遊びなどほかにやりたかったことを)全部ちゃんと捨ててきた」なわけですが、これがまさに本能的ではない、人間ならではの部分だなと思います。この行為は、ある面では「我慢」であり、ある面では「比較」です。練習するために友だちとの遊びは我慢しよう、練習のほうが好きだからゲームは止めておこう、大なり小なり誰しもがそうやって生きていることでしょう。

ただ、「決意」した場合のそれは、我慢や比較とは少し趣が変わったものとなるでしょう。未練を残したり、比較の問題で選んだだけのものは、何度も甦ってきます。我慢はつづきませんし、新作ゲームが出ればそちらのほうが面白くて没頭したい日もあるでしょう。我慢や比較ではなく、決意して、磨いて、ちゃんと捨てることで、可能性を自ら消していくことに人間の凄味があるのだなと思うのです。

心の形がたまたまドーナツ型というだけでは、ドーナツが辛くなったときに、「もしかしてコレはポテコなのでは?」と迷いが生まれるでしょう。そして、しばしポテコに逃げ、なげわに逃げ、ポテコとなげわの違いに悩み、最終的に「やっぱりドーナツだった」と戻ってくるようなことがよくありますが、それはまだまだ本能的で偶然による決着なのだなと改めて思います。

決意して、ドーナツ型の心がよりドーナツになるよう、ちゃんと磨いていくこと、削ぎ落とすべき部分をちゃんと捨てること、それが人間だからできる、より強い生き様なのだなと今さらのように思うのです。たまたま偶然そうなっているのではなく、そうなることを自らで決めて、そういう風に整えていくことに、人間らしさがある。

動物は「飛ぶのは止めて走るのに専念しよう」とか「舌の長さで勝負しよう」とか「糸を出すことに懸ける」とか心で決めてやっているわけではなく、生物としての進化の結果だんだんそうなっていくわけですが、人間はそれを決意によって自らに今すぐにでも課すことができるという点で決定的に異なるのです。「遊ぶのは止めてスケートに専念する」生き物に、自らを進化させることができる。「4回転アクセルを跳ぶ」生き物に、自らを進化させようと挑戦することができる。

生まれもったものに沿って生きているのではなく、

「こう生きる」を決意によって定められる。

自らの決意で進化することができる、そういう生き物なのである。

そこに「好き」なだけではない、一段高い世界がある。

だから、「こう生きる」を決意した人は、我慢とかストイックといった感覚すらないのかもしれません。ダチョウが空に未練を(たぶん)持たないように、それは決意によってすでに捨てたものなのですから。そのあたりが、インタビュー動画を見ているときも「遊べなくて大変だな」とか「バッティングセンター行けなくて可哀想だな」という感覚ではなく、決意した人の凄みにただただ圧倒されることにつながるのかなと思います。実際問題、バッセンから貸し切りのタダ券が送られてきても、行かないんでしょうしね。たぶん、そういうことじゃないのです。

そういう人が4回転アクセルを跳ぶんだと言うのなら、きっと跳ぶでしょう。ほかにまだ捨てられるものはないかと探してでも跳ぶでしょう。怪我により時期は少し遠のいたとしても、見たいという気持ちはさらに高まる想いです。跳べたかどうかよりも、それを目指すと決意して、生命を磨き、何かを捨てていく進化の果てを確かめたいという気持ちで。心配は尽きないわけですが、決意を鈍らせることがないよう、「待ってる」「挑戦を」「楽しみ」という気持ちを放っていきたいなと思います。「できればこの目で〜、できればこの目で〜」という念とともに!(※邪念ではないはず)

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捨てることは我慢ではなく、進化することなのだと理解しました!

羽生結弦氏が右足関節靭帯損傷によりNHK杯欠場となるも、次会える機会にさらなるチカラを注げるよう元気に回復を待ちますの巻。

08:00
遠くで頑張る人からも「光」は受け取れる!

いやー……残念な報せが飛び込んできました。今月のNHK杯に出場を予定していた羽生結弦氏が右足靭帯損傷の怪我により、大会を欠場すると発表されたのです。この先どうなるかは不透明ですが、大阪で開催されるグランプリファイナルへの出場も厳しくなってきました。今季は上手くすれば3試合、日本に居ながら羽生氏の試合を見られるのではないかと思っていましたが、「3」はないことが確実となりました。そんなウマい話は、ないのです。

↓まずは怪我をしっかり治してください!



好事魔多しとはこのことでしょうか。春風吹くような上昇気流に乗って、少し僕自身も浮つくような気持ちの秋でした。NHK杯を前にこぼれる言葉の端々には、確かな自信と予感がありました。おそらく4回転アクセルへの道が見えたのだろう、そう受け止めていました。それは「どうすればできるのか」という段階ではなく「こうすればできる」が見えたのだろうと。なので、少し先に掲載される予定の記事などでも、「NHK杯でのいきなりの4回転アクセル成功もあるのではないか」と先走ってしまったほど。

その予感を追いかけるようにNHK杯の見どころ動画では「4回転半をしっかりNHK杯で決めたいという気持ちが一番大きい」という本人コメントが発表されました。4回転アクセルについて、できないときはできないと言ってきた人が、「しっかりNHK杯で決めたい」と時を指定して言い切った。これはもう予感が確信に変わったと思いました。推測でしかありませんが、羽生氏の言葉が誠実であることに全幅の信頼を寄せるなら、「おぬし、非公式に決めておるな?」と思いました。偶然決まるのではなく、「しっかり」やらねばと思うほどの手応えがあるのだと。

少し有頂天になりました。

これはもう地球が大騒ぎでしょうと。

だからこその「好事、魔多し」なわけですが。

しかし、これはもう致し方ないことだと思っています。フィギュアスケーターにとって避けては通れないものでありますが、羽生氏の右足首は常に故障の危機と隣り合わせです。捻挫はすでに癖になっているとも言いますし、平昌五輪前の大きな怪我も拍車をかけたでしょう。4回転アクセルを跳べば、その右足で何度も着氷することになります。練習中のジャンプでは、フワッとシュタッと降りることなどできるはずもなく、何度もひねり、何度もこらえ、大きな負荷をかけてきたはずです。

もちろん、跳ばなければ怪我はしないわけですが、それは「生きる」なのかな?と思います。自分がこの生命とこの肉体を使って何をしたいのか。それが「4回転アクセルを跳ぶことだ」と言うのなら、やるしかないでしょう。これまで以上の怪我の危険もあるかもしれませんが、過去の経験と知識を総動員して、より困難なチャレンジをできるだけ安全に遂行できるよう努めるしかないのです。

その結果、怪我をしたとしても、それはもう致し方ないことです。世界の誰より本人が望んでいる夢のため、しっかり怪我を治して、また頑張れるように祈るしかありません。そして、その挑戦をキラキラした目で待つしかありません。怪我と聞けばズキッと胸も痛みますし、目の前で見られる機会を逸したことに寂しさも覚えますが、これまで見た以上に喜ぶ顔を見られるとしたら、きっとその夢の瞬間でしょう。その瞬間を共に迎えたい、それがコチラが望む「夢」です。跳ぶ人、待つ人、気持ちは同じ方向を向いているはずです。


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本人コメントを読むと、ここまでの道のりへの自信と、まだ衰えることのない意欲と、心配をかけまいとする心遣いとが感じられて、こんなときではありますが前向きな気持ちになります。

まず、「たった一度の転倒で、怪我をしてしまい、とても悔しく思っています」の一節には、野放図に転倒を重ねていたわけではないんだよという、成功への確かな手応えが垣間見えます。たとえば一日に100回も200回も転倒していれば「そりゃいつか怪我しますわな」という話ですが、その危険は十分に抑制されていたのでしょう。

跳ぶこと自体も上手くなり、危険を回避する術も磨いて、しっかり練習できていた。だからこそ、「たった一度」とあえて言いたくなるような悔しさにもつながるはずです。無茶を重ねたのではなく、しっかりとリスクをコントロールできていたからこそ、たった一度の転倒でプランが崩れてしまったことへの大きな悔しさが生まれるのです。「できるはずだったから悔しい」のだろうと思います。

それでも「ここまで、最善の方法を探し、考えながら練習してこられたと思っています」という過程への自信と、「今回の怪我からも、また何かを得られるよう、考えて、できることに全力で取り組みます」という改善への意欲が羽生氏の言葉からはあふれています。怪我はありましたが、これまでの道のりに後悔も手抜かりもなかったし、これから先の道を目指す意欲もあるのです。

「次に怪我をしたら」を想像するとき、悪いほうの可能性としては「もう滑れない」あるいは「もう滑らない」というものも思い浮かべてきました。それは現実的にゼロとは言えない話ですし、夢を目指す以上覚悟をしておかなければならないことでした。「ずっと元気でいて欲しいから、夢を諦めて」とは言えないのです。

スポーツ選手の家族は得てしてこういう気持ちなのかもしれません。だから、ボクシング選手の家族が「殴られる仕事なんて止めて」とは言えない代わりに「ちゃんと帰ってきて」と約束させるような気持ちで、もっと悪い可能性はちゃんと回避して帰ってきてくれたことを安堵しようと思うのです。「お帰りなさい」と。

復帰への道筋はすでにコメント内に具体的に書かれていますし、そこは平昌で「経験済み」という自負もあるでしょう。日頃の応援への感謝と、「皆さまの応援の力をいただきながら、さらに進化できるように、頑張ります」という言葉は、まだこの夢はつづくのだという何よりの宣言です。応援して欲しいと言ってくれている。待ってろよ、と。

「自信はあります」

「意欲もあります」

「乞うご期待」

3行にまとめればこういう話なのですから、返事は「はい!」でいいのです。見ている側が思い悩んでも仕方ないですし、心乱れれば余計な心配をさせてしまうでしょう。元気に楽しく暮らしながら、散歩の目的地に怪我平癒にご利益があると評判の神社を加えるくらいの、穏やかな気を届けていきたいもの。

この2年近いコロナ禍で学んだのは、ギリギリまで尽力し、尽力及ばないときは気持ちよく諦め、次の機会にさらなるチカラを注ぐ、というストップ&ゴーでした。1本の矢が折れても、次の矢を即座につがえるような立ち直りの早さでした。残念ではありますが、気持ちを切り替えて次の機会に備えたいと思います。

遠くで誰かが頑張っている。痛みに耐えて頑張っている。そうやって想像することもまた、自分のなかの「光」となるものです。頑張っている人に負けないように、できることを一つずつ頑張って、頑張った同士で次の機会を迎えたいもの。「3」がなくなり「1」になったとしたら、そのときは「3倍」のチカラを注いで挽回できるような自分でありたいものですね!

↓そう、たとえば3倍のチカラで荷物をカバンに押し込める人のように!


カバンが小さい!荷物が多い!

ならば従来の3倍のチカラで押し込めばいい!

(※大きいカバンを買うのではなく)



全日本で会う!4Aを記録するために次の公式戦へ進む!それを待ちます!

羽生結弦氏(ANA)が推すANAの未来サービス「avatarin」に、ふたりの明るい将来が見えたので世界アバター化不可避ですの巻。

08:00
瞬間移動できるなら「家」を希望します!

た、た、た、大変なサービスが始まっていました。コロナも落ち着きを見せてきた10月、僕はとんでもない未来を発見してしまいました。世界の翼ANAグループが見つけ出した新たな翼、その名も「avatarin」。このサービスと出会った瞬間、僕の心は宮城県仙台市のどこかにあると噂に聞くガンダーラへと飛んでいきました。夢の翼を背中に生やして…!

↓な、な、な、何だこのサービスは!?


↓な、な、な、何かくれるみたいだぞ!

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「羽生氏の何かが当たる」というおぼろげな情報のもと、光の速さでRTといいねを完了した僕。ほとんど注意書きなど読まないまま、忘れかけていたANAマイレージクラブのお客様番号を発掘し、プレゼント応募の条件となる「avatarin」への登録作業を済ませます。ふー、応募できた。さて、一体これは何なのであるか。「焼き芋は食べる前にオナラをする」とは22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット・ドラえもん氏の名言ですが、まさに僕もそのくらいのスピード感で応募をやってのけました。

応募作業が済んだところで改めてじっくりと見ていきますと、「ANA発のスタートアップ企業」「行きたいところに瞬間移動!?」「30分あったらアバター旅行しようwith羽生結弦」などの文字が飛び込んできます。もしやこれはどこでもドアなのか。どこでもドアが完成したら真っ先に潰れるのがJALとANAだけど大丈夫なのか。僕はさらにサービスの深層へと迫っていきます(←登録したあとで内容を見るタイプ)。

そして理解しました。これはとんでもない未来であると。どうやらこのサービスは、世界各地に設置されたリアルアバター(遠隔操作ロボット)を家にいながらにして動かすことができるサービスである模様。そのロボットは自ら走行することができ、水族館や美術館、学校の講義や会社の商談、果ては宇宙空間にまで「瞬間移動」できるものであるというのです。あらかじめロボットさえ置いておけば、人間はもはや家から一歩も出る必要がないのです!

僕が青山剛昌先生であれば来週の名探偵コナンは「遠隔操作ロボット殺人事件」で決まりです。密室となった現場には誰も入った形跡がないのに、殺された被害者。もちろん犯人はその部屋の真ん中に堂々と置いてある遠隔操作ロボットですが、さすがのコナンもこの謎には気づかないでしょう。存在を知らなければ、まさかそんなロボットがあるとは思いもよらないでしょうからね。

↓すでに遠隔操作ロボットは運用開始されており、テーマパークなどを見てまわることができるそうです!

自力で走行し、方向を変えることができる!

モニターには自分の顔が映るので、大事な商談などもこのまま可能!

これがあったら銀河鉄道の旅とかも一瞬で終わりです!


羽生氏はANAの一員としてこの「未来」を猛プッシュ。自ら遠隔操作ロボットを操り、水族館の観光などを楽しんでいます。ロボットのモニターに羽生氏が映り、それを水族館の生き物たちが見つめるという魔法のような光景。コロナ禍という困難に直面した今、心にグッと響く新世界ではありませんか。これさえあれば、コロナ関係なく行くことはなかったであろう北極や宇宙といった極限の世界さえも「旅行」の範疇におさまってきます。3000万円で実際に宇宙に行くより、3000円でアバターが宇宙に行くほうが、むしろ望むところって感じですよね!

↓確かにこれなら30分でどこにでも旅行に行けちゃいますね!



↓ビデオ会議とかではなく、自分の意志で好きな場所に行って見たいものを見られる、これは新しい!


ロボットの形がもうちょっとヒトっぽくなったら、もう完成では…?

ASIMOとかペッパーにこの機能をつけよう!



驚いたことにすでにこのサービスは誰でも利用することができるようになっており、パソコンにソフトをインストールすれば僕も体験できるようです。水族館を見てまわるには3000円から5000円がかかるものの、無料の操作体験も実施されており、未来はすぐ手の届くところにあります。現状はカメラがついていて音声発信ができるパソコンが必要ということで機材的問題で体験できてはいませんが、アプリ化されてスマホで動かせるようになるのもすぐでしょう。これはぜひ体験したいところです。

やがては遠隔操作ロボットが社会のインフラとなり、学校や観光施設などでは常時100台クラスが稼働し、リアル肉体で授業や観光に参加する人と、遠隔地からアバターで参加する人が混じり合うのです。「ヘルシンキでスケートの大会を見たいわー」という夢を、時間やお金や体調が許さない人でも叶えられる日が来るのです。システムは出来上がっているのですから、あとは置くだけ。遠隔操作ロボットを置くだけで、「ヘルシンキでスケートが見たいわー」はできるのです。

そして思いました。

瞬間移動できるなら、どこへ行くのだと。

ドラえもんがどこでもドアを出してくれたら、お前はどこへ行きたいんだと。

そして結論が出ました。しずかちゃん家のお風呂…じゃなくて、羽生氏の家だなと。いやもちろん宇宙とか北極とかも行きたいのですが、さっき羽生氏を見たばかりなのでとりあえず家しか思い浮かばなくなってしまいました。無論、無理でしょうが、ただ、ただですよ、これまでは「無理無理無理無理無理無理無理」だったものが「無理無理無理」くらいには迫ってきている気がしますよね、正直。

「家に遊びに行きたいので住所教えて!」という話が通る気はしませんが、羽生氏が遠隔操作ロボットを買ってくれたら、住所とか知らずとも瞬間移動できるわけじゃないですか。当然、ご両親にもご挨拶しますよね(そういう意味で)。ふももか者ですが末永くよろしくお願いしますとか。選択的夫婦別姓制度導入については賛成の立場ですが、自発的希望で苗字を「羽生」に変更してもよろしいでしょうか、とか。ニューヨークで弁護士の資格を取得したら認めていただけますか?とか。

こんなのが家に来るってわかってたら、住所教えない&警察にコイツの存在を教えるの両面コンボ発生は不可避ですが、アバターなら?もしかして?許容範囲の?ギリギリ端にかかっちゃったりしないかな的な?希望が出てきますよね。ANAのキャンペーンとかあったりするかもしれないじゃないですか。あなたのアバターが羽生選手の家に遊びに行ける!みたいな。まぁ、通された部屋がまっ白い壁に四方を囲まれている精神と時の部屋みたいな場所で、「ここでいつも白壁通信を撮影しているんですよ」とか言われるパターンかもしれませんが。それはそれで謎が解けるので、ヨシ!

よしんば羽生氏のお宅訪問は無理だったとしても、どこでもドアと違ってこれはアバターですから、逆パターンがありますよね。つまり、僕がアバターを設置して、こちらに遊びに来ていただいてもいいわけです。スタート地点がお風呂場で「きゃー、羽生さんのえっちー!」から始まるお宅訪問なんて、まさにドラえもんの世界じゃないですか(※防水されてるのかは不明)。バン!バン!バン!バン!(※机を叩く音)。あり!これはあり!不整脈が出てきた!

「こういうお部屋に住んでるんですね」
「そうなんですよーうふふ」
「新聞とか貼っていただいてるんですね」
「そうなんですよーうふふ」
「本棚には写真集とか雑誌とか」
「そうなんですよーうふふ」
「あと、壁に手形みたいなのがついてますが…」
「大量の手形が壁についてますが…」
「これは一体何ですかね…?」
「怪談の一節みたいな壁になってますけど…」
「あぁ、これですねーうふふ」
「これソチのあとに出した切手セットで」
「羽生氏の手形がオマケについてたので」
「コピーして増やしまして」
「壁に貼ってるんですよ」
「フリー壁ドンスポットなんて言って」
「アバターに貼ったらちょうど手みたいですね」
「あぁ…ありがとうございます…」
「さささ、どうぞコチラへ」
「うちの編集長もアバターみたいなものですし」
「今日はアバターテラスハウス気分で」
「青い衝突とか幼い恋心とか」
「どんどん育みたいなんつってですね」
「とりあえず私がギター弾く真似しますんで」
「一緒にback numberでも歌いますか」
「青春のキャンプファイヤー的な感じで」
「テラスハウスっぽい感じ出そうですよね」
「あ?それはいい?そうですか」
「では、コチラへご案内しましょう」
「どうぞどうぞコチラに入ってください」
「こちら我が家のトイレでございます」
「記念にトイレを使ってやってください」
「あ?トイレはいい?アバターだから」
「なるほど、わかりましたご飯ですね」
「今日はササッとパスタでいいですかね」
「すごい準備して練習したうえで」
「ササッ感を出してアピールしようという」
「そういう魂胆のパスタをですね」
「万全の準備で用意してありますので」
「ワインは白?赤?それとも私?」
「あ?食事もいい?アバターだから」
「なるほど…じゃあ早いですが寝ますか」
「お布団どうぞ、横になってください」
「マッサージさせていただきますね」
「あー、こりゃ固いですねー」
「まるで鉄みたいにカチコチ」
「ほぐしがいがありますなこりゃ」
「ほぐれる気がしないですねこりゃ」
「マッサージはもういいですかね」
「気分の問題だけなんで」
「もう十分気分は出たんで、寝ましょう!」
「さささ、向かい合って寝ましょう」
(ウィーーーーーーン)
「あれ?いつの間にかあっち向いてる」
「さささ、向かい合って寝ましょう」
(ウィーーーーーーン)
「あれ?いつの間にかあっち向いてる」
「さささ、向かい合って寝ましょう」
(ウィーーーーーーン)
「あ、これ、首だけ動くんですね……」
「首だけ動くんですね……」

まぁ、互いの家を行き来するかはさておき、これまではあり得なかったことが一歩近づいてきているのは間違いありません。羽生氏本人が降臨すれば上へ下への大騒ぎとなるのは必定ですので、近々あるんじゃないかと思っているパレードなども、アフターコロナの世の中ではハードルが上がっていますが、アバターであればいけるのではないかと思います。

羽生氏もアバター。僕もアバター。みんなアバター。20万台のアバターが仙台市内を練り歩くのです。見た目は「ロボットの反乱で人類が滅亡した世界」みたいになるかもしれませんが、実際は世界中から温かい想いが集まってくる催しとなるでしょう。最初の30分は仙台、次の30分はトロント、その次はモスクワ、そこから北京、ベルリン、ダブリン、リベリアとどんどん瞬間移動パレードしていくこともできるでしょう。瞬間移動なら、世界でパレードができる。

世界にこれだけの乗用車が走っていることを考えれば、同じ数のアバターが存在する未来は、なくはないはずです。クルマなんて結局どこかに行くための道具で、大事なのは「行った先の用事」でしょう。用事がアバターで済むなら、クルマはいらないのです。コストコとかもクルマで行って持ち帰るより、アバターで店内巡って配送してもらったほうがラクですからね。なくはない、そう思います。もしもそうなったらアバターが大活躍、そうならなかったら飛行機が大活躍、どっちにしてもANA大勝利は間違いなし。ちょっと株でも買いますかね。

そして、この未来の行きつく先には、ひとりのアバター操作で全世界70億台のアバターが動き出す、まったく新しい未来が待っています。「おはようございます」の一言がアバターを通じて全世界に発信され、「おはにゅうございます」と返す朝が来る。瞬間移動、同時多発、羽生結弦、早朝挨拶、外出接吻。バン!バン!バン!バン!(※机を叩く音)。これが本当のエレクトリカルパレードの始まりなんじゃないんですかね!長生きしようという気持ちが猛烈にわいてきました!!



休日はピクリとも動かないアバターの前で正座して、一日を過ごす姿が見えます!

東和薬品さんが羽生結弦氏を起用した新CMの誠実な作りに「信頼」を覚えつつ、羽生氏との共演の可能性に身震いしてきた件。

08:00
羽生氏と共演する道筋をヒラメキました!

「ロクなことじゃなさそう…」と思っている善良な羽生結弦氏ファンのみなさま、まずは落ち着いて話を聞いてください。今日は僕が、羽生結弦氏と共演する方法をお話しさせていただきます(※みやびやかな感じで)。その方法とはズバリ、東和薬品さんのCMに出演することです!(※イヤホンの話のところだけ急に前のめりになる感じで)

4日、羽生氏の新CM情報が解禁されました。ISUのスポンサーや東和薬品RACTABドームのネーミングライツにも名を連ねる東和薬品様のCMです。これまでもテレビで「東和薬品のジェネリック〜」の歌と共に、黒柳徹子さんが出演するCMが流れていましたが、今回は東和薬品創業70周年の記念にあたり、「変わるもの、変わらないもの」をテーマとしたCMに黒柳徹子さんとともに出演されるというのです。




東和薬品さんの社業であるところのジェネリック医薬品は、医薬品を安価に届けてくれる仕組みであり、まさに市井の人々の健康に大きな影響を与える仕事です。「もう少しお安いと生活も助かるのですが」という状況にある人にも医薬品を届けていく、個人的にもよくお世話になるお薬です。

そんな社業は変わらずに継続しつつも、病気になってから治すよりもならないように健康を維持するほうがよいですよね、という観点からの新たな製品やサービスにも取り組んでいこうとされている。その新事業に信頼と安心を抱いてもらえるよう、それにふさわしい人物にオファーを出した…なるほど素晴らしい起用だなと思います。

「信頼」はもっとも大事なものですがとても得難いものです。生き様、立ち振る舞い、あらゆるところで少しずつ小さなことを積み上げなければ生まれないものです。一度にドンとは積めない。崩れるときはガシャンと崩れる。小石で作る塔のようなものです。それを示せる稀有なる人のひとりが羽生氏であろうと僕は確信しています。急にあるとき確信したのではなく、その人の生き様と立ち振る舞いを見つめてきた時間のぶんだけ強固になっていった確信です。

新たなサービスに向けられる「本当に大丈夫なんですか?」という視線に対して、しっかり大丈夫ですと伝えてくれる人を探し求めた結果として、東和薬品さんは羽生氏にオファーを寄せた。その選択自体に信頼感が生まれるようではないですか。黒柳徹子さんに長年オファーを寄せている理由と、羽生氏に新たにオファーを寄せた理由はきっと同じなのでしょう。すごく遠くにいるようで共通する部分を覚えるふたり。そこには「信頼」という確かなものがあります。



撮影が行なわれたのは6月だそうで、場所は雑誌「FRaU」記事などでも使用された、おなじみの仙台某所である模様。コロナ禍であることを念頭に、黒柳さんと羽生氏の撮影は別々に行なわれたといいます。そうした撮影手法を求め、その手間を惜しまず準備をしてくれたスタッフに感謝を抱き、出演する企業のことを自身でも学んでから撮影に臨む。もう、言っていること云々よりも「やっていること」そのものがCMで伝えたいメッセージになっているなと思います。

CM動画の公開だけでなく、メイキングやインタビューなどもあるのもとても素敵です。メイキングはもちろん見たいですし、何かアクションを起こすなら相応の考えがある人ですから、そういったことをインタビューで聞けることにも意義があります。もちろん、それもまた自然とCMの効果となっています。「こういう生き様の人が出演しているのであれば、大丈夫だろう」と思えるような効果に。

黒柳さんと羽生氏がリモートの別撮りでやり取りする質疑応答などは、ちょっとした「徹子の部屋」のよう。「傷ついてしまう言葉を向けられたときどうしていますか」「どうしていつも笑顔でいられるんですか」という羽生氏からの問いかけにはズキッとする部分もありますが、黒柳さんが相手だからこそ問い掛けられる言葉なのかなとも感じます。いつもお元気で、明るく、好奇心を忘れず、人生に前向きな人であることを、羽生氏であれば20数年、世の人はそれこそ何十年も見てきて確信しているのが黒柳徹子という人です。信頼×信頼のコラボレーションだなと思います。

↓公式アカウントを立ち上げて2ツイート目がコレというのも素晴らしいなと思います!

今までSNSやってなかったけれど、この話題はちゃんとみなさまにお届けしたい、という気持ち!

丁寧にCMを作られたのだなと感じます!



さて、このように羽生氏と共演を果たすのは、基本的には「やむごとなき」人ばかり。やむごとなき羽生氏にオファーを出すようなしっかりとした企業様が、やむごとなき羽生氏のお相手にヘンな案件を持ってくることは基本的にありません。モブ的に出演するにしても、相応の美しさや品というものが必要で、到底僕とは住む世界が違うものだろうと思い込んできました。

たとえば自分が雪肌精のCMに出て?羽生氏が90秒で羽生肌と言っているときに?「僕にもできましたー」とか言っているところとか?イメージできるのかと言われたらまったくできません。それは俳優さんとかモデルさんとかの仕事であって、僕などは羽生肌になるまで6万年くらい掛かりそうな論外であることは否めない。そもそも時間云々ではなく、ならないと思いますし。

しかし、東和薬品さんのCMを見て、僕は一筋の光明を見い出しました。確かに、木の横に立つ仕事はできそうもありません。そこは「やむごとなき」の仕事です。ですが、よく見ると出演者は「木の横の人」だけではありません。お年寄りとお孫さんらしき組み合わせのふたりが「対話支援機構」のマシンを使っている場面や、VRを使った運動に取り組んでいる場面、服薬支援アプリを使っている場面には、ごくごく普通の人も登場しています(※もちろん俳優さんなのでしょうが)。

黒柳さんと羽生氏は別々のリモート撮影でも「共演」であるわけですから、当然そうした場面に出ている人たちも「共演」であるはず。そうした場面のひとつに、「疾病リスク予測A.I.」なるサービスを紹介している場面があるではないですか。そこではややおなかの出た男性が、AIによって脂質異常症を5年以内に発症する確率を予想されており、表示される「77%」という予測数値に「エエッ」という顔をしています。

「あれ…?」
「これはイケるんちゃうか…?」
「今は大丈夫なんだけど、」
「少し先が心配だなという」
「言うなれば普通のオジサンの役」
「取り立てて特徴もなく」
「健康そうな雰囲気も出さず」
「ダラーッとした感じの役」
「これは向いてると思いますね…?」
「正直、ハマり役では…?」
「エエッ、の顔も超得意だし」
「実際問題、仕事でもその顔連発」
「頼まれたけどやりたくないこと」
「言われたけどやってないこと」
「聞いてたけど忘れてたこと」
「全部エエッの顔で受け流してる」
「木の横に立つのは無理でも」
「エエッならイケるし自信がある」
「これから展開するサービスに合わせて」
「ちょうどいい不健康さを醸し出し」
「エエッの顔をするのはイケる」
「肩・腰・ヒザが痛いとか」
「慢性的にダルいとか」
「朝からやる気が出ないとか」
「薬代が惜しいとか」
「全部完璧にあてはまってる」
「その役、やらせてください!」

全日空やロッテなどのCMでダラーッとした普通の人が求められる機会はそうそうないでしょうが、東和薬品さんならきっとある。薬なんですから、元気ビンビンの人が出ていたら逆に不自然です。「ひざが重くてねぇ…」「目がかすむなぁ…」「最近、疲れやすくって」そんな悩める人物として僕が登場し、羽生氏がそれに合ったサービスを紹介する。これは万歩の距離が千歩に縮まったくらいの手応えを感じます。

どうでしょう、東和薬品様。ここに「個人の感想」を述べることに関して少々自信のある、ダラーッとした普通の人がいるのですが、どれぐらい効くのか試させてみるというのは。何なら映画のCMみたいにモブが連発されるなかのひとりでも構いません。起きた瞬間の第一声が「疲れた…」で、口癖が「何にもやりたくない…」「まだ月曜日か…」「エエッ」のダラーッとした感じ、まさに顧客像でしょう。

その疲れてダラーッとした感じから、羽生氏紹介のサービスでめちゃくちゃ元気になるギャップも、これは相当なんじゃないかなという自信があります。まぁ振り切れすぎちゃって「ものすごく効きます!ありがとうございます!ありがとうございます!」ってボロボロ泣き始めたりして、逆に胡散臭くなっちゃう危険もあるかもしれませんが、さすがにリモート撮影ならそこまでにはならないと思いますので。クスリの効果以上の何かで、めっちゃ効く出演者だと思いますよ!

↓オファーをいただいた際には結構練習して臨む所存です!


ダラーッする練習とか!グッタリする練習とか!

しっかりと不摂生を貫いて、万全の態勢で臨みます!


愛用のロキソニンもジェネリックがあるみたいなので切り替えますかね!

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