2017年08月21日

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らせんを描いている

部屋の床まで落ちてくる

どこかからきた黄色い葉がすこしづつ床をうめていく

きれい









現実と妄想










わからないまま生きていくよりは

わかったほうがいい

言わないで生きていくよりは

言ったほうがいい


見ないで死ぬくらいなら

見て死にたい



夢の中で誰かが言った

やさしい声で


なにかの本に書いてあったのだろうか


低い声のだれか


なつかしい







ことばをはめた
銀色の額縁









ああ

この靴は履きにくい


ドアをあけると秋のにおいがした

viva115 at 00:29|PermalinkComments(0)

2017年08月20日

嵐がひどい

風がつよくて

立っていられない
目を開けることもできない
先がなにもみえない

すぐそこに人影が一瞬見えて

ひとりでは足元をすくわれてしまう
命の危険を感じ
身を守るようにして
その人の手を引き

近くに寄せた



それはわたしだった


わたしはわたしと身を寄せ合って

嵐が過ぎ去るのを待った

viva115 at 23:18|PermalinkComments(0)

2017年03月09日

いつかの海

漠然と、最近なにに興味があるの?と聞かれ、なんとなくそのときは答えたのだが、




みたことのないものをみること







とあとで思った





私は特別になにか秀でていたりとか、なにかができるわけではない。

おかゆのこえのじかん(私が月一でやっている朗読と歌の企画)とかも、

普通の私が、なにも持たず、普通のまま、堂々と人前に出て朗読したり歌ったりすることが、ポイントな気がしている





この状態のまま人にたいして自分を開いたら、どんな反応があるのだろう

どんな人の表情や、反応や、言葉が返ってくるのだろう



というどうしようもなくあふれてくる好奇心が、わたしの羞恥心を超える





どう見られてもいい。


投げやりじゃなく。


直接的に、もしくはピタゴラスイッチ的に回り回って、
それが誰かの心の扉を開けるかもしれず、



見たことがないものを見ることができるかもしれない。



美しい瞬間が訪れるかもしれない。見たことのない汚いものを見るかもしれない。
それでもいい。




人間に驚きたい。

見たい。どんなものも。



貪欲なのだ。

たまに自分でも怖いくらいの、衝動的な好奇心がわたしを覆う。

見たい、見たいひとなのだ。私は。























数年前、ほんとうに叶えたい夢ができて、それが、なにをどうしてもほんとうに叶わないのだ、と分かったときに、



それまで生ぬるく生きていたけれど、考え方ががらりと変わった気がする







もう、たぶん

一回わたしの人生は終わっていて、あとは、たまに起きる、美しい瞬間を見るためだけに生きよう、


先のことは一切考えないようにしよう、


流れに身をまかせよう、


力を抜こう、





そう思って

生きている

















もうなにをしてもいいと思っている




見たことのないものを見られるなら











あたたかくなったら
海に行きたい




なんかうまいものでも食べて飲んで
海をずっと見ていたい

viva115 at 13:34|PermalinkComments(2)