2016年01月20日

カルフォルニア・ダウン

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きのうは“逃げたお父ちゃん映画”についての話だったけれど
きょうは「逃げなかった、力強く、守った、お父ちゃん映画」について。
ふだんはこういういかにも体育系ムチムチ入れ墨男優の出る映画は
観ない方針なのですが、新旧どれでも5枚で千円の誘い文句に惹かれてレンタル。
はっきり言って期待値ゼロ。
私たちの頃はパニック映画、今はディザスター映画って言うんですか、
こういう災害ものって、出来不出来が顕著でね〜
かつては「ポセイドン・アドヴェンチャー」とか「タワーリング・
インフェルノ」とか、災害の阿鼻叫喚の中における人間描写の優れた映画も
ありましたが、どうも今時のこれらは最新CGなどの技術革新の恩恵を
いただいた精密かつ大迫力の自然の雄叫びのような大災害描写はてんこ盛り
状態ではありますが、そこで右往左往する人間たちの描き方がやたら陳腐で
全く現実味を欠くしろものばかり。
加えて、最新CGの凄さも、観る者の目が、慣れて来る始末。

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しかして、「カルフォルニア・ダウン」。
観ている最中、私の頭の中は
?マーク30個ほどが賑やかにラインダンス踊っていて
半分怒りながら、半分脱力しながら、やっとのことで観終わりました。


いったい全体

このディザスター映画は

なんなんですかっ!

震度9、6だかの地震来て

カルフォルニアがあんなになっているのに

レスキュー隊の遣り手隊長かなんか知りませんが

このお父ちゃんは、自分の妻と娘だけ助けることしか頭にない。

そんなことで人生、通ると思っているのですかっ!

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自分たち親子だけ、助かれば、いいんですか!

大事な、大事な、人命救助のお仕事はいったいどうしちゃったんですかっ!!

救命ヘリ使用許可出す上司も上司だし
全編が全編、妻や娘を助け出す話に終始、
それも過去作のどこかに使われたようなエピソードばかり連なっていて・・・
つっこみどころ満載なんて陳腐な言い回しはしたくないけれど
これほんと、つっこまないで素直に観れる方々の神経を私は疑っちゃう。
全く望んでもいないのにわが脳内は完全にディザスター化され、
アメリカ国旗が悠然とはためくあのエンディングの禍々しさったら。

このお父ちゃん
妻子から逃げなかったけれど
仕事からは、逃げた。




vivajiji at 13:55│Comments(2)TrackBack(0)clip!か行 

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この記事へのコメント

1. Posted by anupam   2016年01月20日 14:33
だってねー
でっかい字で
「娘を守りたい」
ですもんねー

看板に偽りなしだろーって胸張っているんでしょう、製作側は。
民間人が頑張ってなんとか身内を救出っていうんだったら「ふれーふれー」ってなりそうだけど、レスキューのプロがねーみんなを助けるお仕事の人がねーこれはあきまへん。

こんな映画がまかりとおっちゃうハリウッドの企画会議って????
2. Posted by vivajiji   2016年01月20日 18:45

anupamさん。

>企画会議って????

身内ばっかに焦点あてる話が多いことは
昔っから知っているけれど、ここまで
偏向路線で作られたもの見せられると
ほんと、あんたたち、大丈夫?って
言いたくもなる。
こんな公私混同甚だしいレスキュー隊員ばかり
だったら災害時、どうすんのかね。(ーー);


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