2016年03月18日

キャロル

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まぁ要するに早い話が、男と女の恋愛話が、
女と女のそれに変わっているだけっつうことで。
と、言っちゃあ身も蓋も無いんですが、(笑)
いや、正真正銘そういう話なんですよ。
ボンクラな二流監督が興味本位で低予算で撮ったならば
実に安っぽいソレ系映画に成り下がらんばかりの題材をば、
時代はレトロな50年代、生活様式からファッション・クルマ・
小物に至るまで徹底的にこだわって作り上げちゃったT・ヘインズ監督。
特に彼は色彩の使い方が特徴的で、画面のどこかに、
たとえば今回ですと「赤」を効果的に置いてましたね。
02年の「エデンより彼方へ」では、確か「青」でした。
ヒロインが作った青色ケーキにはびっくりしたもんですわ。
また、彼は、とにかく女優をきれいに映す人ね。
あのときのジュリアン・ムーアもきれいに撮れてた。
そして今回は

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ケイト・ブランシェット。
実に実に美しく且つカッコいい!
彼女が画面に現れるだけで大輪の花が咲いてるみたい!それも品良く。
が、
おへそが背中に回っている私ですからね、(^^)
ブルージャスミンとおんなじで今回のブランシェットも
彼女にすれば余裕のよっちゃん的役柄でございましょうよ。
私が押したいのは

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キャロルを慕うテレーズ役のルーニー・マーラ、
彼女がよかったと感じました。
切なく揺れる微妙な心の変遷を、あの大きな瞳で確かに表現しました。

これは、「視線」に集約されるラヴストーリーですね。
もう、じれったくなるほどの視線の行き交いが効を奏した
あの珠玉のエンディング、ご覧なさいませよ!!
カボチャに爪立てたような細目のモンゴロイドの民には
絶対に無理な、究極の「瞳」映画とでも申しましょうか。^^;

時代的にジャズ・ナンバーが使われていましたね。
でも、観ている間中、私の脳裏に流れていたのは
この曲でございました。↙︎
 ♫ あ〜〜なたと、わ〜たしが、美しければ、それでいい〜〜 ♫





vivajiji at 18:02│Comments(2)TrackBack(1)clip!か行 

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1. 映画評「キャロル」  [ プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] ]   2017年02月07日 21:11
☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年アメリカ=イギリス=オーストラリア合作映画 監督トッド・ヘインズ ネタバレあり

この記事へのコメント

1. Posted by duke   2016年03月20日 10:14
vivajiji さん、おはようございます。

色と視線、いいところをみておりますね。小物もさることながらNYタイムズの編集室のシーンは50年代の雰囲気を出しておりました。エバンスの「Portrait In Jazz」型の眼鏡をかけている人が半数。そしてほとんどの方がエルヴィンの「Heavy Sounds」のようにタバコをふかしておりました。タイプライターのリズミカルな音が心地よく響く50年代はジャズが最も熱かった時代でもあります。
2. Posted by vivajiji   2016年03月20日 17:54

dukeさん。

50年代の雰囲気といえば、即、
思い浮かぶのは、05年のモノクロ傑作
「グッドナイト・グッドラック」。
あの映画のムード、 大好物。
男も女もかちっとしたファッション、黒ぶちめがねでも
かけりゃ少々ボンクラでも理知的に見えた。(笑)
しかし、煙もーもーのあの職場。
今じゃ、考えられない。

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