2016年04月20日

スポットライト 世紀のスクープ

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今年のアカデミー作品賞と脚本賞とった映画ですね。
この手の話が好きな方でしたらすぐあの名作を思い浮かべるでしょう。
そう、「大統領の陰謀」。
ほんのちょっとのヒントに食らいついた新聞記者さんが
時の経過と共にどんどん事の真相に迫って行き、まさに寝食忘れ東奔西走、
記者としての使命を全うすべく、大々的に公に発表するまでにこぎつける。
トム・マッカーシー監督の本作も、地道な新聞記者さんたちの
活躍を淡々と描きながらも力強い作品になっておりました。

あっちは、時の大統領がターゲットでした。
秘密工作暴いちゃって失脚まで持っていけた。

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今度のターゲットは、「教会」。
単に「教会」といっても、これは、カトリック教会ですね。
八百万の神しか知らない、というか、そもそも知ろうともしない多くの
日本人には、対岸の火事ぐらいにしか感じられない事件の映画化かも
しれませんが、観ておくべき映画であり、痛くない腹を探られるかのような
嫌悪感だってきっとあったに違いない大国のこれは恥部を堂々と世間に晒した
勇気ある度量を見せてくれた力作とも思います。
大バカ映画も作って持って来るけれど、こういう地に足付けたちゃんと
した映画もあちらさんは製作し続けて下さることが映画ファンとして嬉しい。

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記者チームが一丸となって着実にターゲットを追いつめて行く過程だけを
丹念に描くだけでなく、「バードマン」以来、いま再注目のキートンを
はじめとして他の俳優たちの真摯な演技は観ていて安心この上ない。
半世紀前、私が映画を観始めた頃を思い出して
もともとアメリカさんって、こういう題材をうまく切り取った映画を
沢山作れていたんだよなぁ〜 そんなこともふと思い返された秀作です。

♫ 題名から即浮かんだ曲。
  ジャズではありません。
  私の音楽ルーツは、そもそもロック。
  80年代は、まさに力任せのわが人生と並走するかのように
  彼らに代表されるヘヴィな重低音ロックを日々聴きまくっておりました。
  勝手に意訳して“部分照明の餓鬼”(意味不明)とか言って喜んでおり。(笑)




vivajiji at 15:33│Comments(2)TrackBack(1)clip!さ行 

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1. 映画評「スポットライト 世紀のスクープ」  [ プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] ]   2017年03月06日 18:58
☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年アメリカ=カナダ合作映画 監督トム・マッカーシー ネタバレあり

この記事へのコメント

1. Posted by 十瑠   2016年04月28日 11:01
姐さんのこの後の記事「アイヒマン・ショー」もそうですが、あちらさんは史実を掘り返してエンターテインメントにすることがお上手ですねぇ。
ナチスと手を組んでいた我が国はといえば、せっせとアニメの実写化に励んでいるばかりで、ちーとも観る気にさせるもんが・・・。
「アイヒマン」以上にこれは絶対に観るであります。
2. Posted by vivajiji   2016年04月28日 15:06

十瑠さん。

「大統領の陰謀」お好きな十瑠さんなら
きっと食指うごいて下さると思ってました。^^

>せっせとアニメの

わが子供たち大好きだった
「ルドルフとイッパイアッテナ」も
わざわざリメイクしたんですと。
毒蝮三太夫の、あの名調子と
独特のあの朴訥な絵柄が
あったらばこそのアニメなのにぃ〜(ーー);

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