2016年07月29日

AMY

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ごく若いうちからその歌声と圧倒的歌唱力はすでに老成しているとされ
天性の優れた賜物に恵まれ、不世出の英国女性ジャズ歌手と評された
2011年7月23日、27歳で夭折したエイミー・ワインハウス。
この間のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞獲得した作品。
監督は「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」のアンフ・カパディア。

きっと余りこの手のドキュメンタリーものなど観てない、そして
年齢のお若い方々がご覧になられると、
それそれはもう感動なされること必須な作品かと。
ま、感動にもいろいろありますが、
悲しいだの、切ないだの、もったいないだの、
どうにかならんかったのか、とか、
回りの取り巻き連中はいったい何してんだか、などなど、
ご意見、ご感想は、そう、人の数だけございましょうけれど、
こういう人生の場合やその結果に対しては
すべて、「後だしジャンケン」でしかないわけで。

ミュージシャン、俳優、画家etc・・・過去にもこういう生き方&逝き方
した方々は、それこそ国内外ごちゃまんとおりましてですな、
人間の闇や深淵方面、なぜにどうしてそうなるの?探索大大好物の私などは
観ました、読みました、ほんとごっちゃりと。(^^);

その言動を見れば、すでにお里は知れてて
あんましアタマッコも良くなく加えて賢くもなく、
しかし、
誰よりも、神懸かり的に歌がうまかった、その辺の娘っこ、
それが、エイミー・ワインハウスですよ。

歌だけ歌ってれば幸せだった。
愛する男がそばにいてくれればそれで最高だった。
しかし、彼女は人生を行き抜くすべをどこかに置き忘れた。
卓越した彼女の歌や名声だけが、
置いてきぼりを食った彼女の前をゆく・・・

止めても
止めなくても
こういった逸材は
大輪の花火のように
パッと咲いて
パッと散るんざんす。
それでいいんだと思います、「ゲイジュツ」なんぞやる人は。

彼女の逸話や関係者のコメントの挿入や編集がうまく滑らかで、
2時間強の上映時間もあっという間で映画的作りとしては優秀ですね。


余談。
前にも書きましたが、超有名人になると、どこからかワラワラと
あらわれるハイエナのような取り巻き、もちろん身内も。
生前も没後もどれだけ回りに搾取されたんだか。
結局は寄生虫だった彼女の男たち
田舎の母さんそのものの母親
彼女にどんだけ食わせてもらって養われたんだか
でっぷりと肥え太った父親。
その父親をエイミーはこよなく崇拝していたんだとか。
人生は皮肉。
でも、必見。

♫ 大ヒット曲だけじゃなく、エイミーのジャズナンバーも、
  ぜひ、聞いてみて。好みあるかもですが凄い歌手なのです。
 


vivajiji at 10:02│Comments(4)TrackBack(1)clip!あ行 

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1. ♪Me  [ つれづる十瑠 ]   2016年07月29日 15:17
 vivajijiさんのブログの最新記事で紹介されている映画「AMY」は2011

この記事へのコメント

1. Posted by 十瑠   2016年07月29日 21:35
エイミーさんは殆ど知りませんでしたが、確か亡くなった頃に豆酢さんが記事にされたように記憶しています。
「AMY」のオスカー受賞が実力通りだったとわかって、なにやら嬉しい気分に。

「♪Will You Still Love Me Tomorrow」の初体験は、キャロル・キングの傑作アルバム「つづれ織り」でした。シュレルズの頃はまだまだお子ちゃまでしたからね。

>好みあるかもですが

も少し、さらり系が好きです(お見通しでしょうが)。(^^)
2. Posted by vivajiji   2016年07月30日 07:57

十瑠さん。

>豆酢さんが・・・

ああ、彼女のところへも
最近はすっかりご無沙汰ですわ〜
エイミーの記事、彼女の緊密名文で
ぜひ読んでみたいので、これから探索。

そうなんです、エイミーのは完全に
好き嫌い分かれるとタイプの歌唱ね。
でもね、オンリーワンじゃないかと
私は感じるのね。誰もまねできない。

十瑠さんは前々からそのさらり系ですよね。
私の場合は年齢ですね。今は歌ってても
濃い系より淡白系のほうがラクですわ。(^^)
3. Posted by とらねこ   2016年08月19日 14:26
>歌だけ歌ってれば幸せだった。
愛する男がそばにいてくれればそれで最高だった。
しかし、彼女は人生を行き抜くすべをどこかに置き忘れた。

ホント、ホーンンっっト、そういうことなんですよねえ。
エイミー・ワインハウスは、いつでも自分らしく居ることの出来る素直な人だったんだろうなと。
もう見事に破滅的人生を地で行ってしまった人ですが、『Back to Black』の闇を見つめる深淵みたいな、情念の深さに結構グッと来ました。
歌の上手さばかりじゃなく、歌詞の深みにも凄くセンスを感じますよ。
4. Posted by vivajiji   2016年08月19日 17:21

とらねこさん。

>『Back to Black』の闇

この曲好きでカラオケで歌ってみても
あの野太い声と独特の節回しじゃないから
全く私じゃ味わいが出なくてガックリ。(ーー);

とらねこさん言及なさっていたように
たった2枚のアルバム・・・
自己表現も生き方にも貪欲さが希薄だったね。
歌っこだけ巧い単なるその辺のふつうの娘さん、
この世界に流されちゃったんだ、
やっぱりそんな気がする。

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