2017年03月31日

やがて悲しきミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」



いきなり歌いだすのが苦手な方々は別として
ミュージカル映画を観るとき、物語や歌もさることながら
私個人の好み基準としてダンスシーンが巧みであるか、
ただ巧みだけではなく歌と同じで観客をうまくのせるタイミングに
そう、その気にさせる間の取り方の優れたものを求めています。
冒頭動画↗︎に集約されていますように、過去に腐るほど優れたダンス
シーン観てますからね、やっぱり比べてしまいますよ〜

本作。
いかにも、振り付けられたように踊ってます感、
特訓したんです!わたしたち!
がんばったんです、歌も踊りもあれもこれも・・・

前作「セッション」でも感じた、この監督さんの作風、
スピード感あるように見せてはいるけれど
何か背後に重たいものを匂わせる独特の暗さが本作にも。

で、はたと気づいたのね。

あのハリウッドで成功する夢、目指すはいいけれど
彼ら、一流にはなれない二流の“もどかしさ”“悲しさ”を
ヘタウマの歌と踊りに反映させたんじゃないかともね。
してやったりの爽快さも不完全燃焼的エンディングだった前作。
今回も編集の妙にいつの間にか納得させられちゃった感のある長回し的エンディング。

で、私が思う
読む者、聞く者、観る者を一瞬にしてとらまえる要素、
本の1行目
歌の第一声
映画のファーストシーン
特に本作に於いて前評判の高かったあの車渋滞のオープニングシーン!
すんごく期待したけれど、なんか、モタついてるのよね〜
正直、後から見つけたこっちのパロディ動画のほうが
よっぽどうまくできていましたわ。↙︎



vivajiji at 12:43│Comments(11)clip!ら行 

この記事へのコメント

1. Posted by あんみつ   2017年04月03日 16:42
vivajijiさん、こんにちは( ^ω^ )
ララランド(←連ねて記載するとなんかマヌケ)ご覧になったんですね! 私は某ラジオ番組でラ ラ ランド公開記念「ヴァ ヴァ ヴァンダム特集」をやっていまして改めてジャンクロードヴァンダムの映画を主人と自宅で見ました(^_^)
普段あまり文句を言わない主人も「つまんねえ(;ω;)」と言ってました。
よくわからないコメントすみません。
2. Posted by vivajiji   2017年04月03日 18:14

あんみつさん。

「ヴァヴァヴァンダム特集」とな。(笑)
彼もちょこっとだけ全盛期ありましたね。
アクション系興味ないのでありますが
彼、老けたんだかお顔も変わって
覇気もなくなったような。
アクション系お得意の男性陣にも
不評であれば、ほんとにそれは
つまらん作品なのですね〜(笑)
3. Posted by 浅野佑都   2017年04月07日 19:59
 えー、ぼくは、スタンディングオベーションでしたよ・・もし、これが、ぼくの息子の中学のときの学芸会のステージだったら(笑)・・・。
この作品に限ったことじゃありませんが、映画を多く観てる人ほど反比例で評価が低くなるようなモノが多いですね、その逆が望ましいのに・・。。

>がんばったんです、歌も踊りもあれもこれも

ライアン・ゴズリングって本当に努力家で、想像力豊かで、少し変人で、遊びに対してもマジメなんだと思うのですが、この役は彼じゃないほうが絶対よかった・・。(彼は次回作が、アポロのアームストロングさん(この人も変人)の映画だそうですが)
エマ・ストーンのラストの歌も、レミゼのアン・ハッサウェイすら超えていませんでしたし・・。

 ジャズはあくまでも味付けであまりリスペクトが感じられませんでした。

vivajijiさんがアップされたような、MGM黄金期の圧倒的なダンスは、ヒールで踊ると足の豆を潰して血だらけになりますからね(笑)
映画の中で歌いながら靴、履き替えてるシーンも観たことがありますもの・・。
今の若い女優さんでは無理でしょう。

余談ですがロンドンの劇場で「ムーンライト」初上映の際、ララランドの冒頭の映像を20秒ほど流した後で、「大変失礼いたしました、ただいまより正式なアカデミー作品賞ムーンライトを上映いたします」と、やったそうです。
さすがは、彼の国ですね!

4. Posted by 浅野佑都   2017年04月07日 20:18
 渦潮で有名な徳島県の鳴門市にある、大塚国際美術館をご存知でしょうか?

かのボンカレーの大塚製薬会長の肝いりで造られた、展示作品のすべてがレプリカという巨大美術館で、高額な入館料にもかかわらず大人気だとか・・。

ルーブルやエルミタージュにも匹敵するほどの敷地に、大はシスティーナ礼拝堂からピカソのゲルニカやダ・ヴィンチの最後の晩餐、小は日本人大好きな真珠の耳飾の少女まで、千を越える作品ことごとくオリジナルと寸分違わぬ大きさの偽者ばかりです・・。

ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂といえば、クリスチャンの方は一度は目にしたいと思うようですが・・いえ、ぼくも怖いもの観たさの興味はありますけど(笑)

vivajijiさんの記事でちょっと、思い出したので・・。
5. Posted by vivajiji   2017年04月07日 21:18

浅野佑都さん。

一流になれず仕舞いの二人だからと
無理くりこじつけてみたりしましたが、
いや待てよ、もしかして〜と、監督さん
振り付け担当者のチョイス誤ったんでは?
だって、トニー賞などでのダンスシーンなどは
それはもう素晴しいのが目白押しじゃないですか。
現代でも巧い踊り手はいるわけで、主演二人だけ
ではなく群舞シーンだって、
やっぱり、振り付けが“鈍くさい”って。(笑)
ゴズリング、浅野さんのご指摘通りですね。
彼は、こういう一般受け狙いの作品向きじゃない
ほうで活きる男優さん。確かに特訓に特訓を重ねた
ようですね。でもこれは彼でなくてもいい。
あまり滑舌もよくないし寡黙なほうが合ってますね。
こう言ってますが「ステイ」から彼のファンです。^^

ほー、そういう貴重な美術館ですか〜
カトリックは何せ威風堂々な建築物こさえますからね。
クリスチャンと言ってもいろいろありまして
私はプロテスタント系で市民の公共施設を借りて
細々と毎週バイブルを学んでいるグループの
一員でございますの。
6. Posted by オカピー   2018年03月12日 21:39
弊記事までURL込みコメント有難うございました。

舞台と違ってミュージカル映画は、特に歌は下手でも良いと思わないではないですが、日本人はやはりミュージカル音痴と思います。

「ミュージカルと言えば、朗々と歌うが、本作では話すように」と仰る人がいて、昔のミュージカルを見ていないんだなあと思いましたねえ。
朗々と歌うのは近年のミュージカルですよね。舞台の映画化が多いので、どうしてもそうなる。踊りが専門のフレッド・アステアはレシタティヴ風な歌い方が多く、本作はそれを使ったのではないでしょうか。その癖「バンドワゴン」を引用していますが、実物を見ていないですよ、その人。

アステアとジンジャー・ロジャーズのコンビと比べるのは可哀想ですが、クラシックに作ると却って損をするという見本になったかもしれませんね。
7. Posted by vivajiji   2018年03月13日 07:52

プロフェッサーさま。

早い話が、「粋さ」に欠けるの本作。
鈍重とも感じましたが。
この監督さんの色なんでしょうね。
でも楽曲は素晴しかった。
今でもテーマ曲のフレーズが
脳内めぐりますもん。^^

好みと時代性もありますが、
アステアの歌ははっきり言ってヘタ。
でも、味がある。
巧いに越したことはないけれど
巧ければいいってもんでもない。
歌も“その人”。生きてきたように“歌う”。
アステアの律儀な歌い方に味があると
歌変遷の流れから私はそう感じます。

>見ていないんだなあ

「何でも50年くらいは続けてみないとさ〜」
どっかの本で誰かが言ってました。
私たちは今までとびきりイイもん
観せてもらい続けて来たのですものね〜
人は想い出の生きものだから、多大な至福と共に
いささかの落胆もセットでお引き受けね。(^^);
8. Posted by ブノワ。   2018年03月23日 05:50
jiji姐さんへ。
おはようございます。
この記事……見逃していました。
毎日〜チェックしているのに……。
超絶期待して観たこの「ラ・ラ・ランド」……。
スッカリ期待ハズレで肩すかし。
でも、世の中は絶賛の嵐で肩身の狭い思いをしていました。
何だか新しいものが全くないんですよねぇ。
振り付けも、あのスカート、ピラピラなんて、
今までに何回見たことか。「マンマ・ミーア」でもやっていなかった?
そう、鈍臭いのね。粋さが全く感じられませんでした。
結局、2人は成功するでしょう?そこも詰まらない。
ハリウッドをはじめ業界が絶賛するのは分かります。
成功する人なんてほんの一握り、
その人たちだって新人の頃は辛酸を舐めている……。
エマ・ストーンが主演女優賞?大甘ですね。
パロディはメチャクチャ面白かったですね!
アレっていつリハーサルしたの?(笑)
今年もアカデミー賞が終わっちゃいましたけど、
この年のjiji姐ベスト1はどの作品でした?

ブノワ。
9. Posted by vivajiji   2018年03月23日 08:05

ブノワ。さん。

おはようございます。
早い時間からコメント感謝です。
この映画、妙に軽い題名とミュージカル
という割には主役の二人に最初から??でね。
好ましくない予感があのファースト群舞から
丸当たり、観進むにつれて、はい、全当たり。(ーー);
こんなに心の中で「もっと、もっと、何とか」って
願いながら観た映画も珍しく、やたら、疲れまして。
長年映画鑑賞者ほど落胆が大きいようですね。
“楽しければいいじゃない!”という安直評価にもがっくり。
楽しさのレベルがちがうの。
で、きょうは皮肉屋ハネケの新作観に行こうかと思って
いましたが、悪寒と鼻水たらりで用心して自粛モード。
半魚人ラヴ映画は来週にでもゆっくり、
と考えていますが、期待作「ペンタゴン〜」も来るし。
雪も大半消えたし体調整えてと・・・・
あ、またクシャミだわ。^^;
10. Posted by ブノワ。   2018年03月23日 19:55
jiji姐へ。

実はこれ、初日、3日目、7日目……。
都合3回観たのです。自分の何かが足りないのかと思って。
確信しました、ただの凡作……僕の意見は間違っていないハズ。
ライアン・ゴズリングは好きなのですよ。
その点を大きく割り引いてもただの凡作です。
主演女優賞はエマ・ストーンの他の4人の誰でもいい、
彼女の受賞は多いに疑問です。
jiji姐と同じく、冒頭のハイウェイで「・・・・・・・。」
最後まで悶々として過ごしました(苦笑)
何て言うんでしょうね……一生懸命、稽古しました感ありあり。
しかも上手くない(苦笑)皆さん、どこがどうツボにハマったんでしょうね?
「タイタニック」を人生最高の傑作と評価する感覚と一緒?
要するに、観ていないんですよね、いいものを。

「ペンタゴン〜」どうでしょうね?
メリルさんは静かに静かに押さえた演技?
しかしこの10年で確か7回のノミネート……凄過ぎです。
半魚人はjiji姐のお気に召すかしらン?
お身体、大事になさってください。記事を楽しみにしています!

ブノワ。
11. Posted by vivajiji   2018年03月24日 06:43

ブノワ。さん。

往年のコーヒーCMですよ、
違いがわからない人は、やはりわからない。
文言ちがってたか。(笑)
100人いれば100通りの感想、
顔もちがえば考えもちがう・・・・

な ん で す け れ ど 、ね!(声拡大!)

ゴズリングやエマ・ストーン、「セッション」の
監督という旗ふりしなきゃ集客に結びつかないし
せいぜいの知識で彼らを観に来た(宣伝に惹かれて)
方々がおそらくエールを送っていると見られます。
旬のスターがそこそこのステップや芝居をすれば
もうそれでいいんですよ。(注:彼らはそこそこ
でもない。素人にペンペン草はえた程度だと私は思う)
「なんちゃってミュージカル」で今の観客は喜んで。
「なんちゃってボサノヴァ」
「なんちゃってジャズ」・・・・(^^);

>「タイタニック」を人生最高の傑作と評価する感覚と

「泣ける映画、教えてください!」
「すごく笑わせてくれる映画って?」
と、恥ずかし知らず鉄面皮の民は私に聞く。
不覚にも涙がこぼれた・・・
思わず笑ってしまった・・・
そういう作品がいい映画。
要は、観る志からして間違ってる。

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