先日のブルガリア戦で日本は何を得ようとしていたのだろうか?
ジーコ監督は試合後いいプレイはあったが、それがW杯の代表に影響するものではないと断言した。
つまり、メンバーはほぼジーコの頭の中でできているのだ。
柳沢が間に合わなかったときのFW枠を悩んでいる程度ということになる。
今回出場したFW陣はそれぞれの持ち味を発揮していた。
玉田は切り込みを巻は泥臭さを佐藤はウラをかく技術を見せてくれた。
その中でもやはりゴールを決めた巻は評価できるだろう。
フランス大会の時のように23人枠ギリギリをドイツに連れて行くのではなく、
25人〜30人ぐらいを連れて行き最終選考は向こうでやって欲しい。
というのも久保のコンディションが気になる。
そして、柳沢にしてもどこまで復調できるのかわからない。
本番でコンディション最悪の久保を使うぐらいなら巻の方が得点の可能性を感じる。
柳沢にしても復調しきれないなら玉田か佐藤の方がよほどマシだろう。
MFではほぼ当確と見られる選手が冴えなかった。
福西、小笠原は全くと言っていいほどいいプレイが見られなかった。
逆に当落線上にいる遠藤と阿部はいいプレイを見せていた。
普通の監督ならボランチ争いはかなり頭を悩ませるだろう。
長谷部は時間が足りずにアピールをしきれなかったが、
それでもこの試合においては福西よりよかった。
故障明けでW杯に黄信号がともっていた小野はさすがの存在感を見せ、
これで完全に黄信号は消えただろう。
DF、GKについては
ほぼレギュラーメンバーと想定されるスタメンにも関わらずらしくないプレイが多かった。
ここまで、安定感のあった中澤もとまどいがあったように思える。
そしてGK川口もミスが多すぎる。宮本との息が合わずあわやOGになるようなプレイもあったが、
あれをW杯本番でやったら確実に相手チームが走り込んで失点に繋がっていただろう。
ロスタイムでの失点など問題外。一番気をつけなきゃいけない時間帯に点を取られるのは
集中力が欠けていること以外の何ものでもない。
村井がケガでW杯絶望になってしまったが、おそらくジーコ監督にはそれほど気になることではないだろう。