SNSでお付き合いの無い方には突然の事かと思いますが去る8月26日(日)
ヴィヴィが癌のため虹の橋へ行きました。
インスタやFBでも詳細は書いていないのですが自分の中で気持ちの整理をつけるため
書く事にしました。長くなりますが書いてみます

夏場になった頃から疲れやすく帰宅するとたまに血尿をしていた
ヴィヴィ、今月初めに血液検査をしたところ肝臓の数値が異常に高く
精密検査が必要だと言う事で毎週の様にレントゲンやエコーCTスキャンで病理の特定をした結果
悪性の肝臓ガンでした。
最初のエコーの段階では5cmくらいと言われていたので
楽観的に思っていました。でもCTを取った後はその倍以上だと言われました(機器によって正確さは違うので元からそのサイズだったのかもしれないけど僕は1週間でそれだけ大きくなるんだと
思ってしまってはやく手術をしないと段々手術が難しくなると
思い焦っていました。
肝臓ガンは転移をしない癌らしいのですが
発見した時には元の10倍の大きさに膨らみ
かなり大きくまた場所も難しい場所にあり
大量の出血のリスクが伴い難しい手術でした。
手術をしなければいつか破裂してもう救えないかもしれない
だけど手術をしても成功してもそのあとの肝臓がうまく機能してくれなければ。。。。。
無理をさせなければヴィヴィは元気でした。
でもご飯と散歩以外はコの字型に横になり
見るからにだるそうでした。
便は最後の方はゆるい便もあるけどちゃんとした便も多かったです。
でも内臓は肥大した肝臓に押されて奥に追いやられていた様です。
常にお腹はパンパンに膨れていました。
だけど僕が仕事から帰宅すると飛び跳ねて抱きつき、吠えて
ご飯の用意をしていると元気に飛び跳ねて
ご飯の度に儀式になっていたクルクルダンスをしていました。
散歩に出ると言うと喜んで尻尾を振っていました
それでも以前の様なペースでは歩けません
今までの散歩のコースの距離を3分の1に減らしても
かかる時間は同じでした。
だけど笑顔で息遣いは荒いくせに
僕の顔を見上げて喜んでくれました。
手術をするかどうかすごくすごく悩みました。
いつ破裂するかわからない爆弾を抱えて
それでも少しでも一緒にいれるのがいいのか失敗してもしかしたら寿命を
縮めることになるかもしれないけど痛みを取ってあげて元気に歩ける様にしてあげるか


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もしそうでなくても少し楽に動ける様にしてあげるか
いや、介護生活になっても看病しつづけても隣にいてあげたかったから
見た目は元気にするから笑顔を見せてくれるから
その時間を1日でも長く見ていたいから
画像で見ても実際には開けて見ないと状況は分からないと
言うことでした。
僕はヴィヴィの強い運と生命力にかけることにしました。
土曜日に手術は可能だと病院から言われました
1週間伸ばしても状況は大きく変わらないかもしれないが
限界はそこだと言われました。
僕は一旦すると決めたのでそこは迷ってはいけないと思っていました。伸ばすとまた次の週へと伸ばしそうな気がしたんです。
そうすると手術を出来なくなる。。。もう延命を願うしか無くなる
それは嫌だった。15歳ならばそれでも良かった
体力的にもきついだろうしそこまで生きてくれてれば
覚悟も少しづつ出来ていた様な気がして。。。
だけでまだ10歳、10月にやっと11歳になる
この誕生日を迎えるだけを願うかあと5年、いや7年
生きてそばにいてくれることを願うのか決めたけど迷っていました。

そして金曜日、本来ならば手術の為に前日から預からせて欲しいと言われていたので

朝に病院に連れて行きましたがリスクなどの説明を受けもうその時点で涙が出ていた様で
先生から一旦預からせて頂き夕方にお迎えに来ていただければ大丈夫です

との提案があったのでその日は早退して迎えに行くことにしました。

その時にも明日でも延期するのも大丈夫ですのでと言われました。
それほど難しい手術だったんでしよう。

結局、連れて帰宅してご飯食べて散歩させて翌日の手術の為に
12時以降は絶食で翌朝9時には水も飲ませない様に
なので、、、ギリギリまで好きなおやつや果物をあげました。

ほんとはあげないアイスもあげました
ほんとは抱きしめて寝たかったけどいつもクールで抱きしめてもすぐに移動してしまうヴィヴィ、

なるべく普段通りにといかせたい様に廊下で寝かせました。

今、思えば無理矢理にでも抱きしめて捕まえておけば良かった。。。

無事、退院して戻って来たら今度は嫌がられてもなんでも一杯一杯
抱きしめて抱っこして甘やかそうと思ってました。

ドッグランに行くと僕が
一緒に走ると飛びついて来て邪魔をして走れなくなるので
僕はすぐに走るのをやめてしまってました。

喜んで跳ねて吠えて飛びついてるだけなのにゴメンね。。。
クールじゃなくてシャイな子だった
アランが『僕が僕が!』って主張するからいつも一歩引いて譲ってあげてた
散歩から戻って喉が乾いてるだろうにアランに先に飲ませてあげてた。

とてもとても優しくて出来た子でした。

そう、それはパピーの頃からうちにきたときから
1度もトイレの失敗もせず終わったらおきにいりのおもちゃを抱いて
自分のスペースにそして寝るときは自分のケージに自分から入って眠ってた。
ボールも自分から遊んでと持ってきたことはなかった

でも遊んであげると喜んで

叱った事もないとてもいい子でした。
アランが来て少しは対抗心からなのか自分からも主張する様になって甘えてくれる様になった

抱っこやキスされるのは苦手で逃げるけど
僕が座っていると膝に顎を載せて撫でてもらうのが好きなのかそこではじっとしていた。

僕がベッドに座っていると膝の上に顎を載せて
僕が寝ている時は脛に顎を載せて少し寝て
でも、夏場は暑いのかすぐに移動していて
気づいたら定位置はいつもフローリングの床でした。
冬は少し寒いのか近くにいてくれたけど。。。

お休みでたまに昼近くまで寝ているときは
朝になっても起こさずお腹が減っても
僕が起きるまでずっと待っててくれた。
僕は甘えてくれないのが寂しく不満でした
もっとやんちゃでわがままで甘えて欲しかった。。
でも違うんだよね
僕がいっぱい構って一杯撫でて触って
遊んであげれば良かった
甘えん坊にすれば良かった
そしたら異変にももっとはやく気づけたのに。。。
後悔ばかり自分を未だに責めてしまいます。。。
色んなところに行けて楽くて幸せだったと言う言葉を頂く事が多いのですが
辛いところを無理させてしまったのかと言う後悔もあります。
1年少し前から以前に骨折した影響か
足が悪くなり疲れやすくなったヴィヴィ
今年の暑さもあり疲れやすく伏せてしまうことが多かったので
無理はさせないように気は使っていました。
年齢もシニアですしそう言う複数の要因があるせいで疲れやすくなっているのだと思っていました。
ただ6月頃から遠出をして帰宅すると血尿が出るようになり
その度に病院に行き尿検査などをしてもらって前立腺が悪い可能性があるから
去勢をすると改善するかも知れないという言葉を聞かされ考えている最中に
アランが脱臼してバタバタとしていて落ち着いたらそちらも考えようと思っていた
矢先でした。
手術当日、ヴィヴィはいつもはおとなしく先生に連れられて
診察室に入っていったのに少し嫌がり戻りたそうにしていました。
その姿がいまだに目に焼き付いて離れません。



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『やっぱり手術は1週間伸ばして連れて帰ります』って言えばよかった。。。

手術が必ず成功して家に戻ってくると信じて疑わなかった。。。

そのあと、アランを連れて新宿の市ヶ谷亀ヶ岡八幡宮にお参りして
病気快癒のお守りと普通のお守りを買って
帰宅してから近所の神社何件もはしごして願いました。。。
自分の寿命を分けてもいいからヴィヴィを生かして下さい
そう願いました。

手術開始は1時、電話が無ければ手術は順調に終わり5時頃電話をかけて
確認してくださいと言われていました。
ところが3時に電話が鳴りました
病院からでした手術は順調ですが思ったより腫瘍が大きくかなり障壁を
圧迫していて血管に近くかなりリスクも伴う手術になりますがどうしますか?と
少し悩んだけれど開腹された状態のまま長くは待たせられなかった
続けてくださいとお願いしました。
それから僕には途方もなく長い長い5時間が始まりました、、
ただ待つだけの何も手につかない時間、、、
8時に電話がなりました。
手術は終わりました、、が出血がひどく壁がぼろぼろで縫合出来ない状態で
病院にあるったけの止血ガーゼやテープ(普通のものではなく体内用らしいのですが)を使って止めましたが完全に止まるかどうかわからず
貧血がひどく唇や舌は真っ白な状態で
そして7時に手術は終わったがまだ意識は戻らない状態とのことでした。
今から病院に来れますか?という事でした。
その時はほぼ覚悟はしながら涙をこらえながら運転して病院に向かいました。
病院に到着して少し待たされて手術室に案内されて。。。
意識は戻り目が開いたヴィヴィが横たわっていました。
先生の話では僕が到着する少し前に目が覚めたようでした。
ただ眼はうつろで一点を見つめていました。
ヴィヴィの前足を握って血行が良くなるようにさすったり声をかけたりしました。
気のせいか少し熱が戻った様な気もしました。
今日、明日が山ですと言われました
付き添う事は出来ないですか?と尋ねましたがそれは難しいという事でした。
人間ならば出来るのにどうして出来ないんですかね、、、
24時間介護でナースがついている訳でも無いのに、、、
それでもとりあえず意識が戻ったので一度家に戻る事にしました。
翌朝9時30分からは面会が出来るという事で。。。
それから眠れない時間を過ごしそれでも横になっていると
明け方頃、いつもすねに顎を乗っけたりした事の無いアランが
僕のすねに顎を乗っけました。
それはヴィヴィのいつもの仕草の様に感じました。
とても嫌な予感がしました。もしかしたらヴィヴィがアランの体を借りて
お別れを言いに来たんじゃないかと、、、その思いを振り切りウトウトしかけた
朝8時、鳴って欲しくない電話が鳴りました。
病院からでした。ヴィヴィが亡くなったという知らせでした。
先生が何時間かおきに様子を見に行ってくれていて3時の段階ではまだ
うつろではあったけど息をして頑張っていたヴィヴィが6時に見たときは
亡くなっていたと、、、硬直も始まっていたから5時頃ではないかと
やはりあの時、お別れを言いに来たんだなってその時に思いました。
目覚めてくれたのは最後に会いに戻ってくれたんだね
最後まで優しいとてもいい子でした。
あれから一週間が経ち葬儀も済ませた事で一つの区切りが自分の中で
つくようにはなりました。
いつまでも悲しんで落ち込んでばかりいたらそばにいる
アランが可哀そうだと思う様になりました。
大好きなお兄ちゃんを亡くして寂しいのはアランも同じ
いきなり一人っ子になってしまったので戸惑っている様に感じます
すぐには無理ですがやはり一緒に暮らす子を探そうと思う様になりました。
やっと前を向いて進める様になりましたが
喪失感と心に空いた大きな穴はまだまだ埋められそうにありません
でも今は生まれ変わってそばに来てくれると信じています