2009年06月

2009年06月27日

The Ray Mann Three / s.t

ちょっと前のリリースになるんだけど
あんまりにも個人的ヘビロテ曲なので、コレ。

3曲目の『feels so good』が神がかっている。
ギター、ベース、ドラムのみ。
これ以上スカスカにしようがないファンク。
脂取り紙エンドレスのようなギトギトファンクではなく、
ガスバーナーの青い炎っぽいクールネスファンク。

薄ーい音量で、本とか読む時に聴き流せる音楽。
でも音量上げるとギンギンだぜ。
って音楽はいくらあっても困らないもんで、
アルバム全体としてはそんな感じ。

でも『feels so good』だけはガチで名曲。
「けいおん!」観てコスプレのために
フェンダーの左利きベース買いに行く
輩たちには絶対理解できないであろう
ドス黒っぷり。

LEFTIES SOUL CONNECTIONとかThe New Mastersounds
とかのクラブよりのファンクに飽きてたので
これからもすげー重宝しそう。


NERI

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2009年06月23日

Dirty Projectors / Bitte Orca

いやー、ほんと素晴らしい。

2007年に出た前作が、昔聴いたボヤっとした
記憶だけを頼りにBLACK FLAGの『DAMAGED』
を再現するというトンパチにも程がある
内容だったにもかかわらず、
個人的にその年一番聴いたアルバムに
なってしまったこのバンド。

それだけにハードル上がりまくりの
なか聴いたのだが、やっぱ半端ねーわ。
天才だよ。

ジャズ、ハードコア、ファンク、といった
エッセンスはもちろん、その他にも多国籍感満点の
雑食性を図抜けたリズムの面白さでポップミュージック
に仕立て上げるセンスは最近のブルックリン勢の
なかでも飛びぬけているように思う。

この前観たAkron/Familyよりもぜんぜんこっちだなー。
つーかライブが1時間以上押しで始まったのが
良くなかったのかなー。客、みんなイライラMAXだったなー。
前座いらなかったよなー・・・。

[4](曲目)→[5]→[6]の張りつめたテンションの後の[7]の脱力
っぷりが楽しすぎ。
[9]のメロウな締めも完璧。

あれ?国内盤7月に延期になった?
なんでだよー、もう。


NERI

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2009年06月09日

自分がどんな世界に生きているのかを知りたい、という好奇心を商売に

テレビの影響力というのは
他のメジャーなメディアとは比べ物
にならないくらい大きい。
というか、大多数の人々にとって
テレビに映らないものは世に存在していない
のとほぼ同じと言ってしまってもいいと思う。

それをふまえてこの2つの作品を
読んでどう感じるか。

FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 3 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 3 (ヤングガンガンコミックス)
著者:太田垣 康男
販売元:スクウェア・エニックス
発売日:2008-11-25
おすすめ度:5.0
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『MOONLIGHT MILE』の太田垣康男が原作の
ゲームを題材としたマンガ。
この話のなかでは隣の晩ゴハンくらいの近さに戦争があり、
これがまたもう、ありえないくらい簡単に人が死ぬ。
脳みそやら内臓やらがあっさりと飛び散る。
でももっと恐ろしい光景は、そんな世界
は絶対に自分の隣にはやってきようがない
と信じて疑わない人々の描写だったりする。

傑作だったゲームに負けない戦闘シーン
はもちろんだが、
そんな地獄のような光景を嬉々として
報道する狂ったカメラマン、犬塚の存在が
このマンガの肝。
不思議の国のアリスのウサギのような
狂った男の視点が、何よりも伝えなければ
いけないことであり、実際に
メディアとして機能しているという
点が面白い。



この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈上〉この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈上〉
著者:白石 一文
販売元:講談社
発売日:2009-01
おすすめ度:4.0
クチコミを見る



世界の貧富の差の実態をさまざまなデータや著書など
を引用して読者につきつつける長編。

というと堅苦しいが、
癌患者であり、雑誌編集長である主人公が、
記事として扱った汚職事件にグングン巻き込まれて
いくドライブ感、お得意の勃起必至SEX描写、
などストーリー自体に
おもしろく引き込まれるので読みやすい。



”知らないでは済まされない事がある。”

この2つを読んだ後の
この感情を今現在、高視聴率
をとる番組から感じることはない。


この2つの作品は娯楽としてすごく
面白いと思う。
そして人の生き方に決定的に
影響してしまうようなメッセージ
を読者に突き刺す。
でもマンガや小説は限られた
人しか見ない。
やっぱり限界がある。
安いもんでもないし。

雨トークとか深夜のさまーずの番組とか
否定するわけではない。
自分もいつも観てパンツにウンコつく
くらい笑ってるし。
でも、やることはやろうよ、テレビ。
へたすると北海道とか沖縄とかよりも
近いところで、核実験してる国があんだしさ。
NHKしか見ないっていうほど
まだ大人にはなれないし、
というか民法が好きだし。
他人事じゃない事実で
食わず嫌いの激しい視聴者を
違和感なく楽しませる。
日本の”魅せる”センスの梁山泊として、
やれんのか。


NERI

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2009年06月02日

the HIATUS / Trush We'd Love


この文を書く前にもしかしたら、と思ってもう一回聴いて
みたんだけど、もう二度と聴かないと思う。

初めは音圧にグッときそうになるが、
ありがちな無駄にドラマチックなピアノにうんざりする。
楽器同士のゴツゴツとしたエゴのぶつかり合いもない。
ふわっとしたサビにいたってはキュートさの欠片もない。

それにしたって今さらピアノエモって!
このフレーズ自体使うの何年振りだよって話だよ。
お願いだから時代を戻すことだけはやめてほしいんだよ。
『ELEVEN FIRE CRACKER』から感じられ始めた
村上春樹臭のする閉塞感になんたらJAPANとかいう
雑誌は「大好物!」と言わんばかりに食いついた。
結局この雑誌は≪闘争の〜≫とか≪反抗の〜≫とか
かってにジャンルとしてくくって10代の
リスナーの弱みにつけこむ。
そうして持ち上げたバンドは
変な宗教まがいの商法で夏は原発の放射能の
軒下のような公園で、年末は中国にパクられ放題の
ネズミの国のとなりの倉庫で催される資金集めの祭
の祭主様にしたてあげられる。



SUPERCARやSMASHING PUMPKINSで骨身に染みたが、
失ってはいけないバンドマジックというのは確かにある。
ELLEGAEDENはまさにその典型だったと思う。
今まで色々なバンドがどんなに願っても手に入らなかった
突き抜けたポップネスと際立ったメンバーのキャラと
消えないライブハウスの匂いが同居する
稀有なパンクバンドだった。
『RIOT ON THE GRILL』を初めて聴いた時は
近い将来、このロック後進国、日本に 
”世界にひとつだけの花”級のセールス力を持った
パンクロックを響かせてくれると疑わなかった。

このメロディーメイカーはそのマジックを
捨ててしまった。
アジカンもストレイテナーも足元にも
及ばないメロディーを作る才能があるのに。
桑田圭祐や松任谷由実と同じくらいの才能
があっても、そのマジックがなければ
ジャニーズとなんも変わらない。


レースから降りたんなら、さっさとそこをどけ。
大阪からはidolpunchばりのトラッシュハードコア
からスタートしたSPUNKYがハードコアの
市民権の底上げという野心をもって
メロディーという武器を磨きつつある。
横浜ゲットー代表、サ上とロ吉は日本の
The STREETSとなるべく、B-BOYとニートの
垣根を破壊し始めている。
グッドメロディーという正攻法で正面突破を
試みるTOTALFATがいる。

安心して降りてくれ。
 

NERI

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vmjstyle at 21:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック NERI | 国内ROCK
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