2010年02月

2010年02月28日

間接的に伝わる感情

森見登見彦の作品でまだ読んでなかった
のがあったので読んだ。

森見登見彦 / 「恋文の技術」


一方的な文通形式でつづっていく不思議な形態の
小説で、終盤の仕掛けにちょっと胸がほっこり。


その中で、主人公の親友(小松崎)の彼女が家庭教師をしている
小学生(めんどくさい・・・)が、その家庭教師に恋を
してしまう。

小松崎に嫉妬するその小学生に対する主人公の
手紙にかなりグッときた。

以下、本文抜粋。

〈コマツザキくんはけっして「すごくえらい」人ではない。
 ハンサムでもない。マシマロみたいにふわふわしているので
 運動神経もあまりよくない。きみより走るのはおそいかもしれない。
 でもコマツザキくんはコマツザキくんなりにいっしょうけんめい
 になるもともあるし、やさしいところもあります。
 それもまた、きみには見えていないところです。
 そういうところをマリ先生はよく知っているのだと思います。

 
 きみは「コマツザキくんは自分よりも年上なだけだ」といいますが、
 それはだいじなことですよ。きみがどれだけがんばっても、
 きゅうに大人になるわけにはいきません。コマツザキくんも
 お湯をそそいでふくらませてマシマロになったわけではない。
 彼もじりじりじりじり、ゆっくりマシマロ、いや、
 大人になったのです。〉



子供に諭すように語りかける文面から親友に対する
感情が溢れている。



「頑張ればきっと大丈夫」的な脳みそのシワゼロな歌詞ばかり
のJ-POPを作る人たちにはこの優しさの染み出る文を
500回くらい読ませたい。


NERI



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2010年02月25日

続きは、それはまた、別の、話。

どうしてもどうしても続きが読みたい漫画
というものがけっこうあって、最近だと
「セクシーボイスアンドロボ」がそんな感じだった。


その続きどうしても読みたいリストに今週
2冊もいきなりノミネート作品が。

衿沢 世衣子/ちづかマップ




山田 秀樹/山田秀樹短編集 とある女子大生の日常にみる




「とある〜」のほうは短編集で、その中の表題作が
そのリスト入り。


どちらも中毒性高いっすよー。

リピート率が高いというのは、何回読んでも新しい
発見があるということももちろんある。
でもそれよりも同じストーリー、同じネタなのに
何度見ても面白いし何度でも味わいたくなる普遍性が
あるという事が重要。

それは音楽でも同じで、最先端の音楽でも芯があるもの
じゃないと結局は消耗品で終わってしまう。
まぁ、消耗品にはそれなりの存在価値もあって
時代をちょっとだけ変えたりするのもそんな
曲だったりするんだけど。




「とある〜」の方の4ページの短編
『おでこコンプレックス』もかなり好き。





NERI



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2010年02月22日

バラモンの裁き

CMですげー気になってたんだけど、これ。


気持ち悪いにもほどがあるっつーか・・・。

オフィシャル
でも見れるんだけど、ヘラクレスとダンゴムシはリアルすぎ。

わんぱくでもいい、たくましく育ってくれれば
ってノリで親が買ってあげるのだろうか。

それとも来るサバイバル時代に向けて
子供に抗体を作らせる為の政府の陰謀??





いやいや。
断言しよう。

これはバラモン兄弟のたゆまぬ食虫布教活動の
たまものなのだ。

週プロに無視されながらも3年も続いてる
「大バラモン展」の影響が確実に出ているのだ。


以降衝撃映像のため注意!



続ける事に意義が有る。

って言ってて今年は虫じゃなくて海産物だったみたいだけど。
虫、金かかりそうだしなー。


NERI





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2010年02月21日

続・Modularが斬る

オーストラリアのModularレーベルといえば
Cut CopyとかLady Hawkeとかシンセポップ
というかエレポップで滑り知らずという印象。

Wolfmotherという大例外を除けばの話だが。

そんなModularからうれしい変化球というか
変わり種というかなバンドが登場。

Jonathan Boulet / S.T


値段が今のところクソ高い。
インターナショナル盤じゃないのかな。
でもこれくらいのレベルならそのうち国内盤でるっしょ。

とかいっててCut Copyとか1年くらい待たされたっけ・・・。


とにかくポップ濃度高すぎ。
ブルージーな曲からいきなりMIKAばりのカラフルポップ
に飛んだり、日本人の琴線に触れそうなドライヴィンな
ASPARAGUSみたいな曲から最後はアフロビートまで。

こんだけ知識詰め込んでるのに、喉越しはスッキリ。

これはリピートしそう。

お気に入りはこの曲。


つい1週間前位のライブっすね。
良い時代だ・・・。

1回聴いただけでここまで引っかかるのって
メロディーがしっかりしてるからなんだろうな。
オーストラリアという土壌はビージーズの昔から
大陸的な美メロを作る血統があるのだと思う。

そこさえブレなければAC/DCみたいにリフモンスターになっても
カイリー・ミノーグみたいなポップスターになっても
アーティスト性と商業性のバランスがかってに取れるんだろう。


それにしてもModularは次から次からよくもまぁ。
昨年ユニクロとコラボしたTシャツもかっこよかったし。


NERI

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2010年02月18日

カタルシス

これ、きたなぁ。

カネコアツシ好きな人だったら鼻血もんだろう。



ゾンビものはひたすらに無意味を重ねて
その奥に光を見つけるカタルシスがすべて。

圧倒的な物量(ゾンビ)のプレッシャーと
原因をひたすらぼやかすことによる不安感。

そんなゾンビ黄金律を時間軸をズラしつつ
展開させる。

んでもってめっちゃ欲しいところでアメコミ的
見得をバシッとキメるキャラ。

自分の好み全部入ってる!!


こういうパニックものは一回しか読む気に
ならないものが多いけど、これは時間軸
切り刻んでることと人体の破壊描写の見事さ
で何回でも読める感じ。


映画化しねーかなー。


NERI




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2010年02月15日

しあわせってなんだろう

昨日はみちのくプロレス@新木場から
下北に移動して深夜からスタートの
Black Lips と曽我部惠一の対バン。

翌日もフツーに仕事なので我ながらかなり
タイトなスケジュール。
というか今週は半分も布団で寝ていない・・・。


みちプロは野橋が太郎に改名してから初生観戦。

・・・こんなにヒールに向いてたなんて!
しっくりきすぎでしょ。
日向寺とか拳王とかと対峙した時に絵的な説得力
がハンパない。
九龍がヒールとしてグッと締まった感じがする。

野橋の試合のあとハヤトが

「9番目の九龍は今日ここにはきていない。
 でも8番目が野橋、ということは・・・解るだろ?」

とコメント。
ってことは、人生???
正規軍足りなすぎじゃね?(笑)


下北沢に移動してマックで時間つぶし。
3人集まって、日付変わってから下北沢THREEへ。

超満員なんですけど。
このイベント決まったの3日前くらいなのに。

酒買ってたら、もうBlack lips始まるみたい。

これがもう最高なんすよ。
とりあえず過去のライブこんな感じ。




演奏ウマイとかヘタとかじゃないんすよ。

”みんなのバンド感”なんすよ。
毎週末近所でやってて欲しい感じ。

日々の嫌な事をごまかさずに嫌なまま受け止めてくれる
というか、観ているとズルムケにさせられるというか。
この全能感はリバティーンズ以来かも。
よほどのことがない限りは今年のベストライブかなー。

アンコールなしでダラっと終わったあと
飲んで笑う。


そんなこんなしてるうちにソカバン開始。

こちらもLipsに影響されたか異常にアッパーモード。
いつもどうりっちゃぁいつもどうりだが、
笑顔笑顔で埋め尽くされて終了。


その後、5時すぎまでだらだらと飲む。

まぁ、楽しいわ。
ほんとたのしかったんす。

人のパーティー話なんて聞きたくもないだろうけど、
たのしかったんです。


体力的にはきつかったけど、行ってよかった。

安い酒でも、あんだけウマイ酒になる
魔法がたしかにあそこにはあった。


NERI











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2010年02月12日

持たざる者

昨日はDDT@後楽園。

とにかくメインの石川vsディーノのKOD戦が
大注目された興行。


その他の試合だと、「マイケルの証明」と銘打たれた
査定(?)マッチがかなりカオスな感じ。
マイケルの見せ場になるたびになんだかんだで邪魔される
ユニオン的な展開。
最後には正月に続き松野さんまで登場。

この試合、とにかくマサ高梨のマイクが絶品すぎ。
アジり、笑い、プロレス濃度、どれをとっても業界
トップレベル。
なんか安心して聴いてられるマイクっていいな。


ケニブシの試合はちょっとイマイチ。
飯伏の体調がホント悪いんだなという感じ。


三四郎・澤がKODタッグに挑んだ試合は、
途中三四郎がトップロープから落ちたときに
ヒザを負傷するアクシデントがあり、澤のローンバトル
が長く続く展開に。
かなりすごいテーピングだったので、今後に響くレベルの
怪我かも。

なんとか三四郎復活して、最後は澤がイラブーパンチからの
卍でベルト奪取。
かなり盛り上がった。
澤がベルト巻いてるの、感慨深い。



そしてメイン。

序盤はディーノがひたすらグランドで固め続ける展開。
たぶん、10分くらいは攻め続けてたと思う。

力技で抜け出した石川がその後はパワーで圧倒。
要所で決まるヒザが遠目から観てもすげー破壊力。

試合前の高梨のフリで「石川はディーノのタイプじゃないから
男色殺法は使わない」的なものもあり、この日のディーノは
正攻法ぎみ。

終盤、ホモイエ炸裂させてからのゲイドウクラッチは
決まらず。
その後怒涛の攻撃。
タイツを3枚脱いでの3連続ムーンサルトでもきまらず。

男色ドライバー、男色デストロイをかわされたあと、
石川、まさかの逆キッス。
ディーノがふらついたところで石川がいつもの
ハーフパンツ脱ぐとその下にはまさかの
メンズ姉さんタイツ(笑)!!

またまた掟破りの逆男色ドライバーからスプラッシュマウンテン
で3カウント。




この試合はディーノが勝つ目というのは限りなく少なかった
試合だと思う。
ディーノが勝つにはもの凄く大きなギミック、石川が
何かを諦めざるを得ないようなギミックが必要だった。
でもその一線というのは越えるとマッスルの領域に
入ってしまいかねないもの。
男色ディーノというレスラーはマッスル的なものとは
近いようできちんと距離を取っているレスラーだと思う。

だからこそのガチなグランドの展開だったし、
かなり無様なムーンサルトだったと思う。

結果的には「ディーノ」的な「持たざる者」としての
プロレスの試合にはならなかった。


そして逆に一線を越えたのは「持つ者」、石川のほうだった。
その意味ではディーノの勝ちとも言えるかもしれない。
石川はディーノの土俵で勝負と試合、どちらにも勝つには
あれしかなかったと思う。

試合のトータルパッケージとして見れば最高のものだった。




でも、でも。

ディーノならその一線を越えないでベルトを勝ち取る
何かを見せてくれるんじゃないかって期待してたんっすよ!!

贅沢な話だってわかってるけど。
ディーノだからこんなわがまま言えるんだけど。


両国までは時間ある。



もしディーノが両国のメインでKOD戦やるんだったら
自分は今年のフジロック諦めます。



NERI

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2010年02月10日

描かずにはいられない事

週刊誌、月刊誌など頼まれてもいないのに日々
腐るほど漫画を読んでいる。

週刊誌で描いてる人などは世間一般で言う「勝ち組」
なのだろう。
その狭き門を通過したのは凄いことだし、才能もあるんだと思う。

でも「これが描きたい」というゆるがない芯を持った
漫画というのはそうあるものではない。
人気稼業ゆえの、読者への媚びや妥協があからさまに
感じられる漫画は3ページくらいで腐臭が漂ってくる。

そんな日々で、こういう漫画に出会えるという事
がどれだけ救いとなることか。

『ムルチ』/ 三隅健




はっきり言ってこの漫画家より絵のうまい漫画家
なんてそこらじゅうにいるだろう。
今まで読んだなかでもかなり下手なほうに入る。

でもそんなことはこの漫画の前ではなんの問題にもならない。

この一冊の中のすべてのコマから伝わる「衝き動かされる」感。
勝ち負けなんて関係なく出さなくてはいられなかった
不器用な猫パンチ。

ディズニーやジブリの根底にあるものと
同じ熱がここにはある。

この漫画達が一冊の作品となったことに
すごく感謝したい。
IKKICOMIX rareシリーズ、ありがとう。

NERI





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2010年02月05日

育児漫画事情

入江亜季と志村貴子と宇仁田ゆみのいいとこ
どりのような漫画。


そう書くとけなしてるみたいだが、そんなわけでもない。

絵がものすごくうまくて、それだけで持って
いかれる感じ。

”ゆうた”のこのキャラ作り上げた
時点で勝ちかなぁ。

ズルイ。

でも登場人物それぞれのドラマがどれも
中途半端で一冊でまとまりきってない
のが残念。





最近は、育児というか子供との共存を描いた
漫画が、まぁ、ボコボコ出てくる。

ざっと思いつくだけでも、『マイガール』、
『うさぎドロップ』、『よにんぐらし』(連載終了)
『flat』、などなど。

エッセイに近いものとして『ママはテンパリスト』、『毎日かあさん』
もある。


こうして並べてみても、『ママはテンパリスト』、
『毎日かあさん』は他を10馬身くらい離して
いるように感じる。

西原理恵子、東村アキコ、二人のフィルターの屈折率が
いかに特殊かという話だ。

子供は当たり前にかわいいという前提の前に
子育ては圧倒的に辛いという大前提。
それが子育て経験ゼロの自分にもアバターに
憑依したかのように体感できる。
しかも大爆笑しながら。



でもそんな漫画たちとはまったく違うベクトルの
子育論の”ジャンルそのもの”になって
しまった『よつばと』は改めて怪物だ。

だって、自分たちは、よつばに”共感する”ことすら
できないもん。

だって、よつばは”自由”という、実際には目に見えないし
言葉では説明できないものを具現化したものだから。

『よつばと』という漫画の存在は奇跡に近い。


NERI




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2010年02月03日

NAPSTER1月27日アップ分コメント

デルフィックはアップされず・・・。


Ke$ha / Tik Tok
NERI「こりゃーアルバムもきたいできないなー。」(15)


Gorillaz / Stylo
アルバムからの先行カット
NERI「アルバム早く聴きたい。待てないから全曲
   ストリーミングやってくれ。すぐ。」(80)


Charlotte Gainsbourg / Irm
BECK全曲書き下ろしの注目盤
NERI「フォーキーでエッヂーなトラック。丁寧に作った
   のが伝わるスルメというかアタリメ盤です。」(73)


Stereophonics / Keep Calm & Carry On
7枚目。
NERI「まぁ、無難な感じ。4曲目が好き。」(70)


Hot Chip / One Life Stand
4枚目
NERI「自分はこの変化はアリ。柔らかくなった、というか
   カット・コピー化したというか。」(78)


Joan Of Arc / Joan Of Arc Presents: Don't Mind Control
シカゴ・インディーコンピ
NERI「かなり聴いてる時間が至福。どインディーという
   感じではなくティム・キンセラのフィールターを
   通した”インディー”というくくりなんだろう。
   音楽性の違い関係なくシカゴの空気感伝わる1枚。」(83)


Rob Zombie / Hellbilly Deluxe 2
あの名盤の続編。
NERI「前作の激渋路線からはやや復活。だがいかんせん
   ラガマフィン復活とまではいくはずもなく・・・。」(71)


Number One Gun / To The Secrets & Knowledge
名門(今はどうなの?)TOOTH&NAILからの3rd。
NERI「SAOSINをマイルドにしてさらにエレクトロ風味を
   一つまみ。もっと売れていいと思う。」(76)


White Rabbits / It's Frightening
ブルックリンの6ピース
NERI「ブルックリンにしてはオーセンティックなバンド。
   声のしゃがれ具合がかなり良い感じ。」(72)


Paucker / god has gone on holiday
ドイツのSSW
NERI「ちょっとジェイソン・フォークナーっぽい。」(70)


Fucked Up / Couple Tracks Singles 2002-2009
レアトラック集
NERI「やっぱ好きになれない。初期パンク聴いてた
   ほうがいいかな。」(54)


detroit7 / FRESH
ゲスト多数参加の企画(?)盤
NERI「かなーりダンサブル。ブンブンサテライツみたい。
   だったらブンブンでいーかな、と。」(62)


Yuka Honda / Heart Chamber Phantoms
6年ぶりのソロ
NERI「地味・・・。」(50)


SKUNK HEADS / ANTI-HERO
EPなど経てついにフルアルバム
NERI「ギターをフィーチャーしすぎて逆に平凡なイメージ
   になっちゃてる。もっとダブステップに接近できてたら
   評価ぜんぜん違ったと思う。」(63)


haiiro de rossi / True Blues / Blues Of Blue Ep
10曲入りシングル
NERI「もうシングルじゃなくていいじゃん・・・。
   ジャジーな曲で始まった時点でナシ。
   ジャジーじゃない曲はそれなりだけど、
   それでも1曲目からテンション下がりまくり。」(30)


キース・モリソン / スパルタンX
NERI「フルで聴いたの初めてかも。良い曲だなぁ。
   三沢が育てた曲だもんな。あたりまえか。」(80)

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2010年02月02日

本の本

この漫画、やばい。
年始(?)早々年間ベスト候補。

あれ?アフィリエイトがうまく見つからん。

これ。

『白い本の物語』/ 重松成美 (小学館)
4091790658


これデビュー作!?
しかも前篇書き下ろし。


かな〜りオノナツメからの影響が強そうだが、
初めはみんな模倣からはじまるんだしね。

模倣も極めればマッスル坂井みたいなバケモンに
なるわけだし。

話それた。


あまり多くないページ数の1冊の中でものづくりと
他人を尊敬する心と友情が絶妙の平熱さで描かれている。

最初の20ページくらいで「やおい?」と思ってしまった
が、そんなことはなく純粋な友情に終始。(してると思う・・・。)



自分が漫画を評価するポイントとして、
「クリエイティヴィティが刺激されるか」
というのがけっこう重要だったりする。

昨年だと、『乙嫁語り』がかなりそのポイント高かった。

この漫画の場合だと、この1冊読んだ前と後で本に対する
愛着が確実に変わるという点がその評価に値すると思う。


柔らかい描写ながらボッシュとルイ、ふたりの職人のとしての
誇りは力強く伝わってくる。



巻末に載っている3人それぞれの4コマ漫画も
それぞれの個性を描ききっていてボートラとして完璧。


まぁ、リュカが単純にかわいいのでそれだけのために
読んでも損はないと思う。



この漫画は 「IKKICOMIX rare」というレア&コアな
漫画の発掘シリーズのうちの一つみたい。

IKKIのサイト
でこれから出る漫画が紹介されている。

このシリーズかなり当たりの予感。


NERI





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