2010年04月

2010年04月30日

心の隅に置いてある事

マイノリティーの存在を常に意識するのと
しないのではその人の生きている時間の意義
に大きな差がでてくると自分は思っている。

優れた表現というのは娯楽としての価値を
落とさずにマイノリティーを肯定する。

今NHKでやってる「龍馬伝」ではついに
山内容堂が登場。
この人物の存在は物語上の「差別」という
問題を一身に引き受ける。

結局視聴者は龍馬を含む「郷士」に感情移入
するわけだが、その度合いは容堂の描かれ方
で決まると言っていいと思う。

日本中のあらゆる世代が観ている時点で
娯楽としての価値はある。
これからどれだけ視聴者の潜在意識にある
差別に対する感情をあぶり出せるかがこの
ドラマの価値を決めると思う。


「上士」である容堂たちは「郷士」を家畜
レベルの扱いをするのが当たり前と思っている。

今現在自分達は牛や豚を当たり前のように
殺して食べている。


ベジタリアンが偉いとか言ってるんじゃない。
当たり前を疑う事は難しい。
先入観というものはぶん殴られるくらいの
表現に出会わないと変わらないもの。


自分はそのショック療法が必要な時は
これらのDVDを観る事にしている。

U2 / 「Unde A Blood Red Sky」


「MILK」


マッスル3
マッスル



争いの影で私腹を肥やす者に唾を吐くため。
同性愛者の人権のため。
持たざる者がプロレスを愛する権利のため。
マイノリティーのために戦う姿が最高の
エンターテイメントという形となって
燃えている。


NERI



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2010年04月27日

手に汗握らない漫画

小手先の技術というか、ハンパな表現
が嫌いだ。

衝き動かされるように、下手でもいいから
とにかく極端に振りきれてる方が良い。

んで、この漫画。
本屋で平積みになってたしBEAM COMIXだし
と思って買ってみたんだけど、読んでて途中でトイレに
流したくなるほどムカつた。


もう、なんなの!

ハードボイルドな割にはセリフ少ないし。
やたら強姦シーン多い割には人があんまり
死なないし。
んでやっと死んだと思ったら全然カタルシス無いし。
1番面白かったのボートラ的な
森薫と会った体験談漫画だし。

バランス悪い。
それでもどっかの要素が突き抜けててくれれば
問題ないんだけど、全部中途半端。

滑稽なくらいの陶酔が観たいんすよ、
こういうタイプの漫画には。
オペラにならないといけない。



陶酔の局地を極めると、逆に笑えるという現象がある。
自分は尾崎豊って聴いてて笑ってしまう。
それは高野拳磁が絶対にフラッシュバックするからだ。
今月のkamiproに高野拳磁についての
杉作J太郎の文があるんだけど、以下本文抜粋。

「高野拳磁は一人WWEでしたからね。
 ホント一歩間違えたらスーパースター
 になってたとおもうんですけど、
 一歩も間違わないのが高野拳磁なんですよね」



まぁ、そういうこっちゃ。


・・・どういう事?(笑)


NERI










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2010年04月24日

Folder5も好きだったよ

今さらという感じだけど、
「愛のむきだし」

を観た。

「チョコレートファイター」と「チェイサー」を
観て日本の映画に絶望しかけてたのを救って
くれるような映画だった。

4時間近くあるのにまったくダレることない。
1日の 1/6 を費やす以上の価値がある作品だ。
前半、後半それぞれ好きだが、後半、満島ひかりと
主人公が浜辺で二人きりで過ごすくだりは
あまりの美しさに息が止まりそうだった。



満島ひかりの時代だな。

このレベルの作品で今の満島ひかりをきちんと
瞬間冷凍できたのは日本の映画界にとって
かけがえのない財産だ。

「天然コケッコー」で夏帆のピーク直前を捉えた
ように、このタイミングしかなかった。

ブレイク間近の輝きの威力というのは
ハンパないもので、「世界の中心〜」や「タッチ」、
「涙そうそう」といった作品的にはどうしようもない
モノでも長澤まさみの加速度MAX時の勢いさえあれば
存在価値のあるモノへと変わってしまう錬金術レベル。


これから一気にブレイクしていく満島ひかりと
'09年最高の邦画。

この映画を超えるのは満島ひかり本人にとっても
おおきな壁になってくると思う。

とにかく加速して行けるところまで行ってほしい。

mukidashiyoko



NERI








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2010年04月23日

臭くない汗

小島聡 の全日本プロレス退団が発表された。

個人的な小島への思い入れは無い。
武藤欠場中なのに興行大丈夫か、
と思ったりするだけだ。


小島聡 というレスラーは華のある選手だ。
というか華しかない、と言ってもいい。

圧倒的にケレン味が不足しているので
華がある事でさらにバックボーンの薄っぺらさが
強調される悪循環なレスラーだと思う。

何というか、小島の汗は臭くなさそうなのだ。

「明日のジョー」のような濃厚なものや、
「ハチワンダイバー」のケミカルなもの
が理想的なのに対して小島の汗は「テニスの王子様」レベル。

動きにタメがないのでスポーティーさすら感じる。

だったらレスラーじゃなくてもいいじゃん、
って話になってくる。

ジャニーズのかいてる汗と変わらん。



この汗の臭いの無さは今の日本のロック界隈でも
顕著で、特に感じるのはサカナクションだ。

ペラい。

90年代に血肉を削ってジャンルを開拓してきた
バンドの上澄みをきれいにパッケージして
提供しているだけ。

華しかない。


構成成分が解っちゃう。
説明できない怪しさがないのだ。

他人を惹きつける要素で一番大事なのは怪しさ。


小島とサカナクションは一旦シルクドソレイユに
練習生として入ってみてはどうかと思う。

NERI





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2010年04月20日

目を覚ましてください 2010

Spinner.comにて、
ASHの『A-Z Vol. 1』



Dovesの『The Places Between: The Best Of Doves』


がそれぞれ無料視聴開始。

npr musicではなんと
Broken Social Sceneの4thアルバム
『Forgiveness Rock Record』
BrokenSocialScene_Forgiveness

が無料視聴可能!


先日MGMTのニューアルバムがリークが原因とは言え
無料視聴可能となった。

そして今回のこの3作。

これはあきらかに現在のポップミュージックの
世界基準となっている作品たちだ。

もう足踏みしてる時間すらないよ。

これらの基準の足元にもおよばない
日本のポップスに高い金払わされている
消費者がいるという現実。

決して金を出している人たちが悪いんじゃない。

システムが悪いんだよ。
これは明らかな搾取だ。
現実から目をそらさせているんだよ。
世の中にはavexとジャニーズとバンプとビジュアル
だけがあるわけじゃないんだよ。

メディアも広告も一切信じないで自分の
耳だけで音楽を聴いてみてほしい。

そして払うべき価値のあるモノに
それに見合う対価を払ってほしい。


とりあえず、自分はASHとBroken Social Scene
は買います。

その価値があると全部聴いて判断したから。

NERI



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2010年04月16日

バランス

ヨンシーに続いてまたもやバランスの話
なんだけど、五十嵐大介について。

『海獣の子供』ももちろん、今までの作品全般は
地球というか宇宙というか、人なんかがどうしようもない
大きな世界のうねりに身を任せつつ圧倒的な画力で
そのうねりを直接脳に叩きつけるスタイルだった。


これがシガー・ロス的な人してと紙一重な
アートを極めた部分。

そして伊坂幸太郎とかとのからみもあり、
ちょっと企画ものっぽい部分もあるが
アートと商業的な攻撃力のバランスを
取ってきたヨンシーのソロ的な新作がこちら。

五十嵐大介 / SARU (上)



もうぶっちゃけ『スプリガン』的と言って
もいいスペクタクルな内容。
それでいて一コマ一コマはそのまま額縁に
入れて飾れるレベルの神々しさ。

このバランスの取り方されたらそこらに
溢れる有象無象の漫画家達は鼻水出して
ボーっと見てるしかないだろ。

6月発売の下巻。
今年発売予定の『海獣の子供』最終巻。

今、五十嵐大介に触れていない人は、現在進行形で
人生における大きな損失となっている事を自覚した
ほうがいい。


ちょっと話が重苦しそうだな、という人は
このへん

の軽いやつから入ってみてもいいと思う。

猫がひたすらかわいい。

NERI


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2010年04月13日

ヨンシ 

今さらって感じなんだけど、
Jonsi のソロ。


ご存知、シガー・ロスのヴォーカル。

シガー・ロスの行くところまで行った芸術性。
5分以内の長さでサビがキッチリある商業性。

このバランスを凄まじく上手く
とったアルバム。


このすごさってどれくらい日本で
理解されるんだろう。

10代の子達はどうすればこの音楽に
触れることができるんだろう。

ここに触れられる事さえできれば
感受性が豊かな子ならそこから
一気に世界の音楽に興味を持つ可能性
が有ると思う。


ちょっと前まではspinner
無料視聴できたんだけど終わっちゃったな。
でも今はなんとMGMTの新譜が聴ける。

聴こうと思えば聴ける環境はあるんだよ。

youtubeで探せばいくらでもあるんだし。


アルバムで好きな曲をとりあえず。


NERI










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2010年04月08日

結局食うのはマックなんだけど・・・

やっとこさ図書館の順番が回ってきたので
『DINER』を読む。


あぁ。おもしれぇ。

夢でさえ観たくない狂気をストーリーとして
エンターテイメント化。

残酷描写を消化したハードボイルドな内容なのに
結局は料理モノ。

映像化したら過去最恐の拷問カーニバルなはず。
でも、大きく分類したら「クッキングパパ」とか
「王様のレストラン」と一緒!

根本的に視点がズレてるというのは
この上ない武器だ。



SPAでの連載も狂気満載で愛読中なので
まとめてほしい。


NERI






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2010年04月07日

ビートメイカーを作る水

今年最重要度のFlying Lotus



のアルバムの発売日が迫る。

んでもって最近個人的ヘビロテなのが
Flying Lotusとも関係深いgonjasufi



現在L.Aのクラブシーンはダブステップと
世界を二分している。



このL.Aシーンにかろうじて共振しそうな
感じなのが、東北は仙台のトラックメイカー
MONKEY sequence 19だと思う。

スペイシーでコズミックなシンセがうにょうにょ
なドープトラックを作る異才。

フルアルバムMonkey Sequence 19 /「Substantiat 12 Monkeys」
が4月14日にリリース予定。
MySpace はこちら。



んー。
でも後追い感はいなめないよな。
だったらFlying Lotus聴くしって話だし。
gonjasufiほどのぶっ飛んだ個性もないし。

だってこれだよ?頭おかしいでしょ、これ。



J・DILLA以降のトンガリビートメイカーってみんな
Suicide大好きなんじゃないかね。
頭のネジが大幅に緩んでるよ。

この前プロレスラーのGENTAROが言ってたけど、
”存在力”というものが重要なんだと思う。
上手い人も見た目が良い人でもそれがないと
一般人に近いものになってしまう。
居るだけでアーティストって言える”存在力”
が2番煎じにはやはりない。


という事で、ここまで書いておいてなんだけど、同じ金だすんなら
MONKEY sequence 19より上記2つ買えっつー結論に・・・。


でも、DJ MITSU THE BEATSとかFreeTEMPOとか
尖った才能を生み出す環境が仙台にあるのは確かなんだよな。

仙台にはビートメイカーを生み出す水が流れてる。


らしい。


NERI





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2010年04月05日

日陰っ子

カリフォルニアのオレンジカウンティー
というどうしてもメロコアが思い浮かんで
しまう太陽の街から登場のこのバンド。


Local natives / Gorilla Manor


myspaceはこちら。
まぁ、地味。
なんだけど、いい。
トライバルなリズムと不思議なコーラス
を練り上げて行く感じ。
ストリングスとか鍵盤の使い方もうまい。
ブルックリン勢のような派手さはないけど
きっちり評価されていいレベルのクオリティー。

オススメはアルバム冒頭の「Wide Eyes」


後半のトランシーな盛り上がりが
ザゼンボーイズっぽい「Sun Hands」



日本ではまず売れそうにないし、
国内盤の予定もなさそうね。


NERI

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2010年04月04日

声が作ったベストバウト

本日はDDT@新宿FACE。

メイン以外だと、
高木三四郎&DJニラ&松永智充 vs 
ヤゴウ・アズナブル&アブ・ノーマル&ケニー・アズナブル
がダントツ。

いやー、笑った。
ニラの裏切り方のセンス(なんだそりゃ)はレベルが違う。

次回、ヤゴウ軍は巨大モビルアーマー、
ホシタンゴが始動するみたい。
あははは。


そしてなんとイタリア軍は4/21の新木場で終焉を迎えるとな。
さみしい。


そして、メイン。
関本vs高梨。

「あろう事か、まさかの真っ向勝負。
 ロープ外にすら1度も出なかった。
 最もBH×Hらしくない試合。
 もっと言えば個人的には期待を裏切られた試合。
 ほかにやり方あるだろうに。
 こんな試合見たかったんじゃない。」






以上は試合中にあった自分の一つの感情を無視
した場合の感想。
その感情とは、
「自分でもびっくりするくらい、
 ちょっと気持ち悪いくらい、
 自分は高梨が好きだ」
という事。

会場のほとんどの人がそうだったみたいで、
試合前から完全にオーディエンスができあがってた。

先日、葛西vs伊東戦の前くらいドキドキしていると
書いたけど、実際の試合中の空気も同じレベルだった。

オーディエンスの思い入れ次第でここまで試合
の芸術性というのは高まるものなのだ、という
見本のような試合だったと思う。

高梨とオーディエンスの声援が掛け算というより
3次関数レベルでシンクロしていた。

結局、高梨は負けたけど、涙が止まらなくて困った。
プロレスを観て、久しぶりに心の底から悔しかった。

ディーノが泣いて悔しがってたのが印象的だった。

勝って欲しかった選手が負けて泣いたのは久しぶり。
文句なく今年のベストバウト候補だ。



だけどDDT、これ高梨に獲らせてよかったんじゃないかなー。
次は飯伏らしいけど、うまく感情移入できなそう。


NERI







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2010年04月02日

ジョンとジョージ

「パンクであるという事は、
    自己管理ができるという事」

この言葉は以前何かのインタビューで
読んだジョン・スペンサー
ジョン

の言葉で、今まで聞いた”パンク”のとらえ方の中で
一番納得のいく言葉だ。


昨日、映画「マイレージ マイライフ」を観終わって
頭に思い浮かんだのがこの言葉だった。

ものすごくザックリ言うと、最初すげーパンクで
かっこいいジョージ・クルーニー
ジョージ

が途中ひよってかっこ悪くなって、
最後またかっこ良くなる、という映画。


別に結婚に拠り所を求める人生が悪いわけではない。
途中、かっこ悪くなるのは主人公が自己管理できて
なくなるからだ。

自分のアイデンティティーを理解して、ブレなく生きる。
でも周りに迷惑かけない。

それさえ出来ればその人の人生はパンクだ。


良い映画だったなぁ。
脚本がホントに良い。


NERI

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