2010年06月

2010年06月29日

発想は無料

何の因果か、同じStuart Priceをプロデューサーに迎えた
Kylie MinogueとScissor Sistersの新譜が全曲無料視聴を
同タイミングで開始した。

Kylie Minogue『Aphrodite』


は、nprにて。


Scissor Sisters『Night Work』


spinnerにて。

どっちも期間限定だと思うけど。


聴き比べれば現在のカイリーが立っている場所の高さが
はっきり解るんじゃないだろうか。

ざっくり言えば、くぐった修羅場の数が違う、と言うか。
カイリーは’87年デビューだから23年か。
そして11枚目のアルバムにして、ポップスの権化としか
言えない境地に達している。

4つ打ちという魔法のリズムにベタと最先端を同居させた
上モノを乗せて、カイリーという人格を与える。

この”カイリーという人格”というのが今のポップスに
一番欠けているものなんだろう。

これほど聴き手を選ばないアルバムもないっしょ。
そして1曲目「All The Lovers」のPVでのエッヂの
鋭さでカイリー未体験者への勧誘も怠らない。

23年目にして、いや23年目だからこそ妥協することなく
”みんなの歌”であり”みんなのカイリー”であろう
としている。

圧倒的に”開いてる”。



対して3枚目のシザーシスターズは今、冬まっただ中の
もがいてる状態。
11曲目「Night Life」、12曲目「Invisible Light」
での内省的なディスコのカタルシスはあるものの、
結局内省的なだけで終わってしまっている。

どうしようもなく”閉じてる”。


きっとあと15年もがけば見えてくるものがあるんだろうけど、
発想の転換さえあれば”今”、”開く”事も可能なはずなんだよ。


K-1に例えると、なぜ2010年に長島”自演乙”雄一郎であり、
ファイヤー原田なのか。

1stでエンタメの権化だったシザーシスターズなら
きっと解るはずだと思う。



NERI

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2010年06月28日

有っても無くても

突然だけど、自分は「釣りキチ三平」が大好きだ。

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釣りはまったくやらないけど、とにかく好き。

もちろん釣りの技術論や勝負的な要素も好き。
でも三平が釣りを楽しむ環境を擬似体験できるという
点を一番の魅力に感じてるんだと思う。

今、現在を生きている人すべてが感じる
「取り戻すことのできない幸せ」
の上に三平が当たり前のように存在している事。

とくに自然環境については1コマ1コマが奇跡的な
美しさを携えている。



でも、自分は今の日本の生活環境は素晴らしいと思ってる。
文句を言う資格はない。
不自由を感じるといっても、知識を得れば得るほど他の国に
比べればそれが些細なことであり傲慢な考えだと痛感させられる。

色んな矛盾があると解っていても、だ。


そんな頭でっかちな自分が助けを求めるのは、圧倒的に
豪快で懐の深い自然を当たり前のように飛び跳ねる三平だ。

あり得ない幻想と解っていても確かにそれは存在したものだし、
自分を含めた歴史が捨ててきたものだからこそ惹かれる。



「圧倒的に豪快で懐が深い」。

でも、

「完璧に実在した幻想」。



最近遂に終止符がうたれたオアシスのシングル集を聴いて
思うのはそんなことだ。


いや、こんなもん買わないよ。
無料視聴で聴いてるだけ。
spinnerでは終わっちゃったけど、探せばあるんじゃね?


「みんなの歌」として完璧な存在だったオアシス。

ただのビートルマニアのフーリガンがそのダサい格好のまま、
アメリカのオルタナにあるネガティブな動機になんて
1mmも共感することなく世界を制する。

それは実在した奇跡だった。



でも2000年代に入ってからは明らかに枯渇して曲が作れなく
なって、どうしようもなく惰性で続いたバンド。

そして’00年代に自分が一切共感できなかったオアシスが
形だけでも”終わった”現在2010年。

もの凄くオアシスが気になっちゃうんだよね(笑)。



さらにもの凄く複雑な心境なんだけど、オアシスは再結成
するべきバンドだと思う。

でもそれは幻想の擬似体験なだけであって、2010年代の
音楽では決してない。


NERI



















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2010年06月24日

ビールがちょっとだけ似合わなくなったね

昨日は「アイアンマン2」を観てきた。

うん、イマイチ!
期待しすぎたか。

”苦悩しないヒーロー”っていうのが唯一であり絶対の武器
だったのに(原作読んでないので1作目だけ観ての話っす)。
あっさり、死ぬほど苦しんじゃってる。


バトルシーンはウォーマシーンの方がかっこいいし・・・。
しかもそのウォーマシーンを操るジェームズ・"ローディ"・ローズ
がなぜかテレンス・ハワード じゃなくなってたもんだから
さらに感情移入できず。最初マジで混乱したよ。こいつ、誰?って。

そして!
ぜったいにペッパーとキスさせるべきじゃなかったでしょ!
あれ、絶対いらないよー・・・。
すげー雑に扱われちゃってて。
今作から登場のスカーレット・ヨハンソン演じる
ブラック・ウィドーが鬼のようなかっこ良さでアクション
決めるもんだから(ウラカンラナ決めます!)ヒロインが
ブレまくってる。

おれは断固グウィネス・パルトロー派です。

ぶっちゃけオープニングでAC/DCの「Shoot To Thrill」
に乗ってパーティー会場に降臨した時が一番興奮したなぁ。




あっさりと今作はなかったことにして次作に期待!



シリーズもので2作目が1作目越えるのって難しいよね。
自分の中では「死霊のはらわた」、「スパイダーマン」、
「マーダー・ホラーショウ」、「仁義なき戦い」くらい。

音楽だと、2ndアルバムが完璧すぎて(というか聴きすぎて)
粗削りなパワーがある1stアルバムの方が今は良く聞くという
バンドがけっこうある。
オアシス、スマパン、ジェリーフィッシュ、ニルヴァーナ、
ブラインドメロン、とかがそう。
日本だとナンバーガールか。

オアシスだとあんまり共感得られないけど”Slide Away”

が1stっぽくて好き。ブレイク前夜感がたまらん。

スマパンだと”Rhinoceros ”

かな。
ビリー、髪フサフサ!


プロレスってパッケージ単位として考えないからそういうの
ないな、・・・って思ってたらマッスルがそうじゃんね。

この場合、自分的には「マッスルハウス4」が完璧すぎる興行で、
それに対する粗削りだけどあきらかにオルタナティブで
得体の知れない何かにしかないパワーに満ち溢れた興行が
「マッスル3」。

1stっていうくくりとはまた違うような感じもするけど、
武藤 敬司のアメリカ修行前とかも好き。
青いショートタイツとかだった頃とか。
髪がフサフサだったという点ではスマパンのビリーとリンクする。



NERI








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2010年06月23日

週プロの独占が・・・

すごく久しぶりに週刊プレイボーイを読んだ。

ガラッと内容変わってて(今さらなのかもしれないけど・・・)
ものすごく引っかかる記事とか連載がいっぱい。

まず「部活のこと」っていうインタビュー連載が今週はHG。
しかも3ページ使ってがっつり学プロ話。
現在新日のエース、棚橋との世代交代マッチの話など、
かなりコアな内容に。

そしてその次のページからは、くりぃむしちゅーの有田の連載、
「俺はお前のかませ犬だ!」が載ってる。
もうタイトルだけで読むの決定だな。

惜しくもグラビアを引退してしまった仲村みう原作による
四コマ漫画「みうまん」もかなーりロックな内容。

後半の白黒ページの4ページ特集ではノアのこの1年間を
振り返った「三沢光晴なき1年間の苦闘」が。杉浦、丸藤、
斎藤彰俊のインタビューも交えた好内容。

「ニュースファイル2010」では6/5のパンクラスであった
試合中に耳が千切れたアクシデントを細かく解説。
(つーか、おれこの記事で知ったよ、この事件)
写真&状況説明がかなり痛々しい!

さらに言わずもがなの「キン肉マン?世」の連載。

極めつけは週プレジャーナル内ののDVDレビューが
これなのだ。

「史上最強オールスター外国人烈伝」



どんだけプロレス濃度高いんだよ!(笑)

巻頭で今サッカー界で一番プロレスの解る男、マラドーナ
のワンショット「デキる男は両手に腕時計!」を持ってきた
あたりもさすが。

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本田はマラドーナリスペクトだったのか(笑)

NERI




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2010年06月22日

インディーという芯

昨日はFREEDOMS@後楽園。
発表された時から楽しみで仕方なかったけど
会場入ってみたら北側ひな壇全開のフルバージョン
で、超満員とまではいかないけどかなりの入り。
みんな楽しみにしてたのね。

もう言いたい事はいっぱい有りすぎるんでばっさりと
第3試合までは省略。とりあえずマンモス、お帰り!

セミの葛西純vsネクロブッチャー 。
ネクロは坊主になってるし、葛西は豹柄の新コス。
気合入ってるぜ。

試合始まるとネクロ、体がデカイうえに
リズムと発想が独特すぎ(笑)
さらに膝痛そうで動けてない。
解ってたことだけど、葛西大変そう。

それでもテーブル、ラダー、さらに終盤には
カミソリ十字架ボードまで投入するお祭りっぷり。
終始”葛西コール”と”バカガイジンコール”が鳴りやまない
キチガイ集会は葛西のラダーからのパールハーバーでフィニッシュ。
ネクロのゆったりとした狂気が葛西のスピードとうまく
スイングしない瞬間も見えて、ちょっと不完全燃焼。

8月にデスマッチトーナメント開催あるみたいなので
そこにネクロ呼んで欲しい。
んで、石川修司との一騎打ち観たい。



そしてメイン、正規軍vs小鹿軍の5対5のシングル対抗戦。
これカオスだったなー。全部思いだせるかなぁ。

各軍、一人ずつテーマがかかって入場してくる。
リングに全員そろった時には会場興奮MAX。
別にどっちかに思い入れあるわけじゃないんだけど
このシチュエーションは燃えるな。

先鋒戦、HIROKI vs マグニチュード岸和田
会場の圧倒的なHIROKI支持に応えて善戦するも
最後はラストライドで岸和田勝利。
負けたけど、HIROKIは華のある選手だな。
これは得ようと思って得られるものじゃない。


次鋒戦、ジ・ウィンガー vs アントーニオ本多
アントンの面白さが濃縮されたような試合だった。
南部スタイルとリック・フレアーを混ぜたムーブで
会場の心をわしづかみ。
ヒールレスラーがあるべき姿が具現化してた。
んで、最後は大方の予想に反してアントンが丸めこみ
かなんかで勝利。
さんざん楽しんだ割には、最後ちょっと覚えてない(笑)
勝った後、バラモン兄弟に褒められるアントンが微笑ましい。


中堅戦、TAJIRI vs 怨霊
この試合がほぼ記憶にない。
怨霊が卒塔婆持ってきてたのと、最後毒霧を明らかに日韓さん
から受け取っていたTAJIRIが丸めこんで終わった事ぐらいか。
TAJIRIのムーブが「これやっときゃお前ら喜ぶんだろ」
って感じがしてイライラした。


副将戦、佐々木 貴 vs ザ・グレート・サスケ
めっちゃやる気のサスケだが、ラムジャムをトップロープで
タメすぎて自爆したあたりから急激に失速。
サスケがトップロープに上ってポージングしてる間、
小鹿軍と会場が一体となって「早く飛べ!」って
言うの、楽しかったなぁ。
ドリフの「志村、後ろー」状態。

最後、右足だかDガイストだか(また曖昧・・・)で貴 勝利の後、
サスケは案の定バラモン兄弟とKen45゜にボコられて
会場から追い出させられる。


そして2勝2敗で迎えた大将戦、
GENTARO vs グレート小鹿

これ、自分今年のベストバウトに挙げるかもしれない。
小鹿というレスラーが年齢を重ねた今だからこそ出せる
極上のグルーヴに、今年一番充実してるGENTAROがリズム
と上モノを乗せる。

音楽で言ったら、セルジオ・メンデスとウィル・アイアム
が組んだ時のような感じ。

ローキックを受けた小鹿がハッスルポーズするだけで
会場爆発。

技なんてほとんど出してないんだよ。
でも「インサイドワーク」と呼ばれるモノだけで
会場を掌握する説得力が小鹿にはあった。

それでも試合が続くにつれて会場の熱が下がり始めた頃、
小鹿軍が総出でGENTAROに波状攻撃。

そしてそれを救出に現れたのはさっき追い出されたサスケ!
なぜか金八ものまね(かな?)で
「大将戦は1対1で真剣勝負させなさいよぉ!」と訴えつつ
またボコられて、引きずられながら退場。
ありがとう、サスケ。

また熱の戻った試合はクラシカルな展開がダレることなく続き、
20分近い試合をGENTAROがシャープシューターで締めた。

シャープシューターに入る時の会場の悲鳴のような叫びが
その時間まで勝負論があったことの証明だったと思う。


GENTAROの小鹿へのリスペクトなのか試合後、
小鹿をおんぶして会場を去るという逆三沢・丸藤状態に
残された正規軍はポカーン(笑)

貴がなんとか締めて興行終了。

終了後、南側の通路まで来た貴に向けて自然と”貴コール”
が起きたのはこの後楽園までこぎつけた貴の苦労をみんな
解ってたからだと思う。

アイスリボンほどのギミックを使わずに、”インディー”
というアティトュードを失わないベーシックなプロレス
で後楽園を満席に出来た事。
三四郎はこの興行をどう見るんだろう。

今のところ、今年ベスト興行!


NERI

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2010年06月20日

ストーリー以上に細部から伝わること

森薫、「乙嫁語り」二巻を読んだ。


一巻ほど興奮した訳ではないけど大満足。

この漫画家は好きな事をホント楽しそうに素直に
漫画に詰め込むな。
ここまで服とか絨毯に偏執狂的にこだわる漫画、そうないよ。

自分の中で刺繍の印象ってワンポイント的なものや
文字だったりしたんだけど、ここまで暖かいものなんだなぁ。
概念が変わるのは楽しい。

布、大事!




子供の頃から、実家にある高級そうな毛布の花柄とか
が理解できなかった。
どこがいいんだ、と。
無地でいいじゃん。

ごく一般的な日本の現代家屋には絶対に似合わない。
これは今でも変わらない考え。

あの花柄とかってルイ14世くらいのころの西洋文化、
ベルサイユ宮殿に象徴されるようなマキシマリズム
をしょっぱく解釈したものなんだろう。
それを何も考えないで自分の文化に放り込んだって
溶け込むはずがない。

バロック文化がマキシマリズムを追求した”面”だとすると、
その面をディフォルメしてチャームとしたものを連続させて
”線”としたのが東欧からインド、南米とかの民族衣装
(これはどっちが先でどっちがパクったとかいう訳ではないんだけど)。
そしてさらにミニマリズムを追求して美意識を”点”までシンプルに
したのが日本の和のデザインなんだと思う。

だんだん西洋文化をありがたがる傾向が薄れてきて、
その”線”の部分に目がいくようになったのが
ちょっと前に流行ったアジアン雑貨ブームだったんじゃないかな。


この漫画はその線の部分を大フィーチャー。
マキシマリズムとミニマリズムの融合がその両極端には
ない温もりとなって本から直接伝わってくる。


マキシマリズムとミニマリズムの融合っていうと
自分の中ではエイフェックス・ツインが思い浮かんで、
この漫画を読んでる間頭の中に流れてた。

Aphex Twin - Girl / Boy Song


この人の場合は意識的に悪趣味映像とのギャップで
人の潜在意識の残酷さをあぶり出そうとしてるので、
PV自体には暖かさを感じることはないんですけど(笑)


この曲はアートスクールっていう日本のバンドが
ライブのSEで使ってたのがすごく印象に残ってる。

もう3,4年観てないけど、まだ使ってるのかな?


NERI



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2010年06月18日

スメルズ ライク ティーンスピリット

今月の「FOLLOW UP(ユニオンのフリーペーパー)」
の森本雑感によるコラムが素晴らしすぎる。
世代をまたぐっていう事のキラキラ感に溢れてる。

もう呼んで欲しくてたまらないので
以下本文抜粋。

長いけど勘弁を。





先日行われたライブは渋めの企画にもかかわらず若いお客さん
が多かった。その中でも特に若そうな男の子二人組が
話しかけてきて、結構長い時間喋った。

年を聞いたら大学1年生というので驚いたら、もう一人は
高校三年生でさらに驚いた。よく見たら制服のパンツに
カーディガンという高校生の王道スタイルではないか。
恐るべき若さ。

普段接する機会のない若者相手に、未知の学生生活を興味津々
で聞いた後、彼女の話になった。こちらとしてはここからが
メインイベントって感じである。「彼女いるの?」
「二年くらい付き合ってます」「僕は一カ月で別れちゃいました」
「ふーん。そういう付き合いってさ、セックスするの?」
30半ばのバンドマンに囲まれて性生活を告白するのも嫌だろうけど、
ま、ここからが本題。こちらとしては。
どんな話が飛び出すか待ち構える。

「いやー、あらゆる事をしたんですけど、
 挿入だけはしてないんすよねー」

何ー!あらゆる事をしてるのかお前は!という驚愕はとりあえず
表に出さずに話をつづけさせる。
「それで、挿入をしてない俺って童貞なんでしょうか?童貞じゃない
 って言うと見栄張ってるみたいだし、挿入以外はいろいろやって
 るのに童貞って言われるのも嫌だし・・・」
こちらの思惑を軽く飛んでいく話である。やはり世界や基準や思考
や生活が根本から違うのだなと思う。いくら十代の頃を思い出しても
こういう疑問は思いつけない。

中略

童貞か童貞じゃないかの間には少々厳格な基準があると考えて
良いだろう。例えば素人童貞という言葉がある。たとえセックス
をしたとしても、そこに金銭関係が介入していたら厳密な童貞卒業
とは見なされない訳だ。誰に?男という同胞に。

むしろそこに至る過程が大事なのか。相手の気持ちを開かせる
やさしさとと、自分を相手にさらけ出す勇気、そして若干の要領を
駆使して行為を達成した者にこそ、童貞卒業の称号が与えられるのだ。
誰に?男という幻想の共同体に。


「そうだな・・・、イッたなら童貞じゃないって言っても
 いいんじゃない?」
なんて言ってみる。だって一人では絶対に無理だ。自分の手を
使わないでイクなんて夢精を別にすれば神の領域ではないか。
挿入が無くても、それができたなら確実に何かの一線を越えた
と言えるのではないか。少なくとも一つの判断基準ではあるだろう。

しかしながら、驚くべきというか当然というべきか、30代の
溶けかかった脳細胞(しかも酔ってる)で絞りだす暇つぶしの
発想と、本気の十代の叫びとの間には20年という年齢差以上の
猛烈な隔たりがあるのだ。彼の返答をもって痛烈にそれを
感じることとなる。

「それって二人同時にイッたらいいって事ですか?」

ヘイボーイ、もしそれが基準なら俺は今でも童貞だぜ。








なんてアメージングな文章。
100物語で喋ってで蝋燭吹き消したい。

森本雑感さんのオススメの本とかもすごく好きなので、
興味ある人はブログも見てみては。
もちろん、BREAKfASTのライブも最高っすよ!


NERI

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2010年06月17日

モテたくて

「モテキ」最終巻、読み終わった。




んんんんーーー。

惜しい。
最後の最後で残念。

自分はこの漫画って白石一文が散文でつきとめようと
している真理と同じ部類のモノを描こうとしているんだと
思ってたんだけど。

ザックリ言うと、
「世界はいかんともしがたい大きな力のもとにある」
ということを主人公・藤本の非モテ体質を媒介にして
描こうとしてるんだと思ってた。

結局、藤本も島田も、全登場人物の人生はすべて他人に左右
されてきたものであって、それを受け入れた上で結局何が
残るのかという結論を楽しみにしてたんだけどなぁ。


例えば、昨年の個人的NO.1邦画「愛のむきだし」で満島ひかりは
”コリントの信徒への手紙 ”を長回しで朗読した。

「 愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、
 知識は廃れよう、わたしたちの知識は一部分、預言も
 一部分だから。完全なものが来たときには、部分的なものは
 廃れよう。
 
 中略

 それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。
 その中で最も大いなるものは、愛である。」



何か決定的なもの、確信があってすべてを諦めなければ
いけなくても、最終的に愛が残る。

このケツの拭きかたはかっこいいよ。



でもさぁ。
この漫画だと藤本、最後結局自分で解決しちゃうんだもん。
それは反則でしょ。

これだと「ハイ・フェデリティー」をモテないヴァージョン
にしただけじゃん。

単純にコメディーとして楽しめっつーんだったらいいけど。


そうじゃないでしょ?

結局、みんな頑張れって言いたかったの?
こんなにもったいぶって。
んなこた解ってるから。
お願いだから30話からもっかい書いてくれ。
ちゃんと風呂敷畳んでくれぇ。



今度ドラマ化されるみたいだし、それにあたって
ちらっと「その後のモテキ」的なモノも書くみたい。

やれんのか、久保ミツロウ、大根仁!


NERI




 

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2010年06月15日

ライド・オンできないっす

昨年のThe Girls、Black Lipsに続き、
サイケガレージの波が続けざまに押し寄せ中。

Drums / S.T


なんだろうね。
うまく乗れないね、この波。

大好きなジザメリ、キュアー、ニューオーダーの丸投げ
なんだから好きな音なんだけどな。

ど真ん中なんだけどあんまりにも剛速球すぎて
バントで精いっぱいな感じ。


まさに虚構の宴。



これをバックスクリーンにぶち込むには、この
凄まじい現実逃避っぷりを軽く乗りこなせるくらいの
終わってる現実が目の前になきゃだめっぽいな。

ステロイドまみれのマグワイヤレベルの絶望スラッガー
がゴロゴロしてるアメリカのパンピーに合わせた
ひのきあすなろもビックリな弾丸ボールなのだ。

日本はまだぬるま湯だぜ。いい湯だぜ。
そりゃ「とりあえずセーフティーバントでいいや」って
なっちゃうわなぁ。

これが似合うのは日本だとリアルセレブへと猛進
する仲里依紗の海水浴へと向かう車の中くらいだろ。

あとは秘打G線上のアリアとかもってる変態リスナー
のヘッドホンの中くらいか。

日本中がこの球を余裕で打ち返せるアストロ球団レベル
になった時、日本はリアルにエマージェンシーっすね。


優れた芸術はどん底一歩手前のカルチャーから
産まれてくるもんなんだっていうサンプルだなぁ。




ワールドカップ、ワールドカップうるせぇから
そんなに好きなわけでもないけど野球全開でいくぜ。

あれ、ライブ観るとこのバンドってベースいない?
映ってないだけかな。


NERI



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2010年06月14日

試合後の絶句

昨日はDDT@後楽園、生観戦。

メインの関本vs石川戦。

結果からいうと、DDTに初めてと言っていいくらい
失望した。

石川はバケモノになっていた。
終始ゆったりとした動きながら、打撃やスープレックス
の時だけ2歩でMAXスピードにもっていけるようになってた。
以前は体を持て余しながら技を出した後に体が流れて
いくような印象だったけど、それがない。
筋肉からバネを感じるようになってた。
あの体格でこれができるのは破格。

ヒザ蹴りは何発出しても、出すたびに観客がどよめく。
スプラッシュマウンテンもきっちり上げきって落す。
しかもそれが終盤まで持続した。
これは前回の関本戦の時にはなかった。

中盤の32文ドロップキックのインパクトは今年中に
自己更新されないような気がする。




ご存知の方も多いと思うけど、結果は石川の2連敗。

試合内容も含めて、ここは石川に勝たせるべきだよ。
飯伏が良い意味でメジャーで勝負する時期にきている今、
インディー全体で推すべきは石川修司だろ。


試合後、両国のベルト奪還に向けてDDT所属選手
全員によるHARASHIMAへの激励もいただけなかった。
単純につまらなかった。
(そして石川が雑に扱われたみたいですごく嫌だった)

昨年のビアガーデンでの全員肛門爆破観てるだけに、
なおさらDDTらしさがまったく感じられなかった。

この興行までに決まった両国のカード、
飯伏vs丸藤、東郷vsTAJIRI、そして中西学参戦。

これ、”おれたちのDDT”じゃなくね?

なんかねー、エルレ終わってからの細美 武士というか。
新潮45がエッヂを失った時の感じというか。

後楽園のメインに りほ を据えたアイスリボンを観た
あとだけに正直きつい。

三四郎、大丈夫か?

両国はサムライTV観戦、決定かしら。






以下は興行自体の雑感。

グレート・カイザーのブレイク間近感(これ、冗談じゃなく)とか
量産型ホシタンゴとか、ケニー、りほ、ミスター6号の
タッグ結成とか、点での面白さは抜群だった。

でも、試合内容の練りの甘さとか細かいミスが重なって
全体として加速していかなかった。

そして、セミでの日韓さんのレフェリングミスという決定打。

メインでトップロープから関本がブレーンバスターいこうとして、
石川がリング外に落ちてしまうというアクシデントで試合が
一旦冷めてしまったのもそういう流れが引き寄せたように思う。

あくまでも個人的な感想だけど、メインまで加速するように
会場が熱していってメインで石川が勝ってたら年間ベスト興行
だったような感じがする。



NERI



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2010年06月13日

龍馬伝見て、どうする?

日本のメディアって、愛国心を煽るってこと
にビビってるんだろうな。

龍馬伝がこんなに盛り上がってるのに中身は
からっぽな感じがする。


自分はサッカーほぼ見ない。
でも、見たいんだよ?
言い訳っぽいけど、どうしてもあの代表達が
日本を代表してなんかやってるって思えないんだよね。
サポーター(っていうの??)もずーっと同じ事
繰り返し叫んでるだけでつまんないし。

んでもって応援歌、EXIlEって。
盛り上がれる要素1mmもなし。

愛国心ってお金とアートを結び付けるのに最適な
ツールなのにそこで遊べないのは情けなすぎる。

イングランドなんてこれだよ。

Tears For Fearsの”Shout”ネタ。
これ、くそ盛り上がるだろ。
しかもマイナーコードだから合唱されたら怖いし。


日本の試合中、スタンドでやるとしたらこれしかないだろ。


全然知識ないけど、これを何千人規模でやったら怖い。

「これやるから是非とも国民のみなさん、ご協力を!」
って言うんだったら南アまで行ってもいいかもしれない。




さらに、よくない歴史なのは踏まえて、大戦中の日本であったり、
ヒトラーであったり、金正日であったりの圧倒的な
扇動力から学ばなければいけない事ってあるような気がする。

”勘違い”させられるぐらいの陶酔感味あわせちゃえば、
あとはどうにでもなるんだから。


NERI



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2010年06月11日

25歳定年制

AKB48の総選挙が終わって、結果として圧倒的
有利と思われた前田敦子が首位陥落。
1位は誰か知らん。
というか、前田敦子しか知らない。

全然ハマってないんだけど、
動向だけは異常に気になる。
というか、今一番イデオロギー闘争が
あるのがAKB48という団体ということなのかな。



楽しげに踊るPVにも各メンバー同士の間に火花が見える。
10代の娘たちが、自分の存在理由を賭けて戦う。

他のアイドルグループとの商品価値の差は縮まるどころか
広がるばかりで、一人勝ち状態。
つまり、プロダクションとしてはアイドルを売るためには
AKB48に所属させてそこで勝たせるしかない
(所属事務所がそれぞれ違うっていうのがグロいよなぁ)。
アイドルは低年齢化してるし、絶えず10代のアイドル
志望の女の子がその土俵を目指して来る。

まさに「神に選ばれし美少女」同士が鎬を削る土俵、AKB48。



これってまさに90年代前半までの”全女”だよ。
たった一つしかない全女という土俵の上でのトップ争い。
あの時の主役たちだって、ベビーもヒールも10代だった。
極悪同盟だってそうだったんだから、凄まじい。
極悪


でも求心力を失うに従って平均年齢が上がっていって
10代のナチュラルな輝きとシンクロさせられなくなって
からどんどん悪循環になっちゃった。


で、この黄金期の構図をマルっとアイドルに
移行させたんだと思う。

別に戦う必要のない女の子を戦場に放り込む。

そりゃ燃えるわぁ。

傍から見てるよりもっっとドロドロしてるんだろうな。
そう思って映像見るとなんかすげーなー。
まじで緊張感あるわ。


これからセンター外れたあっちゃんの佇まいとか
絶対観たいよね。

ピークって去年から今年にかけてだったのかなぁって
思ってたけど、この残酷な延命措置には負けたわ。

大人しく見守ります。


NERI

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2010年06月08日

ジャイアンツ

今月号のkamiproも面白かったー。

榊原信行インタビューと、女子プロ変態座談会
が同じ本に入ってる時点でかゆい所に手が届きすぎ。

印象に残ってるのが、バラさんインタビューの中に
あったビンス・マクマホンの

「神に選ばれた身体を持ったヘビー級の超人
 たちがぶつかり合わなければ、エンターテイメント
 としては成り立たない」

っていう言葉。


今週の日曜日のDDT後楽園大会のメインで
行われる「関本大介vs石川修司」のKOD戦って
その匂いがするんですけど。

インディーではめったに見られない、富士山噴火級の
ディープインパクトになるはず。

つーか、石川に限ってはメジャーでも所有者の少ない
”ジャイアントクオリティー”の持ち主。

デカイ、とかゴツイ、とか高い、じゃなくて”ジャイアント”。
そうとしか表現しようがない才能の一つだと思う。

ジャイアントスイング、
ジャイアントスモールパッケージホールド、
ジャイアントカプリコ、
などなどが似合う男にしか許されない称号。


そんな男が「リベンジ」と「両国のメイン」を
賭けて”I'm Hard”関本に挑む。

シチュエーションから考えても今年のベストバウト級の
試合になる事間違いなし。

気合いれてこう。

でもその後のHARASHIMAさんはもっと大変!





写真は今年の格闘技界の遅れてきた新人王
ファイヤー原田 with 祐木奈江写真集

今月号のベストショットだなぁ。
原田
 

サスケ&ANVILも良かったけど。



NERI








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2010年06月07日

カイリーは今

最近、カイリー・ミノーグのDVDを繰り返し
観ている。

毎年数えきれない女性歌手がポップミュージック
の波に乗っては揉まれて消えていく。

カイリーよりかわいいくて、歌がうまくて、
スタイルのいい女の子が消えていく。

でもカイリーは消えない。
むしろ今がピークとも言えるほど楽曲、ライブの
評価を受けている。

新曲もかっこ良すぎる。
PVも大変な事になってるし。

ダイジェストでも破壊力抜群。



で、なんとなく解ったことが

「ベタを照れずにやりきる」
と、
「偏執狂的な細部へのこだわり」

のバランスを取りながら

「フェティッシュに訴えかける」

という事なのかなぁ、と。



例えば、

この60年代風の海兵映画世界の寸劇と地続きで
この曲に行く。


このベースライン、ホーンセクション(衣装も最高)と
ショートフィルムのような世界観の同居がすごい。

熱狂しながらもうっとりさせられるという。



これはもっとすごい。


宝塚×ディスコ。

床もモニターになってて、それに連動するようなラインダンス。
これって3階席の人だけが楽しめるようになってる!


そして、ショウの間、カイリーがやたらと腕を挙げる。
つまり腋を見せる。
腋って!
フェチの極限。
隙間産業であり、最大の武器。

これには絶対勝てない。
めっちゃきれいな上腕二頭筋、三頭筋から後背筋の流れ
にうっとりしてるうちに、この曲のピークにはバルーン攻撃。


このバランスすごすぎるわ。


結果として、”love”であり、”sex”の解放は実を結んでいて、
DVDでオーディエンスのゲイのカップルが抱き合いながら
歌っているシーンは心に焼きついた。

確実に、音楽の力を証明してる。


カイリーは、「ここなら勝てる」って解ったんだと思う。
有吉風に言えば「地獄を見てきた」カイリーが見つけた答え。


そう、1番大事なことは「勝てる所で勝負する」って事。



んで、格闘技の話。

新日本プロレスの”格闘技世界一”、
k-1の”立ち技最強”、
PRIDEの”60億分の1”。

この世界最強という燃えやすい解りやすさと、
煽りVや紙媒体での偏執狂なまでの煽り、そしてきっと
あったであろう見えない台本のバランス。
そのシナリオによって日本の格闘技の熱は
天井知らずに上がり続けた。

でも、”世界最強”というベタに盛り上がれる要素
が崩れ去った今、現状のジャパニーズMMAは
「勝てる場所」じゃなくなってしまった。


ただそれだけの話。

だったら、やっぱり勝てる場所に行かなきゃいけない。
今、「地獄を見ている」状態なのは間違いない。

DREAM、SRC、K-1。

1回ぶっ壊す時期にきてると思う。


NERI



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2010年06月06日

第一試合で天下を

アイスリボンが「19時女子プロレス
というUstream番組を開始した。

要は北海道出身の帯広さやかというレスラーが
地元の人にも自分の試合を見せたい、と。
でも団体では金銭的やらなんやらで巡業に行けない。
じゃあUstreamで配信してやろう、という話。


この番組に自分が可能性を見つけた理由は3つ。

『帯広がド新人でドロップキックしか技がないということ』

『性格がものすごく良さそうだという事』

『顔がまぁまぁ良いという事』



プロレス観ない人が一番縁のない試合というのは
興行の第一試合あたりに組まれる新人の試合だと思う。

メインくらいの試合になればなんかしらのメディア
で目に入ることはあるかもしれないからね。


この番組は帯広さやかというレスラーの成長を
観れる番組なのだ。

プロレスの世界は不思議な世界で、どんなに
実力があっても新人は先輩に逆エビ固めで
負けなきゃいけなかったりする。

もちろん逆エビは痛い。
先日亡くなったミスターヒトも
「ガチでかけられて1番抜けられない技は逆片エビ固めだ」
って書いてたし。

でも、抜られないのは人間的な政治関係が大部分を占めて
いるように思う。


そういう技だけじゃない部分での成長も日々見守れる。

その成長は『サラリーマン金太郎』的な熱い人間ドラマであり、
『ベストキッド』的な成長物語でもある。

そして映画で言うエンドロールでの裏話的な部分である
”解説してた人からの説教込みのインタビュー”を
試合直後に観れるというのがこの番組の武器だと思う。


しかも、アイスリボンっていうちょっと反則ぎみな
団体がやるからいいんだと思う。

ガチすぎない、というか。
いい意味で敷居が低いというか。

この番組自体もかなり思いつきでサラッと始まったみたいだし。
歴史の無さがフットワークの軽さを邪魔しないのが素晴らしい。



この普通にガールズネクストドアーな女の子の
第一試合であり、メインイベントのワンマッチ番組。

この番組がプロレスのさらなる細分化に繋がって
しまうのか、それとも一般視聴者を巻き込んだうねり
を作ることができるのか。

打倒、DOMMUNEくらいの気持ちで行ってくれ。


毎週、火、木、金曜日、夜19時から。


NERI


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半ズレ

ドラえもんって、日常に一個だけ異分子を混ぜた
時の周りの変化を風刺的、抒情的に描いたもの。

シンプルなだけに、ガチンコ。

だからこそ越えるのが難しい壁として
いまだにポップカルチャーの最前線に
居座っているだろう。



んで最近、そこに真正面から挑んでる漫画が
『第七女子会彷徨』だと思う。



近未来というか、パラレルワールドというか。
現在の生活と地続きの世界から半分だけズレた
場所で起きるなんて事はない話。

なんて事ない話なんだけど、半ズレ。

その半ズレが、もの凄く残酷な事を
ツルっと読ませてしまう。

だって、死後の世界をこんな斬新に描いていいの!?
しかもだいたい15ページくらいで。
さらっと。

でも淡々と、ポップに読ませるんだよなぁ。

非現実世界に逃げ込ませない、SF。
見た目と裏腹にかなり骨太な漫画。



この半ズレ感って、自分的にはジェリーフィッシュを
聴いた時と同じ間隔。

見ちゃいけない世界見せといて、結局
共感はさせない、というか。


この異次元世界を散々見せつけといて最後は
踵を3回鳴らして強制退場させられる感じ。
「お前達の居る世界はホントはここじゃないだろ?」
ってきちんと言ってくれるんだよね。



ポップカルチャーに必要なものって、受け取る側の
実生活の肯定にあるわけで、カルチャー自体に
逃げ込ませちゃいけない。

これを前提としてない文化は
変な宗教と変わらない、有害文化だよ。


NERI


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2010年06月05日

その後の『nacun』、読みたい。

ようやく3月発売の『nacun(ナチュン)』最終6巻を読んだ。



ぜんぜん本屋に売ってないわ、買ったら買ったで読むの
もったいなくなるわで結局今に。

打ち切りだったのかな?でもプロットもほぼ回収してるし
最後までカタルシスすごかったし、個人的には大満足。
これ以上は行けないっしょ。
これで文句言う人はどうかしてるぜ!


2年前まではヤンマガで『万祝』が連載していて、
『ワンピース』→『万祝』→『nacun』と対象年齢
別に壮大な海賊ロマン漫画(nacunも一応海賊モノとして認識)
があって、幸せ噛みしめてたな。

今も『海獣の子供』があるけど、あれは”五十嵐大介”
というジャンルの漫画なので一緒にはできない感じ。

むずかしいジャンルだけど、だれかガッツりしたの
書き始めてくれないかな。




今はとりあえず個人的には何も考えずに没頭できる
『魔乳秘剣帖』でも読みたい。



ちょっとシリアスな感じ出てきちゃったけど、
それでもこの漫画はすばらしすぎる。

佐野タカシの『イケてる二人』初期にあった暴力的なまでの
裸への渇望を”おっぱい”だけに焦点を絞ってとことんB級化。

”おっぱい”で、”忍者”で、”秘剣”。

タランティーノもビックリだぜ(笑)。
最強でしょ。

これは映画化してグラビアタレントの登竜門的な
作品としてシリーズ化したら面白いのになぁ。
でも絶対にシリアスにしたらだめだよ。
アホアホは必須条件。


短編集もめちゃくちゃ面白いのでぜひ。


NERI


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2010年06月02日

非日常音楽

今月リリースされるAriel Pink's Haunted Graffiti の
『Before Today 』、やばすぎる。

国内盤は7月かな?



ここ
で全部聴けます。

情報はpitchforkツイッターから。

久しぶりに脳みそが完全にプリンになりました。
こんな音楽、一回脳みそが液状化した人しか作れないっしょ。

まず、音がやばい。
70年代以前のモッコモコした音に安すぎるエコー。

そして完全にこの世のモノとは思えないジャンルレスっぷり。
悪ふざけとしか思えない瞬間もあるし。


アリスの不思議な国とか海底20000マイルとかって、
行ってしまったら気持ち良すぎて帰って来れないと思うんすよ。

だからこれはリピート禁止。
ずっと聴いてたら確実にダメな人になります。

この映像繰り返し観たらダメな人になるように(笑)


突き抜けた生活はYouTubeの中だけで
おなかいっぱいにしとけって事かなぁ。

先日FOALSで書いたばっかだけど、またまた
年間ベスト10入り確実。

NERI


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2010年06月01日

HOT FUZZ!!!!

映画、『HOT FUZZ ホットファズ-
俺たちスーパーポリスメン!-』を観た。



これすげぇー!

なんで今まで観てなかったんだ。

自分は、「どんな映画が好き?」って聞かれたら
「『フロム・ダスク・ティル・ドーン』みたいな映画」
って答えるようにしてるんだけど、まさにそんな映画。

めちゃくちゃなんだけど、映画愛に溢れてる映画。

そして”たかが映画”、っていう事を解ってる映画。

小ボケ→中ボケ→大ボケと内容とともにアホ度が上がっていき、
ラスト30分の加速度的なアホアホっぷりはヤバすぎる。

この画を見ただけで思いだし笑い。
fuzz


確かに一見さんお断りだとは思う。
映画知識ない人をバカにするための映画と
言えなくもないし。
でも単純に「村意識うんぬん」の部分はゾクゾクしたし、
アクション、スプラッターものとしてのクオリティー
もトップレベル。

過去の模倣、サンプリングに現代的価値観を与える。
そしてジャンルへの批評性がある。

これって「マッスル」がやってることだよね。
この前の「リング・オブ・コント」もまさにそれだし。
マッスル坂井と同じ視点で撮られた映画なんだから
そりゃ、自分好きに決まってるわなぁ。


映画好きなら好きなだけ笑えるリトマス試験紙的映画。
自分も10年後にもう一回この映画観て、今の10倍
笑えるくらいもっと映画観よう。


NERI



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