2011年05月

2011年05月27日

マンチェ狂想曲

2、3年前くらいはDFAから受け継がれてきた熱をModular勢が
ブレイクさせたせいもあって、エレポップが隆盛。

その次はDeerhunterとかNo Ageとかとかで盛り上がって、
さらにSchool Of Sevenbellsというポップアイコンまで生まれた
シューゲイズシーンが幅を効かせた。
チルウェーブとかもその流れって言っちゃっていいのかな?

昨年はWAVVESから始まったサーフガレージ系なのかな。
Best CoastとかVivian Girlsとか。


今年はなんなんでしょね。
まだボンヤリっすね。


なんとなくチラホラ聴こえてくるのは80's〜90'sにかけての
マンチェスターっぽい音出すバンドたち。

Pictureplane- Real Is a Feeling




Invisible Conga People - In A Hole
これはDFAのバンドかな?




Washed Out - Eyes Be Closed
これはSUBPOPから。かなり注目されてるみたい。
もろマンチェ。




久しぶりのアルバムに気合の入るHard-Fiの新曲”Good For Nothing”
もかなーりマンチェなグルーヴ。


カウベルとワウギターだもんね。ホーンセクションもまんま。
もともとイナたいバンドではあるので、これはかなりアリ。




前作は’09年度のベストアルバムに上げるメディアも多かった
The Horrorsの新曲もそんな雰囲気ある。


ズンドコリズムにシンセだもん。




そして極め付きというか、やりすぎというかこんなバンドまで。

SHINE 2009 - SO FREE


衝撃のダサさ!
タイトル的にはスープドラゴンズがカバーしたストーンズの”I'm Free”
思い出すけど、これは完全にCandy Flip!


衣装からなにまで完コピ笑



Primal Scream がマンチェと言えばな名作「スクリーマデリカ」再現ライブ
やったりしておっさん、おばさんを久しぶりに発情させたりもしてるし。



個人的には好きなジャンルなので流行ってもらっていいんだけど、
The Horrorsのような何か新しい価値観をプラスしてくんないと
厳しいものはある。

20年分の音楽の重みを負荷した説得力を期待。

NERI

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2011年05月26日

みやこのくせに

昨日のアイスリボン294

ICE×60選手権試合
(王者)藤本つかさvs松本都(挑戦者)

以前このブログでも書いたように、ほぼ詰んだ状態の都っち。
負けたら、アイスリボン退団。


そして結果は、11分で完敗。

ハイ、退団。



・・・って所で終わってたらこのブログには書かないんすよ。


試合後の座談会に登場した松本都がぶち上げた展開が、


新団体「崖のふちプロレス」設立!!


生で観てないし仕事でリアルタイムで情報入って来なかったから
深夜にこの展開知ったんだけど、鳥肌全部立ったよ。
あまりの感動に震えたよ。
これが最新型のプロレスなんだなぁ、って。



そしてゲラゲラ笑ったよ。
会場居たら俺、興奮で叫んでたと思う。

19時乗っ取りくらいまでは頭にあったけど、新団体とは。

考え方の根底を揺さぶる展開。


単純っちゃぁ、単純なんだよ。
アイスリボンという団体のエースでいられないから、
自分がエースの団体を作る。
まったく新しい価値観の箱庭を作る。
頭でプロレス出来ないやつなんてリングに上がれないし、
硬い頭の人は観て楽しむ事すら許さない団体。



今だから、可能だと思う。
”プロレス”というジャンルの価値観の幅が広がっている今。
「マッスル」や「宇宙大戦争」が視界を広げてくれた今なら。


きっと、「アイスのリングの試合で成長を見せて欲しかった」とか
言ってるやつらも観ざるを得ない。

だって、こんな戦い(プロレス)見たことないもん!
所属団体とのイデオロギー対立を体力以外でブチ破ろうとしてるんだよ?

発想としては、猪木イズム、マッスルイズム、サスケイズムを
がっちり継承してると思う。



他人と違う事をしつつ、本質を突く。

昨日もう一つ鳥肌立った事にも通じる事なんだけど。
      ↓
「AKB48 22ndシングル 選抜総選挙」の速報

とりあえず、以下10位まで。

1 (1←2) 大島優子 K 17156 【31448】
2 (2←1) 前田敦子 A 16452 【30851】
3 (8←9) 柏木由紀 B 12056 【15466】
4 (6←5) 高橋みなみ A 8833 【17787】
5 (5←4) 渡辺麻友 B 8582 【20088】
6 (3←3) 篠田麻里子 A 8016 【23139】
7 (19←27) 指原莉乃 A 7357 【6704】
8 (4←7) 板野友美 K 6596 【20513】
9 (11←29) 松井玲奈 S(SKE48) 6559 【12082】
10 (7←6) 小嶋陽菜 A 6534 【16231】
(前回←前々回最終順位) 【前回最終得票数】


特筆すべきは、さしこ こと指原 莉乃の7位。
7位!!
板野 友美よりも上。



さしこ は持たざる者だったと思う。
でも、バラエティーに特化することによって視線を集めた。
そしてその視線を糧にガンガン綺麗になっていった。

自分のことを「クソアイドル」と呼びつつも、自分が1番に
なれる場所でジタバタし続けた。

他にもバラエティー出てるメンバーはいるけど、ここまで特化
しているのは さしこ だけだ。





今後、板野がオタ以外の層の投票で盛り返すとは思うけど、
この衝撃を与えた時点で さしこ の勝ち。



なんで さしこ が7位なのか。

それを考える事と、松本都の新団体設立を考える事は
同じベクトルのように思う。


新団体はコケるかもしれん。
でもとにかく、”今”の松本都はプロレス界一かっこいいぞ。


NERI


















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2011年05月23日

先生。。 ヘヴィーなロックが・・・、聴きたいです。

Borisの新譜「Heavy Rocks 2011」がやばい。



現在はこちらのサイトで無料試聴可。

NPRでデスキャブとマイ・モーニングジャケットの無料試聴も
始まってるのにこればかり聴いちゃってる。


まぁ、Borisはいつもやばいんだけど「New Album」のメジャーっぽさが
イマイチだったのでなおさらガツンと来た。


今作はセルフプロデュースで、「Attention Please」というアルバム
と同時発売。

そちらも無料試聴可だけど、まずまず。


外部プロデューサーを招いた「New Album」から何曲かづつ振り分けて

「Heavy Rocks 2011」→くそ重いスラッジ・ドローン・ストーナー曲 

「Attention Please」→シューゲイズ・インダストリアルっぽいポップな曲

と言う風に色分け。

そしてそれぞれさらに曲を追加してアルバムにした感じ。



その「Heavy Rocks 2011」がもう悶絶。 

1曲目 ”Riot Sugar ” からクソやばい。


ドライヴィンな7曲目 ”Window Shopping”


とか全盛期のスマパンだよ。

個人的な神曲である ”Pissant ”


とか、 ”Hello Kitty Kat ”


と肩並べる出来かもしれん。
音の潰し方がツボ過ぎる。

そして10分越えの2曲

”Missing Pieces ”


”Aileron ”


の極悪ドローンっぷり!

特に”Aileron ”の陶酔感はちょっとここ最近じゃ記憶にないくらいだ。


重い音なのにポップという意味でのかっこ良さでは世界でも
トップだと思う。
のに、なんで日本でメジャーでって事になると
ああなっちゃうのかねぇ・・・。

これは個人的年間ベストレベルのアルバムであるとともに、
広い意味でのヘヴィーロックにおける五稜郭的な防衛ラインだ。
こんだけかっこ良ければバンド単体で背負っちゃってもいいっしょ。


最近のKoRnの(特にジョナサンの)復活っぷりも凄いけどね。


新しいドラムが入って完全に覚醒したなー。


NERI




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2011年05月19日

『ブラック・スワン』がエモい。

映画『ブラック・スワン』を観てきた。 


観る前にけっこう情報を入れてからの観賞だったんだけど、
想像すべてを上回るエモーショナルな内容。

ホラーとか言う人もいるみたいだけど、どのへんがだろ??
怖さを感じたというよりも、ひたすら演技と演出に圧倒された。
ナタリー・ポートマンってどう頑張っても『レオン』の名声を
越えられないイメージだったけど、これは越えたでしょ。
15年たってようやく傑作1stアルバムを越えた事に対する
アカデミー主演女優賞という評価は当然の事のように思えた。


終盤まで溜めに溜めた感情をハンマー投げのように解き放つ
後半のカタルシスは肌がビリビリと震えるほど。


エモーショナルさを倍増させてるのは音の使い方だと思う。
関節とか床の擦れる音とかで神経逆撫でる前半。
誰もが知ってる「白鳥の湖」をこれでもかと脳に叩きこむ後半。

こんなエモい感じは『エヴァ・破』以来かもな。
ほんとビリビリ来るから。

バンドで言えば、ピンク・フロイドとかモグワイとか聴いてるような。



”クラシックバレエ”って知識ない自分ににとっては宝塚とか
女子高みたいな禁断の空気があって。

その”禁断感”という難しい問題を”演技”というテーマの一点突破で
ここまでポップに仕上げたダーレン・アロノフスキーの手腕は見事。

”プロレス”に続いて”クラシックバレエ”だもんなー。
難題解きすぎでしょ。


バレエを扱ってる漫画っていうと曽田正人 / 『昴』とか思い浮かぶ。
これもビリビリくる傑作ではあるんだけど、バレエという特殊な世界
の妖しさという点だと

中村 明日美子 / 『コペルニクスの呼吸』



の方がしっくり来るように思う。


バレエじゃなくてサーカスの話なんだけど、空気感が似てる。
サーカスに限らず、優れた表現は売春の見本市に成り得るという
尖った視点も『ブラック・スワン』になんとなく繋がら・・・、ないか笑。

でもこの漫画の中に出てくる

「現実と非現実のパラドックス
 それを案内するのがアーティストだ」

っていうフレーズは間違いなく今回のナタリー・ポートマンの
演技に言える事だと思う。


NERI



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2011年05月17日

ダラダラと。

先日読んだ深町秋生の「果てしなき渇き」がどストライクだったので、
サクサクとその後の作品「ヒステリック・サバイバー」
「東京デッドクルージング」を読んだ。





ものすごく面白い。この人の文体が自分に合うのかな。
ストーリーと言葉のリズムで引き込むのが上手い。

「ヒステリック〜」、「東京〜」の方がポップな開け方をしてると思う。
特に「ヒステリック〜」は不穏な緊張感が続くのと並行して甘酸っぱい
10代の空気も感じられる。
それをセールス的な世間へのギラギラとした牙と捉える事もできる。

それでもやはり、「果てしなき渇き」の剥き出しの粘膜を
ガサついた指で撫でられ続けるような快感は無かったかな。

どちらも好きなんだよ。
意識的にファーストアルバム的なものを作ろうとした1作目。
対世間を視野にしたセカンドアルバム以降の挑戦。 

頭の良い作家だと思われるので、初めからどの作風でも行けたと思う。
椎名林檎が初めから3枚目までの構想を持った上で順番はレーベルに
任せた、という話を思い出したよ。




今丁度クリエイション・レコーズの歴代シングル曲をつないだ
mix tape『Creation Singles』

1983〜87年約144分

1987〜90年約96分

を聴いている。

クソ長いけど、聴いててやっぱり前期と後期の変遷は面白い。

後期もお世辞にも上手い演奏だとは思わんが、
前期のそれは戦慄のヘタクソさだ。

でも確かにこのレーベルは歴史を作った。

基本的にUS寄りの音楽を好む自分がUKをきちんと聴き始めた
のはこのレーベルのおかげだと思っているし。

後期の明確なシューゲイズシーンの形成の手前の有象無象感。
ここにしかないパワーが好きだ。

時期的にアメリカのSSTレコードとリンクしてるのも面白いしね。
 

何も無いのに、有るように見せる。
ゴミを宝石に変える魔法。

主宰のアラン・マッギーはその魔法を持っていたし、
それはそのまま”プロレス”という言葉に置き換えられる。



その魔法をもっている さくらえみ 率いるアイスリボンが今
明らかにもがいている。

というか、ネクストステージに上がるためにマグマが溜まっている状態。


10代限定プロレスとして興行を行う"Teens"。
これはホントにプロレスの未来のかかった企画だ。


海外の音楽シーンではアーティストもオーディエンスも10代しか
参加できないフェスがあったりする。

そこは20代以上の価値観が一切入り込む余地のないものだ。


”Teens”は何が何でも10代の子達で会場を埋めて欲しい。
おっさんなんかが入りたくても入れない状況を作って欲しい。
第二回大会で早くも みなみ飛香vsつくし という看板カード。
絶対に次につなげて欲しい。


その”Teens”に対してオリジナルアイス。

先日このブログでも書いた松本都へ続いて、今度は真琴への問題提起。


松本都も真琴も大きなオリジナルの武器を持ったがゆえに
そこで足踏みをしてしまっている。

そのオリジナルの武器の本質的な意味を変えずに、
女子プロレスという小さな枠組みからいかにブレイクスルーするか。
二人にその成長を促すとともに、ファンへの改めての挑戦。
”どうだ、これ語れんのか!?”というね。



サブカル少女の都宮ちいが体力的に優位に立って
真琴と対峙するというパラドックス。

真琴は腕立て100回じゃない方向性で答え見つけて欲しいな。


NERI

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2011年05月12日

松本都を”今”語ろう。

buggyさんのブログ「長めのつぶやき」を全肯定した
上で書きます。

ホントは試合前に書ければよかったんだけど・・・。




アイスリボン290に向けての煽りVがこれ。
        ↓


んで、試合結果はこちらのサイトから


さくらえみ による、松本都の全否定。
結果だけ見ても残酷なくらい一方的な試合。
ほぼ制裁マッチと受け取ってもいい。

なんでここまで否定しなければいけないのか。

そこを考えるのが”プロレス”だと思うので、
ずーーっと考えてるわけです。




松本都の「自称エース」という方法論は斬新すぎて
アイスリボンを席巻した。
90年代前半の総合格闘技における”柔術”のように。
そして最近アンデウソン・シウバやリョートが使う前蹴りのように。

それまで無かった方法論に”体力”という古典的な武器では
プロレスの構造上、歯が立たなかったのだ。

そんなジョーカーのような存在に変態プロレスファンは狂喜した。

そして、松本都はそのポジションに安住した。

でも、斬新な方法論はすぐに消費されてしまう。

レイジが発明したラップ+ハードロック=ヘヴィ・ロック。
ストロークスが回帰したコンパクトなロック。
全部消費された。

でも、消費しつくされた焼け野原からしか生えてこない芽がある。

その舞台作りが今回の さくらえみ の制裁だったのではないか。


あーーー。これもう煽りV観たまんまじゃん。
頭悪いなー、俺。
でも書かずにはいられないんだよ。




さくらえみは意外と古風な体育会系理論を根本に持ってる。

それを根本から否定できる可能性を持っているのは松本都だけだ。
アイスの選手プロフィールを一人一人見ていっても思う。
”アイスリボン”という団体の発明自体、言いかえると さくらえみ の
野心自体と釣り合うイデオロギーを持ってるのは松本都だけだ。


そこを体力うんぬんで片付けられてしまっては、
さくらえみ も本当は困るんじゃないかな。

アイスリボンのブレイクスルーを担ってるのは松本都の
次の一手にかかってると言ってもいいかもしれない。



正直、次の試合見るのが怖い。
状況から言っても、ほぼ詰んでるとしか思えない。
煽りV見ると松本都が団体内で孤立してるのが痛いほど
伝わってくる。

大勢のジョックスの中で孤立するオタク。
ほどんどの場合はそのままジョックスに取り入れられてしまう。

でもそこから生まれた奇跡はいくらでもある。

熱された鉄板の上でどれくらい踊れるのか。
優れたエンターテイメントはみんなそこから始まってるんだよ。








NERI













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2011年05月07日

とりあえず、ポチって良かった

図書館から予約した記憶がないのだが、取り置きのメールが来た。
どのタイミングでポチったのかわからんが、とりあえず読んだ。

深町 秋生 / 「果てしなき渇き」




読んでよかった。 悶絶の面白さ。
大好物の暗黒ノワール。

Amazonの書評では賛否両論だけど、それも解る。
まったく受け付けない人もいると思うけど、これを楽しめる
感性で良かったと思う。
ネタバレになっちゃうかもしれないけど、物語が始まった時点で
”既に詰んでる”という残酷さ。
そういう意味では最近観た映画「ブルーバレンタイン」
に共通するものがある。
子供作るのが怖くなるというか。



世界観という上モノをしっかり作った上で、
あとはリズムがひたすらドライブしていく。
しかもブチブチと切れる文体が作り出す独特のリズム。
そのリズムがとにかくストーリーに引き込む。

それだけでいいじゃん。
上モノとリズムだけガッチリ。


惜しくも活動を止めてしてしまったノルウェーの
カルトガレージモンスター、ターボネグロを聴いているようだ。





ファッション含めたイメージをしっかり作って、あとは
ひたすらドライブするリズムに乗せるだけ。
曲を重ねるうちに陶酔してくる。
ポテトチップ食い続けるような快感。


ま、その世界観が肌に合わなかったらしょうがないんだけどさ。




作品の内容について思う事は、この話は
大槻ケンヂ/「グミ・チョコレート・パイン」の”パイン編”の
あるべきもう一つの姿なんじゃないかという事。
処女性についてのサスペンス。


NERI






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2011年05月04日

二階堂ふみ の名刺代わりだ

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』
を観てきた。

予告編→


『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督作品だった
ので期待度ほぼMAXで観たんだけど、そんなハードルは
サクッと越える名作。

一言、オススメです。




子供に対する大人。
「ま、こんなんだよね、世間って」っていう世界観。
要はマジョリティーを解りやすく描いている。

そこをディフォルメする事によって、その現実に対して
ロックンロールはどうあるべきなのかをシンプルに描いている。


この映画でブルーにこんがらがってる人達の悩みは最終的に
何も解決しない。

だったらロックンロールには何ができるのか、って話だ。


ま、答えはこんがらがったまま踊るしかねーって事なんだけど。
練マザファッカー的には「死神とダンスを踊るのはやつだメーン」
って事になるんだろうけど、悲しいかなぶっちゃけそこにしか
ロックンロールは存在しない。

そこを描けてるから、・・・オススメです!


あと、二階堂ふみ がくそかわいい。
間違いなく代表作になるだろう。

映画でこんなに撃ち抜かれたの「天然コケッコー」の
夏帆以来だ。

個人的にさんざんお世話になった(ヴァーチャルで)
森下くるみの色気もやべーっす。

『SR』シリーズに続き、エロバランスもさすが。




あとさんざん言われる事だろうけど、ドラマ『モテキ』第六話の
満島ひかりのカラオケと併せて観るべき映画でもあるかもなぁ。

先日のラジオDigで入江監督が大根仁に「やられた」って言ってたしね。



5月1日の1000円の日、しかもゴールデンウィークど真ん中に50席
くらいの小さい映画館で観たんだけど。
満席かなーとか思いつつ行ったら、時間ギリギリで余裕で座れた。

それ、どうなの下北沢。

NERI








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2011年05月02日

続・プロレス的価値観

先日ブックオフで「クマと闘ったヒト」が100円だったので購入。



読んだ事ある本だけど、再読しても面白かった。
高橋本以前のほのぼのとした空気と意外とエグい内容
をミスター・ヒトの人柄がうまく中和している名作だ。

自分はプロレス本が大好きだと再確認。
クソみたいな本もいっぱいあるんだけどね。



前回のブログで書いた鈴川vsバンナ、クートゥアvsリョートの
本当の魅力というのを一人でも多くの人に解って欲しい。

でもそれにはやっぱりプロレスを好きになってもらわないと
始まらないんじゃないかとも思う。

だから、高橋本以降(カミングアウトを前提とした本)
に限定してこれさえ読めばという3冊を紹介したいと思う。


まずは、

柳澤 健 / 「1976年のアントニオ猪木」



アントニオ猪木という天才のエゴによって実現した奇跡と悪夢。
モハメド・アリ戦までの燃えるようなカタルシスとその後半のギャップ。
手に汗握ったあとに、それが冷や汗になるような体験ができる。

「プロレスラー」という存在はそのまま「エゴ」に置き換えられる
べきものなんだなと考えさせられます。

難しい事考えなくても、ドラマ性高い読み物として圧倒的に
優れているのでサクサク読めます。




2冊目は

PURE DYNAMITE―ダイナマイト・キッド自伝



プロレスという職業の華々しい魔力、過酷さ、残酷さ。
イギリス、アメリカ、日本の数えきれない名レスラーとの
交錯における火花の美しさ。
ステロイドで作り上げれた彫刻のように美しい筋肉の代償。

初代タイガーマスクの永遠のライバルの魅力的過ぎる半生
は一気読みしてしまう事間違いなし。



タイガーマスク戦は今観ても鳥肌立つ瞬間がある。





3冊目は

『kamipro』編集部 / 「U.W.F.変態新書」



U.W.Fという半ガチ団体に人生を狂わされた変態の、
変態による、変態の為の言葉の異種格闘技戦。

U.W.Fという団体をまったく知らなくても、語る対象である
レスラー達が魅力的すぎるのでまったく問題なし。

そしてその魅力を驚異のアンテナ感度でキャッチしつつ
語り倒す座談会は変態でなくとも爆笑&感動間違いなし。
好きになってしまったモノへの偏愛っぷりの桁が違う。


空気感としては電気グルーヴの「メロン牧場」に似てるかも。





以上3冊です。
この3冊はそれぞれリンクしあっているんです。
海外のプロレスと日本のプロレス。
アントニオ猪木のエゴによって産まれざるを得なかったU.W.F。
U.W.Fから現代MMAに至る歴史。

カチッ、カチッとパーツがはまるような快感もあります。




これらを読んで解る”プロレス的価値観”は

「ガチではないと100%は言い切れない、というグレーな部分に
 いかに感情移入できるか。
 エンターテイメントは騙されてなんぼだ。
 そしてどうせ騙されるなら魅力的な人に騙されたい。」

という事だと思う。



この女子高生の顔はかわいくないかもしれない。
ヘタしたら女子高生ですらないかもしれない。
でも、100%そうではないとも言えない。

それをどこまで面白がれるかっていうのが
”プロレス的価値観”だと思う。


NERI

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プロレス的価値観

先日のIGF GENOME15 のメインイベント。

鈴川真一 vs ジェロム・レ・バンナ。

プロレスとシュート(ガチ)の狭間で揺れる怪しすぎる試合。
試合の詳細はこちらのブログからどうぞ。
色々、色々な面から語り口が持てる、
近年屈指の濃厚でジューシーな試合。

鈴川は今ホントやばいと思う。
背中の闘魂タトゥー含めて良い意味でやりすぎちゃってる。
現在日本のレスラーの中では最も胡散臭さで金が取れる男だ。



話は変わってWOWOWで生放送されたUFC129。
メインは無視して(良い試合だったけど)、個人的注目カード、
ランディー・クートゥア vs リョート・マチダ。

この試合での引退を示唆する鉄人絶倫ファイターのクートゥア。
キング・オブ・ケージ。ミスターUFC。
もちろん入場シーンは会場大爆発の盛り上がり。
もうぶっちゃけハルク・ホーガンの”Real American ”で
入場していいんじゃないかと思うんだが。



そして対するリョートは昨年ショーグンに完敗してから良い所がなく、
さらにそのショーグンまでもがジョン・ジョーンズに完敗してしまった
ため、崖っぷちのカド番状態。

いつも似合わないなと思うリンキン・パークに乗って登場。

そして、ケージに入る直前にあのスティーヴン・セガールとハグ!

”あの”っていうのは、「セガールなんかと遊んでるから弱くなった」
とかファンから言われたりしてたのが一つ。

そしてもう一つの理由は先日のUFCアンデウソン・シウバが放った
ダルシムのような衝撃的な前蹴りはセガールが伝授したものだ
という噂があって、幻想が膨張しまくったからだ。


そして試合結果は・・・、またしてもリョートの前蹴りがクートゥアのアゴ
を直撃してKO勝利。



セガールキック再び! セガール幻想再爆発!!

ケージを去るクートゥアの笑顔。
オーディエンスが感じるセンチメンタリズム。
そして、セガールキック。

カオスとしか言いようのない空間がそこにはあった。



鈴川vsバンナはプロレスの中にシュートが入り込んでしまった試合。
クートゥアvsリョートはシュートの中にプロレスが入り込んでしまった試合。

壊れかけのレディオと、治りかけのレディオ。
不思議な写し鏡のような2試合。
いかにも”プロレス的な”2試合。

限りなく曖昧でグレーな部分にどうしようもなく惹かれてしまう
プロレスものにとっては、オカズが多すぎてご飯が足りないような
贅沢な2試合だった。





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