2012年05月

2012年05月25日

レコメンド追記

Only In Dreamsのレコメンドでさくら学院の事について書いた
ものの補足というか書き忘れというか。


BABYMETALの”いいね!”を聴いて感じる地殻変動感っていうのは、
スリップノット聴いた時の感じと似ているという事。

見た目とリズム、ビートのポップさだな。

リズム、ビートはポップと一言で片づけるのは難しいんだけど、
時代に対する違和感があるのに、ポップに聴かせるズレ感というか。

スリップノットの場合は、もともとあったインダストリアルという
ダンスメタルのダンス成分をハンマービートからドラムンベースに
置き換えた。

この新鮮さが、”これ!!”っていう確信を産んだ。

The Strokesの異様なバスドラの音の小ささとか、


MGMTのシンセのへなちょこっぷり


と同じタイプの新鮮さ。



でもメタル・ハードコア+トランスというだけ、
いわゆるピコリーモだけだったら「はいはい、」という感じなのだ。

それと「見た目のポップさ」が合わせ技になっているという稀有な存在。

褒めすぎかなー?
いやいや、褒め足りないくらいだと思うんだが。


スリップノットは長く続いて曲がただのハードロックみたいなのになっても
まだ見た目のポップさのゴリ押しでなんとかごまかしている現在。

多分、ここ1年が最も美味しいであろうBABYMETALの
足元にも及ばないと断言しよう。


NERI

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2012年05月14日

白昼に観る夢

重松成美のデビュー作「白い本の物語」をこのブログで
取り上げたのが2010年の2月

待ち続けた新連載がようやくコミックス化。

「BABEL」



中心となる題材はデビュー作と同じ”本”なんだけど、
今作はガッチリとした近未来SF。


柔らかい線は相変わらずに、その線をMAXに活かした
ゴアっぽいスペタクル感。
そんなテンションで描かれる”本”の根源を探る旅の序章。
図書館ヘヴィーユーザーにはたまらん内容となっております。

「虫と歌」、「25時のバカンス」で一気にSF漫画家の頂点へと登らんとする
市川春子とはまた違った空間の曲げ方というか。
市川春子が離れた2つの点を残酷さすら感じるほど
無理やりくっつけてしまうような感じだとすれば、
重松成美は大きな渦というか螺旋を描いて最終的に
同じ点に誘うような印象。

どの作品も装丁からして物欲刺激MVP級だし。
今、家にあったらかこいいぞ。



ちょっとSF熱が高まってるな、と思う今日このごろだけど
個人的大本命は宮崎夏次系。

なんというか、天才としか言いようがないのでは?、と。
松本大洋の骨太さ。
萩尾望都の繊細さ。
山本直樹のグロさ。
そんな偉大な例えがポンポン浮かんでしまう。
たぶん、言い過ぎじゃないと思う。

モーニング・ツーの英断で無料で読めるようになってるので
ぜひ触れてみて欲しい。

こちらから

パックリ開いた傷口のような、砂糖だけでできた甘い風景のような。
小学生なんかが読んだら脳内のトラウマフォルダに自動保存っすわ。


ちょうど無料視聴始まっているBeach Houseの新作なんか
聴きながら読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

前作とまったく同じ(笑)と言っていい内容ですが、
60分続いてくれる悪夢と紙一重の白昼夢はSFにぴったり。


NERI


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2012年05月09日

いいね!

3月に発売になったBABYMETALの「いいね!」。

”狂ったように”という表現がまったく誇張じゃないくらい
聴き狂っている。

初聴きから2か月以上経ってるのにこの頻度は尋常じゃない。
過去に例がないくらいだ。
TOOLでも曲単位だとここまでは持続しなかったように思う。

このライブ映像とか余裕で5回は連続で観れる。


このライブ”だから”と言った方がいいのかな。


自分でも驚いているくらいなのだ。
ハンパじゃなく飽きっぽい自分がここまで抜け出せない。
その理由ときちんと向き合ってみたいと思う。


とりあえず、3つかなと考える。


1つめはこのユニットが「異物」であるという事。

ピコリーモ、クラブコアと呼ばれるジャンルさえも
バカにするようなブリッジ部分のラップからのブレイクダウン。
そしてブレイクダウン後のデス声。
そこからさらに疾走する曲。

とんでもなくクオリティーの高い(主に顔)アイドルが
この曲を口パク(基本ダンスユニットなんだが・・)で演じる。

日本で今一番「異物」なユニット、ゴールデンボンバー。
現行でリンクしてるのはこのBABYMETALだけのように思う。

美形にコアなジャンルをやらせるっていうのはバランスが全て。
全盛期のオレンジレンジの日本のポップシーンの中の立ち位置
ともなんとなくカブけど、ジャンルにおけるバランスという意味では
この時期のBRING ME THE HORIZONの方が近いかな。






2つ目はこのユニットから「背徳感」を感じるという事。

まぁ、ザックリ言っちゃうとロリコンという事なんだけどさ。
基本、上のBABYMETALのライブ映像ってヤバいっしょ。
とんでもないクオリティーっていう意味が”体型”の方に行っちゃってる。
まぁ、真ん中のSU-METALはギリとしよう。
スクリームのとことかやばいけど、よしとしよう。

でも両端のYUIMETAL、MOAMETALはほぼアウトっしょ。
そんな子にこんなガチな振り付けでラップの真似事させてさ。

そんなガニまたで背徳感ガッツリ高めた上で、ブレイクダウンパートっていう。
逃げ道のない団結が産むこのヘッドバンギングの規模は
今の日本だとマキシマムザホルモンレベルじゃないと無理じゃないかな。

背徳感、陶酔感、脅迫感って洗脳に使う手だよね。
ゴスもちょっと入ってるという意味ではマリマンと同じ匂いすら感じる。





3つめはありきたりだけど、「青春」だ。
しかも「疑似青春」だからこそのフル勃起。

1つめの「異物」とも繋がるんだけど、「青春」って、大人にとっては
「異物」そのものなんだよ。

それはカネコアツシの超名作「SOIL」に描かれていたもの。

「異物」は必ず排除されるっていう話が言おうとしているのは、
「青春」は過去の「異物」としてしか存在しない
っていう事なんだと思う。

そして奇跡という「異物」は「異物」にしか呼べない。
じゃあ、「異物」を作ろうって話で。


このBABYMETALはあと1年くらいしか存在しない。
なぜかというと、SU-METALは年齢制限でさくら学院自体を
来年卒業するシステムになっているのだ。

奪われる、排除される事が決まっているもの。
すなわち「異物」。
そうやってこねくりまわして捏造された「青春」。

そしてそれはそこに「存在」しているだけで、それ以上でも以下でもない。
手に入れる事も、理解する事もできないのだ。
「塔の上のラプンツェル」における髪の毛とも言える。
特別な、謎な、でもいつかは失ってしまうべきもの。

解りずらいかもしれないけど、
そんな完璧に不確かなものほど面白いものはない。



「異物」、「背徳感」、「青春」。
そんなものに狂わされつつ、不毛とも言える時間を
このユニットと共に過ごすのに一切の後悔はない。



NERI

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