2013年12月

2013年12月31日

マイ・ベストトラック2013 feat 漫画

例年通り、年間ベストトラックと漫画ランキングを
同時に行ってみたいと思います。

今年は15位までっていうことで。


【第15位】

大森靖子 / ”ハンドメイドホーム”



「大好きな悪魔と引き裂かれ 王子様とキスをした」
「毎日も手づくりだよね」。
キラーすぎる。

シンプルなカントリー、フォーク調で歌われるだけに刺さりまくるのは
結局は自分の足で立つしかないという事実。

虚構の世界に生きるからこその説得力だと思う。

漫画で言うと

井上 雄彦 / 「リアル」13巻





【第14位】

Arcade Fire / ”Reflektor”



誰も信じられないけど、とりあえず、ズンズン進む。
他人の善意という善意の裏側から透けて見える本心
をなんとなくかわしてなんとなくでも家に帰る。
言いたいことがある時は輪郭をハッキリさせるという意味で
ジェームス・マーフィーの起用は大正解。

漫画で言うと 

西村ツチカ / 「さよーならみなさん」





【第13位】

”潮騒のメモリー”



10代はもれなくジュブナイルであるべき。
辛いことはないに越したことはないけど、色々あったほうが面白い。
山もいいけど、なんとなく海の方がそういう感覚があるように思う。
あまちゃんは土着的な文化の嫌な部分をうまーくかわしてたけど、
田舎ドロドロな諸星大二郎的なあまちゃんも観たい。

漫画で言うと

うめ / 「南国トムソーヤ」2巻





【第12位】

MAYER HAWTHORNE / ”FINALLY FALLING”



この時代に何をすべきなのか。 
「特にないなぁ」っていう場合の最上の表現だと思う。
ホッコリという感情は、けっこうなパーセンテージの人の
私生活を救う。

漫画で言うと

朝倉世界一 / 「春山町サーバンツ」2巻





【第11位】

Shitfucker / ”Sex Dungeon”



現時点で300回くらいしかプレイされてないこのビデオ!
アップされたばっかだけど、最&高!!

男はSEXとダンジョンがあれば生きていける(テキトー)。
ゲー世話な世界が好きな人には、満を持してのドロップ。

漫画で言えば

桜井稔文 / 「絶望の犯島」





【第10位】

lyrical school / ”ひとりぼっちのラビリンス”

もろい体でもろい関係性を繕う姿を
キャラを際立たせながら描く。

tofubeats仕事がやばすぎる。

粉々に砕けた関係性も意外とケロッと修復したり、
取り返しがつかなかったりという情景。
それをあくまでも客観視するとすごく綺麗、という見本。

漫画で言うと

市川春子 / 「宝石の国」





【第9位】

The Knife / ”A Tooth For An Eye”



どう贔屓目に見ても狂ってるんだけど、超キュート。
淡々として見えるからフワフワとした気持ちで接してしまうんだけど
よく考えてみたらゾッとするような笑顔をしてた、みたいな。

意外としっかりとJUKEっていうトレンド見据えてたりして
したたかなところもあったり。

漫画で言うと

笠辺哲 / 「ラタキアの魔女」





【第8位】

AKB48 / ”恋するフォーチュンクッキー”



この曲に意味はない。
まぁ、意味があればもっとよかったんだろうけど、
今のAKB48にそれを求めるのはやっぱり間違ってる。

でも、こんなみんなで踊れるポップチューンを作ってくれたんだから
いいじゃないかと思う。

意味はないけど、みんなで踊れる事が必要なんだよ。
不毛の地である10代を乗り越えるためには。

なんなら曲の間中、ずーっと「オーナーニー!」コールしたい。

漫画で言ったら

ゴトウユキコ / 「R-中学生」3巻





【第7位】

さくら学院 / ”マシュマロ色の君と ”



どの瞬間を切り取っても美しい。
ちょっとでもさくら学院の事を考えると泣きそうになってしまう。

この時間が永遠に続けばいいのにとも思うけど、
卒業生の活躍を進行形で観てる身にとっては
とにかく”今”観続けるしかないんだと何度も自分に言い聞かせる。

絵を見ただけで泣けるという意味でも漫画で言ったら

雨隠ギド / 「終電にはかえします」





【第6位】

Lily Allen / ”Hard out here”



基礎体力が半端ない。
そしてまったくヴィジョンがブレない。

何気なく普遍的なものを提示してくる。

ただリリースが有るというだけでも泣けてくるのに
全く守りに入ることのない姿勢にはビビるばかり。
やっぱり意気地なしより、意地っ張りの方が男らしいぜ。

だってバナナにイラマチオだよ。
なのに女の子のファンがモリモリいるんだよ。

次元が違うとしか言い様がない。



漫画で言えば

望月ミネタロウ / 「ちいさこべえ」2巻





【第5位】

Janelle Monae / "Q.U.E.E.N. feat. Erykah Badu"



フリークスを狂喜させるロッキーホラーショーとか
ファントム・オブ・ザ・パラダイスのような存在。

それでも放射状に陽性の感情が広がっていくような
感覚があって、マスに受け入れられるのはフォルムが
カッコよすぎるからだと思う。

だってエリカ・バドゥと並んでも何の引け目もないんだよ。
 
観るたびに生きてて良かったと思える。

漫画で言うと

堀道広 / 「部屋干し ぺっとり君」





【第4位】

DJ Rashad / ”Rollin”



ドライブしていく感覚と、ループする陶酔感。
とにかくブチ上げるという気概。

トリッキーであり、小技も抜群で、豪腕。
脈々と続いてきた歴史をきっちりアップデートして
みせるトラックはアンダーグランドな匂いなんて
微塵も感じさせない時代の音だと思う。

漫画で言うと

水上悟志 / 「スピリットサークル」2巻





【第3位】

Kanye West / ”Black Skinhead”



メジャーもメジャーのこのレベルで、こんなに攻められたら
もう手も足も出ないっす。。

音もPVもモノクロという表現を最大限活かした殺傷力。
絶妙の隙間を持たせて1音1音フルスイングで殴ってくる。
今年一番頭を振れる曲。

なんつーか、どうやって作ってんだろうね、こんなの。。
凄すぎてフォロワーが産まれようがない。

漫画で言えば

森泉岳士 / 「祈りと署名」





【第2位】

dancinthruthenights / ”マジ勉NOW! feat.新井ひとみ”



才能だけとりあえずある子が、絶対的な導師を得る。

スポ根ものでもアクションでもいいけど、
燃えるんすよ、こういうの。

これで帰る場所がなかったりしたら無条件で泣けるんすけど、
けっこうぬくぬくした場所が待っててくれるんで2位っすね。

漫画で言ったら

今井哲也 / 「アリスと蔵六」2巻



これはねぇ、死ぬほど泣けるっす。
蔵六、キラーフレーズ連発だし。
SF、アクション、ドラマ、どのジャンルとしても超ド級の作品だと思います。


【第1位】

大森靖子 / ”ミッドナイト清純異性交遊”



アンダーグラウンドから君の指まで、すべての期待を背負って
リリースされた2ndから。

2013年は大森靖子の曲にビンタをもらい続けたような気がするが、
この曲はビンタがくると思って目をつぶって歯を食いしばったら
みぞおち殴られたような感じだった。

大森靖子の曲の中でも郡を抜いてポップなトラックに、
パンチラインだけで埋め尽くされたような詞。

「狂ってるのは君のほう」なのに「世界だって君にあげる」。
こんなにわがままで、ハードコアで、やさしい詞が曲の間中
ずっと繰り出され続けるのだ。

彼女はきちんと自分を愛せているんだと思う。
じゃなきゃ、こんなに他人を愛せない。

漫画で言ったら

ルネッサンス吉田 / 「愛をくらえ!!」




”愛をくらえ”は元々Superfly の曲名だから
他の曲を当てはめるのはいかがなものかと思いましたが、
どうしても大森靖子しか思い浮かびませんでした。

ルネッサンス吉田が大森靖子の曲を聴いたらどんな曲を
描くのか、ワクワクします。



以上、ベストトラック&漫画でした。

トラックの次点としては

Pet Shop Boys - Shouting in the Evening
The Weeknd - Wanderlust
Disclosure - White Noise
tofubeats - Don't Stop The Music
さくら学院の楽曲全部



漫画の次点は

横山裕一 / 世界地図の間
大石まさる / カラメルキッチュ遊撃隊
岡仁志太郎 / ヒガンバナの女王
田中相 / 千年万年りんごの子
浅岡キョウジ / 變愛























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2013年12月15日

宇宙の裏側で

自分は井上雄彦の「リアル」を一冊も持ってなかったし
ほとんど読んだこともないけど、13巻だけ買ってしまった。



なぜか一巻まるっとプロレスの話なのだ。
すんごく面白い。
読み物として。

井上雄彦がプロレスを描くとこうなるのか、と。

「プロレス」というものがどういうものなのか、
これを読むとだいたい解るんじゃないかと思うほどだ。

インディー団体の話なのかな?
ちょっと理想的すぎるとは思う。

今の新日とかだったらこんな後楽園になるのかな。

新日なんて15年くらい生で観てないから判らんし、
やっぱり自分は白鳥に葛西純を重ねてしまう。
ぶっちゃけ、状態的にはいつこうなってもおかしくは
ないんだろうな。

理想論だろうがなんだろうが、葛西がプロレスやるときは
こういう会場にしてあげたいもんだと思う。

最後の方で松坂が「まだプロレスラーだろ?」
と問いかけて、白鳥が立とうとする。

そして「どてっ」ってなる。

この「どてっ」がいかにも井上雄彦で何回読んでも
泣きそうになってしまう。

こういうかわいらしさみたいなものがヒールにはやっぱり必要で、
そういうところもやっぱりなんか葛西っぽいなと思ってしまったり。



同じくらいのタイミングで猿渡哲也もプロレス漫画をリリース
してて、こっちもまたたまらない出来だ。




「リアル」に比べてグッと浪花節というかインディー臭いというか。

原作が狩撫麻礼なんじゃないかと思うくらいロックンロールマインド
に染み渡る内容になってる。

ぶっちゃけストーリーは「1・2の三四郎2」まんまだけど、猿渡印の
筋肉描写とかだけでもギンギンに燃えるから特に問題なし。

NERI


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